こんにちは、試乗マニアのくるすぺです。
みなさんは「クルマでいこう」という番組をご存知でしょうか。モータージャーナリストの岡崎五朗さんと藤島知子さんによる、新車のレビューを行うテレビ番組です。この番組大好きなんですよね。
この記事では、番組内での評論を、試乗マニアの私の意見を交えながら紹介していきたいと思います。
この記事で以下のようなことをお伝えできたらいいなあと思っております!
- クルマでいこうの楽しさ
- 紹介する車のいいところ、悪いところ
- 車を選ぶ際に見ておくべきチェックポイント
ちなみに、固定観念を持たないで試乗記を書きたいので、試乗前には一切試乗レビュー動画や記事は見ていません。なので、素人意見とプロの意見のズレなんかもお楽しみいただけたらいいなと思います。
また、岡崎さんの写真は以下からお借りしています。
参照:http://pr.nikkei.com/ART/profile/okazaki.html
試乗マニアによる「クルマでいこう」考察 <日産 セレナ e-POWER(2018)>
今回は、日産セレナe-POWERの紹介です!
今回の番組はいつも以上に面白い内容でした。特に開発者とのやり取りはそうだったのかと思わせられることばかりでしたよ。
セレナにもフルハイブリッドモデルが登場したことにより、トヨタのヴォクシー、ホンダのステップワゴンの御三家全てにフルハイブリッドが出揃った形になります。
セレナ e-POWERには試乗済みで試乗記も書いていますので、こちらも是非ご覧になってください。
追記:最大のライバルとなるステップワゴンスパーダハイブリッドのクルマでいこう考察を書きました。こちらも合わせてどうぞ。
ステップワゴンスパーダハイブリッドのクルマでいこう考察を見る
また、公式アカウントによる番組のYoutube動画はこちら。お時間あれば是非動画もご覧ください。
試乗車の基本スペック
番組内で試乗したのは「e-POWER ハイウェイスター V」というグレードです。e-POWERは全グレードでFF、7人乗りとなっています。
参照:https://www.youtube.com/watch?v=74m7sdoDz-M
新型セレナe-POWERの高速走行性能
加速性能に関しては、ミニバンとしては必要十分だなと私も感じました。やや中速域から高速域にかけた伸びが物足りないなと感じる場面もありましたが、停止状態からのスムーズな加速はe-POWERならではで新鮮です。
エンジンが稼動している状態、していない状態の違いがほとんど分からないほど、エンジン稼動時の音は気にならないものでしたね。
ステップワゴンスパーダハイブリッドだと、エンジン稼動時としていない時の音の差が大きく感じて、より電気自動車感を感じるものでしたが、e-POWERの方がエンジン車に近いフィーリングで乗ることができます。
最初にe-POWERはEVじゃなくてハイブリッドだよとの念押しもしていましたが、日産の過剰な広告に対しての警告でしょうか。
CMなどで自動運転と言っていますが、Honda SENSINGなどと変わらないあくまで運転支援機能です。他のメーカーのものとは大差はありません。この辺りは鵜呑みにしないように注意しましょうね。
新型セレナe-POWERのワインディング走行性能
なるほど。このようなことは試乗コースでは経験できませんでしたし、観点にもありませんでしたね。
キャンプなどガンガン山道いきたいという方にはちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれませんね。
荒れた路面での車体の揺れ、突き上げというのは、私も試乗の中で強く感じました。
荒れてない路面での乗り心地は案外悪くなかったのですが、しなやかさは足りないなという印象です。少し走りに安っぽさが出てしまってますね。
自分はワンペダル走行は全然うまくできなかったのですが、購入したユーザーの多くはワンペダルを使うみたいですね。
慣れるとかなり楽になるのでしょう。もちろんワンペダル走行にするかどうかはユーザーが選べますので、その辺りはご安心を。
新型セレナe-POWERのロードインプレッションまとめ
参照:https://www.youtube.com/watch?v=74m7sdoDz-M
ステップワゴンスパーダハイブリッドなんかと比べると車体価格は安いんですよね。
ただ、日産はオプション代が高いイメージがあるので、込み込みだとトントンくらいになるのかもしれません。この辺り、両方見積もりした方がいたら情報欲しいです。
また、カタログ燃費26.2km/Lに対して実燃費は13.7km/Lとなっていました。ワインディングや高速域では燃費を稼げないシステムになっているのでこんなものだと思います。
街乗りだったらもう少し稼げると思いますよ。実際試乗した際には19km/Lほど出てました。
新型セレナe-POWERのユーティリティチェック
今回は五朗さんがユーティリティチェックしてました。
まずは3列目シートへの乗り込み。五朗さんはちょっと引っかかり気味になりながら3列目へ乗り込んでました。お子さんなら余裕かと思います。
3列目の広さは、2列目を一番後ろにした状態で、膝前が拳1個、頭上も1.5個分ほどの余裕があります。3列目にもテーブルやUSBポートが付いてくるのは嬉しいところ。
2列目は、膝前5個、頭上3.5個分。驚異的な広さです。2列目はロングスライドができるので、合わせて膝前6個分のスペースを自由にレイアウトできます。かなり余裕がありますね。
ラゲッジルームですが、ガラスハッチを開けられるのが魅力的。
N-BOXに乗っていると、リアドアが長すぎて鬱陶しいことが多々あります。狭いスペースでも開けて便利そうです。
参照:https://www.youtube.com/watch?v=74m7sdoDz-M
開発者インタビュー
そうだったんですね!こういうことが聞けるのでクルマでいこう大好きなんですよ。
エクストレイルのハイブリッド車には乗ったことがないのですが、インパクト的にもe-POWERを採用してきたことは大正解だと思います。
ステップワゴンスパーダが驚きのi-MMDを採用してきてしまったので、ここで普通のハイブリッドを後出ししてもかなりインパクトが弱かったでしょうから。
燃費に関してライバル車を超えることは必ずやってくると思っていました。ここで勝てないとライバルに対するアドバンテージがなかなか取れませんからね。
ステップワゴンスパーダハイブリッドは25.0km/L。あまり変わりませんが、それでも上に立てたということに価値があると思います。
確かにステップワゴンのi-MMDと比べると、よりガソリン車に近い乗り味で、思ったよりも自然なフィーリングでした。この辺りバッテリー容量に関して妥協があったのかどうか本音を聞いてみたいところです。
また、セレナの現在の販売の4割をe-POWERが占めているようです。これは当然とも思いますし、個人的にもセレナを買うとしたら確実にe-POWERを選択すると思います。
新型セレナ e-POWERの評価
参照:https://www.youtube.com/watch?v=74m7sdoDz-M
Good Point
- トヨタともホンダとも異なるユニークなハイブリッド(五朗さん)
ノア、ヴォクシー、そしてステップワゴンとも異なる乗り味で、ユーザーにとっては選択肢が広がることはいいこと。
今はLEAFの1/20くらいのバッテリー容量しかないが、今後容量を増やせるともっとe-POWERの長所が増えて行くと思う。
- 積載性は犠牲にせず、ミニバンに+αの価値(藤トモさん)
引用:https://www.youtube.com/watch?v=YYmZ51TvL_E
各社からいろんな方式のハイブリッドが出ていて、ユーザーの好みに合わせて選べる状況はいい状況ですよね。
日本ならではの技術で、最先端の技術にファミリーカーでも触れられるというのは、世のお父さんにとっても嬉しいことだと思います。
Bad Point
- 煮詰めの甘いハイウェイスターのデザイン(岡崎さん)
立派なエアロがついていて外に張り出しているが、タイヤの位置は変わらないので、相対的にタイヤが引っ込んで見えて腰高感が出てきてしまっている。
- エンジンがかかるタイミングが素っ気ない(藤トモさん)
アクセルの踏み込みに対してあまり連動していない。冷蔵庫的な素っ気無さを感じる。うまいタイミングでエンジンがかかると嬉しいな。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=YYmZ51TvL_E
参照:https://www.youtube.com/watch?v=74m7sdoDz-M
確かにめっちゃ引っ込んで見えますね。
セレナには妙な腰高感を感じていましたが、こういう細かなところにも要因があったとは!さすが五朗さん、目の付け所が違いますね。
セレナのデザイン自体は割といいと思うので、もう少しエルグランドのようなローワイド感が出せると、さらに魅力的な車になると思います。
静粛性の高さには完全同意ですね。乗り味に関しては、自分が乗ったG・EXはめっちゃ角が尖ってた印象だったんですが、多人数乗車とかでまた感覚が変わってくるのかもしれません。
次はステップワゴンスパーダハイブリッドを特集しましょう!
最後に
クルマでいこうの考察いかがでしたでしょうか。まだ動画を見ていない方は是非見てみてください!そして、毎週の楽しみにしてくれたら私も嬉しいです!
そして、セレナ e-POWERの試乗レビュー記事も書いていますので、そちらも合わせて読んでもらえると嬉しいです!