どうも、自称試乗マニア、プジョー5008乗りのくるすぺです。
先日、ベルランゴ&リフターのエクステリアを紹介しましたが、今回は【内装・機能】編となります!
まだエクステリア編を見ていないという方は、先にエクステリア編を見てから本記事をご覧になることをオススメします!
ベルランゴとリフターのエクステリアを徹底比較
まずは運転席周り全貌から見ていきましょー。
運転席周り 〜ベルランゴ VS リフター〜
ベルランゴとリフター、共通な作りも多いのですが、運転席周りは細かい違いが結構あるんです。
両者共に言えることですが、8インチのディスプレイは先進感もしっかり感じられますし、シフトノブがなく、ダイアル式のシフトになっているというのが最も特徴的なところかなと思います。
この2枚の写真の比較だけでも、ベルランゴとリフターの以下7つの違いが見て取れます。追って詳しく見ていきましょう。
- メーター配置
- ステアリング
- センターコンソールの有無
- センターディスプレイデザイン
- シートデザイン
- アドバンスドグリップコントロールの有無
- 助手席側ダッシュボードデザイン
運転する上で一番違いを感じる部分はステアリングの部分でしょうね。
リフターはプジョー特有の小径ステアリングを採用し、メーターをステアリングの上から見る方式を取っています。
一方で、ベルランゴはステアリングの間から見る感じ。
それによってメーターの位置も大きく異なっていて、リフターは高い位置に配置されたことでセンターディスプレイとの高低差がほとんど無い形になってます。視線移動が少ないのはリフターの方でしょうね。
ベルランゴの方はしっかり撮影できてなくて申し訳ないです。
センターコンソールが有るか無いかでの印象が結構違いますよね。リフターの方はどっしりとしたセンターコンソールが用意されていて、分かりづらいですが開閉できる形式の収納ボックスも用意されています。
助手席側ダッシュボード
助手席側ダッシュボードに着目してみると、ベルランゴの方はホワイトレザー調のアクセントが入っていてポップな雰囲気にまとめられていますね。水色のステッチもシートカラーとマッチしていていい感じです。
後、分かりづらいですが、ベルランゴの方はなんか白いツブツブが散りばめられて、お高い石みたいな雰囲気インパネになってるんですよ。
リフターは限りなくシンプル、ベルランゴもシンプルだけど、ちょっとオシャレ感を強く出してる感じ。
機能的な面ではどちらも共通で、開け閉めしなくてもポイッてなんか置いておけるスペースが設けられてます。
うちの妻のN-BOXにもこういうスペースありますが、結構便利なんです。
グローブボックス的なところは、上をパカッと開けると現れます。
5008なんかは下が開く感じですが、めちゃくちゃ狭くて何も入らないんですよねw
これだけ広いスペースが使えるのは羨ましい限りですw
センターディスプレイ&エアコン操作
センターディスプレイの画面デザインは、それぞれのメーカーの色が出たデザインになってます。物理スイッチとかの配置は共通な感じですね。
そして、ベルランゴの方の画面には「パークアシスト」という文言が表示されています。これは、リフターには付いていないベルランゴ特有の機能で、ステアリング操作しなくても勝手に駐車スペースに綺麗に入れてくれるっていう機能ですね。正直要りません。
また、ベルランゴには、運転評価みたいな機能も付いているようでした。走り方をシステムが評価して、5つ星評価を出してくれる機能みたいです。リフターにあるか確認し忘れてしまったのですが、もしかしたらベルランゴだけの特有の機能かも?
少なくとも5008には付いていない機能です。
エアコンスイッチ周りはどちらも共通デザインでした。物理スイッチがある!!!w(最近のプジョーシトロエン車は、エアコン操作もディスプレイの中に集約されてしまって、物理スイッチでのエアコン操作ができないようになってました。)
これだけ細くデザインできるのであれば、物理スイッチを用意してくれた方が嬉しいなと個人的には思います。温度調整のスイッチの質感も結構良かったですし、数字の光り方なんかも好きです。
センターコンソール
センターコンソール自体がベルランゴにはないことを先ほど紹介しましたが、使える機能の部分でも違いがあります。
リフターにしかない機能として、以下2つが挙げられます。
- アドバンスドグリップコントロール
- ヒルディセントコントロール
これらは5008にも付いている機能で、写真で言うと左上の丸いダイアルが「アドバンスドグリップコントロール」の操作ダイアルで、その上の「ECO」ボタンの左側にあるのが「ヒルディセントコントロール」スイッチになります。
アドバンスドグリップコントロールでは、SAND、SNOWなどの走行モードを選択することができ、駆動方式がFFでありながら、4WDのような走破性を電子制御で実現してしまおうというシステムになってます。
正直使う場面はほとんどありません笑 雪降った時に一応SNOWにしておくくらいですね。
リフターは外観からもSUVテイストが強く出ていますが、機能的な部分でもSUV的な要素を出してベルランゴとの差別化を図っています。
共通で使える機能としては、「電子パーキングブレーキ」「マニュアルモード」「ECOモード」「ワイヤレスチャージャー」があります。
電子Pですが、オートブレーキホールドはもちろん付いてません。マニュアルモードはパドルシフトでのシフト操作になります。
写真が暗くて分かりづらいと思いますが、奥の方がスマホを置けるスペースになっていて、ここがワイヤレスチャージャーになってるみたいです。これは地味に嬉しい。うちの5008でも重宝してます。
先ほど書いた通り、ベルランゴにはコンソールボックスがなく、簡易的な小物入れみたいなのが下に配置されてるだけになってます。
ただ、バックなんかもここにすぽっと収められそうな感じでしたので、使い勝手はいいかも。
で、こっちがリフターのコンソールボックス。はい、ちゃんと写真撮れてなくてごめんなさい。
収納スペースは結構奥行きもありますし、いい感じでした。中には12Vのシガーソケットも用意されてます。(ベルランゴも前の方にシガーソケットがあります。)
メーター&ステアリング
メーターの配置は先ほどお伝えした通り、ベルランゴはステアリングの間から見る方式、リフターはステアリングの上から覗く方式になってます。
デザイン自体は一緒だろうと思ってましたが、メーターを縁取るシルバーラインの形状が微妙に違いますね。外枠に合わせてメーター内の枠もそれぞれデザインを変えてきているみたいです。
ただ、リフターのタコメーターは、プジョー特有の反時計回りじゃないというのは、個人的に寂しいなと思ったところです。これが一般的な形なんですが、プジョーで時計回りのタコメーターを見ると、逆に気持ち悪くなってきます笑
ベルランゴのステアリング全貌がしっかり撮れてなかったので、撮影していた動画から3枚切り抜いてきました。
革巻きですし、スイッチ類の周りもピアノブラックの加飾がされていたり、しっかり質感の高いステアリングに仕上がってました。マニュアルモードも付いているので、パドルシフトも標準装備です。
リフターのステアリングは最近のプジョーのステアリングと全く同じ形状のものを使ってきてます。
このステアリング、歪ですがなかなか面白いんですよね〜。リフターという車との相性も非常に気になるところです。
革巻きになっていますが、5008とは違って、イボイボはなくツルッとしたステアリングになってました。
ステアリング横のスイッチは、レーンキープのON/OFF切り替えスイッチと、チャイルドロックスイッチが用意されてました。
ここ最近は、レーンキープのON/OFFの物理スイッチを用意してきてますね。PSAのレーンキープは結構シビアにかかってくるので、簡単に物理スイッチで切り替えられるのはありがたいです。(5008はディスプレイ操作しないと切り替えできません)
ここのスイッチ配置は、ベルランゴ、リフター共通でした。
ルームミラー
ルームミラー形状も同じなはず。そして、左側に映像が映し出されているのが分かると思いますが、これは左側面に用意されたカメラで写しているサイドビューの映像です。
5008にも付いてますが、これ結構便利です。特に幅寄せで止まるときとか、狭い道でのスレ違いのときとか。車幅も1850mmと幅広い車ですので、これがあると安心です。
あ、でもこれのON/OFFスイッチってどこにあるんだろ? 5008の場合は、先ほど紹介したチャイルドロックスイッチがある場所に用意されてるんですが。もしかしたら常時ON?
フロントシート
シート形状はどうやらどちらも同じ様子。ホールド性もありますし、座り心地も案外良かったりします。
デザイン的には、やはりベルランゴの方が凝った感じになってますね。黒、グレー、水色の3色をうまく使って、お洒落な雰囲気をしっかりと出しているところは、さすがシトロエン。温かみあるデザインです。
リフターは黒とグレーという一般的な配色ではありますが、さりげなくブルーステッチを使っているのは憎いですね。さすがフランス車。
肘掛けはどちらも簡易的なものが用意されてます。畳んでおくこともできました。
後席周り 〜ベルランゴ VS リフター〜
続いては後席周りを見ていきます。運転席周りほどではありませんが、こちらもちょこちょこ違いがあったりします。
リアシート
リアシート形状も両者共通のようです。ただし、ベルランゴが3座独立で倒れるのに対し、リフターは6:4の分割になってます。何故この差別化を図ったのかは謎。
ベルランゴの方が柔軟性は高いです。
ベルランゴのシートデザインは良きですなぁ。
3座独立ということでシートが狭くないかと思われる方も多いと思いますが、確かにちょっとタイト。ですが、しっかりホールド性もあって、すっぽりハマる感じは意外と心地よかったりします。
3座独立ということで、チャイルドシート用のISOFIXは3席全てに用意されています。後ろにチャイルドシートを3つ載せれる車ってなかなかないんじゃないでしょうか。
5008も3座独立で2つチャイルドシートを載せていますが、2つ載せていても、もう一人大人が座れるというのが非常にポイント高いです。
複数人の小さいお子さんがいるご家庭には、非常にマッチした1台になってると思います。
ISOFIX使わないときは、写真のようにチャックで閉じておけるのも良いですね。
後席への乗り込み、後席空間
開口部もスライドドアなのでもちろん広くて、ステップも用意されているので、小さいお子さんでも乗り降りはしやすいかなと思います。
写真は4歳になる娘が座っている様子。なんか緊張した顔になってましたw
写真で見て分かる通り、足元空間も非常に広いです。
センターコンソールボックスの恩恵
リフターはセンターコンソールボックスが設けられているので、後席用のエアコンが配備されるというのが良いところですね。ボケちゃってますが、下の方にUSBポートも用意されてます。
ベルランゴにはコンソールボックスがないので、もちろん後席用クーラーやUSB電源も配置されてません。
シートバックポケット&簡易テーブル
運転席、助手席側共にシートバックポケットが用意され、簡易的な折りたたみ式のテーブルも付いてます。
リフター、ベルランゴ共に形状は同じで、どちらにもドリンクホルダーが付いてます。ドリンクホルダーって言っても、ただ穴が開いてるだけ、、紙コップとかなら入るんかな。使い方はかなり限られてきます。
MODUTOP(モデュトップ)
パノラミックガラスルーフとルーフストレージが一体になったMODUTOP(モデュトップ)が、個人的にはベルランゴ、リフターの最大の売りじゃないかなと。
非常に広大なパノラマガラスがあるだけじゃなく、その下に収納スペースにもなる半透明のフローティングアーチが存在感抜群。半透明になっていて、夜になると写真のようにアンビエントライトが光るのです。
これはお子さんもテンション爆上がりするんじゃないでしょうか笑
すごい発想ですよね。これだけでこの車欲しい!と思わせられるような訴求力ある装備だと思います。しかもコレ、収納にも使えちゃんですよ。
運転席、助手席の上の方、赤丸で囲った部分には結構広い空間があり、ここにちょっとした荷物を置いておくことができます。
例えば5人乗車で皆んながカバンを持っているとき、運転する人や助手席に座る人もカバンの置き場に困ることなく、座っている所の上に置いちゃえば良いんです。降りるときもすぐ取れる!
分かりづらいかもですが、ガラスルーフとフローティグアーチの間にもスペースがありますので、半透明になっているところにも、荷物を載せることだってできちゃいます。
見た目も抜群に良いのに、機能性も抜群に高い。コレ、なんか流行りそうな予感がしますw
ラゲッジ周り 〜ベルランゴ VS リフター〜
最後はラゲッジ周りを見ていきます。それぞれ機能的に大きな差異はない部分で、使い勝手が抜群に高いものに仕上がってます。
ラゲッジスペース容量は、後席を倒さない場合でも597Lという大容量スペースが確保されてます。開口部もめちゃくちゃ広く、フロアも低いので、物の出し入れも楽にできそうです。
リフターは先ほど書いた通り6:4分割。
写真のように、助手席もフラットに倒すことができちゃうんです!最大2.7mの長い物を入れ込むことだってできちゃうんですよ。
ラゲッジと後席の間はちょっと段差ができちゃいますが、それでもかなりフラットな空間を作ることができてます。
めっちゃ広いしフロアも低いので、小さい子供でも簡単に乗り込めちゃいます。
うちの娘は、ラゲッジスペースが大好きなんです。ラゲッジスペースで子供と食べるお菓子は何より美味い!笑
先ほどのガラスルーフと言い、子供にとって、とてもワクワクする空間になっているんじゃないかなと思います。
ラゲッジトレイと収納ボックス
ラゲッジトレイは2段階に高さを調整することができます。先ほどの娘が座ってる写真では、一番高いところにトレイが乗っていましたが、この写真は中段に設置しています。
このトレイ、結構耐久性高そうでしたので、ある程度重たい荷物も載せても大丈夫じゃないかなと思います。
中段に設置することで、荷物をより効率的に積むことができますね。そして、この中段への配置で嬉しいポイントがもう1つあります。
エクステリア編でも紹介しましたが、リアにはガラスハッチが用意されていて、こんな感じでガラスのところだけオープンすることができちゃいます。
ここを開けたとき、トレイを中段に設置しておくと、物の出し入れがガラスハッチからも簡単にできちゃんですよ。
国産ミニバン勢が青ざめるような使い勝手の良さがあります。
ラゲッジ上部収納ボックス
そしてラゲッジスペース上部には、収納ボックスが用意されているのです。こんなところに収納ボックスを配置している車、見たことないかもしれません笑
ここだけで容量60Lの収納スペースになっていて、小物なんかを入れておくスペースとしても良さそうですよね〜。
分かりづらいですが、こんな感じで開きます。
そして、このラゲッジ上部の収納ボックスのすごいところは、後席側からも出し入れができちゃうということ。左右に小窓が付いていて、写真のようにスライドで開いて出し入れができちゃうのです。
素晴らしい発想です。カングーだけじゃなく、国産ミニバン勢にも大きな刺激を与える1台になったんじゃないかなと個人的には思ってたりします。
ということで、内装写真紹介は以上!
ベルランゴとリフター エクステリア編も合わせてどうぞ!
ということで、ベルランゴとリフターの内外装を一通り紹介させていただきました。
こうここまで使い勝手にこだわってきていると思っていなかったので、正直驚いています。
いう車、一家に一台あると絶対良いんですよね笑
収納スペースが多いというだけでなく、なんかワクワクする収納スペースですよね。お子さんにとっても楽しい空間になること間違いないでしょう。
そして、走りの面では1.5Lディーゼルターボエンジンを搭載。先日308の1.5ディーゼルモデルにようやく乗ることができましたが、このエンジンはとてつもなく最高でしたよ笑
308よりかなり重たくなるので、印象はまた違ってくるとは思いますが、それでも1.5ディーゼルが載るっていうのはかなり魅力的で、国産ミニバンやカングーにはない武器です。
→リフターと1.5Lディーゼルの組み合わせも最高でした! 是非、以下ドライブフィールレポートもお楽しみください!
また、エクステリア編をまだ見ていない方は、エクステリア編も是非チェックしてみてください。こちらも細かい違いが散りばめられていて面白いです。
とても良い記事だと思いますが、大変不躾ながら、いちいち「私の5008には・・・私の5008にも・・・」は鬱陶しいですね。
別に5008との比較を謳った記事でもないので必要ない(リフターは興味ありますが5008は全く趣旨も車格も違うので興味ない)し、意図の有無は置いといて、私はこの車より高級車に乗ってるアピールが鼻につく感が、惜しい。
とはいえ、ベルランゴを検討してるので、参考にさせてもらいましたw
通りすがりさん
すみません、そんな気は全くなかったのですが、そう感じさせてしまったのなら申し訳ないです。
(プジョーという時点で高級車に乗っているという感覚はゼロですw)
とりあえず、記事の方は「私の」という接頭語を大体削除しておきました。ご指摘ありがとうございます。
使用者目線で、気になるポイントが網羅されていて、大変ありがたい記事でした。
私は5008ととても迷った挙句の、グランドピカソ乗りですw
そして、この似て非なる2台も微妙な違いがとても悩ましい選択を迫られます。
ちなみに、くるすぺさんの主観記事に5008等の全く別種の車種との対比がコメントされる点、全然良いと思いますよ!
だって、私みたいに508も欲しいしベルランゴも欲しいけど、1台しか買えないw
みたいな人も訪れてますから。