おそらく最後のマイナーチェンジを迎え、成熟しきったゴルフ7のGTIグレードに試乗してきました!
平日ということもあり、一日試乗で一人で1時間ほど乗り回させてもらいました。実はGTI初体験です。
やはりハイレベルな車ですね。モデル末期ということもあり、値引きも結構期待できそうなので、買い時かもしれません。
いつもの通り、試乗記は2回に分けて書かせていただきます。
第1回目は試乗インプレッション編、第2回目は内外装チェック編をお送りいたします。
試乗インプレッションでは、年間50台ペースで試乗している自称「試乗マニア」ならではの視点でレビューさせていただきます。
また、勝手ながら以下の5つのポイントでパワプロ風採点評価もさせていただきます。(最高S、最低G)
採点評価の5つのポイント
- 加速感
- 乗り心地
- 操舵性
- 静粛性
- 楽しさ
また、今回は試乗インプレッションを語りながらドライブした動画の撮影もしてきました。下手くそな喋りですが、よろしければご覧ください。
【試乗インプレ編】ゴルフGTIに試乗マニアが乗る! GTIって素晴らしい!
まずは、価格やスペックなどの基本情報を紹介します。
ゴルフGTIの基本情報
GTIは、VWの伝統的なハイパフォーマンスグレードで、1976年に発売されてから40年以上が経っています。
GTIよりもハイパフォーマンスなグレードがRとなっています。TSI < GTI < Rといった感じですね。
スポーティなグレードではありますが、普段の運転でも使いやすいのがGTIの売りではないでしょうか。
くるすぺオリジナルのスペック表は下記の通りです。
基本スペック | ||
---|---|---|
サイズ | 4,275 x 1,800 x 1,470 | |
重量 | 1,380kg | |
エンジン | 2.0L直列4気筒ターボ | |
ミッション | 6DCT | |
最高出力 | 230PS/4,700rpm | |
最大トルク | 350Nm/1,500rpm | |
燃費・燃料 | 14.6km/l(JC08モード)・ハイオク | |
パワートレイン別情報 | ||
2.0ターボ | 価格帯 | |
405.0万円 | ||
独自の採点方式による評価 | ||
パワー | トルク | |
S-
91.0点 |
S-
91.3点 |
サイズは、少し前に乗ったMINI CLUBMANとほぼ一緒です。
スペックは流石ですね。メガーヌR.S.と比べても引けを取らないパワートレイン評価です。
ゴルフGTI 試乗インプレッション
アクセルレスポンスは非常に高い
GTIグレードということだけあって、アクセルペダルを踏み込んだ際のレスポンスは相当高いです。
レスポンス良くエンジンが回ってくれて、トルクも非常に高いので、加速力というものはなかなかのものがあります。ゴルフがこんな速くていいの?って感じです。
ただ、停止状態から発進する際に、結構ドカンと発進してしまいがちなので、足元の操作にやや気を使う必要があります。特にSPORTモードにした時は非常にシビアですね。
基本SPORTモードで走ってたので、ガクガク発進ばかりでした笑 ただ、慣れの問題でもあり、少し乗っていればコツを掴めます。
メガーヌR.S.の方がスムーズな発進で乗りやすいのは意外でした。
エンジンフィーリングはやや大人しい
通常の使い方で運転していると、1500回転くらいで巡行する感じになりますが、その際のエンジンノイズはほとんど聞こえて来ず、普通に静かで快適です。
一方、マニュアルモードで2速3速に落として敢えて回転数を上げると、そこそこ大きなエンジン音が室内に入ってきます。が、スポーツモデルであることを考えると少し控えめかなという印象です。
大きさは控えめではありますが、エンジンフィーリングはとても気持ちが良くて、ついつい回したくなってしまうエンジンです。4000-5000回転くらいが一番気持ちいいかな。
気持ち的な問題かもしれませんが、SPORTモードにすると、低回転でもエンジンサウンドが大きく聞こえてくる気もしました。
取り回しやすさは抜群
一番気に入ったのがステアリングですね。
GTIということで、結構重くてクイックなステアリングを想像していたのですが、想像していたよりは軽め。かなり扱いやすいです。
適度にクイックで、遊びもややある感じで、非常に取り回しやすい優等生タイプのステアリングかなと思います。普段使いにもちょうどいい感じ。
意のままに車を動かせる感覚は、ちょっと他にはないかな。普段SUVに乗っている分、こんな小回りしてくれるのかと感動さえ覚えました。
欲を言えば、SPORTモードでもう少しステアリングの性格を変えてもよかったのではとも思います。
SPORT、ノーマルで、ステアリングの重さ、クイックさには劇的な変化はなく、ワインディングなんかを走るときはやや物足りなさを感じるかも。より刺激的な味付けをしてほしかったなというのが正直なところです。
乗り心地は案外悪くない
試乗前、ディーラーの方には「結構固いですよ」と念押しされていたのですが、そこまで嫌な固さを感じることはありませんでした。
確かに固いことは固いのですが、うまいことショックを吸収してくれていて、ガツンとくる場面がほとんどなかったです。
ファブリックシートでしたが、シートも結構しっかりしているせいか、衝撃は全くお尻や背中には伝わってきません。
今回の試乗車には電子制御サスペンションDCCが搭載されていなかったのですが、DCCなしでも十分快適に乗れる車だなと感じました。
ただ、継ぎ目や段差を乗り越える時は、車体の細かなブレが気になるところ。もう少し収まりがよければ、より楽しく高級感のある乗り味になるかと思います。
こういったところはDCC搭載すればよくなるのかもしれません。コンフォートモードも選べるようになりますし。
ざらついた路面はやや苦手かも
基本的に乗り心地に文句はなかったのですが、ざらついた路面での走りはちょっと気になるところがありました。
路面のざらざら感、ゴロゴロ感というものをダイレクトに受け取ってしまう感じで、細かな振動が身体に結構伝わってきてしまって、不快感も大きいです。
音に対してもそうで、ザーッという音が室内に結構入ってきてしまう感じもあります。
こういったところは通常の試乗コースでは体験できなかったかもしれないので、やっぱり一日試乗でいろんなとこを走りに行くのは重要だなと感じました。
タイヤとの相性があまりよろしくないのかも。
ゴルフGTI走行性能評価まとめ
加速感の評価
常識的な範囲で楽しむ上ではちょうどいいスペック、エンジン特性かも。
ただ、発進時のスムーズさはやや難あり。慣れれば問題なし。
乗り心地の評価
継ぎ目乗り越えた時なんか、もう少し収まりがいいとなお良い。
ざらついた路面でのザラザラ感、ゴロゴロ感は結構不快。
操舵性の評価
適度にクイックで、スイーっと車が曲がってくれる感覚はとても気持ちがいい。
静粛性の評価
エンジン音も割りかし控えめで、スポーツグレードではあるが十分快適に過ごせる。
ただざらついた路面でのロードノイズは結構大きい。
楽しさの評価
細かい欠点も許せる加速力と操舵性といった魅力がある車。
フルモデルチェンジもとても楽しみ。
- 加速感 … 8.5/10点 A+
- 乗り心地 … 7.0/10点 B
- 静粛性 … 7.5/10点 B+
- 操舵性 … 9.5/10点 S+
- 楽しさ … 9.0/10点 S
総合得点:83/100点 A
最後に
試乗インプレッション編はいかがでしたでしょうか。
初GTIでしたが、やっぱり楽しい車でしたね。次の車、ゴルフGTIも候補の一つだな。。。欲しい車が多くて悩ましい。。。
来年くらいにフルモデルチェンジも来そうなので、それも楽しみではありますが、この成熟しきったゴルフ7も非常に魅力的な1台です。
そして、第2回目は内外装チェック編をお送りいたします!一眼レフで撮影した写真を全て大放出しますので、こちらもお楽しみに!
最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。
買いたい度(9 / 10点)
★★★★★★★★★☆
その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!
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P.S. 快く試乗させていただきましたフォルクスワーゲン野々市さんにこの場を借りて感謝申し上げます。
今回はYさんにご対応いただきまして、1日試乗させていただきました。
自由に乗せていただきありがとうございました。
ご近所の方でゴルフGTIに興味を持たれましたら、是非ともフォルクスワーゲン野々市へ!
「プジョー5008に乗ってる人のブログ見て来た」と伝えれば、もしかしたらいいことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)