今回は、9月に発売されたばかりの新型スイフトスポーツが試乗できるようになっていたので、試乗をしてきました。試乗レビューを書いていこうと思います。巷ではとんでもない化け物性能になっていると囁かれているようですが、実際その通りでスペックはとんでもないことになっています。それでいて価格は200万を切ってしまうという、すごい車を出してきました。性能のすごさに関しては、下記関連記事が分かりやすいかと思います。
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今回は6MTモデルに乗らせていただきました。実のところ、教習所で乗って以来初めてのMT運転になるのでかなり緊張しました笑
試乗レビューに関しては、勝手ながら下記観点で採点もさせていただこうと思います。
- 外観(いい外観だなと思えるかどうか)
- 内装(品があるか、高級感があるか、かっこいいか、ごちゃごちゃしてないか、など)
- 過ごしやすさ(主に2列目の居住空間と座り心地)
- 静粛性、快適性(エンジン音、ロードノイズ、振動、風切り音など)
- ハンドリング、コーナリング
- 視界
- 力強さ(発進時加速、高速運行時の余裕など)
- 運転の楽しさ(総合して個人的主観で)
スズキ 新型スイフトスポーツ(6MT)に試乗しました! 1tを切った重量と1.4Lターボの実力はいかに!?
スイフトスポーツは、名前の通り見た目はスイフトを踏襲したもので、外観がスポーティになって、走りがとんでもなくスポーティになっている車です。車好きの方なら動向が気になる車の一つですよね。今では数が少なくなってきたMTモデルを選べる車で、今回試乗させていただいたのもMTでした。公道を走れるレベルでスポーティさを楽しめる、車好きにはたまらない車になっています。車体も小さいので扱いやすいですね。個人的にはサイドカーとして欲しいです。
パワートレインは1.4Lターボのみで、重量はMTが一番軽く970kgと、先代からかなりの軽量化を実現しています。グレード的には先進安全装備の有無を選ぶくらいで、無しだと183.6万円、有りだと192.2万円と、性能から考えると破格です。
スイフトスポーツの外観をチェック
先代のスイスポと比べると、若干大人しめかなという印象です。オラオラ感が少ないというか、スイフトとの違いが大きく出る感じの外観にはなっていないなという印象です。個人的にはこれくらいの方が好きですね。分かる人には分かる的な、ちょっとしたスポーティ感がいいです。もの足りない方は、色々カスタムパーツも用意されていると思いますので、そういった面で装飾していけば良いのかなと思います。
また、スイフトと比べると全幅が広くなっていて、1700mmを超えるので3ナンバーの車となっています。スイフトが3ナンバーっていうのは違和感ありますが、ちょっとしたワイド感がよりスポーティに見せているのかなと思います。1700mm超えてもそんなに車幅がある方ではないので、全くといっていいほど運転する際には気にならないと思います。
スイスポといったらこのイエローですよね。一目でスイスポと分かる色があるのもいいポイントかなと思います。
スイフトスポーツの内装・過ごしやすさをチェック
動画内では0:47頃から内装の紹介をしています。
赤を基調としたスポーティな内装になっています。シートの形状もスポーティさを醸し出していますね。ただ、安っぽさは否めないかなと。パネル周りが特にちゃっちい感じです。まあ安い車なのでそれ相応と言われればそうなのかもしれません。
ただ、シートの感じは価格を考えると中々いいかなと。座り心地もフィット感があってよかったです。
スイフトスポーツの走行静粛性・快適性をチェック
静粛性に関しては、まあまあといったところでしょうか。ロードノイズはスポーティモデルだけあってさすがに少し気になりますが、それほど不快に感じるものではないです。
乗り味もスポーティモデルだけあって固めです。MTの運転に必死になっていて気づかなかった部分もあるかもしれませんが、突き上げなどはあまり気にならなかったかなと。乗り心地にも考慮しているなと感じさせられます。
スイフトスポーツのハンドリング・コーナリングをチェック
ハンドルはスポーティモデルにしては思ったよりも重さを感じませんでした。扱いやすさも重視されていて、いい具合のハンドルの重さになっています。
コーナリングに関しては、感動できるほどのものは感じませんでした。もう少しクイックに曲がれる印象が与えられると、さらに運転の楽しさが倍増するんじゃないかなと思います。
スイフトスポーツの視界をチェック
ゴーカートフィーリングを得られる低い視線での運転になりますので、視界がいいとは言えませんが、コンパクトカーとしては特段悪いものでもないです。見辛いところがあるなと感じることはありませんでしたので、楽しく運転できるメリットの方が強く出るかなと感じます。
スイフトスポーツの力強さをチェック
スペック的にはトルク、パワー共にとんでもない数値になっていましたが、スペック通りとんでもない走りをしてくれました。ターボエンジンだけあって、低回転でのトルクも太く、発進時の加速は素晴らしいです。また、エンジンが伸びやかでそのままぐんぐん加速できる印象ですね。エンジンフィーリングは、かなり野太い感じです。高排気量のNAエンジンに乗っているようなフィーリングを得られます。ターボっぽくないですね。個人的にはもう少し上品なエンジンフィーリングが好みですが、力強さと楽しさという面では十分にエンジン音で感じさせてくれるものになっています。
スイフトスポーツは運転が楽しい車?
運転の楽しさを感じるには抜群の車だと思います。MTもかなり楽に操作できるようになっていますし(10年ぶりでも運転できました)、自分でシフトチェンジする感覚はやっぱり楽しいです。エンジンフィーリングも野太い感じで高揚感を得ることができますし、トルクパワー共にとんでもない性能を持ち合わせていて、発進時から高速走行まで、全くストレスなく運転することができます。強いて言えばハンドリング・コーナリングの部分で感動を与えられるようなものになっていたら完璧かなと。運転が楽しいのは真っ直ぐ走ってる時じゃなくて、うねうね曲がってる時ですからね。まあ、それでもこの価格でこの楽しさを得られるのはスイスポが唯一の車だと断言してもいいと思います。
まとめ
試乗レビューいかがでしたでしょうか。拙いところも多かったと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。おすすめとしては、やっぱりMTに乗って欲しいということですね。しばらくMTに乗ってないから怖いという人は少なからずいると思いますが、10年乗っていなかった私でも、数キロの試乗コースを走っただけで取り戻すことができたので、その部分は安心してもいいです。気になっている方は、是非一度MTモデルに試乗させてもらいましょう。
今後、様々な車の試乗をしていきたいと思っていますので、こういう観点でレビューしてほしいとか、この車に乗ってみてほしいという要望があれば、是非ツイッターやコメントなどで言っていただければと思います。今後ともよろしくお願いします!
その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね! カテゴリ「試乗レビュー」をチェック!