今回は、マイナーチェンジで追加されたパワートレインである、2.0Lターボエンジン搭載の新型ハリアーに試乗してきました。素人の私ですが、恐縮ながらレビューをさせていただこうと思います。
グレードは最上級のPROGRESSグレードに乗らせていただきました。グレードによる違いは内装の高級感がメインですね。ターボモデルは他のモデルと外観が多少異なりスポーティな印象になっているのも特徴です。
価格も燃費も優しいものではないですが、個人的にはハリアーを買うならターボモデルをお勧めしたいですね。マツダCX-5もとんでもないトルク性能を持っていますが、パワートルク共に高次元にあるのはハリアーターボモデルです。ハイブリッドモデルやNAモデルももちろんありますが、性能は段違いで、全く別の車といっても過言ではないです。
また、このターボエンジンは、新型アルファード、ヴェルファイアに搭載されるのではないかと予想されています。トヨタらしくない素晴らしいエンジンなので是非とも搭載していただきたいです。このエンジンだけでとても魅力のある車に変わりますね。
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試乗レビューに関しては、勝手ながら下記観点で採点もさせていただこうと思います。
- 外観(いい外観だなと思えるかどうか)
- 内装(品があるか、高級感があるか、かっこいいか、ごちゃごちゃしてないか、など)
- 過ごしやすさ(主に2列目の居住空間と座り心地)
- 静粛性、快適性(エンジン音、ロードノイズ、振動、風切り音など)
- ハンドリング、コーナリング
- 視界
- 力強さ(発進時加速、高速運行時の余裕など)
- 運転の楽しさ(総合して個人的主観で)
トヨタ 新型ハリアー(2.0LターボFF)試乗レビュー[素人] 抜群の動力性能!日本で一番楽しいSUV!?
冒頭でも述べましたが、ハリアーには3つのパワートレインが用意されています。今回試乗した2.0Lターボエンジンの他に、2.0LNAエンジン、2.5Lハイブリッドの2つが用意されています。スペック的に2.0LNAエンジンはお勧めできないですね。どうしてもハリアーの外観が好きだから乗りたいという人なら分かりますが、動力性能には全く期待しない方が良いでしょう。ハイブリッドモデルは燃費と動力性能のバランスは非常に良いですね。ハイブリッド特有の低速トルクも中々ありますし、こちらはお勧めできるかなと。(乗ったことないですが)
今回乗ったターボモデルですが、価格は338〜405万円で、燃費はFFで13.0km/lとなっています。決して安い車でもなく、ハイオクガソリンでこの燃費なので維持費もかかる車ですが、このスペックでこの価格は中々お買い得だと思いますよ。
スペック的には、最高出力が231PS、最大トルクが35.7kgf・mと、かなりの高性能です。重量を考慮したウェイトレシオを本ブログの独自の採点方式で採点すると、下記のような点数になります。
この点数はとんでもない点数です。他のSUVと比べると頭一つ抜けてますね。このスペック通りの走りを提供してくれるのか楽しみなところです。
ハリアーターボモデルの外観をチェック
普通にかっこいいです。ターボモデルはよりスポーティな外観となっています。エンブレム周りの質感や、ナンバープレート周りの形状がメッシュになっていたりと、外観でもうまく差別化できています。また、今流行りのシーケンシャルウィンカーを採用しているのもひとつポイントですね。個人的にはシーケンシャルウィンカーがすごく良いとは思っていないですが、プレミアム感は醸し出してくれます。強いて言えば、ボディラインがのっぺりしている感じがするので、このあたりデザイン性を持たせたボディラインがあると、よりインパクトがある車になるかなと思いました。
ハリアーターボモデルの内装をチェック
かなり質感高いなという印象です。上品なラグジュアリーSUVらしい、良い品質ですね。また、ターボモデルは赤スティッチがさりげなく入っているところも、スポーティさを醸し出しながら上品さを保っている感じのバランスが素晴らしいと思います。
シートの座り心地もさすがといったところ。文句ないですね。2列目も質感高いですし、スペースも十分です。あと、車長が結構あるので、ラゲッジスペースがかなり広く取れるところもポイントですね。
マイナーチェンジ予想時は、7人乗りモデルが追加されるんじゃないかという噂があったようですが、7人乗りあったら結構売れるんじゃないかなと思います。個人的にはもし7人乗りモデルがあったとしたら、ハリアーターボモデルは購入したい車の上位に来たんじゃないかなと思ってます。ちなみに私が購入しようとしているのは、プジョーの7人乗りSUVである新型5008です。
ハリアーターボモデルの走行静粛性・快適性をチェック
まず静粛性のチェックですが、一番初めに感じたのはロードノイズがかなりうまく抑えられているなというところです。スポーティなモデルなのに、タイヤノイズは室内に全然入ってこないです。エンジン音は、スポーティモデルだけあって結構音はしますが、嫌なエンジン音ではないです。フィーリングも良いですね。スポーツモードに設定して走ることもできるのですが、1Lくらい排気量が上がった感じを体感でき、高揚感も高まります。
快適性に関してですが、やや硬めの乗り味かなとは思いますが、思っていたよりはマイルドです。突き上げ感もほとんど感じませんでした。スポーティながら優雅に走ることもできる、バランスのいい車だなと感じています。
ハリアーのハンドリング・コーナリングをチェック
ハンドルは重くなく扱いやすいものになっています。本革ステアリングの質感も中々いいです。抜群に扱いやすいとまでは感じませんでしたが、悪い印象もありません。
コーナリングに関しても、中々安定しています。剛性感も高く、プラドに乗った時に感じたリアが振られる感覚もありませんでした。ターボモデル専用でシャシーとかダンパーとか採用してたりするんでしょうかね。こちらも抜群とまでは感じませんでしたが、中々楽しく曲がれます。
ハリアーターボモデルの視界をチェック
シートポジションも高く、車高も高いので、広く見渡せて視界はいいです。ここが見づらいなとかいうところは特にありません。強いて言うなら、車幅感覚が少々掴みにくいかなと思いました。結構滑らかなボディラインなので、その分掴みづらいなと思うのかもしれません。まあ、車幅感覚に関しては慣れれば何の問題もないでしょう。
ハリアーターボモデルの力強さをチェック
冒頭で、スペック採点点数を紹介していますが、性能的にはとんでもないものになっています。実際の走りもその通りのものになっていました。
まずトルク感ですが、ターボ特有の低速からのトルクが非常に太く感じられます。発進時のストレスは0ですね。車両の重さは全く感じさせません。
パワーについても、かなり余裕があるなと感じます。高速走行からの加速も余裕を持って加速できる印象です。また、スポーツモードに設定した時の走り味は癖になりますね。レスポンスが非常によくなるなと言うのと、6速ATとの組み合わせもいいです。買ったとしたら結構スポーツモードにして走ってしまうだろうなと思います。
走り味も上品でかつ力強いバランスの高いものになっていました。悪いところが中々見つからない車ですね。
ハリアーターボモデルは運転が楽しい車?
少なくとも今回乗らせていただいたターボモデルは、日本車では飛び抜けて楽しいSUVだと思います。剛性の高さと乗り味の硬さのバランスが非常によく、スポーティかつエレガントな走りを楽しめる1台になっているかなと思います。また、スポーツモードを選択して走れるところもGoodポイントです。スポーツモードではステアリングの反応も上がるので、曲がる楽しさもスポーツモードでは十分に味わえます。ワインディングに乗りたくなるような、そんなSUVです。日本車SUVの中ではトップクラスの楽しさを提供してくれる1台となっています。
まとめ
試乗レビューいかがでしたでしょうか。少しでも参考にしていただければ幸いです。ハリアーの購入を検討されている方は、一度ターボモデルの試乗をしてみることを強くお勧めします。価格や燃費はネックなところですが、この走りは他のSUVでは中々味わえませんよ。対抗できるのはCX-5くらいじゃないでしょうかね。
また、7人乗りモデルが欲しいですね。現状、トヨタの7人乗りSUVは現状ランクルとプラドのみですが、少々狭くてもいいので、ハリアーが家族の車として選べるようになると、中々楽しめるんじゃないかなと思います。
今後、様々な車の試乗をしていきたいと思っていますので、こういう観点でレビューしてほしいとか、この車に乗ってみてほしいという要望があれば、是非ツイッターやコメントなどで言っていただければと思います。今後ともよろしくお願いします!
その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!
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