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【試乗+採点評価】ステップワゴンスパーダ ハイブリッド G・EX / HONDA「渋滞追従ACCも体験!」

今回は発売されたばかりの新型ステップワゴンスパーダハイブリッドに試乗してきましたので、レビュー記事を書いていきたいと思います。待望のハイブリッドモデルで、売り上げでは大きく離されているヴォクシーやセレナに迫れるものになっているのか楽しみなところです。

今回乗ってきたグレードはG・EXというグレードで最上級のグレードになります。走行性能に影響があるところだと、G・EXグレードだけ「パフォーマンスダンパー」が採用されています。このパフォーマンスダンパーはホンダのミニバンとしては初めて採用されたものになっていて、最上級ミニバンであるオデッセイにも採用されていない装備となっています。このパフォーマンスダンパーがどのような走り味を提供してくれるのか楽しみです。

ステップワゴンに関する関連記事もよかったらご覧になってみてください。

関連記事:新型ステップワゴンマイナーチェンジ情報をまとめました

試乗レビューに関しては、勝手ながら下記観点で採点もさせていただこうと思います。

  • 外観(いい外観だなと思えるかどうか)
  • 内装(品があるか、高級感があるか、かっこいいか、ごちゃごちゃしてないか、など)
  • 過ごしやすさ(主に2列目の居住空間と座り心地)
  • 静粛性、快適性(エンジン音、ロードノイズ、振動、風切り音など)
  • ハンドリング、コーナリング
  • 視界
  • 力強さ(発進時加速、高速運行時の余裕など)
  • 運転の楽しさ(総合して個人的主観で)

ホンダ 新型ステップワゴンスパーダハイブリッド(G・EX)試乗しました! 渋滞追従ACCも体験!

ステップワゴンはいわゆる中型ミニバンに位置する車です。ミニバンの中でも一番扱い易く売れ行きがいいジャンルですね。ライバル車としてはトヨタのヴォクシー、ノア、エスクァイア3兄弟と、日産のセレナが挙げられます。ただ、現状売り上げはライバル社に大きく引き離されている状態ですね。そこで今回ビッグマイナーチェンジを迎え、大幅なエクステリア変更とハイブリッドモデルの追加、そして、渋滞追従機能つきACCを備えたHonda SENSINGを全車標準装備化させてきました。

ただ、上記の変更は全てステップワゴンスパーダのみに当てはまるもので、ステップワゴンは従来のエクステリアのままでハイブリッドモデルの追加もありません。Honda SENSINGは標準装備となりますが、渋滞追従機能つきACCはハイブリッドモデル専用となります。

パワートレインとしては今回試乗させていただいたハイブリッドモデル以外に1.5Lターボモデルがあります。ただ、動力性能や燃費性能を考えると、ハイブリッドモデルがかなり魅力的で、個人的にはハイブリッドをオススメしたいです。i-MMDというハイブリッドシステムを採用しており、これはなんとオデッセイやアコードといった上級車に採用されているシステムと同じものになっています。

グレード的には、今回試乗した最上級グレードであるG・ EXグレードと、Bグレード、Gグレードの3種類があります。BとGの違いはフォグライトの有無、本革ステアリングかどうかで、価格差は5万しかないので、Bを選ぶ人は少ないんじゃないかなと思います。G・EXグレードになると、シート等の内装面が充実化するのに加え、今回の目玉であるパフォーマンスダンパーが装備されます。価格はBが330万、Gが335万、G・EXが356万円となっています。

ステップワゴンスパーダの外観をチェック

フロントマスクはだいぶかっこよくなったんじゃないでしょうか。リアは相変わらずうーんといったところ。投稿した動画のコメントにもありましたが、ノアに似てますね。ただぐりるの分、ステップワゴンスパーダの方が力強い印象があるかなと思います。グリルも好みを分けそうですね。あまりギラギラした感じが好まない方も結構多いようですので。ただ、前の顔よりは大分今時の顔になって、個人的には結構かっこいいんじゃないかなと思います。

68
外観

ステップワゴンスパーダの内装・過ごしやすさをチェック

まずは抜群の室内空間の広さが目立ちます。ミニバンでは最も広い車の一つです。2列目も3列目も非常に快適に過ごせるようになっていますね。G・EXグレードはコンビシートだったのですが、質感もなかなか高かったです。また、運転席メーターが新型N-BOXのようにハンドル上部から見るような形式になっていて、視線移動が少なくメーター類を確認できるのもGoodポイントですね。ナビは最大で9インチが入るようです。

内装の紹介は動画の1:03頃からです。

68
内装
87
過ごしやすさ

ステップワゴンスパーダの走行静粛性・快適性をチェック

試乗の様子を動画に収めていますので、参考に見てみてください。

i-MMDハイブリッドは基本モーターのみで動きます。エンジンは発電補助のためだけに働くものになっていて、普段はモーターのみなので非常に静かです。この静かさはハイブリッドの中でもトップクラスなんじゃないかなと思います。

防音材の強化をしているようですが、ロードノイズは思ったよりは気になる感じでした。乗り味が想定の真反対で結構固めな乗り味になっていて、その分ロードノイズも結構ダイレクトに入ってきてしまうのかなと思っています。

乗り味が結構固めなこともあって、大きめの段差を乗り越えるとかなりリアへの突き上げが来ます。ここは結構残念なポイント。リアには奥さんや子供を乗せることが多いでしょうから、寝てたのに起こしてしまうなんてこともありそうなくらいガツンと来ます。これはパフォーマンスダンパーによって剛性が高まっていることによる影響かもしれませんね。一度パフォーマンスダンパーがないグレードにも乗って比べてみたいなと思いました。

82
静粛性
48
快適性

ステップワゴンスパーダのハンドリング・コーナリングをチェック

動画の方でもコメントしていますが、なかなかのコーナリングをしてくれます。スピードが出ていても揺り戻しが全然ない感じは、ミニバンに乗っている感覚ではないですね。もっと車高が低い車に乗っているような感覚で曲がれます。この点が一番よかったなと思った点です。

ハンドルは結構軽めで個人的には好きな感じです。軽すぎるということもなく、直進安定性も問題ないかと思います。ハンドルが軽くクイックな分、さらにコーナリングが好印象担っているかなと思います。

78
ハンドリング・コーナリング

ステップワゴンスパーダの視界をチェック

視界に関しては文句ありません。視線が非常に高い位置で、周りを見渡せます。これはミニバンならではですかね。

80
視界

ステップワゴンスパーダの力強さをチェック

さすがi-MMDといったところで、初速からかなり太いトルクを感じることができます。発進時加速はミニバンには十分すぎるくらいの性能になっています。この発進時加速のスムーズさは、同クラスのミニバンには勝ち目がないでしょう。

パワーも十分にありますが、アクセルを踏むとエンジンで発電しようとしてかなり回転数が上がる時があるのはちょっと違和感があり嫌な感じです。そこが気にならなければトルクパワー共に非常に高い性能を持ったミニバンです。

スペック比較で走行性能のランキングも行なっていますが、以下記事を見てわかる通り、かなりの好位置にランクインしています。

関連記事:本当に走りがいいミニバンランキング10

74
力強さ

ステップワゴンスパーダは運転が楽しい車?

ミニバンの中ではかなり楽しく運転ができる車と自信を持って言えます。パフォーマンスダンパーのおかげか、コーナリングが直感的で曲がるのがすごい楽しいのと、i-MMDの最高なトルクは、非常に快適です。また、エンジンフィーリングもそこまで回転が上がらなければ中々いいものになっていて、ちょっとエンジンを回して走るのも楽しくなるような感じです。やはり残念なところは、突き上げがでかすぎるところですね。もう少しいなしてくれるような乗り味だったら文句なしでした。

70
運転の楽しさ

まとめ

試乗レビューいかがでしたでしょうか。拙いところも多かったと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。おすすめとしては、パフォーマンスダンパーありとなしで乗り比べて見てからグレードを決めるということをして欲しいですね。自分もパフォーマンスダンパーなしには乗れてないですが、おそらく結構乗り味が違うんじゃないかと。シートや内装がいいからといってG・EXグレードを選ぶのだけはやめておいたほうがいいと思います。

今後、様々な車の試乗をしていきたいと思っていますので、こういう観点でレビューしてほしいとか、この車に乗ってみてほしいという要望があれば、是非ツイッターやコメントなどで言っていただければと思います。今後ともよろしくお願いします!

また、モータージャーナリスト岡崎五郎さんによるレビュー「クルマでいこう」の考察も行なっています。こちらも合わせてご覧ください。

ステップワゴンスパーダハイブリッドのクルマでいこう考察を見る

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね! カテゴリ「試乗レビュー」をチェック!

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