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【試乗+採点評価】スバル XV 2.0i-S【79点:コストパフォーマンスは最強?】

またもやコンパクトSUVに試乗してきました。

今回は発売されてからちょっと時間が経ちましたが、2017年にフルモデルチェンジしたスバルXVに試乗してきました。

巷の評判はかなり高いイメージでしたので、どんなもんなのか確認したく乗らせていただきました。

本記事では、年間50台ペースで試乗している自称「試乗マニア」ならではの視点でレビューをさせていただきます。また、以下要素に関して勝手ながら採点評価をさせていただきます。

  • エクステリア
  • インテリア
  • 走行性能

採点評価は、パワプロ風にS〜Gでランク付けを行います!

 

最後にまとめとして、私が感じたGood PointBad Pointを紹介します。また、撮影してきた動画をYoutubeにアップしましたのでそちらの動画もご紹介します。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

【マニア試乗記】スバル 新型XV(2017) 2.0i-Sを採点評価! コストパフォーマンスは最強?

まずは、価格、スペック、この車の注目すべきポイントなどの基本情報を紹介します。

新型XVの基本情報の紹介

価格帯は213万円〜267万円となっています。いやあ、安いっすね。

ただ、1.6Lだとかなり物足りないと思いますので、2.0Lをオススメしたいところです。2.0Lは248万円からとなっています。

今回試乗させていただいたのは、2.0i-Sといういわゆる最上級グレードで、267万円となっています。

パワートレインは、先ほど言った通り1.6Lと2.0Lの2種類でガソリンNAエンジンのみです。

駆動方式は4WDのみ。SUBARUの強みですね。

“XVの注目ポイント”は以下のようなところではないでしょうか。

  • スバルグローバルプラットフォームを採用した安定感の高い走り
  • アイサイトver.3標準装備
  • シンメトリカルAWD、X-MODEを搭載するなど、抜群の雪道走破性を持つ
  • 取り扱いやすいコンパクトサイズながら、最低地上高200mmを確保した本格的SUV

また、試乗した2.0i-Sの基本スペックは以下の通りです。

サイズ 4,465 x 1,800 x 1,550
重量 1,440kg
エンジン 2.0L水平対向4気筒NA(直噴)
ミッション CVT
最高出力 154PS/6,000rpm
最大トルク 196Nm/4,000rpm
燃費・燃料 16.0km/L・レギュラー

ターボが選べないのは少し残念なところですが、2.0Lは直噴エンジンとなっています。(1.6Lは違います。)

NAならではの滑らかな加速が売りとなってきますかね。

また、本ブログ独自の採点方式による最高出力、最大トルクを重量で割った値のトルクウェイトレシオの採点結果は以下のようになっています。

パワー
B-
70.1点

トルク
C
63.3点

この点数は、平均的な点数と思っていいです。パワースペック的には良くも悪くもなくと言ったところですね。

また、1.6Lモデルの点数は以下のようになっています。

パワー
D-
50.3点

トルク
E
45.3点

いやあ、これはちょっとキツイ。乗ったことないですが、かなり物足りないでしょうし、街乗りレベルでもストレスを感じる場面が多いと思われます。

以前1.6Lのインプレッサに乗っていましたが、重量の軽いインプレッサでもちょっと物足りなさは出てたので、XVだとさらにキツイでしょうね。

個人的には、XV買うなら2.0L一択だと思ってます。

新型XVのエクステリア評価

フルモデルチェンジを受けて、かなり洗練されたエクステリアになりましたね。

個人的には超好みなデザインセンスで、かっこよさと美しさを兼ね備えた外観になっていると思います。

インプレッサと共通なデザインとなっていますが、XVが一番カッコよく見えるようにデザインされたとか。

SUVらしさもしっかり出ていますが、やはりどちらかといえば都市型的な顔つきですね。

ゴリゴリのSUVらしい車が欲しい方にはフォレスターという選択肢があるのもスバルの強みかと思います。

スバルのSUVは魅力的な車が多いですね。

SUVではありながら、フォルムラインも非常に綺麗で、スタイリッシュな印象を受けます。

それでも、最低地上高は200mmとなっていて、本格的なSUV的な走りもできるというのが高ポイントですね。

このXVは、オプションとなるアクセサリが付いていて、シルバーのアンダーパネルが装備されていました。

これだけでSUVらしさがグーンと上がる感じがします。

オレンジデカール付きも選べて、これはこれでポップな印象になっていいと思います。

リアビューも、フルモデルチェンジでかなりよくなったなという印象です。

リアランプの形状は先代と大きく変わって、横長の鋭いデザインになりました。

後ろから見ても、すぐに新型だなと分かる感じです。

また、リアにもオプションのシルバーアンダーパネルが装備されています。

あるのとないのではだいぶ印象が変わると思います。

ギラギラ感を増すようなアクセサリが多い中、このXVのアクセサリは非常にセンスがいいですね。

ホイールは18インチ

2.0i-Sグレードになると18インチアルミホイールが装備されます。

i-Lの場合は17インチですが、どのホイールデザインもXVに似合っていていい感じですね。

カラーラインナップは9種類

このXVはソリッドカラーがよく似合うと個人的には思っています。

撮影したクールグレーカーキという水色系のソリッドカラーもとてもよく似合っていました。

サンシャインオレンジなんかもポップな印象が出ていいんじゃないでしょうかね。

内装にもオレンジアクセントが散りばめられていますので、それに合わせたボディカラーにしたいなーと思ってしまいます。

エクステリア採点

フロントフェイス
A-
フォルム
B
リア
B+
カラーラインナップ
B-

エクステリア総合評価
B+

新型XVのインテリア評価

インプレッサもそうでしたが、なかなか質感が高いインテリアになっています。

価格の割には高級感も感じられるようなデザインになっていて、先代の弱点だった安っぽさが全くなくなりました。

シートなど、いろんなところにオレンジステッチが入っているのも特徴的ですね。

これだけで内装全体がとてもポップでおしゃれな感じに仕上がります。

ドア周りの質感も高いですよね。

しっかりとオレンジステッチも入っています。

センターコンソールはこんな感じ。

やっぱりオレンジアクセントがいい感じです。XVらしさというところをうまく出せていますね。

ごちゃごちゃ感もなく、スッキリとしたデザインになっているので、好印象を抱きます。

後列の居住性も十分ですね。

コンパクトSUVとミドルSUVの間くらいのサイズ感で、非常に使いやすいサイズになっていると思います。

ラゲッジスペースもSUVらしく広々と確保されています。

都市型SUVとは言いながら、アウトドアなんかでもガンガン使えるSUVに仕上がっているのではないでしょうか。

インテリア採点

おしゃれさ
B
高級感
B-
利便性
A+
快適性(シート)
B+

インテリア総合評価
B+

新型XVの走行性能評価

引き締まった心地よい乗り心地

XVには、新型インプレッサから搭載された「スバルグローバルプラットフォーム」と呼ばれるプラットフォームが採用されています。

これにより、高剛性で低重心なボディを実現している訳なのですが、実際に走ってみるとこの凄さが分かります。

乗り心地の面で言うと、とても引き締まった足回りで安心感があるとともに、非常にしなやかで心地の良い乗り心地も実現しています。

個人的には新型インプレッサよりも1レベル上質な乗り心地になっているなと感じました。

このグローバルプラットフォームは、今後のスバルの大きな武器になってくるのではないでしょうか。

これだけで車の魅力が倍増します。

高いステアリング操舵性

グローバルプラットフォームの恩恵は乗り心地だけではありません。

素晴らしい応答性と安定性を手に入れています。

ステアリングの操舵性は抜群に良くて、素早い操作でも思った通りに車を動かすことができます。

急なハンドリングでも車の揺り戻しがない

操舵性に優れているだけではなく、安定感も抜群です。

素早いステアリング操作を行っても、揺り戻しが全くこない感覚は、SUVに乗っていることを忘れてしまうレベルですごいです。

グローバルプラットフォームとシンメトリカルAWDが組み合わさることで、この抜群の安定性を手に入れています。

こういった部分が今後のスバル車の売りになっていくのではないでしょうか。

ロードノイズはかなり抑えられている

静粛性に関しても、このクラスにしてはかなり高いレベルにあると思います。

これもプラットフォームの力が大きいのだとは思いますが、ロードノイズの遮断性は特に素晴らしいです。

乗り心地と静粛性が合間って、かなり快適に過ごせます。都市型SUVと謳っているのも納得できる仕上がりです。

CVTと2.0NAエンジンの組み合わせは悪くはない

パワートレインに関しては、先代と変わらずリニアトロニックCVTと2.0LのNAエンジンの組み合わせになります。

CVTはちょっとどうかなと思ってましたが、NAエンジンとの相性もなかなかいい感じでした。

NAエンジンの魅力である滑らかな加速が、リニアトロニックによってさらに滑らかにしてくれている感じがします。

ただ、やはり若干CVT特有の吹き上がり感があることは否めず、私はそれを気にしながら走っていました。

走行性能採点

  • 加速感      … 7.5/10点 B+
  • 乗り心地   … 8.5/10点 A+
  • 静粛性      … 8.0/10点 A
  • 操舵性      … 8.0/10点 A
  • 楽しさ      … 7.5/10点 B+

総合得点:79/100点 B+

新型XV試乗レビューまとめ

色々書いてきましたが、最後に特に感じたGood PointとBad Pointを1点ずつ紹介したいと思います。

Good Point

引き締まった質感の高い乗り味と走行安定性の高さ

このクラスで言ったらピカイチの乗り心地と安定性を誇っているのではないでしょうか。

近々、スバルグローバルプラットフォームを採用したフォレスターやレヴォーグ、レガシィなどが出てくると思いますが、本当に楽しみです。

その一方、XVでこれだけレベルが高いと、それより上のクラスのフォレスター、レガシィにかかってくるプレッシャーは大きいものになってくるでしょう。

Bad Point

CVTとNAエンジン

スバル車に乗るならやっぱりターボに乗りたいなと思ってしまいます。

NAはNAで滑らかな加速が気持ちいいのですが、スバルのターボの性能が魅力ありすぎて、どうしてもそっちを望んでしまいますね。

後は、リニアトロニックCVTの存在。

先代インプレッサに比べるとだいぶ熟成されていい感じにはなっている気がしますが、スバルには独自DCTを開発してくれないかなと密かに期待しています。

輸入車ではDCTが多く採用されていて、ダイレクト感溢れる走りが非常に魅力的なので、こういったところも備わると鬼に金棒なんじゃないかなと思ってます。

最後に

新型XVの試乗レビューはいかがでしたでしょうか。

一言で言うと素晴らしい車でした。

XVのコストパフォーマンスに敵う車はなかなかないんじゃないでしょうか。

とにかく今後のスバル車が楽しみで仕方ありません。

撮影してきた試乗動画もご一緒にどうぞ!

 

最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。

買いたい度(8 / 10点)
★★★★★★★★☆☆

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね! 

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P.S. 快く試乗させていただきました北陸スバル金沢本店さんにこの場を借りて感謝申し上げます。

担当いただいたMさんは、若いながらかなり詳しいところまで教えてくれて、スバル愛に満ち溢れた魅力的な方です。今回も本当に楽しく試乗できました。

ご近所の方でXVに興味を持たれましたら、是非とも北陸スバル金沢本店へ!

「プジョー5008に乗ってる人のブログ見て来た」と伝えれば、もしかしたらいいことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)

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