くるすぺ

試乗マニアによる「クルマでいこう」考察 <マツダ CX-3(2018)>

こんにちは、試乗マニアのくるすぺです。

みなさんは「クルマでいこう」という番組をご存知でしょうか。モータージャーナリストの岡崎五朗さんと藤島知子さんによる、新車のレビューを行うテレビ番組です。この番組大好きなんですよね。

この記事では、番組内での評論を、試乗マニアの私の意見を交えながら紹介していきたいと思います。

この記事で以下のようなことをお伝えできたらいいなあと思っております!

  • クルマでいこうの楽しさ
  • 紹介する車のいいところ、悪いところ
  • 車を選ぶ際に見ておくべきチェックポイント

ちなみに、固定観念を持たないで試乗記を書きたいので、試乗前には一切試乗レビュー動画や記事は見ていません。なので、素人意見とプロの意見のズレなんかもお楽しみいただけたらいいなと思います。

また、岡崎さんの写真は以下からお借りしています。

参照:http://pr.nikkei.com/ART/profile/okazaki.html

試乗マニアによる「クルマでいこう」考察 <マツダ CX-3(2018)>

今回は、大幅改良を受けたCX-3の紹介です!

何と言っても注目なのが、ディーゼルエンジンが従来の1.5Lから1.8Lに変更されたことですよね。

また、ビッグマイナーチェンジと言われるだけあって、エンジン以外にも走りに関する中身の改造も大幅に行われています。

自分も試乗済みで試乗記も書いていますので、こちらも是非ご覧になってください。

新型CX-3(1.8Lディーゼル)の試乗記を見る

また、公式アカウントによる番組のYoutube動画はこちら。ぜひともこちらの動画をご覧になってください。

試乗車の基本スペック

番組内で試乗したのは「XD L Package 2WD」というグレードです。撮影したものとは別の車に試乗されたようですね。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

新型CX-3の高速走行性能

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

岡崎五朗さん
1.8Lになったディーゼルだが、劇的に力強くなったかと言うとそうではない。排ガスのクリーン化が一番の目的で、動力性能に関しては微増と言ったところ。

岡崎五朗さん
アクセルに対する追従性は、非常によくなっている。

私自身、マイチェン前の1.5Lディーゼルモデルに試乗したことはないのですが、1.8Lはめちゃくちゃ力強い走りをするかと言われると、確かにそうではないですね。

ただ、低速からのトルクの出方はスムーズで厚くて、気持ちよく加速してくれる感じはありました。

車重が軽い分、2.2Lディーゼルを積んでいるCX-5よりも、出だしは快適かもしれません。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

岡崎五朗さん
エンジンだけでなく足回りも全面改良が行われているが、高速の継ぎ目なんかを乗り越える時の振る舞いが、従来よりもドライで気持ちいいものになっている 。

岡崎五朗さん
振動の収まりが、従来はブルブルと言うものが残っていたのに対して、スッと一瞬で気持ちよく収まってくれる。

岡崎五朗さん
同じ入力でも、乗っている人が感じる乗り心地は相当よくなっている 。

乗り心地のよさというところに関しては同感です。

以前までは、結構乗り心地に難があるようなことを言われていたようでしたが、そんなことを知らずに試乗した感じでは、なかなか乗り心地が気持ちいい車だなという印象でした。

私の試乗記では、以下のような感じで乗り心地のよさを表現しています。

どっしりした感触があり、段差なんかはガツンという感じではなく、ストン、ストンと最小限でいなしてくれるような感じで、気持ちよく走れます。

引用:https://tmhshiroto.com/drive_cx3_xd_2018/

 

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

岡崎五朗さん
念願のアームレストがCX-3にも着いた。欲を言えばもうちょっと高い位置、もうちょっと前に来て欲しいなとは思うが、長距離ドライブの快適性を上げるポイントになっている。

アームレスト付いてなかったんですね。

確かに長距離ドライブの際には、肘掛があると楽ですよね。マイナーチェンジでこんなところまで改良してくるというのは素晴らしいですね。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

岡崎五朗さん
ビックリしたのは静粛性。従来はざらついた路面を走っていると、相当「ゴーーー」と言ったノイズが耳についていたが、新型になってあれって思うくらい静かになっている。

岡崎五朗さん
例えば、ドアのパネルをほんの少しだけ厚くしてみたり、本来マイチェンではやらないようなことを、いろんな部分でやってきている。

岡崎五朗さん
こういう開発姿勢がマツダらしいところであり、今のマツダが持っている車に対するこだわりとか情熱とかをすごく強く感じる。

ドアパネルのほんの少しの改良が、高い静粛性を生んでいるんですね。こういった細かいところまで拘って作る姿勢は、マツダらしいなと思います。

確かにロードノイズはかなり抑えられているなという印象で、18インチの扁平率が低いタイヤを履いている感じは全くありませんでした。

新型ステップワゴンスパーダハイブリッドの一般道走行性能

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

岡崎五朗さん
路面結構荒れたところ走ってても、高速で感じたのと同じように、ドライで気持ちいい乗り心地になっている。減衰がいいっていうのは、すごく気持ちよさにつながるんだなということを改めて感じた。

自分も試乗の際は街乗りでしたが、同じような感想を抱きました。

硬めな足回りでも、しっかりとしたサスペンションチューニングがされていれば、心地よくて気持ちいい乗り心地になるんですよね。新型CX-3はこのあたりのバランスがなかなか素晴らしいと思います。

乗り心地がいい車に乗ると、自分は段差を積極的に乗り越えて走りたくなります。すとんすとんって感じが病みつきになるんですよね。

岡崎五朗さん
低速域ではディーゼル特有のノイズが聞こえてくるが、耳障りではない。

ディーゼルエンジンノイズは、個人的には想像以上に大きかったですし、耳障りだなと感じる場面もありました。

このあたりは個人差もあると思いますが、CX-5なんかと比べるとノイズの少なさは歴然です。

ディーゼル音の感じを確かめる為にも、CX-3とCX-5は合わせて試乗するのがオススメですね。

岡崎五朗さん
Aピラーが傾斜してて太いので、右左折の際のAピラーによる死角はちょっと気になる。

デザイン面がやや視認性を犠牲にしている感じですかね。

ただ、今自分が乗っているプジョー5008も、結構Aピラーが太くて左前の死角が大きいので、CX-3に乗った時にはそこまで視界が悪いなという感触はありませんでした。

新型CX-3のロードインプレッションまとめ

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

岡崎五朗さん
CX-3に乗って感じたことは、やっぱり車っていうのは出したら出しっぱなしではなく、常に改良し続けていくことの大切さだった。

全くの同感ですね。

このCX-3は、2017年にもマイナーチェンジが行われたばかりなんですよね。

最近のマツダは、本当に自信を持って提供できる車だけをラインナップしていて、数は少ないけれどそれぞれの車の質は毎年アップデートされていっている感じがします。

いつ、どんな車でも買い時にできている感じは素晴らしいなと思います。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

また、カタログ燃費(WLTC)20.0km/Lに対して実燃費は21.3km/Lとなっていました。

いつもとは違う試乗コースとは言え、素晴らしい燃費ですね。この実燃費の向上は、1.8Lにしたことによる賜物ではないかと思います。

新型CX-3のユーティリティチェック

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

お世辞にも広いとは言えない後列ですが、藤トモさんのチェックでは結構余裕があるようです。

 

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

後席にもアームレストがついてるのは嬉しいですね。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

ラゲッジスペースもそんな広くはないですが、普段使いには十分といった感じです。

開発者インタビュー

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

開発者の冨山さんとの対談。CX-3でなんと3回目の出演だそうです。

岡崎五朗さん
今回のマイナーチェンジの一番のポイントはディーゼルが1.8Lになったことだと思うが、その狙いはどこにある?

冨山さん
実用燃費が重要だと思っている。それと、クリーンエンジンにしていくということを狙いにして排気量をアップした。適切な排気量で燃焼させてあげる、そういうことでミッションも綺麗になるし燃費も良くなる。

実用燃費、実用する上での環境に気をかけているということで、これはユーザーにとってはとても素晴らしい点じゃないかなと思います。

実際、この試乗内でも21.2km/Lという素晴らしい燃費が出ていました。

岡崎五朗さん
乗り心地が柔らかくなった訳じゃないけどかなり良くなったと感じたが、その辺りはどうか?

冨山さん
次世代の商品に向けて、次世代車両向構造技術「SKYACTIVVEHICLE ARCHITECTURE」の考えを、可能な限りCX-3にも取り入れた。タイヤ、サス、ボディ、シート、地面から乗員に伝わるまでの経路をどういう風に最適化していくか。そういったところを考えて技術を作っている結果だと思う。

岡崎五朗さん
静粛性、特にロードノイズもかなり静かになったように感じた。ボディのパネルに0.05mm増強したということも資料で見たが、0.05mmで変わるものなのか?

冨山さん
遮音性という面ではものすごい違いがある。エンジニアリングから提案を受けた時、悩んだが、彼らのこの車をもっと上質にしたいという情熱を受けて思い切って採用した。

こういった開発姿勢も素晴らしいですね。

私も本業ではシステム開発に携わっているのですが、ありがちなのが企画側と開発者で完全に分離しちゃうこと。

企画が最初に言ったことが絶対で、開発者は企画の要求に従ってただただ作るということが多い気がします。

ただ、この話を聞く限り、開発側でここをこうしたほうがいいという意見交換が盛んに出ていて、それを企画側にしっかりフィードバックし、結果採用されたということで、ただ言われた通りに物作りをしているわけではないということが強く伺えます。

個人的主観で物を言いますが、こういうことができる会社が今後伸びていくと思います。(上から目線だな)

とにかく非常に貴重な話が聞けました。ありがたいです。

岡崎五朗さん
ちょっと顔変わるとか、そういうのが今までのマイナーチェンジだったと思うが、マツダの場合は中身まで相当メスを入れてくる。これはどういう考えか?

冨山さん
車という商品は、登場してから時間が経つにつれて商品力は相対的に落ちていく。その状態でお客様に提供するのではなく、常に最新最高の技術、デザインをお客様に提供する。それをマツダができるのは、一括企画モノづくり革新という形で車作りを行なっているから。特定の車のために技術を作るのではなく、全てのカーラインナップに適用できるように技術を準備しているので、時間とともに新しい技術がREADY GOになっていく。

マツダは、常にどのカーラインナップも魅力ある状態に保てている気がしますね。

最近はグローバルプラットフォームなんて言葉をよく聞きますが、どんな車にも適用できる技術をプラットフォーム化して流用できるようにしておくことは、モノづくりにとっては非常に重要です。簡単なように思えますが、実際に開発していく上では意外と難しいもの。目の前の商品の納期を守るために、どうしても共通化とかが疎かになってしまうんです。

こういうところもうまく出来ているようなので、マツダっていう会社はこれからも伸びていくんだろうなあと、ヒシヒシと感じました。(上から目線②)

新型CX-3の評価

参照:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

Good Point

  • 静粛性&乗り心地の大幅UP!(五朗さん)

デビュー直後は、タイヤポンポン跳ねるなとか、ロードノイズうるさいなとかそういう印象を受けていたが、商品改良のたびにちょっとづつよくなって来ていた。

今回はそれが2レベルくらいガーンと上がった感じ。

心臓部まで手を施したことだけはあるなと、本当に感心した。

  • より一層洗練された外観、快適性の向上(藤トモさん)

今回の改良で初めて、フロントグリルなど外観のところもお化粧直しが入った。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

前のモデルに乗ったことがない自分にとっては、乗り心地が悪いCX-3というのは全く想像がつきません。それほど新型CX-3はしっかりと作られています。

Bad Point

  • 新鮮味のないインフォテインメント(五朗さん)

ハードウェアの部分は相当よくなってきている。

モニターのサイズとか解像度とか中の機能とか、ライバルたちは相当いいものを出してきている。

その辺りも今後アップデートの対象にして欲しい。

  • ガソリンエンジン x 6AT 軽快さを活かした仕様が欲しい(藤トモさん)

2Lのガソリンエンジンも改良されているが、6ATだとガソリンエンジンならではの軽快さを感じにくい気がした。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=9g0BOfaoSGk

個人的にマツコネの考え方は好きなんですが、いかんせんソフトウェアの評判があまりよろしくないですよね。

今後IoTなんかも入ってくる時代になると思いますので、しっかりとこう言ったところのソフトウェアの品質向上も重要課題になってくるのではないかと思います。ユーザーは案外こういったところで信頼性を計ったりしますからね。

 

2Lガソリンモデルは、正直ディーゼルよりも気になっているモデルなので、「6ATはどうなの?」という意見は興味津々です。

CVTの方がいいよという意見なのかな?具体的な代替案も聞いてみたかったです。

最後に

クルマでいこうの考察いかがでしたでしょうか。まだ動画を見ていない方は是非見てみてください!そして、毎週の楽しみにしてくれたら私も嬉しいです!

そして、私もCX-3の試乗レビュー記事も書いていますので、そちらも合わせて読んでもらえると嬉しいです!

 

新型CX-3(1.8Lディーゼル)のマニア試乗記を見る

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