今回は、次買う車の大候補と考えているレヴォーグに試乗してきました。
現行モデルの最後の改良モデルだろうと言われている、E型に試乗しています。
また、その際に新たに発売された、スバル60周年を記念したSmart Editionというお買い得グレードに乗ることができました。
本記事では、年間100台ペースで試乗している自称「試乗マニア」ならではの視点でレビューをさせていただきます。また、以下要素に関して勝手ながら採点評価をさせていただきます。
- エクステリア
- インテリア
- 走行性能
最後にまとめとして、私が感じたGood PointとBad Pointを紹介します。また、撮影してきた動画をYoutubeにアップしましたのでそちらの動画もご紹介します。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
【マニア試乗記】スバル 新型レヴォーグ(E型) 1.6GT EyeSight Smart Editionを採点評価! 熟成された隙のないステーションワゴン
まずは、価格やスペックなどの基本情報を紹介します。
新型レヴォーグの基本情報の紹介
価格帯は286万円〜405万円となっています。コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
今回試乗させていただいたのは、スバル60周年を記念した特別仕様車のSmart Editionで、294万円となっています。
今買うならこの特別仕様車はコストパフォーマンス抜群でオススメですね。
スポーティなエクステリアパーツと、ブラインドスポットモニター、オートハイビームなどのアイサイトセイフティプラスが装備されていて、ベースとなるGTグレードと8万円しか変わりません。
グレードは大きく分けると、GT、GT-S、STIの3種類が用意されています。
GTがスタンダードモデルで、GT-Sが足回りがよりスポーティになったモデル、そしてSTIがさらにスポーティなセッティングとなっているモデルです。
個人的に買うとしたら、是非ともSTIを選びたいなとは思っています。
また、パワートレインは、1.6L4気筒ターボエンジンと、2.0L4気筒ターボエンジンの2つが存在します。
今回試乗させていただいたのは、1.6Lターボモデルとなります。
駆動方式は4WDのみ。かなり評判の高いスバルのリニアトロニックAWDが標準採用ということで、スバルらしい車に仕上がっています。
試乗した1.6GTの基本スペックは以下の通りです。
サイズ | 4,690 x 1,780 x 1,495 |
---|---|
重量 | 1,540kg |
エンジン | 1.6L4気筒ターボ |
ミッション | CVT |
最高出力 | 170PS/4,800rpm |
最大トルク | 250N•m/1,800rpm |
燃費・燃料 | 16.0km/L・レギュラー |
1.6Lターボエンジンを搭載していながら、レギュラーガソリンが燃料というのは嬉しいポイントですね。
個人的にガチガチのライバルだと思っているメガーヌ スポーツツアラーGTも同じ1.6Lターボで、よりスペックは高いものになっていますが、燃料はハイオクガソリンとなっています。
また、本ブログ独自の採点方式による最高出力、最大トルクを重量で割った値のトルクウェイトレシオの採点結果は以下のようになっています。
メガーヌと比べるとやや大人しい点数になっていますが、街中で楽しむくらいにはちょうどいいスペックかなと思います。
普段使いで不足感というものはまず感じないでしょう。
それでも物足りないという方には、驚異的なスペックを誇る2.0Lターボモデルをオススメします。こちらも点数を見てみましょう。
いやいや、とんでもない点数です。こんなスペックのものが300万円台で買えちゃうってすごないですか!?
次期レヴォーグのパワートレインは、1.5Lターボと1.8Lターボの2種類になるのではないかと噂されています。WRX STIとの差別化が理由かなと思います。
このとてつもないレヴォーグを買えるチャンスは今だけかもしれませんので、気になったら是非一度試乗してみましょう!
新型レヴォーグのエクステリア評価
やっぱりレヴォーグはカッコいいですね。
直線的な印象で、キリッとしたフロントフェイスが特徴的です。
最近フルモデルチェンジをしたインプレッサやXVのような少し流線型な顔つきもとてもいい感じですが、このカクカクした感じもいいですね。
個人的にはフルモデルチェンジでさらにめちゃくちゃかっこよくなるんじゃないかと期待しまくっています。
このSmart Editionという特別仕様車ですが、エクステリアにところどころにブラックアクセントが散りばめられています。
まずは、フロントグリル。ダークメッキとブラック塗装で、スポーティさを引き立てていますね。
また、ヘッドランプの周りにブラックベゼルがあるのもこのモデルならでは。下の写真を見てもらうと分かりやすいかもしれません。
さらにはドアミラーもブラック塗装されています。
この角度めっちゃかっこいいと思いませんか!?
ボンネットの盛り上がり方もとてもセクシーですし、とてもバランスのいいエクステリアデザインだなーと思います。
ブラックパーツによって、さらに引き締まった印象になってる気がします。
フォルムもカッコいいですよね。
ワゴンというと、スタイリングはちょっと微妙だなという風に思われる方も多いと思いますが、非常にスタイリッシュにまとまっています。
ステーションワゴンっぽさが全然ないですよね。レヴォーグという車の大きなStrong Pointだなと思います。
参照:https://www.subaru.jp
リアを撮り忘れたので公式HPからの参照になります。
リアデザインも悪くはないですが、もう少しおしゃれさが演出できると尚いいのかな〜と個人的には思ってしまいます。
新型インプレッサやXVのリアデザインは結構好みなので、レヴォーグのフルモデルチェンジにも期待しています。
ホイールは17インチ
ホイールは、Smart Edition専用デザインの17インチアルミホイールとなっています。
シンプルでスポーティなデザインです。よりタイヤが大きく見えるようなデザインじゃないかなと思います。
カラーラインナップは8種類
レヴォーグはどんな色でも似合いそうだなーと思いました。
個人的にはダークグレーメタリックとSTIの組み合わせがいい感じなんじゃないかと。
欲を言えば、もう少し質感の高そうなカラーが選べると、より魅力的な車になるんじゃないかなと思いました。
ソリッド系のレッドは少しやすっぽく見えてしまう印象でしたね。
エクステリア採点
フロントフェイス
★★★★☆
フォルム
★★★★★
リア
★★★☆☆
カラーラインナップ
★★★☆☆
エクステリア総合評価(7 / 10点)
★★★★★★★☆☆☆
新型レヴォーグのインテリア評価
グレーを基調としたインテリアで、スバルらしいスポーティでシンプルな内装です。
ごちゃごちゃしていないので操作性も高いですし、何より居心地がいいですね。
センターコンソール上部のマルチファンクションディスプレイのデザインも結構よかったですし、メーター類も見やすくかっこよったです。
また、ちょこっと見えていますが、Smart Editionではアルミペダルも装備されるというのが嬉しいですね。
シフト、スイッチ周りはかなりシンプルにまとまっています。
シートはファブリックシートが装備されていて、結構柔らかめで居心地がいい感じのシートでした。
個人的にはもう少し硬めでスポーティなシートが好きなのですが、そういった方にはSTIがオススメになるのかなと思います。
STIになると、スポーティでがっしりホールド感のあるレザーシートが搭載されるんですよね。ここもSTIの魅力的なポイントの1つです。
後列シートの居住性も十分ですね。
ラゲッジスペースの広さは圧倒的。やっぱりステーションワゴンの使い勝手はとてもいいですね。
最近はSUVがもっぱら流行っていますが、ステーションワゴンもユーティリティの面で負けていないと思います。
さらには低重心の走りが楽しめますので、やはり走りを重視したいお父さんにはステーションワゴンオススメです。
インテリア採点
おしゃれさ
★★★☆☆
高級感
★★★★☆
利便性
★★★★★
シート
★★★☆☆
インテリア総合評価(7 / 10点)
★★★★★★★☆☆☆
新型レヴォーグの走行性能評価
ガツンと来ない柔らかい乗り心地
乗り心地は、この顔にに使わない非常に優しいタッチになっていました。
スバルらしい、段差でもガツンと来ない柔らかい乗り心地で、フワっとした乗り心地が快適です。
スポーティな印象があるレヴォーグですが、このGTというベースグレードの乗り心地は、どこか高級車チックで、レガシィB4とよく似た乗り心地だなと思いました。
個人的には、もう少し引き締まった足回りが好みなのですが、好みによってGT-S、STIと選択肢を広げられるのもレヴォーグの大きな強みです。
本当はSTI目当てで来たので、今度機会があったら乗り比べてみたいなと思っています。
エンジンパワーは十二分で、アクセルレスポンスも高い
今回の試乗車は1.6Lターボエンジンを積んでいましたが、いやはや、これで十分楽しめるエンジンですね。
CVTとの相性はどうかなと思っていましたが、思ったよりも悪くなかったですね。
アクセルペダルを踏み込んだ時に、CVT特有の吹き上がる感じがあるかなと思いましたが、そういったところは最低限に抑えられていて、低回転で厚いトルクを発揮して、グーンと発進時から伸びていく感じを得られました。
アクセルペダルに対する動力レスポンスも高く、これは十分に楽しめるエンジンセッティングになっているなと思います。
重たくずっしりしたステアリング
ステアリングはやはりスバルらしく重たくずっしりしていました。
ステアリングを切っていく分には、ある程度クイックでずっしりしているので操りやすいなという印象でしたが、ステアリングを元に戻す時に、ちょっと「よっこいしょ」と戻さなくちゃいけない感覚が、ちょっと野暮ったいなと感じました。
これは前乗っていた先代インプレッサでも感じていた部分でしたが、同じ日に乗った新型XVではそういった印象をあまり感じませんでした。
新型プラットフォームの賜物なのかもしれません。
直進安定性の高さ
ステーションワゴンということで、ホイールベースも長く、重心も低く、そしてスバルご自慢のAWDを搭載していることもあり、直進安定性はかなり高いレベルにあると思います。
ステアリングのセッティングもまっすぐ走る分にはかなりいい感じなので、高速での巡航時は、かなり楽に安心して運転できるのではないでしょうか。
高速を利用した遠出が多いという方には、今流行りのSUVよりもオススメできる車になっていると思います。
強いて言えばロードノイズがやや大きいか
本当に強いて言えばなんですが、ロードノイズがやや大きいのかなと思いました。
運転している際にはあまり気にならなかったのですが、撮影した動画を後で見返すと結構大きいかなと感じたまでで、大きなWeakPointではないと思っています。
ロードノイズという面では、新型プラットフォームを採用した新型XVなんかはうまく抑えられている印象でしたね。
この現行レヴォーグもかなりレベルの高い車ではあるのですが、新型プラットフォームを採用した次期レヴォーグはどれほど素晴らしい車になるんだろうという期待がすごくあります。
次期型に期待できるのも、現行が素晴らしい車である証拠だと思ってます。
走行性能採点
- 加速感 … 8.0/10点
- 乗り心地 … 8.0/10点
- 静粛性 … 7.5/10点
- 操舵性 … 8.0/10点
- 楽しさ … 8.0/10点
総合得点:79/100点
新型レヴォーグ試乗レビューまとめ
色々書いてきましたが、最後に特に感じたGood PointとBad Pointを1点ずつ紹介したいと思います。
Good Point
この1.6Lターボエンジンは想像以上によかったですね。
街乗りで楽しむ分にはちょうどいい感じで、ワインディングなんかでも十分に楽しめるアクセルレスポンスとスペックだと思います。
このエンジンをレギュラーガソリンで動かせるというのは、輸入車にはない強みではないでしょうか。
次期型は1.5Lターボ、1.8Lターボとなるということで、もしかしたらハイオクガソリンオンリーになるかもしれません。
Bad Point
ステアリングを切る分にはあまり悪い感じはないのですが、戻す時のスムーズさがもう少し欲しいところ。
細かいところにはなりますが、こういう細かなところの積み重ねが運転の楽しさを下げる要因になると思っています。
ただ、ステアリングに関しては好みが分かれるところでもありますので、試乗の際は少し気にして乗ってみてはいかがでしょうか。
最後に
新型レヴォーグの試乗レビューはいかがでしたでしょうか。
レヴォーグ、予想通りいい車に仕上がっていますね。是非ともSTIグレードにも乗ってみたいと思わせられました。
私の次の車の最有力候補であることは、試乗後も変わりありませんでしたね。
撮影してきた試乗動画の方も是非ご覧ください。
最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。
買いたい度(8 / 10点)
★★★★★★★★☆☆
その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね! カテゴリ「試乗レビュー」をチェック!
P.S. 快く試乗させていただきました北陸スバル金沢本店さんにこの場を借りて感謝申し上げます。
担当いただいたMさんは、若いながらかなり詳しいところまで教えてくれて、スバル愛に満ち溢れた魅力的な方です。今回も本当に楽しく試乗できました。
ご近所の方でレヴォーグに興味を持たれましたら、是非とも北陸スバル金沢本店へ!
「プジョー5008に乗ってる人のブログ見て来た」と伝えれば、もしかしたらいいことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)