2022年6月7日、ついに北米ホンダにてHR-V(日本名ZR-V)が世界初公開となりました!
明らかになった北米HR-Vの仕様を紐解き、そこから日本国内に入るZR-Vはどのようになっていくのかを想像してみます。
HR-V北米仕様が世界初公開!日本国内のZR-Vはどうなる!?
HR-V 2023 グレード・価格
北米で発売されるHR-Vのグレードは3グレード展開となっており、いずれも2.0L直列4気筒ガソリンエンジン(NA)が搭載されるものとなっています。
- LX:23,650ドル
- Sport:25,650ドル
- EX-L:27,450ドル
※価格はすべてFFのもの AWDモデルは1500ドル高になる
北米TOYOTAで販売されているカローラクロスの価格は22,445ドル〜となっていますので、カローラクロスをかなり意識した価格にはなってそうですね。
カローラクロスの日本での価格はG(2WD)で224万円ということを考えると、単純計算でHR-Vは236万円くらいからという感じになりますかね。かなり安い。
ただ、日本国内には2.0Lモデルは入ってこず、1.5Lターボと2.0e:HEVの2つが入ってくると思われるので、米国モデルよりも価格は上がってくるでしょう。また、装備的にも日本国内モデルの方がより充実した装備にしてくるのではないか、とも想像しています。(その分価格も上昇)
EX-Lグレードはバンパー部やフェンダーアーチモールがブラック塗装され、質感の高さを感じ取れる。
SPORTグレードは専用のグリルパターンが採用される。
HR-V 2023は無線CarPlayに対応!
AppleCarPlayとAndroidAutoですが、無線接続に対応しているようです。(上級グレードのみ)
これは個人的にはかなり嬉しい。日本国内仕様でも無線接続が利用できるようになっていることを強く望みます。
HR-V 2023 上級グレードの装備
参考までに上級グレードで装備される主な装備は以下の通り。
- ムーンルーフ
- 無線CarPlay/AndroidAuto
- ブラインドスポットモニター
- Low-Speed Braking Control
- 8スピーカー(合計180W)
- ワイヤレス充電
- デュアルゾーン自動気候制御システム
- 自動調光バックミラー
- アンビエントLED照明
- 8WAYパワーシート(運転席)
- フロントシートヒーター
- レザーシート
- WalkAwayAutoLock
- パーキングセンサー(フロントリア)
- バンパー部ピアノブラック
日本仕様のZR-Vはさらに装備が充実する?
北米仕様のHR-V上級グレードよりも、日本国内にはいるZR-V上級グレードの方が、充実した装備になると思われます。
メーターですが、北米HR-Vにはフル液晶メーターが採用されていません。(7インチ液晶+アナログメーター)
先日中国で公開されたZR-Vには、フル液晶メーターが採用されていましたので、日本国内モデルにもフル液晶メーターが採用されることは間違い無いでしょう。
スピーカーは基本6スピーカーで上級グレードには8スピーカーが設定されています。
中国で発表されたZR-Vには、BOSEサウンドシステムが搭載されていることが確認できているので、日本国内モデルでも上級グレードに標準装備orオプション設定という形で設定できると思われます。
LEDヘッドライトに関しては、アダプティブドライビングビームシステムが採用されていない様子。
中国で発表されたZR-Vには、シビックEXに搭載されるアダプティブドライビングビームを搭載するヘッドライトと同じ形状のものが採用されていたので、こちらも日本国内モデルでは設定可能となるでしょう。
バックカメラに関しては、上級グレードでもアラウンドビューモニターシステムは採用されていない様子です。
日本国内の新型ヴェゼルには採用されている装備なので、日本国内ZR-Vでは設定できるようになっていると嬉しいところですね。
また、電動テールゲートに関しても採用がされていない様子。こちらは中国のZR-Vにも搭載がなさそうだったので、日本国内モデルにおいても電動テールゲートの採用はないかもしれません。
HR-V 2023 走行性能における装備
まず、アクティブノイズキャンセリングが全車標準装備されているのは嬉しいポイントです。
e:HEVモデルには、シビックe:HEV同様にアクティブサウンドコントロールシステムが採用されることを期待したいです。
AWDモデルも選択可能となっており、InteligentControlSystemというものを採用したリアルタイムAWD方式を採用しているようです。
こちらは、ヴェゼルやCR-Vに搭載されているAWDと基本同じ感じではないかと思われます。
また、走行モードでSNOWモードに設定することも可能なようです。
あとは、シビックとプラットフォームを共有するということで、マルチリンク式リアサスペンションを搭載しているという点が大きいポイントですね。
走りに大きな期待ができるSUVだと思います。
HR-V 2023 ボディカラー
ボディカラーの推察記事も書いてましたが、予想通り全7色展開となりました。新色が2色追加という点も当たってそうです。
1.プラチナホワイトパール
定番の白。SPORTグレードでは選択不可。
2.クリスタルブラックパール
定番の黒。日本国内では無償カラーとなっている。
3.ミラノレッド
シビックに設定されているプレミアムクリスタルレッドとは異なるソリッド系の赤。HR-Vの雰囲気にあっている気がする。
4.ルナシルバーメタリック
北米シビックでは選択可能な色だが、日本国内シビックでは選択不可な色。
ZR-Vに関してもルナシルバーメタリックは入ってこない可能性が高いか。
5.モダンスチールメタリック
先代ヴェゼルで選択ができたボディカラー。少しブラウンがかった大人っぽいメタリックグレー。
6.ノルディックフォレストパール
新色のブルーグリーン系のグレーといった感じの色味。個人的にはかなり好み。
色の系統としてはソニックグレーパールが近そう。
7.アーバングレーパール
こちらも新色のセメントカラー系のグレー。
ただし、こちらはSPORTグレード専用カラーとなっている、、
ノルディックフォレストパールとアーバングレーパールの色味は、公式HPの色味と実際の色味が結構違いそうなので、以下動画を見ていただいた方が良いかもしれません。
アーバングレーパールがSPORT専用色という嫌な予感も当たってしまったのが残念。。笑
日本国内にはSPORTグレードが入ってこない可能性が高いので、必然的にアーバングレーパールを選べない可能性も高そうですね。。
HR-V 2023 内装パターン
以下の内装パターンが確認できます
LX:ファブリックシート(黒)
SPORT:ファブリックシート(黒×オレンジステッチ)
EX:レザーシート(黒/白)
SPORT専用 ファブリックシート(黒×オレンジ)
オレンジがしつこくなく、ちょうどいいバランスで配色されているのは好印象。ファブリック部のデザインもいい感じです。
EX-L専用 レザーシート(黒)
白ステッチがいい感じで映えてます。クリーンな印象があって良いです。
EX-L専用 レザーシート(白)
ホワイト内装はあまり似合ってない感じがします。。
中国で発表されたZR-Vにはブラウン系のインテリアもありましたが、北米HR-Vには設定が無い様子です。
北米、中国とそれぞれ異なるカラーが選択されましたので、日本国内仕様にも異なる新たなカラーが設定されることを少し期待してます!
HR-V 2023 サイズ情報
一足先に上記記事でサイズ推測を行いましたが、概ね一致してそうです。
全長:179.8in = 4,567mm
全幅:72.4in = 1,839mm
全高(17インチタイヤ):63.4in = 1,610mm
全高(18インチタイヤ):63.8in = 1,620mm
ホイールベース:104.5in = 2,654mm
最低地上高(17インチタイヤ):7.0in = 178cm
最低地上高(18インチタイヤ):7.3in = 185cm
最低地上高が高すぎないという点は個人的に嬉しいポイント。走りを意識した結果じゃないかなと考えてます。
上級グレード(EX-L)の車両重量は以下の通り。シビックと比べると100kgほどの重量増になりそうです。
重量(FF):3,219lbs = 1,460kg
重量(AWD):3,333lbs = 1,511kg
また、前後重量配分についても記載があり、フロント:リア=58:42だそうです。ちなみにシビックは60.3:39.7となっていて、意外にもHR-Vの方が重量バランス的には良さげですね。
また、最小回転半径についても記載がありました。(北米では直径で表している様子)
17インチモデル
最小回転直径:35.1ft = 10.7m
最小回転半径:5.3~5.4m
18インチモデル
最小回転直径:37.0ft = 11.3m
最小回転半径:5.6~5.7m
ラゲッジ容量に関しては24.5ftと記載がありました。
シビックが24.4ftとなっているので、VDA方式ではシビックとほぼ同等の452L付近になると考えられます。