くるすぺ

【内装編】新型シビックの内外装を詳細チェック:LXでも十分?やっぱりEXの方がいい?

どうも、くるすぺです。

前回は新型シビック(ソニックグレー・パール)のエクステリアを細かくチェックしてきました。
まだチェックしていない方は、是非合わせてチェックしてみてください。

そして、今回は新型シビック LXグレードの内装を細かくチェックしていきます。
EXとの装備差に関しても分かっている部分に関しては細かく説明入れていきますので、グレードをEXとLXどちらにしようか迷っている方も是非チェックしていただけたらと思ってます。

エクステリアも良かったけど、内装の雰囲気がこれまた良くなっているんですよ。是非是非楽しんでいってください!

動画もアップしてますのでよろしければ見てください

新型シビックの前席内装を詳細チェック!

以下順番で見ていきましょう!

  1. 運転席ドアトリム ★グレード間で差あり
  2. 運転席助手席周り全貌
  3. フロントシート ★グレード間で差あり
  4. ステアリング ★グレード間で差あり
  5. メーター ★グレード間で差あり
  6. エンジンスタートスイッチ周り
  7. アクセル、ブレーキ、クラッチペダル
  8. 網網エアコン吹き出し口
  9. スマホ置き場 ★グレード間で差あり
  10. センターコンソール ★MT・CVTで差あり
  11. ルームミラー ★グレード間で差あり
  12. 前席LEDルームライト
  13. グローブボックス

運転席ドアトリム

まずは運転席ドアを開けてドアトリムを覗いていきましょう。

デザイン的には奇抜感なくクリーンにまとめられています。
ドアトリム上部にはソフトパッドが使われてます。その下のピアノブラックガーニッシュがさりげないアクセントになってますね。
中央部にはファブリック素材が覆われていて、柔らかい雰囲気も感じます。

そして、ドアの剛性感がすごかったんです。新型シビックに触る機会があれば、ドアを閉めたときの感触と音、そして室内の密閉感を是非感じてみてください。これはすごい車になる予感しかしません。

LXグレードの場合、スイッチ周りはプラ素材となっていますが、EXになるとセンターコンソールに使われている艶感ある素材が使用されるようになります。結構雰囲気変わりそうな予感がしますね。

スイッチ類のさりげないメッキ加飾は中々いい感じ!上品です。

また、ドアハンドル横のピアノブラック加飾部は、EXグレードになると中央のラインに赤色のアンビエンスライトが配置されるようです。赤いラインとブラックとのコントラストは中々映えそうですね〜。

また、アームレスト部に施されるステッチはEXグレードだと赤色になります。

上品に行くならLX、スポーティに行くならEXという選び方もあるかもしれません。

運転席助手席周り全貌(斜め構図)

最も気になっていた運転席周りの雰囲気ですが、非常に素晴らしいものを持ってました。
助手席側からそれぞれ異なる角度で撮影した3枚の写真をまずは見てみてください!

どうですかみなさん!これが新しいホンダのインテリア空間ですよ!!!

「上質」「おしゃれ」「かっこいい」。
こういうキーワードももちろん当てはまるインテリアデザインになっていますが、根本に感じたのは「いかに居心地の良い空間にするか」というところです。
オシャレさを追求したインテリアではなく、居心地やすさを追求したらおしゃれにもなっちゃった、って感じの雰囲気だなと感じました。

いや〜ダッシュボードの面の作り方が秀逸すぎる。
水平に一直線に伸びる網網のエアコン吹き出しデザインを中心に、水平に入るラインがごちゃごちゃしてないんですよね。
水平ラインが必要最低限で構成され、ラインとラインの間隔がちょうど良い感じがします。

なんというか、とにかく”うるさくない”んですよね。
スッキリしていて色気もしっかりあって、しかも誰かに似ていると言う感じもしない。

本当素晴らしいインテリア空間です。これだけで欲しくなる。

毎日ドアを開けるたびにニヤニヤできそう

運転席助手席周り全貌(正面構図)

続いては、後席の方から正面の角度で撮影した運転席周りを見ていきます。

いや〜めちゃくちゃいい雰囲気ですわあ。シンプルなんだけど濃い。
9インチディスプレイがちょっと浮いて見えるんじゃないかなと懸念していましたが、何故かうまく馴染んで見えるのです。位置的にも見やすいし操作もしやすい位置なので使い勝手は文句なしですね。

個人的に感じるのが、ダッシュボードとセンターコンソールのバランスの良さ。
アナログなエアコンダイヤルをデザイン的にもうまく使えている感じがします。

あとは曲面を極力使わず平面をうまく使っているなという印象があります。ちょっと説明がしづらいので図解を用意しました。

着目したい面に色を被せました。この色がついている面は曲面を使わず平面に近い面になっていることに気づきます。

青色の部分は垂直に近い面です。ここにピアノブラックとシルバーのハニカム柄を使うことにより、適度に引き締まった空間を作れている感じがします。面の厚さも絶妙ですね。

そして、の面から上にダッシュボードが伸びていく形になりますが、ここを曲面的に仕上げちゃうと全体が野暮ったい雰囲気になっちゃってた気がします。
それを防ぐために緑色の平面を作ったんじゃないかと思うんですよね。この斜めの平面がかなり効いている感じがします。青の面がデカすぎると威圧感ありすぎるし、の面のバランスはやはり絶妙な感じがします。

この緑色の面があることで、赤色の水平面が強調されるんですよね。
水平面が強調されることによってクリーンな印象が強くなり、更には心地良い視界感にも繋がるようにも思います。

ここまで書いて正面よりも斜め構図で見た方が分かりやすいことに気づきました笑なので斜め構図の写真にも平面に色付けをしてみてます。

さらに、この面の作り方はダッシュボードだけでなくセンターコンソールにも統一して使われていることが分かります。
このダッシュボードとセンターコンソールの面の使い方が新型シビックの内装のクリーンさの秘訣なんじゃないかなと素人ながらに感じました。

と、色々ややこしいことを言ってきましたが、うん、もう単純にかっこいいんですよ笑
人それぞれ好き嫌いはあると思ってますが、この内装が嫌いだと感じる人は中々いないんじゃないかな。

逆に嫌いな方がいたらその方の意見をじっくり伺ってみたいとも思います。私が感じ取れていない感覚がその方にはあるということだと思うので。素直なご意見お待ちしております!

フロントシート(LX専用シート)

LXグレードのシートはファブリック×プライススムースのコンビシートとなっています。パワーシートは付いていません。

サイドサポートの内側がファブリック素材なのが気になるかなーと思ってましたが、見た目の質感は思ったより悪くないです。
座り心地も良好で、しっとりした柔らかさはあるけど芯がしっかりしている感じ。ホンダに限らずですが、最近の国産車のシートは自分好みのシートが増えてきた気がします。

これがEXになると、ウルトラスエード×プライススムースになりレッドステッチも施されてきます。
さらに形状も少し変わり、よりサポートが厚いスポーティな形状のものになり、パワーシートも付いてきます。

並べて比較しちゃうとEXがいいなーとはなってしまう予感がしますが、LX単体で見た時には質感の低さは全然気にならないです。シルバーのステッチもオシャレでした。

また、運転席助手席シートヒーターは全車標準装備なのでLXにも付いてきます。

本革巻ステアリング

ステアリングは正円系。もちろん本革巻のステアリングとなっています。
デザイン性も良いです。特にスイッチ周りの外枠の薄さが好き。
液晶テレビで例えると、外側の黒縁の部分(ベゼル)って年々細くなってると思いますが、それと似たような感覚をこのスイッチの周りの黒縁に抱きました。

下側のスポークの部分もピアノブラック加飾がしっかり施されているのがいい感じですね。
スイッチの配置としては、左側がオーディオ操作系、右側が安全支援システム操作系という形になってます。

EXとLXでステアリングの素材感は変わらないと思われますが、EXの場合はシートと同じくレッドステッチが入るようになります。

EXの実物を見てないので何とも言えないのですが、この内装の雰囲気に赤ステッチがマッチするのかというところが少し不安に思ってたりします。それくらい、LXのシンプルな色使いの内装がかなりしっくり来ていました。

アナログ+7インチ液晶メーター(LX専用)

LXのメーターは7インチ液晶メーターとアナログメーターの組み合わせになってます。
右側がアナログメーターになっていますが、うっすら速度メーター表示が見えてるの分かりますでしょうか。

こちらヴェゼルのメーターですが、ほぼ同じ感じの表示になると思われます。

これがEXの場合だと、10.2インチのフル液晶デジタルメーターに変わります。個人的にはこれだけでEX選びたくなっちゃうかなあ。
このフル液晶メーター、カスタマイズ性もかなり高そうなんですよね。しっかりスペースを生かして、アナログメーター表示状態でも中央に運転支援系の表示ができる点はGOODだと思います!

EXのフル液晶デジタルメーター
出典:YouTube(MikesCarInfo)

エンジンスタートスイッチ

エンジンスタートスイッチはステアリング右側に配置。個人的に嫌いな配置です笑

そしてETC2.0と9インチセンターディスプレイ(ナビ搭載)は全車標準装備。

YouTubeでコメントもらって気付いたんですが、このETC周りの部分とかシボ加工がされていないんですよね。
一般的にはここもシボ加工されてるような気がします。

アルミペダル

意外だったのはLXグレードでもアルミペダルが標準装備だったこと。これは地味に嬉しいですね。

YouTubeで頂いたコメントの中で、「CVTの場合のペダルレイアウトが結構左に寄ってるように見える」というものがありました。公式サイトの画像を見ると確かにちょっと左寄りな感じもするんですよね。

出典:シビック先行情報サイト

ちょっとこれは実物みないと判断できないので、CVT車を見る際にはペダルレイアウトも気にしてみましょう。

網網エアコン吹き出し口

改めて網網のエアコン吹き出し口部をアップでどうぞ。
先ほどはこの部分を全て青色で塗ってましたが、実は完全な平面ではなく立体構造になっているんですよね。
シルバーのハニカム柄の部分が奥側に押し込まれているような感じで、ブラック塗装面は斜めの面になっているのです。

また、ハニカム柄が非常に繊細な作りになっていることがよく分かると思います。ブラックとシルバーという相性がまたものすごく良いのです。
ハニカム部を明るいシルバーにすることで、奥に配置されるルーバーが目立たない感じになるんですよね。

そして伸びている棒で風向きを変えることができるのですが、この棒の操作感も結構気持ちいいんですよ。安っぽい動き方じゃなくて、しっかりとした重みがある感じ。
その下に配置されるエアコンダイアルも、「カチッ」と気持ちよく回ります。デザイン的にもうまく調和してますよね。

ちなみにLX、EX共に左右独立式のフルオートエアコン機能が搭載されています。
EXの場合は、加えてプラズマクラスター技術が搭載されるようになるそうです。

スマホ置き場

エアコンダイアル下には十分な大きさのスマートフォン置き場が用意されています。
LXの場合はただの置き場所ですが、EXになるとワイヤレス充電機能が搭載されます。

センターコンソール(MT)

エアコンデザインと同じくらい気になっていたのが、このセンターコンソールの素材感です。
というのも、ここに使用される素材は材着樹脂で塗装をせずに光沢感を出したという代物になっています。

写真とかで見てると、この材着樹脂の質感が分かりづらく、もしかしたらちょっと安っぽい雰囲気になってるんじゃないかと懸念していましたが、全く問題なし。
思っていた以上に光沢感があって非常に質感の高いパネルに仕上がっていました!

どうでしょう、この艶感伝わりますでしょうか。
表面には細かな凹凸が入っていて、触るとこの凸凹の感触がしっかりと伝わります。
塗装をしていないので、傷や指紋が付きづらいというのも嬉しいポイントです。

今回の試乗車はMTモデルで、CVTモデルとは配置が結構異なります。
MTの場合はシフトノブが助手席側に配置される形になりますが、CVTの場合はシフトノブは運転席側に配置されます。

CVTにはECONスイッチは無く、ドライブセレクターレバー(SPORT/NORMAL/ECONの3種類)がシフトノブ下側に配置される形になるようです。シフトとスイッチが右側に寄せられた分、ドリンクホルダーはシフトノブの左側に配置され、センターコンソールボックスも大きく設置できるようになります。

ご覧の通り、MTの場合はドリンクホルダーが後ろ側まで侵食し、これによりセンターコンソールボックスが小さくなり、肘が置けるスペースとしてはやや物足りない感じにはなってしまいます。コンソールボックスの容量自体もCVTの方が大きくなります。

ルームミラー

LXの購入で注意しておいた方が良いのが、ルームミラーが防眩仕様ではないということ。ここもEXとLXで差別化がされています。
形状も微妙に異なっている様子です。EXの方がベゼルが薄い感じになってるのかな?

前席LEDルームライト

ルームライトはもちろんLEDライトになっています。ぽわーんと全体が白く光るタイプのやつですね。
最近タッチ式のスイッチが増えてきた印象がありますが、新型シビックは物理スイッチが採用されています。

グローブボックス

グローブボックスの中はツルツル仕様でした。恐らくEXでも同じでしょう。

新型シビックの後席内装を詳細チェック!

以下順番で見ていきましょう!

  1. 後席ドアトリム ★グレード間で差あり
  2. 後席への乗り込みやすさ
  3. 後席シート ★グレード間で差あり
  4. 後席居住性 ★グレード間で差あり

後席ドアトリム

LXでもリアドアに2スピーカーが配置されるのは嬉しい

リアドアトリムの質感はフロントドアに比べると結構落ちてます。
フロントドアだと上部がソフトパッドで覆われていましたが、リアドアの上部はハードプラ(シボ加工)になってしまっています。
さらに、ピアノブラック加飾がされていた部分も、ただの無塗装プラパーツになってしまっています。

EXの場合、リアドアもピアノブラック塗装がされるようになっていることは確認ができました。(アンビエンスライトはフロントのみだと思われます。)
スイッチが配置されるパネルにもセンターコンソールに使われている艶あり樹脂が使用されているようです。

気になるのは、EXの場合はドアトリム上部がソフト素材になるのかハードプラなのかというところ。
多分ソフト素材になってると思うんだけどなあー。

後席への乗り込みやすさ

ルーフが低いので後席への乗り込みはしづらいのかなと思っていましたが、想定していたよりもかなり乗り込みやすいです。
ドアもしっかり大きく開きますし、足を乗せるスペースも十分広い。

後席シートの形状が真四角ではなく少し丸みを帯びており、斜め部分がえぐれてスペースができているのも乗り込みやすさに繋がっている気がします。

参考:我が家のステーションワゴン(508SW)の乗り込み口
足元空間的にはシビックの方がほんの少しくらい狭いくらいだと思う

後席シート

後席シートは結構フカフカ感強くて気持ちよかったです笑
あと、背面が長く背中を任せられる部分が大きい気がします。ヘッドレスト形状が極力後方視界の邪魔にならない形で作られているのも嬉しいですね。

ドリンクホルダー付きセンターアームレストが装着されてます。
写真だとシートと並列の状態で止まっていますが、力を少し加えるとぺたんと下まで着いてしまう仕様になってます。

後席居住性

ホイールベース35mm延長の恩恵は全て後席の膝下空間の広さに反映されています。
全長が長いこともありますが、他のCセグメントハッチに比べるとかなり膝前空間の広さでは優位性があるように感じました。これならワゴンから乗り換えても文句言われなさそう。

また、ヘッドクリアランスも170cmの私が座って拳1個分くらいは余裕がありました。
このフォルムでこの居住空間を実現できるというのは、さすがホンダという感じがします。

足先も入りますが、結構キツキツでした笑

LXには後席ベンチレーション(エアコン)が配置されないのが残念なポイントですね〜。これくらい標準装備にして欲しかったかなというのは正直な感想。
また、後席用USBポートはEXにも配置されていない様子です。

ショルダーラインが下がってウィンドウラインが平行に伸びるようになったので、後席の窓は非常に大きく感じます。
クォーターガラスからも明かりを取り込めて、嫌な圧迫感を感じない開放的な空間に仕上がっていました。

ハッチ部分はかなり傾斜が強いですがガラス部分がでかいので、十分に後方視界も確保できています。

後席用ルームライトも中央に配備されていて、こちらもLEDとなっています。

新型シビックのラゲッジルームを詳細チェック!

樹脂ハッチゲートのヒンジ

ハッチゲートは樹脂製となっており、軽く薄いゲートに仕上げられています。
その結果、ヒンジ部分を小さくでき、前側に配置することで独特な流れるようなフォルムを手にすることができました。

ヒンジ部分、めちゃくちゃ小さいですよね笑
こんなので支えられてしまうほど軽いということなんでしょう。

軽いから閉まり方とか安っぽくなっちゃうのかなと想像してましたが、閉まり方もすごく良いんです。「ボスっ」といい音を立てて閉まります。
ドア含めとにかく閉まり方が良いのが新型シビックの魅力の1つになりそう。

ラゲッジスペースの使い勝手

トノカバーはハッチゲートに装着される分と、ラゲッジ内の左側引き出しタイプの2つに分かれている
右側に配置されるライトは豆球でした

ハッチゲートが大きいので、開口部がめちゃくちゃでかいです!荷物の出し入れはかなりしやすそうですよね。

奥側がちょっとボコッとなってるのが分かると思いますが、ここに環状型のぶっといバルクヘッドが通っているかららしいです。これがあることでリアのしっかり感を高めて、高いハンドリング性能が実現できるということらしいです。(五味さん動画参照

段差があるから嫌だな〜じゃなく、段差があるからこの走りが手に入ってるんだな〜とポジティブに考えていくことで、一見ネガティブな部分も愛おしく考えられることができそうです。

ラゲッジ容量はYouTubeのコメントで450Lというコメントをいただきました。
恐らく、この床下収納も含めた数字だと思いますが、十分広いですよね。

新型シビックは現代のベーシックカー

かっこよくて走りがいいだけでなく、後席も広く快適で荷物も沢山入る。
つまりファミリーカーとしてもかなり優秀であるということ。

これが新型シビックの大きな大きな価値ではないかなと私は感じてます。

本格的なワゴンを買うほどラゲッジスペースは欲してなく、もう少し小さい車が良いというお父さん方にはかなり訴求力の高い車ではないでしょうか。

はい、それは私のことです。笑

スタイリング、走り、扱いやすさ、居住性、積載性の全てにおいてちょうどいい感じを突いてきてくれてるんだよなあ。これこそ現代のベーシックカーのあるべき姿じゃないかと私は思うのです。

登場が楽しみで仕方ありませんね!まずは8月の正式発表を楽しみに待ちましょう。

それではまた!

動画も合わせてチェックしてみてください!

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