今回は、発売されたばかりの新型シビックハッチバックに試乗してきました。スペック的には中々の高性能で実際の走りにも期待ができそうです。イギリスで製造されている車ということで、他のホンダ車とまた違った味があるのではないかという期待もありますね。
今回試乗させていただいたのは、CVTモデルになります。MTモデルもあるので是非乗ってみたいですね。
本記事では、年間100台ペースで試乗している自称「試乗マニア」ならではの視点でレビューをさせていただきます。また、以下要素に関して勝手ながら採点評価をさせていただきます。
- エクステリア
- インテリア
- 走行性能
最後に良いところ、不満なところをまとめて紹介します。さらに、撮影してきた試乗動画も紹介していますので、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
【マニア試乗記】ホンダ 新型シビックハッチバック(CVT)を採点評価!イギリス産の実力はいかに!?
まずは、ホンダ シビックハッチバックの価格やスペックなどの基本情報を紹介します。
ホンダ シビックハッチバックの基本情報の紹介
パワートレインは1.5Lターボエンジンモデルのみになっています。今回試乗したCVTと6MTモデルがあります。グレードは特に設けられておらず、価格は280.0万円となっています。メーカーオプションではレザーシートパッケージが選べるくらいですかね。20万円くらいでレザーシートと電動パワーシートがセットでついてきます。
また、Honda SENSINGはもちろん全車標準装備です。新型ステップワゴンスパーダハイブリッドでも採用されている、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド、渋滞追従機能付きACC(CVTのみ)も採用されていて、装備的にもかなり充実したものになっていますね。
スペックは以下の通りです。
サイズ | 1,800 x 4,520 x 1,435 |
---|---|
重量 | 1,350kg |
エンジン | 1.5Lガソリンターボ 直列4気筒 |
ミッション | CVT |
最高出力 | 182PS/6,000rpm |
最大トルク | 22.4kgf・m/1,700rpm |
燃費・燃料 | 18.0km/l・ハイオクガソリン |
また、本ブログ独自の採点方式による最高出力、最大トルクを重量で割った値のトルクウェイトレシオの採点結果は以下のようになっています。
パワーは国産Cセグメントではトップを誇る性能を持っています。楽しめそうなスペックになっていますね。
ホンダ シビックハッチバックのエクステリアを評価
男心をくすぐるスポーティなフォルム
フォルムがかっこいいのはもちろんなのですが、細かな流線型のラインがかっこいいですね。スポーティさはメッシュパーツやフロントフェイスで存分に主張していますが、ラインが美しくとられているので、品の良さも感じさせる外観になっています。ここはさすがイギリス産と言うところでしょうか。デザイナーがイギリスの方なのかは分かってないですが、他の国産Cセグメント車と比べても、ワンランク上の外観だなと感じます。
黒基調の18インチアルミホイール
アルミホイールは標準で18インチを履いていて、黒基調のホイールがスポーティさを演出しています。この辺りも男心をくすぐってきますね。
スポーティでがっちりしたリア
リアにもメッシュパーツが取り入れられていて、角ばったフォルムは力強さとスポーティさを感じます。後ろから見てもかっこいいと思えるのはポイント高いですね。リアランプは若干ダサい感じもしますが、バランスは取れていますね。
マフラーが中央に2本出ているスタイルも他の普通の車とは一線を画したようなスタイルでイカしてます。
カラーラインナップは5種類
どの色でもかっこいいなと感じます。試乗した黒ももちろんかっこいいなと思いますが、グリルの黒が際立つ色の方がより引き締まったスタイルになるんじゃないかなと思います。
ルナシルバーメタリックなんかは渋くてカッコいいんじゃないかな。
エクステリア採点
フロントフェイス
★★★★☆
フォルム
★★★★☆
リア
★★★☆☆
カラーラインナップ
★★★☆☆
エクステリア総合評価(8 / 10点)
★★★★★★★★☆☆
純粋にかっこいいなと思える日本車はなかなかないですが、シビックハッチバックは実際見るとかっこいいなあと感じます。乗って見たいなと思わせるエクステリアになっていて、個人的には評価が高いです。
ホンダ シビックハッチバックのインテリアを評価
シンプルでシックなインパネ周り
これと言った特徴的なところはありませんが、中々バランスがよくまとまっているなと言う印象です。ちゃっちいなあと感じる部分もありませんし、細かいところまで高いレベルの質感を感じさせます。地味といえば地味ですかね。
もう少しスポーティさを演出させるようなところが欲しいなと感じました。スティッチを使ったりしたらだいぶ印象が変わるんじゃないかなと思います。280万とお高めの車なのでそこまでこだわって欲しかったなというのが正直な気持ちです。
ところどころカーボン調のアクセントが取り入れられており、スポーティさを演出しています。
少し安っぽいシート
シートの見た目は少し安っぽいかなと。これなら20万出して本革シートを選ぶかもしれません。
ただ、シートのフィット感はよく、柔らかすぎず長時間乗っていても疲れが出づらいような工夫はされています。
フィット感の高い本革ステアリング
ハンドルの握り心地も中々よかったですよ。
インテリア採点
おしゃれさ
★★★☆☆
高級感
★★★☆☆
利便性
★★★☆☆
シート
★★☆☆☆
インテリア総合評価(6 / 10点)
★★★★★★☆☆☆☆
インテリアはスポーティな演出がもう少し欲しかったなというのが正直なところです。質感はまあまあ高いですし、シンプルで嫌味はないですが、ちょっと地味に収まってしまったかなという感じがします。
ホンダ シビックハッチバックの走行性能を評価
ロードノイズは少し気になるが接地感を感じられる走り
静粛性に関しては、ロードノイズが多少気になるかなと思います。路面の感じがダイレクトに入ってくる感じがありますが、あまり悪い印象は感じませんでした。
接地感を感じられ、スポーティな感じが出て逆にいい印象にも受け取れるかなと思います。
1.5Lとは思えない野太いエンジンフィーリング
エンジン音は1.5Lとは思えない野太いエンジン音を奏でてくれます。うるさいと言ってしまえばそうかもしれませんが、野太いエンジンフィーリングは個人的には高揚感を覚えました。低速からでも低くてお腹に響くようなエンジン音を体感することができます。
剛性は高いがマイルドな乗り味
乗り味に関しては、思っていたよりはマイルドな感じですね。剛性感は高いのですが、うまいこと段差などをいなしてくれる印象です。突き上げも動きは感じますがガツンとは来ず、うまいこと吸収できているなと感じました。この辺りはさすがイギリス産と言うべきでしょうか。スポーティながら乗り味にもこだわっているところは非常にポイント高いですね。
少し重ためのクイックなステアリング
ハンドルの重さですが、大きく曲がろうとするときは結構軽く回転させることができます。ただ、結構クイックなハンドルで、遊びが少ないです。小さく動かす部分では結構重めでクイックな感じですが、途中から軽くなるような感じといえば分かりやすいでしょうか。個人的にはかなりいい感じです。ただ、高速走行時は遊びが少ない分ちょっと動かしても車が曲がるので気を使うんじゃないかなという気はします。
安定度の高いコーナリング
コーナリングに関しては、曲がったときの車体の安定度は非常に高かったです。私が乗っている型落ちインプレッサで感じるような揺り戻しは全く感じませんでした。剛性の高さが伺えますね。日本車では中々味わえない感覚かもしれません。
発進性能はまずまず
発進時加速は爆発的な加速力というものは感じられませんでしたが、ターボモデルということもあって、低回転で最大トルクが発揮できるので発進時のストレスは感じることはありませんでした。街乗りしかしてないのでなんとも言えないですが、ちょっとスピードをあげてもパワーにはまだまだ余裕がある感覚はありましたね。品があるエンジンフィーリングと走りを提供してくれます。
CVTにしてはマニュアルモードが面白い
マニュアルモードは全く期待していなかったのですが、CVTとは思えない感じで結構楽しくパドル操作ができます。DCTなんかと近い感覚でシフトできていい感じですよ。
試乗する際には一度マニュアルモードも体験してみてはいかがでしょうか。
スポーツモードはステアリングの性格が変わらない
スポーツモードも搭載していることは高評価ポイントですが、基本的にはエンジン特性とアクセルへのレスポンスが変わるだけのようで、ステアリングがよりクイックになったりはしないようでした。
ステアリングもよりクイックになったらさらに面白く乗れるなという印象だったので、少し残念ポイントです。
走行性能採点
乗り心地
★★★☆☆
静粛性
★★☆☆☆
安定感
★★★★☆
加速性能
★★★★☆
ステアリング
★★★★☆
楽しさ
★★★★☆
走行性能総合評価(7 / 10点)
★★★★★★★☆☆☆
走行性能は総じて高いレベルにあります。ただやっぱりなんでCVTなんだろうというのが拭えないですね。
マイナーチェンジでDCTを採用するという噂もあるようですが、是非ともDCTの採用をしてもらいたいなと思います。
ホンダ シビックハッチバック試乗レビューまとめ
良いところ
- 素直にかっこいいエクステリア
- シンプルで嫌味のないインテリア
- シートのホールド感
- ところどころに感じるスポーティな走り味
- 1.5Lと思えない野太いエンジンフィーリング
- パワーに余裕を感じられる走り
- CVTにしてはマニュアルモードが面白い
- ステアリングのクイックさ
不満なところ
- スポーツモードでステアリングの性格が変わらない
- ちょっと地味なインテリア
- 安っぽいファブリックシート
- CVTじゃなくDCTを採用して欲しい
- ロードノイズはちょっと気になる
最後に
ホンダ シビックハッチバックの試乗レビューはいかがでしたでしょうか。撮影してきた試乗動画もよかったらご覧になってください。
冒頭でも述べましたが、飛び抜けたものはないにしろ、あらゆる面で高い質を感じることができる車です。質に関しては、他の国産Cセグメントと比べるとワンランク上のものを感じさせてくれます。野太く低いエンジンフィーリングが楽しさを倍増させてくれます。優等生タイプの車で少し面白みには欠けるかもしれませんが、予想とは違って万人受けする車なんじゃないかなと感じました。売れ行きは想定よりも好調のようですね。それだけ魅力のある車であることは間違いないです。
シビックセダンも試乗していますので、こちらもチェックしてみてください。
関連記事:【マニア試乗記】ホンダ 新型シビックセダンを採点評価!
最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。
買いたい度(7 / 10点)
★★★★★★★☆☆☆
その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!
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インプレッサのようなとありますが、それは現行のインプレッサと比較してという意味でしょうか?
すいません、現行との比較ではなく一世代前のインプレッサとの比較となります。自分が一世代前のインプレッサに乗っているので、その比較として書いてますが、言葉足らずでしたね。追記しておきます。
また、現行インプレッサにも最近試乗させてもらったので、近々レビュー記事を書くつもりですが、コーナリングに感じでは別の車と言っていいほど進化してました。
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