どうも、くるすぺです。
先日、野尻湖オフ第一弾記事としてゴルフ R ヴァリアント助手席試乗レポートをお届けしましたが、
第二弾記事はお馴染みWONDERFUL CAR LIFEを運営されているUUさんのN-ONE RS試乗レポートをお届けします!
くるすぺさんに是非乗ってもらいたいとありがたいお言葉を頂き、2.5hほどかかる旅路をN-ONEで運転してきてくださいました。感謝感激です!
私自身、妻の車として2代目N-BOXを所有しています。これが凄まじく良い車でして、N-BOXから買い替えたいと思う車が中々出てこないのが困りごとでした笑
そんな中で夫婦共々興味を抱いているのがN-ONEであります。
UUさんの愛車N-ONE RSは新型モデルではなく先代モデルですが、先代モデルだからこその味、というものも自分なりに見つけられた気がします。端的に言えばかなり楽しかった!
ということで、UUさんご自慢のN-ONE RS試乗レポート(忖度無しw)の始まり始まり〜。
コラボ履歴
・スバル レヴォーグ(UUさん)
・アバルト 595コンペティツィオーネ(タカヒロさん)
・プジョー 3008(UUさん)
・プジョー 308SW(まこまちさん)
・VW ゴルフRヴァリアント(でぃーたさん)
・ホンダ N-ONE RS(UUさん)★本記事
・VW パサートオールトラック(10maxさん)
・フォード フィエスタ(tet氏さん)
先代N-ONE RSに初試乗!
先代ならではの丸み感
まずはエクステリアの感想なんですが、先代N-ONE RSを直近で見る機会は初めてでした。
まずやっぱり思ったのが、新型N-ONEと比べてヘッドライト周りが丸みを帯びていて、先代の方が小動物感強いなーと言うこと。
「ここの丸み感が良いっすよね〜」
なんてことを言ったときに、UUさんが「そう!そう!」と強くリアクションしてくれたので、なんだか嬉しかったですw
偶然にもちょうど同じような角度で新旧撮影してましたので、並べてみましょう。
こうやって並べてみると結構違うものでしょう?
どっちが好きかと問われると個人的にはかなり苦しいんですが、このデザインコンセプトを2012年時点で確立し、それが2021年現在も色褪せていないことに賞賛を送りたいです。
こういう車って日本車だとほとんど無いですよね。
MINIやビートルのような存在になってくれると嬉しいな〜。そういう意味でもひとまず2020年に新型が出てくれたことはめちゃくちゃ嬉しかったです!
ちなみにこのナンバープレートカバーはUUさんお手製です。
めちゃくちゃ気配りしてくれるのでついつい甘えてしまいますw
調べたところによると、ホンダも最初はN-ONEの外観めちゃくちゃ変える気でいたけど、先代を超えるデザインを生み出すことができなかった、という背景があるらしい。
それほど初期型のデザイン完成度が高かったということだと思います!
地を這う感覚が非常に強い
それでは”走り”という部分はどうでしょうか。いろいろな車を経験している車好きでも楽しめる車なのでしょうか。
……
走り出してすぐ、「これは思ってた以上に面白いかもしれない…」という感覚に浸りました。
なぜ?
路面からの距離感が妙に近く感じるんです。
シャシーが路面のすぐ上を通り過ぎていく感覚。実際の最低地上高よりも更に低いところを走っているような、まさに地を這っているようなロードインフォーメーション。
これはロードノイズが大きいとか振動がすぐ近くで伝わるとか、そういうネガティブなことを言ってるのではありません。
ロードノイズは想像以上に上手く抑えられてました。我が家の2代目N-BOXと比べても遜色ないレベルだったので結構びっくりです。
じゃあ、なんでこんなに地を這うようなフィーリングに感じるのか?
分かりません!!!
と言うのは2割冗談で8割本気ですw すごい不思議なフィーリングなんですよね。
一つ思ったのは、N-ONE RSが履いている15インチタイヤとの相性がすごく良いんじゃないか?ということ。
後々確認してみると、BRIDGESTONE B250というタイヤを履いてました。
多分、ごく一般的な普通のタイヤだと思うんですが、いい意味で”柔らかさ”を感じるんです。
今だと、こういう軽自動車は転がり抵抗が少ないエコタイヤを履いてることがほとんどだと思うんですが、それにはないネットリした粘り感があるように感じたんですよね。
タイヤが路面をしっかり掴んでいる感と、RS専用にチューニングされたサスペンションが上手く調和して、独特な地を這うフィーリングが生み出されている、なんてなんの根拠もない妄想をしてしまいました笑 多分適当なので当てにしないでくださいw
それはそうと、この癖になるフィーリングは出そうと思って出せるものではない感じがします。
新型N-ONEの乗り心地も相当良く仕上がっているようですが、先代N-ONE RSでしか出せない乗り味の「濃さ」というものはあるんじゃないだろうか。
というか、乗り心地も全然悪くないんです。
確かに脚のセッティングは硬めに仕上げられてるなーと感じますが、その分タイヤが上手く吸収してくれている感じで、嫌なゴツゴツ感やハネ感をほとんど感じる場面がありませんでした。
もっとダイレクトにコツコツ感を感じるのかなと想像してたんですけど、RSに抱く印象ガラッと変わりましたね〜。なんだかModulo X感みたいなのも感じる乗り味でした。
いや〜この熟成された乗り味は中々手放せないですな〜w
座面が下がれば更に化けそう
強いて要望を言うとしたら、これ。
「シートをもっと下げられるようにしてほしい!」
先ほど、「地を這う」感覚があると話しましたが、シート位置がもう少し低くなれば更にその感覚を濃く味わえるんじゃないかなあと、少し勿体なく感じる部分です。
N-ONEに座らせていただいてまず感じたのが、「思ってたよりも視点高いな」というものでした。
あれ、UUさんこんな高くして運転してんのか?と思って聞いてみたんですが、「これで一番下なんですよ〜」と言う回答。UUさんも、もう少し低くなったら面白そうなんだけどなーと仰ってました。すごい分かる。
視点が高いのは見晴らしが良くてかなり運転しやすいんですが、N-ONE RSには別のものを求めたくなっちゃうんですよね。
シートを一番下にしても170cmほどの私が座ってボンネットは丸見えの視界感。まだまだ下げても視界悪化には繋がらないレベルなのでもどかしいんです笑
男性が運転することを考えると、限界点はもう少し低くても良かったんじゃないかなあ。新型N-ONEも多分この辺りは変わってないでしょうが、試乗させていただく機会があれば十分にチェックしたいと思います。
あとはテレスコピック機構が備わっていない点。
軽なら付いてないのが当たり前なんですが、もはやN-ONE RSは軽の領域を超えているので、見る目が厳しくなってしまいます笑
男が乗るとなると、足元のスペースを多少窮屈になる形でシートを前に出しても、ステアリングの位置が結構遠くに感じてしまいます。これは我が家のN-BOXでも同じですが。
そしてこのテレスコピック、新型N-ONEにも採用されていません。N-WGNは採用されているのに何故なんでしょうね。
テレスコが付いていれば、より自然な姿勢で運転できて長距離での疲れも出にくいでしょうし、ハンドリングもより自然に楽しめるんじゃないかなと感じました。
いや、シート位置が下がるだけでも、ステアリングとの距離感は良い感じになるかも!
……
というような要望までもしてしまいたくなるくらい、N-ONEの走りは魅力的なのですよ。
シート10cm下がったら間違いなく更に化ける!期待しちゃう!w
重厚感すら感じるハンドリング
ステアリングは軽自動車とは思えないどっしり感がありました!
ステアリングを切り始める際に感じる反力感は、明らかに我が家のN-BOXよりも強めのフィーリングが出てます。
実はこれ、代車で先代N-BOXに乗ったときも強く感じたんですよね。新世代と旧世代で最も違いを感じる部分はステアリングフィールかなとも思ってるくらい結構違います。
N-ONE RSのステアフィールは先代N-BOXで感じた時よりも更に濃く、スポーツモデルらしいどっしり感をより感じることができました。
滑らかなステアフィールは新世代の方な気がするけど、クイっと遊び心があるハンドリングができるのは旧世代の方なんじゃないかな、とか思ったり。
中立付近でのずっしり感が強いので真っ直ぐ走る上でも楽なステアリングなんですよね〜。
また、コーナリングでのポテンシャルは、N-BOXとはちょっと格が違う感じを見せつけられました。
RS専用にチューニングされた引き締まった脚は、極力ロールを抑えてコーナリングをこなすタイプ。ここでもタイヤの粘り感が良い仕事をしてた感ありました。
軽自動車ということでトレッド幅が確保できない制約がある中で、これだけ安心感あるコーナリングをこなせるというのはスゴイ。
強いて言えばもう少しリアのロール出して曲がりたい。
……
どんどん要望が贅沢になってくる!!!w
もはや軽自動車に求めるレベルではなくなっているのは自覚していますが、そうであることを忘れてしまう車なのです。
やっぱりターボっていいね
実は軽自動車のターボエンジンを体験するのも初めてのことでした。
今までホンダ、スズキ、ダイハツのNAエンジンは体験していましたが、ホンダはNAでも十分イケるなというのが個人的に抱いていた感想です。
しかし、今回N-ONE RSのターボエンジンを体験させてもらって、やっぱりターボの方が更に楽しめるなあとヒシヒシと感じました。
最高出力的にはそんなに変わらないんですが、低回転域でのトルクの太さが全然違います。3000回転付近でも十分楽しめる加速をもたらしてくれました。
妻の使い方的にはNAで十分なんですが、次の車はなんとか言いくるめてターボを推そう!
なんてことを密かに思いながら、N-ONE RSを存分に楽しませていただきました。
次回はパサートオールトラックの試乗レポート
いや〜本当に予想以上に楽しめる車でした。
女性にもヒットする可愛らしいエクステリアと、車好きでも納得できる運転の楽しさを兼ね備えるN-ONE。これは一家に一台必要ですな!
UUさんはいくつも試乗レポート書かれてますが、感じ方は私とよく似ているところがあると常々思ってます。そうなると必然的に愛車選びも被ってくる。はい、N-ONEが欲しいですw
くるすぺ家のN-ONE購入のための大きな壁は、スライドドアを経験してしまったこと。さて、この壁を崩すことはできるのでしょうか。
そして、野尻湖オフラストを飾るのは、10maxさんのパサートオールトラック!!
本当に乗りたくて仕方なかった1台。(石川にはオールトラックが全然入ってこないんですよね。。)
10maxさんが愛車にパサートオールトラック(通称パサオ)を選ばれた時には痺れました。
コラボ履歴(濃い車ばっかりだなあw)
・スバル レヴォーグ(UUさん)
・アバルト 595コンペティツィオーネ(タカヒロさん)
・プジョー 3008(UUさん)
・プジョー 308SW(まこまちさん)
・VW ゴルフRヴァリアント(でぃーたさん)
・ホンダ N-ONE RS(UUさん)★本記事
・VW パサートオールトラック(10maxさん)
・フォード フィエスタ(tet氏さん)
N-ONE RS スペック
サイズ | 3,395 x 1,475 x 1,545 | |
---|---|---|
重量 | 860kg | |
パワートレイン | 0.66L直列3気筒ガソリンターボ / CVT | |
最高出力 | 64PS/6,000rpm | |
最大トルク | 104Nm/2,600rpm | |
燃料・燃費 | 23.6km/L(JC08)・レギュラー | |
駆動方式 | FF | |
サス(前) | マクファーソンストラット式 | |
サス(後) | トーションビーム式 | |
パワートレイン情報 | ||
ターボ | パワー | トルク |
E 42.7点 | D 56.5点 |
グレードが違うと感触が違うのだろうか?
下位グレードのものに乗って長距離移動などしましたが、直線安定性やペダルレイアウトなど・・・「走行に不安」と感じずにはいられなかったので。(所有しているコペンとの比較)
と、ワクワク感を感じられることはないであろうドライブポジションで、「楽しさ」を求める車ではなく「可愛さ」を求める車かなという印象・・・軽の走行性能の向上は各社頑張ってるので大差は感じるほどではないかなと。
しかし、近所の「お買い物車」としてなら運転しやすく必要十分とは思いました。