追記:セレナ e-POWERに試乗してきました!試乗記を書きましたのでぜひご覧ください!
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今回は、新型セレナに待望のフルハイブリッドモデルであるセレナe-POWERが正式発表されましたので、現在わかっている最新情報をまとめていきたいと思います。一足先にホンダのステップワゴンスパーダがマイナーチェンジを迎えハイブリッドモデルが追加されとんでもない進化を遂げていますので、そちらとの比較、どちらが買いなのかというところにも言及していきたいと思います。
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日産 セレナe-POWER最新情報まとめ! 2017年春発売! 燃費は30km/h!? ステップワゴンとどっちが買い?
セレナの売りは室内空間の広さというところが一番だと思います。ライバル車となるトヨタのヴォクシー、ホンダのステップワゴンと比べても広い室内空間を実現していて、最上級ミニバンであるアルファードクラスの室内空間を持っています。フルハイブリッドになることでモーターが装備されることになりますが、室内空間の広さは現行のままを保てるよう工夫がなされているようですので、その部分は安心です。
あとはプロパイロットの装備を選べるというところでしょうか。安全装備や先進装備が充実していることも特徴です。
それでは変更点や特徴を一挙紹介していきます。また、新しい情報が入り次第更新していきます。
新型セレナe-POWERの外観はどう変わる?
現行のセレナから大きなエクステリアの変更はありません。現行のセレナになってかなりスタイリッシュなミニバンになりましたよね。現行セレナの外観は非常に人気があり、外観が気に入って購入されている方も数多くいるようです。
e-POWER特有の変更点は細かなところですが3点ありますので紹介します。
①e-POWER特有のブルーグリルの搭載
ブルーのグリルになりますので、e-POWERと一目でわかるようになっています。ステップワゴンスパーダだとハイブリッドとガソリン車でこのような特徴的な違いはありません。ちょっとしたところですがうまく差別化できていていいアクセントになっていると思います。ただ、ボディカラーとの合わせは気にしたいところです。
②e-POWER専用アルミホイールの搭載
燃費性能を少しでも向上させるために、空力特性に優れた専用アルミホイールが搭載されます。公表はされていませんが、現行と同じくノーマルセレナが15インチ、ハイウェイスターが16インチとなると思われます。
③e-POWER専用LEDテールランプの採用
テールランプにe-POWER専用のLEDテールランプが採用されます。ステップワゴンスパーダのテールランプはLEDになっておらず、少し残念な点でしたが、セレナe-POWERではしっかりLEDを採用してきました。
e-POWERって何?
セレナe-POWERの具体的なスペックを紹介する前に、誤解をなくすためe-POWERとは何なのかというところを説明させていただきます。
日産は「電気自動車」という表現をしていますが、e-POWERはいわゆるハイブリッドモデルになります。EV車ではありませんのでそこは誤解なさらぬよう。EV車と言えるのは、外部から電気を充電できて、その電気を原動力として走ることができる車を指します。e-POWERは外部電源からの充電はできません。なぜ日産が電気自動車という表現をしているかというと、ハイブリッドシステムの仕組みにあります。
e-POWERというハイブリッドシステムは、100%モーターの力だけでタイヤが動くというシステムで、エンジンはモーターを動かすための電気を作る発電のためだけに使われます。そのため、電気自動車という表現をしているのですね。
ステップワゴンスパーダハイブリッドは「i-MMD」というハイブリッドシステムを搭載しているのですが、e-POWERと同じような仕組みのハイブリッドシステムになっていて、こちらもエンジンは発電のためだけに使われます。このi-MMDは上級ミニバンであるオデッセイにも採用されているシステムと同じで、非常に力強く静かで燃費もいいという、三拍子揃ったシステムになっています。
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セレナe-POWERのパワートレインは?
まず、発電専用となるエンジンですが、ノートe-POWERと同じ1.2L3気筒エンジンであるHR12DEが採用されます。
モーターですが、ノートe-POWERは1つのモーターのみが採用されていますが、ノートと比べて重量もかなり重くなり、1つのモーターでは力不足になってしまうということで、前輪後輪の2つのモーターが採用されます。
セレナe-POWERの動力性能は、最高出力が136PS、最大トルクが32.6kgf・mほどになるのではないかなと思います。パワー不足が否めない気がしますが、トルク性能は十分になりますね。
重量は1,740kgとなっていますので、本ブログ恒例のパワーウェイトレシオとトルクウェイトレシオの採点もしてみましょう。
トルク点数はかなり高い点数となっていますが、やはりパワー不足が顕著に出ていますね。この辺りは実際に試乗してみてどのように感じるかを体感してきたいと思います。
2つの平均点は63.0点で、走りがいいミニバンランキングでは惜しくもランク外となっています。
ちなみに、ステップワゴンスパーダハイブリッドの最高出力は199PSで、最大トルクは32.1kgf・mとなっています。
セレナe-POWERの燃費性能は?
セレナe-POWERの燃費は26.2km/lとなっています。ステップワゴンスパーダハイブリッドの燃費性能は25.0km/lとなっていますので、燃費性能は同クラスではトップを誇る形になりました。
ただ、注意していただきたいのは、ノートe-POWERの実燃費があまりよろしくないという点です。実燃費は18〜19km/lとなっている方が多いようです。セレナe-POWERでも同じようなことが起こらないといいのですが。
セレナe-POWERの発売日は?
発売日:2018年3月1日
セレナe-POWERの価格は?
ステップワゴンスパーダハイブリッドは、330万〜356万円となっています。この価格はかなり意識してきているようで、それよりもかなりの低価格を実現してきましたね。
価格予想:296万〜343万円
セレナe-POWERとステップワゴンスパーダハイブリッドはどっちが買いなのか?
実際のところは発売してからの比較をするべきですが、一足早くステップワゴンスパーダハイブリッドとの比較をしていきたいと思います。
外観デザイン
外観に関しては好みのところが大きいと思いますが、個人的な意見としてはステップワゴンスパーダの外観の方が洗練されていてカッコイイデザインじゃないかなと感じています。
室内空間
室内空間はセレナe-POWERの方に軍配が上がります。とは言っても大差はないですね。
走行性能
走行性能に関しては、大きくステップワゴンが上回るでしょう。ステップワゴンスパーダハイブリッドの最上級グレードには、パフォーマンスダンパーが装備されており、剛性感、コーナーでの安定性という面では圧倒的にステップワゴンが上回るでしょう。ハイブリッドシステムの動力性能も、2.0L i-MMDを搭載しているステップワゴンが上回ると思われます。
先進安全装備
先進装備に関してはどちらも水準以上の装備がされてきます。ただ、ステップワゴンスパーダはHonda SENSINGが全車標準装備で、渋滞追従機能付きACCも全車標準となっています。日産の売り方的には全車標準でプロパイロットを装備してくることは考えづらいので、若干ながらステップワゴンの方に軍配があがるのではないでしょうか。また、プロパイロットは自動運転とうたっていますが、Honda SENSINGもプロパイロット同等、もしくはそれ以上の自動運転技術が搭載されています。
燃費性能
燃費に関しては、セレナe-POWERが一歩上を行く形となりました。
価格
車体価格に関しては同等になると思われていましたが、セレナe-POWERの方がかなり安くなっています。経済性は抜群ですね。
総合
できるだけゆとりがある広い室内空間が欲しい、燃費第一という方にはセレナe-POWERを選ぶのがオススメできると思います。安定した力強い走りを楽しみたいという方にはステップワゴンスパーダハイブリッドがオススメです。走行性能に関しては、発売され次第試乗をして、ステップワゴンスパーダとの比較感想も書いていきたいと思います。
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まとめ
セレナe-POWERの最新情報はいかがでしたでしょうか。今後試乗レビュー記事も書く予定ですので、そちらも是非ご覧になってください。→書きました!