10/20追記:試乗をしてきてその様子を動画に撮りました。記事の最後に動画を紹介しています。
今回は、9月にフルモデルチェンジを迎えた日産の新型リーフの紹介をしたいと思います。エクストレイルの試乗をしようと日産に寄ったら新型リーフが展示されていましたので、その時に撮ってきた写真を感想を添えて紹介したいと思います。試乗もしたかったのですが、まだナンバー登録がされていないようで、試乗ができるようになるのは10月中旬くらいかなということでした。試乗ができるようになったら連絡が来るようになっているので、また試乗行い次第、試乗レビュー記事も書いていきたいと思っていますので、お楽しみに。
リーフは電気オンリーで走るエコカーで日本中から注目を集めている車ですが、初代リーフは走行可能距離が短いということで実用レベルには達していなかったように思います。その辺りフルモデルチェンジでどのように改善されたのかが気になるところですね。今回は以下の観点でチェックをしていきたいと思います。最後に展示されていたリーフの写真も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 外観、価格
- 走行可能距離
- 動力性能
- 先進安全装備
- 展示車の写真の紹介
日産 新型リーフは動力性能がすごい!? 展示されてたので写真撮ってきました
それでは紹介に参りたいと思います。まずは外観の変化、価格に関してチェックしてみましょう。
新型リーフの外観と価格
外観は全く別物の車になりましたね。かなりかっこよく、そして普通の自動車っぽくなったんじゃないかなと思います。外観の電気自動車感が強かった初代リーフですが、この外観のせいで敷居が高く感じてしまって手を出さない人が多かったんじゃないのかなと個人的には感じてます。今回のフルモデルチェンジでの外観の変更は、売り上げには大きく貢献するんじゃないかなと感じました。それにしても日産ぽくない外観だ。(ホンダっぽい。。)
価格についてですが、新型リーフは3つのグレードが用意されています。安い順にS、X、Gとなっています。価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
---|---|
S | 315.0万円 |
X | 351.3万円 |
G | 399.0万円 |
グレードによる主な違いも簡単にまとめてみました。
グレード | 価格 |
---|---|
S |
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X |
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G |
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新型リーフの走行可能距離
初代リーフは航続可能距離200kmという短さがかなりネックになっていました。新型になって、カタログ値は倍増の400kmと進化しました。400km走れば安心して走れるんじゃないでしょうか。電気自動車用の充電設備も揃ってきているので、そろそろ電気自動車にしてもいいのかなと思えてくる時代になってきましたね。ディーラーの方曰く、初代で実航続可能距離が上手い人で150kmほどだったようで、新型リーフも実働は300km程度になるのかなということでした。それでも倍増は嬉しいですし、着実に実用可能レベルに近づいているなと思います。
また、燃料費はどれほどになるのでしょうか。ちょっとシミュレーションをしてみましょう。カタログスペック上は、120whで1km走るということらしいです。仮に東京電力の深夜電力で充電すると仮定すると、1kwあたり20円の電気代がかかります。この過程において10,000km走った時にかかる電気代を算出してみましょう。比較として、燃費15km/lのガソリンエンジンも算出してみます。
車 | 10,000kmでかかる燃料費 |
---|---|
新型リーフ | 24,000円 |
15km/lのガソリン車 | 83,267円 |
さすがにかなり安くなりますね。例えば10万kmそれぞれで走ってみるとすると、24万円と83万円ですから、60万円ほどの差が出てきます。家の電気代とまとめて支払えるというのも楽で良さそうですよね。
新型リーフの動力性能
気になるのが動力性能です。ここは試乗で確かめたいポイントになりますが、まずはカタログスペック値から採点を行ってみましょう。重量、モーター性能は以下のようになっています。
項目 | 値 |
---|---|
重量 | 1490kg ※1 |
最高出力 | 150ps |
最大トルク | 32.6kgf・m |
※1 Sグレードの場合
なかなか良さそうですね。それではいつも通り重量を考慮した指標であるパワーウェイトレシオとトルクウェイトレシオを算出して採点してみましょう。重量を考慮しないと意味ないですからね。
項目 | 値 |
---|---|
パワーウェイトレシオ | 9.9kg/ps |
トルクウェイトレシオ | 45.7kg/kgf・m |
ディーラーの方が、エルグランドの3.5Lなんか目じゃない的なことを言っていたのですが、そこまでではなさそうですね。パワーは平均的な感じです。トルクはさすがですね。電気自動車は発進時から最大トルクを発揮できるので、発進時加速はかなりスムーズでしょう。おそらく乗ったら癖になるやつです。早く試乗したいところです。
新型リーフの先進安全装備
まずはe-Pedalというやつですね。アクセルを離したら勝手にブレーキがかかるという感じで、ワンペダルで操作できますよという日産独自のアイテムになってます。試したことないのでなんとも言えないですが、慣れるまでは気持ち悪そうです。ディーラーの方が言うには、ノートよりもより使い勝手がよくなっていると言うことでした。ここは試乗して試したいところです。
あとはプロパイロットですね。こちらはGグレードのみ標準装備となっているのが残念なところです。こちらも高速でしか試せないので経験したことはないのですが、なかなか評判は良さそうです。プロパイロットも進化してるようなことを言ってましたね。
プロパイロットの派生として、新型リーフで初めてプロパイロット パーキングという機能を搭載しました。いわゆる自動で駐車してくれる機能ですが、ちょこちょこ搭載している車は今までもありました。ただ、駐車するまでのユーザー操作が色々あって手間で結局自分でやったほうが早いし楽というものがほとんどで、あまり重宝されない機能になっていました。プロパイロット パーキングはユーザー操作を極力少なくし、駐車できるスペースを自動認識してくれる機能なようです。これも試してみないとなんとも言えないですが、試乗でもし試せたらどんなもんだったか共有したいと思います。公式ページに乗っている手順を紹介します。
あとは自動ブレーキサポートはもう当たり前ですが標準装備になってます。オートハイビームアシスト機能も付いてますね。あとは日産と言えばというところでアラウンドビューモニター機能も搭載可能です。また、インテリジェントルームミラーという、ルームミラーに映るものがリアにあるカメラで写した映像になる機能も搭載されています。
技術の日産と言うだけあって、なかなか先進装備が充実しています。これらが全車標準とかになってくるとなおいいのですが、今回は有無で価格差をつけて売ることを選択したようです。
展示されていた新型リーフの写真の紹介
最後に展示車の写真を紹介したいと思います。Gグレードですね。
ほんと日産ぽくないです。ホンダっぽいです。リアなんかヴェゼルっぽくないですか!? まあ先代よりはだいぶかっこよく親しみやすい印象になったかなと思います。
グリル部分が青色になっていることもポイントですね。どのボディカラーを選んでもグリルの色は一緒なので、こことの兼ね合いを考えてボディカラーを選びたいところです。
内装は正直少し残念な感じを受けました。電気自動車なんだからもっと先進的なデザインのインテリアで攻めて欲しかったなという気持ちが強いです。ナビは日産の標準ナビが取り付けられていましたが、7インチ小さいなという感じはします。後席は広くもなく狭くもなくというところですかね。車の大きさの割には狭いかなという感じもしますが、そんなに気にするレベルでもないでしょう。
試乗動画の紹介
目玉機能であるプロパイロットパーキングも動画内で試しています!
まとめ
新型リーフの紹介いかがでしたでしょうか。やはり日本中が注目している車だけあって、展示車には結構人が集まっていました。モデルチェンジを行い、かなり実用で使えるレベルに近づいたとは思いますので、一度このタイミングで電気自動車を試してみるというのはありかなと思います。例えば家族だと2台持ちの方も多くいると思いますが、1台を大きなミニバンやSUVでメインでお父さんが乗る車、もう1台をお母さんがメインで乗る車としてリーフを選ぶというのは結構アリなんじゃないかなと思います。軽自動車を購入される方も多いと思いますが、燃料費が押さえられて、税金免除や補助金を考えると、普通と比べて100万円近く押さえられるので、実質200万強くらいの車と捉えることができます。軽自動車よりもちろんパワーもトルクもあって、電気自動車ならではの楽しさも味わえる車だと思うので、時々お父さんが楽しむためにリーフに乗るとか。僕はそういうの憧れちゃいますね。とにかく一度10月中旬ごろに試乗をする予定ですので、またその感想をお伝えできればと思っています。その時までお楽しみに!