くるすぺ

【試乗+採点評価】スバル インプレッサSPORT 2.0i-S【80点:マイチェンで走りに変化アリ】

どうも、自称試乗マニアのくるすぺです。

今回は、ビッグマイナーチェンジで素晴らしい進化を遂げたD型インプレッサスポーツに試乗させて頂きました。

試乗させていただいたグレードは「2.0i-S EyeSight AWD」で270万円です。

先進装備の充実も素晴らしいですが、走りの面にも少し手を加えられているというところで、どういった走りの進化が感じられるか楽しみにしていました。

この記事では、インプレッサの”走り”の面を中心に、試乗インプレッションをお伝えしていきます。

試乗させて頂きましたディーラー様は、北陸スバル金沢本店です。
ずっとお世話になっている営業さん(宮下さん)に、また案内して頂きました。
スバル愛が強く、特にクルマ好きの方であれば、かなり楽しくお話しできると思います笑
お近くの方は是非!プジョー5008に乗っててブログ書いている人のやつ見たと言えば分かると思います笑

インプレッサ 〜試乗マニアによる試乗インプレッション〜

  1. グレード・価格・スペックなどの基本的な情報について(簡単に)
  2. 静的質感について(簡単に)
  3. 動的質感について(メイン)
  4. 5つのポイントで動的質感の採点評価

こんな流れで話していきます。写真もたくさん紹介しますが、本記事では動的質感をメインに語っていきます。

インプレッサの基本情報を紹介

試乗インプレを語り出す前に、まずはインプレッサの基本的な情報について簡単にお伝えしていきます。

本ブログ独自の採点方式を利用したパワートレイン評価(S~Gで評価)もここで紹介します!

グレード展開・価格

  • 2.0i-S:248万円(FF) / 270万円(AWD)
  • 2.0i-L:224万円(FF) / 246万円(AWD)
  • 1.6i-S:224万円(FF) / 246万円(AWD)
  • 1.6i-L:200万円(FF) / 222万円(AWD)

グレード展開はこんな感じ。1.6Lモデルは2020年1月に遅れて登場予定です。

1.6i-Sと2.0i-Lが同じ価格帯ってのがなかなか面白いですよね。

私が推したいのは、i-Sグレード!

i-Sを推すポイントとしては下記の通り。他にも差分はありますが、わたし的にはこの5つが大きなポイントです。

そして、1.6i-Sにも装備されず、2.0i-Sにだけ装備される走行性能面に関わる装備が1つあります。

それは、「アクティブ・トルク・ベクタリング」

有り無しで走りの比較はできていないですが、ハンドリング、コーナリング性能に関しては、2.0i-Sかそれ以外かで、少し差が出そうですね〜。

1.6i-Sにも付けてあげてほしかったなーと個人的には思います。

スペック ~くるすぺ独自のパワートレイン評価~

基本スペック(2.0i-S AWD)
サイズ  4,475 x 1,775 x 1,480
重量  1,400kg
エンジン  2.0L水平対向4気筒ガソリンNA
ミッション  CVT
最高出力  154PS/6,000rpm
最大トルク  196Nm/4,000rpm
燃費・燃料  15.8km/L・レギュラー(WLTCモード)
駆動方式  AWD
サス(前)  マクファーソンストラット式
サス(後)  ダブルウィッシュボーン式
パワートレイン別情報
2.0Lガソリン 価格帯
224-270万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
B
74.3点
C
67.2点
1.6Lガソリン 価格帯
200-246万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
D
56.5点
D-
51.1点

スペックで見たら、断然お勧めは2.0Lの方です。

インプ、XVを選ぶなら絶対2.0Lだろうという考えでしたが、今回2.0L乗った感触だと、1.6でも結構満足できるのではという思いも。

その辺りも動的質感編で少し話しますねー。

欲を言えば新たなパワートレイン設定が欲しかったところ。
e-BOXER、もしくは、ターボエンジンといった、少し尖ったパワートレインも欲しくなる車です。

インプレッサの静的質感について少し語る

撮影してきた内外装の写真を、一言コメントを添えながらご紹介します。

また、YouTubeにて撮影してきた動画を公開中です! インプレッサ君に自ら語ってもらってます笑

是非、動画も合わせてご覧になってくださいませ!(チャンネル登録もしてくれるとありがたいです)

エクステリア

フロントフェイスは大胆に変わりましたね。
まずは、バンパー部分が繋がったニッコリ顔になったというところ。賛否あるみたいですが、ワイド感を出すにはいい策だと思います。
そして、グリルがフレームレスになったという点。ここは個人的に大正解じゃないかなと思います。

ヘッドライト形状も地味に変わってます。
コの字のデイライトは日中でもバッチリ光り、インパクトもありますね〜。
i-Sグレードなので、アダプティブドライビングビームも搭載です!

フレームレスになったグリル。スッキリ!

サイドビューは特に変更ないと思いますが、ホイールデザインは新たなものに。
18インチタイヤとi-S専用のサイドシルのデザインバランスがかなりいい感じ。
ハッチバックっていうよりかは、ショートワゴンって感じですね。

テールライトはクリアブラックを使うようにして、より引き締まった感じを出してます。
控えめではありますが、ショルダーラインも出ていて、リアから見てもいいワイド感があります。

合わせて新しくなったXVさんも居た!
やはりXVのスタイリングは素晴らしい。Advanceもいいすなー。

インテリア

内装はそんなに変わってるところはないんですが、こんな質感高かったっけ?と、以前乗った時に全然しっかり見れてなかったなと反省してますw
ドアトリムとか、金属調の部分とか、肘掛のソフトパッドとか、かなり質感高い作りになってます。
(動画ではもう少しアップで撮ってます。)

リアはここがカーボン調に。
肘掛けのソフトパッドは後席もありました。

インテリア全貌です。それぞれのパーツの質感は高いですよね〜。
欲を言えば、シフトノブ周り、エアコン周りのデザイン感にもう少し工夫というか特徴があれば嬉しいなと感じてます。
質感は全然悪くないんだけど、ワクワクする感じがもう1歩欲しい。

ナビはパナソニックの8インチナビが入ってました。
ナビ上部のマルチファンクションディスプレイもデザイン変わったみたいです。

個人的に一番好きなのが、ドアトリムの金属調の部分がダッシュボードのところとガッチャンコするところ。
スバル車らしく、ドアの重厚感も高く、ボスッと気持ちいい音を立てて閉まるのもGOOD。

シートもいい感じです。
センターの色を変えることで立体感が出て、引き締まったシートに感じます。ホールド性もいい。

後席はかなり広いです。
シート自体のホールド性はそこまでですが、ファミリーカーとしても十分。

170cmの私で膝前2個強くらいのスペースがありました。
リアシートが起きている状態で385Lの容量。
使い勝手もいい車ですよね〜。

インプレッサの動的質感について熱く語る

素人目線ではありますが、乗ってきて感じたことを、自信を持って!素直に!正直に!お伝えしていきます!

リニアトロニックがかなり良くなった気がする

まずは加速フィーリングについて語っていきます。

試乗させていただいたのは2.0L直噴モデル。重量を考えるとスペック的にも申し分ありません。

B型に乗らせていただいたときも、加速フィーリングに不満はなかったんですが、D型になって更によくなった感じがします。

エンジン自体は変わってないはずですが、リニアトロニック(CVT)の制御が少し変わってんじゃないかなと思ってます。

停止状態からの発進なんですが、アクセルペダルの踏み込みに対するレスポンスがかなり良くてですね、そんなにトルクが厚い方ではないんですが、スペック以上のパワフル感を感じます。

i-Sグレードのアルミペダルはテンション上がります。
ブレーキタッチもかなり自分好みで自然でした。

この感覚、どこかで感じたなと思ってましたが、2.5L直噴エンジンを搭載するフォレスターに乗った時と全く同じ感覚でした。

このときも「うぉ!」ってなったんですが、その前に乗ってたB型インプレッサではそこまでの感覚ではなかったんです。

なので、D型になって、フォレスターでよくなった部分がうまく反映されたのかなーなんて勝手に思ってます。

これ書いた後にカタログ見たら、リニアトロニックの変更に関する記載がありました。

大幅な軽量化静音化がされているとのこと。発進時はパワフルに、巡行時は低燃費で走れるように、変速範囲を広げているらしいです。

発進時の加速フィールよりも更にいいなと思ったのが、中速域でペダルを強く踏み込んだ際の「シフトダウン感」

CVTなのでシフトの概念は無いのですが、リニアトロニックはオートステップ変速機能も搭載しているのです。

もう少しデザイン的なところで特色があると嬉しい。

1500回転くらいで巡航しているところで、グンとペダルを踏み込むと、本当にシフトダウンしたかのように2500回転くらいまで回転数が上がって、キックダウンの感覚が味わえるのです。

個人的にCVTが嫌だと感じる部分は、回転数だけ上がって、速度が遅れて付いてくる感じなんですよね。

それが、このインプレッサでは全く感じなかったところなのです。

回転数の上がり方も自然で、回転数が上がったらすぐさまシャフトに伝わって加速してくれる感じ。

「あれ、AT乗ってたっけ?」って錯覚するくらい、自然な制御。

CVTをここまでよく出来る技術力というか執念というか、スバルはやっぱり面白いメーカーだなと改めて感じましたw

これまで2L推しでしたが、1.6Lでもいいんじゃね?と思うようになった最大の要因が、このリニアトロニックの進化にあります。

もちろん、2Lの方がパワフルで楽しい走りができるのは間違いないと思うんですが、このリニアトロニックであれば、1.6Lの加速フィールもかなり向上していると思われます。

回転数が上がる場面は増えると思いますので、1.6Lで重要になってくるのはエンジンフィールの部分。

1.6Lは出次第乗らせてもらいたいと思いますが、まずは、2.0Lのエンジンフィールはどうだったんだ?という話をしていきたいと思います。

エンジンフィールはもう一歩! 静粛性は全体的にかなり高い

エンジン音に関しては、かなり小さく抑えられている感じありました。

マイナーチェンジで大きく向上しているんじゃないかなと思いますし、フォレスターと比べてもこっちの方が静かかもしれんなとも思ってます。(排気量自体違いますが。)

メーターのワクワク感ももう少しあるといいですね〜。

音の抑え具合は素晴らしいんですが、エンジン音の質感は可もなく不可もなくといった印象です。

ここはMAZDA3の15Sや、CX-30の20Sを体験しているので、ハードルが上がってしまっているところもあるんですが、回した時の気持ちよさが更に出てくると、本当に文句無しの満点ですね。

エンジン音が小さいだけでなく、ロードノイズや風切り音もしっかり抑えられています。

ロードノイズに関しては、もちろん聞こえてはくるんですが、音が「サーー」って感じのノイズ感のない音なので、耳に入っても心地いいんですよね。

ロードノイズが気にならなすぎるが故に、エンジン音の質感に対して敏感になってしまっていたところもあるかもしれないです。

とにかく総じて快適な室内空間であることは間違いないです!

後述する乗り心地も含めて、1ランク上の上質感ある走りを楽しむことができる車に仕上がってます。

剛性高くしなやかな乗り味は魅力的

SGP採用による、高い剛性による安定感、それでいてダブルウィッシュボーン式サスペンションを搭載した、しなやかな足捌き。

この乗り味は文句なしに絶品です。

SGPの素晴らしさを改めて感じましたし、足回りも細かく改良を進めているんだろうなと感じます。

試乗した2.0i-Sというグレードは、18インチの扁平タイヤを履いているのですが、このタイヤとの相性もかなりいい感じがします。

タイヤサイズは225/40R18。

その他グレードでは16インチまたは17インチとなりますが、扁平率は50以上でタイヤ幅は205mmとなっているので、2.0i-Sだけ明らかに毛色が違うんですよね〜。

ちょっと話逸れますが、私の愛車の代車がプジョー308だったわけですが、こちらは225/45R17のPILOT SPORT4のタイヤを履いていて、これに近い乗り味を感じます。

共通して言えることは、とにかくロードインフォメーションが気持ちいいこと。

スポーティーな乗り味ではあるのですが、ざらつき感も無く、ゴツゴツ感もない。

それでいて、路面をしっかりと捉えている感覚をしっかりと感じ取れるのです。

308と比べると、インプレッサはもう少しマイルドな感じがあるかな。(こっちの方が扁平タイヤなんですが。)

スポーティなんだけど棘がなくて上質な乗り心地、これはインプレッサの大きな武器じゃないかなと思ってます。

ステアリングの性格変更は好みが出るか?

ハンドリングの部分、ここは大きく性格が変わった印象がありました。

フルモデルチェンジで出てきた際にもかなり良くなった印象はありましたが、更に扱いやすく仕上がってると感じます。

具体的にどう変わったかというと、端的に言えばステアリングが軽くなった感じです。

「良くも悪くも」軽くなったなという感想を抱いてます。

良くなったなと思う部分としては、低速域での取り回しやすさが格段に上がったというところ。

どんな速度域でも嫌な野暮ったさを感じません。

ズバッと即座に鼻先が思った方向に向いてくれる感覚や、コーナーでの安定感に関しても素晴らしいものがあります。

一方で思うことは、中速域での中立付近でのステアリングのどっしり感はもう少しあってもいいかなと思うところもあります。

どしっと構えて手を添えるだけでいいような感じがあった気がするんですが、そこの部分はやや弱くなってしまったかなと。

ただ、大きな不安感が出てしまうかというとそうでもないので、そこはご安心ください。

軽くなったからといって、ステアインフォが乏しいかと言われると、全くそんなこともないです。

コーナーではしっかりとステアインフォも感じ取れますし、意のままに操れている感じは健在。

ノーマルモードとしてはこの軽さでもいいと思うんですが、欲を言えばステアリングの性格を切り替えられるモード設定が欲しいところですね〜。

スポーツモードは搭載されているんですが、ここは出力特性が変わるだけなんです。

308、メガーヌ、Aクラスといった輸入車のように、ステアリングの性格も切り替えることができると、もう1ランク上の走りを楽しめるんじゃないかな〜と感じています。

インプレッサの動的質感評価まとめ

  • 加速感      … 7.5/10点 B+
  • 乗り心地   … 8.5/10点 A+
  • 静粛性      … 8.0/10点 A
  • 操舵性      … 8.0/10点 A
  • 楽しさ      … 8.0/10点 A

総合得点:80/100点 A

最後に 〜その他オススメの車を紹介〜

ということで、インプレッサのインプレッションはこれにて終了です!

走りの変化もしっかりと感じることができましたし、改めてインプレッサの良さを実感しました。

Cセグメントハッチバックおすすめ集なんて記事も書いているわけですが、これはインプレッサを入れない訳には行きませんな!
308のランキング更新と合わせて、近日中に更新します! 更新はTwitterでおしらせします〜。

最後に、インプレッサに興味があるあなたにオススメしたい車を2台紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。

プジョー 308

文中にも少し出てきましたが、308は個人的にかなりおすすめしたいハッチバック。

スバルの乗り味が好きな方にも、308の走りは刺さるんじゃないかな〜と思ってます。

試乗したのは1.2Lガソリンターボエンジンですが、ディーゼルもかなりいいのです。

マツダ MAZDA3

Cセグメントで今一番熱い車といえば、やはりMAZDA3でしょう。

12月にはSKYACTIV-Xエンジン搭載モデルも登場予定。インプレッサにも、こういった浪漫あるパワートレインがあると更に魅力が上がると思うんですよね〜。

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
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現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

Comments & Trackbacks

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. エンジンは直4ではないですよ

    • ありがとうございます!またやらかしました…
      水平対向エンジンですね、修正させて頂きます!
      助かります!

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