くるすぺ

【試乗+採点評価】プジョー リフター【79点:紛れもないプジョーの走り】

どうも、自称試乗マニアのくるすぺです。

今回は、プジョーの新星「リフター」に試乗させていただきましたので、動的質感を中心にレポートしていきます!

カタログモデルの発売はまだなのですが、デビューエディションとして逆輸入モデルが台数限定で発売中。今回、そのデビューエディションモデルをプジョー金沢さんが試乗車として登録してくれたので、先行して試乗させていただくことができました!

「ディープブルー」「メタリックコッパー」のデビューエディションは、3/1時点でまだ6,7台残ってるそうです!お買い得なモデルだと思いますので、気になる方は是非ディーラーを訪れてみてください!

走りに関しては、大きな期待はしていなかった訳ですが、いやはや、これはいいですぞ!

タイトル通り「紛れもないプジョの走り」が、リフターにはありました。(このフレーズは、カタログの受け売りです笑)

詳しく語っていきます!

リフター 〜試乗マニアによる試乗インプレッション〜

  1. グレード・価格・スペックなどの基本的な情報について(簡単に)
  2. 静的質感について(簡単に)
  3. 動的質感について(メイン)
  4. 5つのポイントで動的質感の採点評価

こんな流れで話していきます。写真もたくさん紹介しますが、本記事では動的質感をメインに語っていきます。

リフターの基本情報を紹介

プジョーリフターと5008

試乗インプレを語り出す前に、まずはリフターの基本的な情報について簡単にお伝えしていきます。

本ブログ独自の採点方式を利用したパワートレイン評価(S~Gで評価)もここで紹介します!

グレード展開・価格

  • Debue Edition BlueHDi:336万円

3/8時点では、カタログモデルは存在せず、デビューエディションという初回限定モデルのみが販売中です。

カタログモデルは、2020年夏〜秋頃に登場してくる見込み。パワートレインはおそらく1.5Lディーゼルオンリーになるでしょう。動的質感編でも語りますが、この1.5Lディーゼルとの相性が凄まじく良かった!

スペック ~くるすぺ独自のパワートレイン評価~

基本スペック
サイズ  4,405 x 1,850 x 1,890
重量  1,620kg
エンジン  1.5L直列4気筒ディーゼルターボ
ミッション  8AT
最高出力  130PS/3,750rpm
最大トルク  300Nm/1,750rpm
燃費・燃料  ??km/L・軽油
駆動方式  FF
サス(前)  マクファーソンストラット式
サス(後)  トーションビーム式
パワートレイン別情報
1.5Lガソリン 価格帯
336万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
E+
49.0点
B+
79.6点

リフターの内外装について少し語る

撮影してきた内外装の写真を、一言コメントを添えながらご紹介します。

一足先に先行展示会で写真は撮影してきていて、シトロエンのベルランゴとの内外装比較をした記事も書いてます。こちらも合わせて是非チェックしていってください!

エクステリア

プジョーリフター (ディープブルー)のフロントフェイス

先行展示会では「メタリックコッパー」のリフターを見ることができましたが、試乗車は「ディープブルー」のリフターさんでした。
ホワイトが売り切れになってしまっているそうですが、個人的には「ディープブルー」か「メタリックコッパー」の方が、リフターらしさが出てて好きです。

プジョーリフター (コッパーメタリック)のフロントフェイス

こちらがメタリックコッパー。3008にも設定がある色で、他にはなかなか見ない色。素敵です。
ちなみにコッパーっていうのは銅って意味です。

プジョーリフターと5008の並び

我が愛車5008さんとのツーショット。
リフターの全高は1890mmと、何と全幅1850mmよりも大きい!w こうやって並んでみると、5008がとても平べったく見えますね。
存在感は抜群でした。
(しかし、ワシの5008はカッコいいな…)

プジョーリフターのフェンダーアーチモール

ベルランゴとは違い、SUVテイストを出しているのがリフターの味。フェンダーのアーチモールがいい味出してます。
ちなみにタイヤサイズは215/65R16。標準でアルミホイールが採用されてます。

プジョーリフターのルーフレール

ルーフレールもいいアクセントです。
アンテナがフロント側に付いてるのが、なんか愛おしいw

プジョーリフター(ディープブルー)のリアビュー

リアビューは商用車感MAX。
ただ、テールランプはプジョーらしくライオンの鉤爪をイメージしたデザインに。
ベルランゴさんはまた別のデザインになってたり、面白いです。詳しくはベルランゴとリフターのエクステリア比較編で語ってます!

インテリア

プジョーリフターの8インチセンターディスプレイ

全体的にプラスチッキーな印象は否めませんが、質感の高い8インチセンターディスプレイが搭載されているのは嬉しいところ。

プジョーリフターのバックカメラ(360°アラウンドビュー機能付き)

ちなみに、バックモニターも標準で装備されていて、360°ビューモニターまで標準で付いてきます!(右側の表示部分)

プジョーリフターのサイドカメラ

ルームミラー左側には、左側のサイドミラーに装着されているカメラの映像も映し出すことができます。
愛車の5008にも付いてますが、これが結構便利で、あると非常に安心です。

プジョーリフターのサイドカメラスイッチ

サイドビューを表示するかどうかのボタン、どこにあるんだろうなーと思ってましたが、ステアリング右奥にあるこのスイッチがそうでした!何と簡易的なボタン!笑

プジョーリフターのセンターコンソール

ベルランゴと違って、どっしりとセンターコンソールを用意しているのも特徴。ボディーカラーに依らず、サイドの方はブルーでカラーリングされているのも、ちょっとしたオシャレ。
商用車ベースではありますが、電子パーキングブレーキを採用してくれているところはGOODです。(ブレーキホールドはいつものことながら付きませんが。)
シフトノブがなく、ダイヤル式というのも斬新。でも慣れるまでは使いづそう。(特にバック入れる時がだるかったですw)
3008や5008に搭載されている、アドバンスドグリップコントロールのダイヤルも、左奥に配置されてます。

プジョーリフターのフロントシート

シートはこんな感じ。プジョーのシートは個人的にかなり合っていて、長時間座っていても疲れが来ないです。
ホールド性も程よくあります。簡易的ではありますが、運転席と助手席側2つの肘掛けも用意されています。

プジョーリフターの3座独立リアシート

リアシートは3座独立シート。1つ1つは4:2:4シートなんかと比べるとやっぱり狭くなってしまいますが、座ってみるとフィット感があって、案外いい感じだったりします。(座面はやや短い気がしますが、小柄な女性であればちょうど良い感じ。)

3座独立の一番良いところって、チャイルドシートを2つ置いても、大人が横にもう一人座れるってところだと思うんですよね。最大で3つチャイルドシートを付けちゃうことだってできるのです。
3つ付けられる車って、PSAの車以外では存在知らないかも。(知っている人いたら教えてください!)

プジョーリフターのラゲッジスペース(ウィンドウガラスハッチ)

リアドアはめちゃくちゃ大きいので開けるのが大変。ですが、仕切り板を中段においておけば、窓枠だけオープンして、荷物を取り出すこともできちゃいます。
使い勝手はめちゃくちゃ良い。いろんなワクワク機能が詰まってます。詳しくは内外装レポートをチェック!

リフターの動的質感について熱く語る

素人目線ではありますが、乗ってきて感じたことを、自信を持って!素直に!正直に!お伝えしていきます!

ボディがこういう形ということもあり、走りにはそこまで大きな期待をしてなくて、国産ミニバンとどれくらい違い出るかな〜くらいの感覚で乗らせてもらったのですが、想像以上に走りも楽しめる車でした!

冒頭でも話しましたが、プジョーの走りを感じる部分が随所に出ています。すごいっす。

1.5Lディーゼルが完全にマッチしている

まずは加速フィールから語っていきます。

搭載されているのは、308でも設定がある1.5Lディーゼルターボエンジンと8ATの組み合わせ。308でこの1.5Lディーゼルは体験済みですが、凄まじく良いんです。今まで乗ってきたディーゼルエンジンの中で一番好きかも。

ですが、308の車両重量は1330kg。リフターはそれより300kgも重い1620kgということで、流石にちょっとパワー不足出ちゃうでしょと思ってました。

で、実際乗ってみた結果どうだったのか?

めちゃくちゃ良い〜〜〜w

背はご覧の通りメチャクチャ高い(189cmの巨人)

勿論、308のような出足の軽やかさ、伸び感はありませんが、アクセルペダルを踏んだら踏んだ分だけ綺麗に加速していく感じ、これは堪らんですぞ。

直線的に加速していくっていう表現が一番しっくりくるかな。爆発力は勿論ないんですが、踏み込みに対するレスポンスが滑らかで扱いやすく、グイーーーンとジワジワ加速していく感じが想像以上に気持ち良いのです。

この加速フィールが気持ちいいと思えるのは、エンジンフィールの良さがあるからこそ。

ディーゼルエンジンではありながら、ディーゼル特有の音はほとんど感じさせず、多少回っても気持ちいいエンジンフィールが手に入る、というところが、この1.5Lディーゼルの最大の魅力だと感じています。

エンジン音に対する遮音性も思っていたよりしっかりしている印象。エンジンの配置が結構下の方なので、それも功を奏しているのかもしれません。308と同等レベルの遮音性があると感じました。(308はより低回転で巡航できるので、その分の静音性はもちろん308の方が高いです。)

プジョーリフターの1.5Lディーゼルエンジン(BlueHDi)
1.5Lディーゼルエンジン

発進してから50〜60km/hに乗るまで、ある程度の加速を求めると2500回転くらいで引っ張っていく感じになってしまいますが、エンジン音が全くノイジーじゃなく、煩さもありませんので、ストップアンドゴーが繰り返されてもストレスは全然感じません。寧ろ、どんと来いやという感じ笑

8ATの滑らかさも、かなり良い効果を生んでいます。グィーーンと伸びやかにリニアに加速してくれるのも、この8AT無くしては実現できてなかったでしょう。1.5ディーゼルと8ATの相性は本当に良い。

PSAのこの1.5Lディーゼルエンジンを、シトロエン車にもどんどん展開していってほしいです。個人的にはC5エアクロスにこのエンジンが組み合わさっても、かなり面白くなるんじゃないかなと感じました。

揺れは気になるけど接地感あるマイルドな乗り心地

正直どんな乗り心地なのか乗るまで全く想像付きませんでした笑

背も高いし、安定感出すために結構足がっしりさせてくるのかなーとか、色んな想像をしつつ乗らせてもらいました。

で、実際乗ってみての感想を端的に表すと、「かなりマイルドでプジョーらしい乗り味」という表現になります。

足回りのガチガチ感は全くと言っていいほど感じないですね。私の5008の方が確実に硬い。

柔らかい足と背の高いボディなので、凸凹した道なんかではボディの揺れは結構来ます。けど、しっかり接地してくれている感じはあって、不思議と不安感がないんですよね。

もう少し引き締まっててもいいかもと思う場面も無くはなかったですが、街乗りレベルであれば5008より不快感少ないかも。揺れの大きさよりも、足捌きのうまさの方が目を惹きました。ボディ剛性の高さも感じます。

16インチタイヤを標準で履いてますが、17インチくらいの方がバランス良くまとまるような気もしてます。(本国ではGT Lineという17インチが装備されるグレードも存在する様子。日本にも来る可能性は高いと思います。)

着座位置も非常に高いので、見晴らしもいいんですよね〜。四角いボディで、左右の窓枠が結構下まで伸びているので、車幅感覚も非常につかみやすく、車幅1850mmも本当にあるんか?って感覚になります。

強いて言えばダッシュボード左奥がやや高い感じは気になる
サイドウィンドウが結構下の位置まで伸びている
左右の死角は背の高い車にしては少ないと思う
プジョーリフターのサンルーフ
そしてこの広大なサンルーフも開放感抜群
プジョーリフターのサンルーフとシーリングライト
中央に伸びるシーリングライトは基本ヘッドライト連動らしい
設定で、連動させずにOFFっておくこともできるみたい

プジョーのハンドリングはそのまま!

最大の驚きだったのがハンドリング性能。

なんと、このリフターにもプジョーお馴染みの超小径ステアリングが採用されました! ベルランゴとの大きく異なる部分です。

プジョーリフターのステアリング
タコメーターが時計回りは寂しい笑
(プジョーは基本反時計回りのタコを採用しています)

5008ですら、デカイ車にこの小径ステアリングはどうなんだという意見が色々書かれたものです。

私自身、大好きなステアリングではあるのですが、私ですら流石にリフターにこれはどうなんだという疑念が。

しかし、そんな疑念は乗ると綺麗さっぱり消し去ってくれるのがプジョークォリティ。こんな背の高く重たい車を、スイスイと操れてしまう感覚、やっぱりプジョーすげえやと笑ってしまう自分が居ました。

大きなカーブ、特に左折する場面では流石に大きなロールが出てしまいますが、乗り味とのバランスは最適解なんじゃないかなと感じます。

こりゃすげえなと思ったのはレーンチェンジの場面。結構スピードが出ている状態で、ついつい5008と同じ感覚でステアリングを操ってしまい、「あ、やべえか?」と思ったのは杞憂に終わりました。ビシッと姿勢を変えずに綺麗にレーンチェンジする姿に、「お前さん、マジか!?」と頭をナデナデしたくなってしまいました。

ステアインフォも的確で、これくらいなら大丈夫っていう感触をうまく伝えてきてくれるので、安心して楽しめます。

こういうボディタイプの車って、運転する楽しさみたいなところは犠牲になるのは仕方ないよな、と思って購入される方も多いと思いますが、リフターなら大丈夫。

「スライドドアで楽しい車、ここにありますよ」

リフターの動的質感評価まとめ

走行性能評価まとめとして、5つのポイントで採点評価させていただきます。(ちょっとジャンルが特殊すぎるので、本当に参考程度に笑)

  • 加速感      … 8.0/10点 A
  • 乗り心地   … 8.0/10点 A
  • 静粛性      … 7.5/10点 B+
  • 操舵性      … 8.5/10点 A+
  • 楽しさ      … 7.5/10点 B+

総合得点:79/100点 B+

最後に 〜その他オススメの車を紹介〜

最後に、リフターに興味があるあなたにオススメしたい車を2台紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。

シトロエン C5エアクロス

リフターと同じ3座独立シートを採用するミドルサイズSUV、C5エアクロス。こちらは2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載しています。
乗り味は凄まじく良く、個人的に結構オススメしたい車の1台何ですよね。スライドじゃなくてもいいという方は、是非ご検討あれ!

プジョー 5008

はい、私の車です笑
正直、めちゃくちゃかっこいいですw こんな美しい7人乗りSUV、他にありますか?
こちらも3座独立シートを採用していて、できれば3列目も欲しいなあなんて考えている方には、5008ももちろんオススメ!

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
純粋な新車分だけの値引きをしっかり獲得するためにも、ディーラー以外にも査定に出すことを強くオススメしたいです。
高価査定を狙うにはやっぱり一括査定が最も有効です。
実際に私自身も一括査定を使って、ディーラー査定よりも40万円高い価格で売却することができました。
一括査定は電話が多くかかってきて煩わしいというイメージがあるかもしれませんが安心してください。
カーセンサー.net簡単ネット査定を使うと、メールでの連絡を希望できるのです!

メール連絡が希望できる一括査定

一括査定への申し込みはもちろん無料です。
現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

Leave A Reply

*


上の計算式の答えを入力してください

*
* (公開されません)

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE