くるすぺ

【試乗+採点評価】Audi Q2 1.0 TFSI sport【76点:anniversary limitedもいい!】

こんにちは。試乗マニアのくるすぺです。

今回はちょっと今更感がありますが、Audi の新型コンパクトSUV Q2に試乗してきました。ただ、1周年を記念したanniversary limitedモデルが展示されていたのでよかったかも!この限定モデルもAudiらしからぬ型破りなインテリアデザインで中々よかったですよ!

今回試乗したのはQ2でも人気モデルの1.0 TFSI sportです。直列3気筒1.0Lターボエンジンがどんなものか気になるところですね。

# 型破る というコンセプトのもと作られたAudi Q2は確かに型破りな存在でした!

本記事では、年間100台ペースで試乗している自称「試乗マニア」ならではの視点でレビューをさせていただきます。また、以下要素に関して勝手ながら採点評価をさせていただきます。

  • エクステリア
  • インテリア
  • 走行性能

最後にまとめとして、私が感じたGood PointBad Pointを紹介します。また、撮影してきた動画をYoutubeにアップしましたのでそちらの動画もご紹介します。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

【マニア試乗記】Audi Q2 1.0 TFSI sport(2017)を採点評価! 1周年を記念したanniversary limitedもいい!

まずは、価格やスペックなどの基本情報を紹介します。

Audi Q2の基本情報の紹介

価格は299万円〜405万円となっています。Audiの車が300万円から手に入れられるというのは驚きです。若い世代にも人気が出そうな車ですね。

パワートレインとしては、今回試乗した直列3気筒1.0Lガソリンターボモデルと、直列4気筒1.4Lガソリンターボモデルが存在します。人気なのは1.0Lのモデルのようで、これで十分だと思われる方が多いようですね。

駆動方式はFFオンリーなのが少し残念なところ。ライバルとなるVW ティグアンやプジョー 3008もFFオンリーなんですよね。quattroモデルも選べたらなおさら魅力的な車になると思いました。

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試乗した1.0Lガソリンターボモデルの基本スペックは以下の通りです。

サイズ 4,200 x 1,795 x 1,500
重量 1,310kg
エンジン 1.0L直列3気筒ガソリンターボ
ミッション 7速DCT
最高出力 116PS/5,000rpm
最大トルク 200N・m/2000rpm
燃費・燃料 19.8km/L・ハイオク

THEコンパクトSUVといったサイズで、全幅が1.8mを切っているのも日本の道路事情では嬉しいところですね。

流行りのダウンサイジングターボで1.0L3気筒エンジンを搭載しています。VW ポロも1.0L3気筒ターボを積んでいましたが、ポロと比べて出力、トルクともに性能はQ2の方が上です。

VW 新型ポロ(2018)の試乗記を見る

また、本ブログ独自の採点方式による最高出力、最大トルクを重量で割った値のトルクウェイトレシオの採点結果は以下のようになっています。

56.6
パワーウェイトレシオ点数
70.3
トルクウェイトレシオ点数

パワー不足は若干気になるところですが、トルクの高い点数を見る限り、街乗りで使う分には必要十分な力強さは持ち合わせていそうです。

ちなみに1.4Lモデルの点数は下記のようになっています。

71.9
パワーウェイトレシオ点数
79.9
トルクウェイトレシオ点数

1.4Lモデルは中々のポテンシャルですね。パワフルな走りが楽しめそうなスペックになっています。コンパクトSUVの中ではかなりの高点数になっていますので、走りにこだわる方は1.4Lモデルを選んでも面白いかもしれませんね。

Audi Q2のエクステリア評価

一目でAudiと分かる顔付きでありながら、どこか今までのAudiとは異なる雰囲気を醸し出すエクステリアデザインになっていますね。

特にグリル部分は非常に変わった造形をしていて、遊び心が垣間見えます。非常に印象的なグリルで個人的にはすごくいいデザインだと思います。メッキパーツではなくギラギラしていないところも品があっていいですね。

最近の国産車はメッキギラギラのパターンが多いので少しうんざりしてましたが、こういったデザイン力で攻める姿勢は心に響きます。

サイドの造形も非常に独創的です。特にサイド上部の造形が非常に独特です。ちょっとアップにして見てみましょう。

六角形になっているのがわかりますでしょうか。スパッとナイフで切り取ったような断面を思わせるデザインは、面白く、そしておしゃれで力強さというものも感じさせる、他にはないデザインですね。

さらにリアブレードにはボディ色とは別のシルバー色になっている、かなり特徴的なデザインです。ルーフとのツートンカラーは今や結構ありふれていますが、ここでツートンを出してくるのは、さすがデザイン力の高いAudiならではだなと思いました。

そしてシルバーというチョイスがすごくいい。このポイントがあることだけで、車全体が非常におしゃれな印象になります。かっこよくも可愛くもありますね。

リアデザインも悪くないですね。平坦な印象はなく、どこか凝ってデザインされているなというのが分かります。後ろからも質感の高さが伺えますね。

sportグレードのホイールは17インチ

今回試乗したsportグレードは17インチを履いています。写真はanniversary limited限定車専用のもの。

ノーマルグレードの場合は16インチになります。

個人的にはsportグレード通常デザインの5スポークの方がシンプルで好きかな。通常デザインのものは↓です。

カラーラインナップは9種類

カラーラインナップは、9種類用意されています。

個人的にAudiというと白のイメージが強いのですが、この車は濃い色の方が似合いそうな印象でした。

展示車のブラックも高級感があって良いなと思いましたが、個人的にオススメしたいのはナノグレーと言う色。

参照:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q2/q2.html#

Audiってグレーのボディカラーはほとんどないんですが、Q2にすごく似合う色だなと思いました。Audiにしては少々ポップな印象があるので、それにこの渋いグレーが合わさると非常にバランスがよく見えます。(あくまで個人の感想ですが。。)

エクステリア採点

フロントフェイス
★★★★☆
フォルム
★★★★☆
リア
★★★★☆
カラーラインナップ
★★★★☆

エクステリア総合評価(9 / 10点)
★★★★★★★★

Audi Q2のインテリア評価

写真はanniversary limited限定車のものになります。通常モデルはこんな赤くないですよ!

でもこの赤色すごくおしゃれでいいと思います。派手な赤じゃないところがいいですよね。差し色のバランスも素晴らしいです。

これ見てから通常モデルの内装見ると、ちょっと物足りないな〜って感じちゃいました。

型破りのQ2に非常にマッチしたインテリアデザインじゃないでしょうか。anniversary limited、非常にオススメです。

センターコンソール、インパネ周りもスッキリしていて高級感を感じるデザインです。国産の同クラスの車と比べると1ランク上の上質感を感じますね。

この限定車もそうですが、sportグレードではスポーツシートが搭載されます。

硬めでホールド感が高い形状をしていますので、長時間運転していても疲れにくいものになっています。ワインディングよく走るとか、高速で長距離乗るという方には、やはりsportモデルを実用面から見てもオススメしたいですね。

後席は、縦幅横幅共にちょっと狭めかな〜。コンパクトSUVの中でも狭い方だと思います。座面もちょっと短めな印象です。

が、大人2人乗る分には不足はないでしょう。

そして、トランクルームを写真に撮るのを忘れてしまいました…

抜群な広さはありませんが、4.2mというコンパクトなボディの割には工夫してスペースが取られているなという印象でした。

インテリア採点

おしゃれさ
★★★★☆
高級感
★★★★☆
利便性
★★★☆☆
シート
★★★★☆

インテリア総合評価(8/ 10点)
★★★★★★★★☆

Audi Q2の走行性能評価

予想以上にいい3気筒エンジン

3気筒1.0Lターボエンジンですが、予想以上にいいですね。

まずトルクの出方がすごく自然でかつパワフルです。非常に滑らかに発進加速ができます。この辺りは7速DCTとの相性もいい感じです。DCTは本当に滑らかで、どこでシフトチェンジしたのか全く分からないほどでした。

気になるエンジン音ですが、気にして聞いて見ると少々3気筒独特なサウンドだなと思いますが、かなりエンジン音に対する遮音性が高く、スピードに乗ってからは全くもって気になりません。

エンジン音だけでなく、ロードノイズもかなり遮断できていて、剛性感、密閉感というものが非常に感じられる車です。

新型ポロと比べても、静粛性に関しては1ランク上だなと感じました。

VW 新型ポロ(2018)の試乗記を見る

プログレッシブステアリング

Q2には、アグレッシブステアリングというものが採用されています。緩やかなカーブでは穏やかな操舵性になり、急なカーブではクイックな操舵性になるという特性を持ったシステムです。

街乗りでは非常に扱いやすいステアリングで、クイック過ぎないのでゆとりを持ってステアリング操作を行えます。ワインディングなんかではクイックになるので、アグレッシブな走りも楽しめるいいとこ取りのシステムですね。

最小回転半径が5.1mという取り回しの良さも魅力的です。

バーチャルコクピットがすごくいい

参照:https://autoprove.net/audi/q2/45183/

オプション設定にはなりますが、バーチャルコクピットを搭載できるというのは、他のコンパクトSUVやBセグメントに対してはアドバンテージになるかなと思います。

実際に使ってみて、すごく便利で、単純にかっこいいなと感じました。未来感があって、そして実用的でもあります。

ナビを見るのに視線移動がかなり少なくて済み、そして何より、センターディスプレイにナビを占有しなくてもいいというのが個人的にはとても魅力を感じました。

今後はこういったバーチャルコクピットがどんどん採用されていくでしょうね。

ブレーキの感覚は国産っぽい

輸入車、特にドイツ車のブレーキは、国産車と比べてブレーキの効きがいい傾向にあり、国産車から乗り換えた時に戸惑う人も多いようです。

このQ2のブレーキの感覚は、国産車に近いもので、国産車に乗っていた人でも自然にブレーキングできるんじゃないかなと感じました。一般的なドイツ車は少し踏んだだけでも結構ブレーキがかかる印象ですが、このQ2はブレーキに遊びが結構ありますね。

個人的には、もう少しブレーキに剛性感が欲しいなとも思いましたが、これは好みもあると思いますので一度気にして体験してみることをオススメします。

ブレーキングの剛性感でいうと、新型ポロの方が1枚上手ですね。

アイドリングストップからの復帰が遅い

もう1点気になったのが、アイドリングストップからの復帰の遅さです。

ブレーキを離してから走れるようになるまで結構ラグを感じます。復帰した時のギクシャク感というのも結構気になりました。

デザイン、走り共にかなり高いレベルに位置する車であるだけに、こういった欠点がかなり目立ってきます。今後改良されていくことを期待したいです。

走行性能採点

  • 加速感      … 7.0/10点
  • 乗り心地   … 8.0/10点
  • 静粛性      … 8.0/10点
  • 操舵性      … 8.0/10点
  • 楽しさ      … 7.0/10点

総合得点:76/100点

Audi Q2試乗レビューまとめ

色々書いてきましたが、最後に特に感じたGood PointとBad Pointを1点ずつ紹介したいと思います。

Good Point

Audiらしさを持ちながら、型破りな斬新で質感の高いエクステリア/インテリアデザイン

走りももちろん良かったんですが、やはり特質すべきはデザインでしょう。可愛らしさも持ち合わせていて、非常に魅力的な車に仕上がっていると思います。

Bad Point

アイドリングストップのギクシャク感

全体的に高い質感を持っているだけあって、どうしても気になってしまいます。この辺りは気にならないレベルかどうかを、注意して確認してみることを強くオススメします。

最後に

Audi Q2の試乗レビューはいかがでしたでしょうか。

Audiというと高級車というイメージが強いですが、このQ2は300万円から買える比較的手が届きやすい車です。ですが、決して安っぽさというものはなく、デザインも含めてしっかりこだわり抜いて作られていることが強く感じられる車でした。

コストパフォーマンスはかなり高い車になっていると思います。

最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。

買いたい度(7 / 10点)
★★★★★★★☆☆☆

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