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【試乗+採点評価】シトロエン C3 SHINE【79点:PureTechサイコー!!!」

今回は、父親の次の車探しと題して、個人的にも気になっていたNew C3に試乗してきました。

私自身、プジョー乗りということもありますし、同じPureTechを積んでいる208も試乗したことがあったので、面白い車であることは間違いないなと思っていましたが、やはりめちゃくちゃ面白くて楽しい車に仕上がっていました。

詳しくレポートしていきます!

 

本記事では、年間50台ペースで試乗している自称「試乗マニア」ならではの視点でレビューをさせていただきます。また、以下要素に関して勝手ながら採点評価をさせていただきます。

  • エクステリア
  • インテリア
  • 走行性能

採点評価は、パワプロ風にS〜Gでランク付けを行います!

 

最後にまとめとして、私が感じたGood PointBad Pointを紹介します。また、撮影してきた動画をYoutubeにアップしましたのでそちらの動画もご紹介します。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

【マニア試乗記】シトロエン 新型C3(2018)を採点評価! PureTechサイコー!!!

まずは、価格やスペックなどの基本情報を紹介します。

新型C3の基本情報の紹介

今回試乗させていただいたのは、上級グレードとなるSHINEグレードになります。

パワートレインはPureTechと呼ばれる1.2Lターボエンジンのみとなります。

このPureTechエンジンは、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2018でも最優秀賞を獲得していて、非常に評価の高いエンジンとなっています。

個人的にも大好きなエンジンですね。

 

グレード展開はSHINEとFEELの2種類で、FEELは219万円から購入できるというのも嬉しいポイントです。

装備差も案外少なくて、全然FEELでもありかなと思えました。

SHINEのみの主な装備は下記の通りです。

  • 2トーンルーフカラー
  • 本革巻きステアリング
  • アルミホイール
  • ブラインドスポットモニター
  • バックカメラ
  • コネクテッドカム

 

スペック表は以下の通りです。

基本スペック
サイズ 3,995 x 1,750 x 1,495
重量 1,160kg
エンジン 1.2L直列3気筒ターボ
ミッション 6AT
最高出力 110PS/5,500rpm
最大トルク 205Nm/1,500rpm
燃費・燃料 18.7km/l(JC08モード)・ハイオク
駆動方式 FF
パワートレイン別情報
1.2Lターボ 価格帯
219.0〜243.0万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
C-

61.5点

B+

77.5点

パワートレインの評価はなかなかの高得点です。

低回転から厚いトルクが発生するので、街乗りでは非常に快適に運転できそうです。

価格も国産とほぼ変わらないところも嬉しいですね。燃費もハイオクですが悪くないです。

 

また、“C3の注目ポイント”は以下のようなところではないでしょうか。

  • 個性的でおしゃれなエクステリアとインテリア
  • プロテクション効果もあるAIRBUMPの採用
  • PSAグループご自慢の1.2L PureTechエンジンの採用
  • オンボードカメラで撮影した写真をシェアできるConnectedCAM(世界初)

新型C3のエクステリア評価

かなり独創的なスタイリングになっています。

丸っこいフォルムも可愛らしくておしゃれ感が出ていますね。

色使いも絶妙で、この「アーモンドグリーン」と呼ばれる薄緑色のボディカラーもとても印象的でよかったですよ。

最近のシトロエンの特徴にもなっている、細長いデイライト。

よく見ると3眼になってるんですね。

細長い方が目のような印象を受けてしまいがちですが、ヘッドライトになる目の部分はその下の丸っこい方です。

細長いのは眉毛的な存在ですね。

写真で見るよりも、近くで実物を見た方が一層いいなーと思わせられるスタイリングでした。

つるんとしていて、ずっと眺めていたくなるような車に仕上がっています。

そして、何と言っても特徴的なのが「AIRBUMP」。

ゴム素材になっていて、おしゃれ感を演出するだけでなく、衝撃へのプロテクション効果も発揮します。

AIRBUMPをアップで。

先頭の四角だけ白く縁取られている感じも、おしゃれでフランス車らしいところが出ています。

赤色のアクセントにすることも可能なようですね。

リアビューはこんな感じ。

テールランプのデザインがぐるぐる渦を巻くような感じでこれまた独創的ですね。

Cピラーについているストライプアクセントも素敵です。

シトロエンマークも、なんかおしゃれに見えてきてしまいます。

これがフランス車マジックか…

ホイールは16インチ

上級グレードのSHINEになると、16インチのアルミホイールが装備されます。

デザインもC3らしくおしゃれな印象ですね。

そしてこちらが、FEELグレードのスチールホイールです。

スチールホイールですが、ホイールキャップが装着されていて、ぱっと見ではアルミホイールかなとも見間違えるようなおしゃれなデザインになっています。

てっちんでも、このホイールならいいかな〜、ということで、FEELも全然アリかなと思った次第です。

サイズは同じく16インチです。

カラーラインナップは7種類

カラーラインナップは7種類ですが、それぞれのカラーに対して、ルーフ色を3色選べるので、実質21種類となりますね。

白と黒の場合は「ルージュ アデン」と呼ばれる赤色のルーフが選択可能です。

白赤、黒赤も魅力的ですね〜。黒赤はちょっとジョンクーパーワークスっぽくなってしまいますが。

 

どれも魅力的なカラーだと思いますが、個人的には展示車のアーモンドグリーンが想像以上によく見えました。

あとは人気色のサーブルもやっぱりいいですね、黒ルーフにするか白ルーフにするかも悩みどころです。

エクステリア採点

フロントフェイス
A
フォルム
A
リア
B
カラーラインナップ
A

エクステリア総合評価
A

新型C3のインテリア評価

まずは運転席に乗り込む前にドアトリムのチェックです。

プラスチッキーな印象はありますが、デコボコの造形や、アクセントにホワイトカラーを入れていることによって、おしゃれで高級感があるようにも見えてきます。

こういった見せ方はシトロエンは非常に上手ですね。

運転席を覗いてみるとこんな感じ。

やはりプラスチッキーですが、それを感じさせないように、造形や配置を工夫しておしゃれな室内を演出しています。

全体像はこんな感じ。

水平を基調としたデザインとなっていて、車内がとても広く見えます。

国産Bセグメントではこんな内装はなかなか見られないですよね。インパネ周りですが、ちょっとナビが浮いた感じになっているのは少し残念な感じもします。

また、ボディカラーがホワイト、ブラック、レッドの場合は、レッドアクセントの内装になるのですが、その内装もなかなかおしゃれでよかったですよ。(試乗車がそうでした。)

シートはファブリックで、ホールド感は薄いゆったり座れるような形状になっています。

少し見辛いですが、イエローステッチがさりげなく入っていて、これまたおしゃれなことをしてくれています。

C3で少し残念なポイントは、電子パーキングブレーキが採用されていないことです。

電子パーキングに一度慣れてしまうと、なかなかハンドブレーキには戻れないんですよね。

ポロも採用してきませんでしたが、Bセグでも電子パーキングブレーキぐらいは標準装備されるようになってほしいなと思ってます。

続いて後席です。

Bセグメントの2列目はこんなもんでしょう。特段変わったこともないです。

広さはこんなもんです。

ラゲッジスペースも広くはないですが、案外深さがありました。

Bセグメントにしては使い勝手いい方かもしれません。

インテリア採点

おしゃれさ
A
高級感
C+
利便性
C
シート
C+

インテリア総合評価
B

新型C3の走行性能評価

面白くて気持ちいいPureTechエンジン

PureTechエンジンの採用は、新型C3の一番の魅力ともいっていいと思ってます。

3気筒ということで独特なサウンドとフィーリングはありますが、癖になる、もっと乗っていたくなる、そんな不思議で魅力的なエンジンです。

低回転からのトルクは抜群で、発進時からかなり力強く加速していきます。

このトルク感は、なかなか国産コンパクトカーでは味わえないでしょうね。

 

1.0Lターボエンジンを積んでいるVWポロやアウディQ2と比べても、トルク感、フィーリングの良さというのは群を抜いていると思います。

VW 新型ポロ(2018)の試乗記を見る

Audi 新型Q2(2017)の試乗記を見る

超低速ではブルブルと結構な振動が結構きたり、エンジン音も結構大きかったり、なかなか5速に入らなかったり、決して完璧ではないのですが、そんなことはどうでもよくなるくらいの楽しさがあるのですよ。

乗り心地もこのクラスなら最高レベル

シトロエンというと、乗り心地がいいというイメージが強いかと思いますが、このC3もBセグメントというクラスを考えるとかなり乗り心地がいい部類に入るのではないかと思います。

低速(30km/h)ぐらいで走っているときは、ちょっとぴょこぴょこ跳ねる感じもあるのですが、角が丸く抑えられていて、嫌な感じが全くないんですよね。

装備的には、リアサスはトーションビーム式で簡易的なものではあるのですが、かなり工夫を凝らしてこの乗り心地を実現しているのでしょう。

面白いほど気持ちよく曲がる

可愛らしいスタイリングではありますが、この車、ガンガン曲がってくれて非常にスポーティな走りを楽しめます。

ステアリングの感触、操舵性といった部分は抜群にいいですね。

思い通りに、綺麗に、スーッと車が曲がってくれます。ホイールベースも短く小回りも効くので、グイッと曲がることも容易いです。

プジョー208のような小径ステアリングも面白いですが、C3のステアリングは普段使いにもちょうどよく、そしてスポーティな運転も楽しめる、バランスに優れたステアリングじゃないかなと思います。

プジョー 208の試乗記を見る

ロードノイズ、風の音もうまく抑えられている

静粛性の面でも、このクラスとしてはかなり上出来ではないかなと感じました。

エンジン音の入りは割と大きい方かなと思いますが、エンジンフィーリングが気持ちよくて、個人的には全く不快には感じませんでした。

ロードノイズや外の風の音に対する遮断は、なかなか優れているのではないかと思います。

特にロードノイズに関しては、乗り心地と相まって、一つ上のクラスに乗っているような感覚に陥ってしまいます。

快適性というところにこだわるシトロエンならではのコンパクトカーに仕上がっていますね。

走行性能採点

  • 加速感      … 7.5/10点 B+
  • 乗り心地   … 8.0/10点 A
  • 静粛性      … 7.0/10点 B
  • 操舵性      … 8.5/10点 A+
  • 楽しさ      … 8.5/10点 A+

総合得点:79/100点 B+

新型C3試乗レビューまとめ

色々書いてきましたが、最後に特に感じたGood PointとBad Pointを1点ずつ紹介したいと思います。

Good Point

可愛いスタイリングなのに、めちゃくちゃ楽しい走りをする

ここまで楽しいコンパクトカーは、国産で探そうとするとなかなかないかなと思います。

私は可愛い車が結構好きなんですが(ベリーサ、ミニと乗り継いできました)、男性の方でも可愛らしい車が好きという人は結構いると思います。

でも、国産の可愛い車って可愛いだけで走りは二の次って感じなんですよね。

C3は可愛らしいスタイリングでありながら、走りにもかなりこだわりを持っていて、すごく楽しい車に仕上がっています。

数あるコンパクトカーの中でも1位、2位を争うほどオススメしたい車かもしれません。

Bad Point

ナビが古くて高い & CarPlayに対応していない

PSAグループ共通で言えることですが、設定できるナビが結構古い型のもので、それにしては価格が高いんですよね。(設置込みで25万くらい)

それだったらCarPlayとかに対応してくれればいいのにと思うのですが、なかなか対応してくれません。(本国では対応しています。)

プジョー208は、CarPlayに対応した特別仕様車を最近になって出したようですので、C3ももしかするとそういった仕様車が出てくるかもしれません。

最後に

新型C3の試乗レビューはいかがでしたでしょうか。

いやー本当に楽しい車でした。

コンパクトカーも選択肢にある方は、国産コンパクトカーだけでなく、このC3も一度試乗してみてほしいです。

価格もそこまで大差ないですし、輸入車はローンの金利が低いのも嬉しいところです。

 

最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。

買いたい度(9 / 10点)
★★★★★★★★★☆

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

 

P.S. 快く試乗させていただきましたシトロエン金沢さんにこの場を借りて感謝申し上げます。

担当いただいたMさんは女性の方でしたが、とても可愛らしく、見てるだけで癒されました。笑

可愛いだけじゃなくて、しっかりと車の魅力も伝えてくれて、とても話しやすい方でしたよ。

ご近所の方でC3に興味を持たれましたら、是非ともシトロエン金沢へ!

「プジョー5008に乗ってる人のブログ見て来た」と伝えれば、もしかしたらいいことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)

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