くるすぺ

【試乗+採点評価】ダイハツ ロッキー【74点:かっこいいけど走りは?】

どうも、自称試乗マニアのくるすぺです。

今回は、ものすごくかっこかわいくなって復活を遂げた、2代目ダイハツロッキーに試乗させていただきました!

グレードはPremium 4WDという最上級モデル。価格は242万円です。(最安グレードで170万円)

いや〜このスタイリングは反則級。5ナンバーサイズでこのスタイリングを出してきたのは素直に褒め称えたいです。

兄弟車として、トヨタの方ではライズという車が発売されています。ライズは顔がトヨタ顔で、ミニRAV4みたいになってるのも面白いですよね。

本記事では、スタイリングはいいけど、動的質感はどうなんだ!?ってところを中心にレポートをお届けしますよ。

想像していたよりも動的質感高いなという印象でしたが、気になるところが無いわけではありません。

是非、最後までお楽しみください!

試乗させていただいたディーラー様は、石川ダイハツ高柳店さんです。
実はダイハツディーラーに訪れたのは今回が初めてw
しかしながら、非常に丁寧に対応していただき、また行きたいなという気持ちになりました。
ロッキーを買おうと思っている営業さんでして、なんでもすぐ答えてくれて気持ちが良かったですw
近隣の方は営業さん紹介しますよ〜。(
Twitterはこちら

ダイハツ ロッキー 〜試乗マニアによる試乗インプレッション〜

  1. グレード・価格・スペックなどの基本的な情報について(簡単に)
  2. 静的質感について(簡単に)
  3. 動的質感について(メイン)
  4. 5つのポイントで動的質感の採点評価

こんな流れで話していきます。写真もたくさん紹介しますが、本記事では動的質感をメインに語っていきます。

ロッキーの基本情報を紹介

試乗インプレを語り出す前に、まずはロッキーの基本的な情報について簡単にお伝えしていきます。

本ブログ独自の採点方式を利用したパワートレイン評価(S~Gで評価)もここで紹介します!

グレード展開・価格

  • L:170万円(FF) / 194万円(4WD)
  • X:184万円(FF) / 208万円(4WD)
  • G:200万円(FF) / 222万円(4WD)
  • Premium:220万円(FF) / 242万円(4WD)

スペック ~くるすぺ独自のパワートレイン評価~

基本スペック
サイズ  3,995 x 1,695 x 1,620
重量  1050kg(FFなら970kg)
エンジン  1.0L直列3気筒ガソリンターボ
ミッション  CVT
最高出力  98PS/6,000rpm
最大トルク  140Nm/2,400rpm
燃費・燃料  FF : 23.4km/L
 4WD : 21.2m/L  レギュラー(WLTCモード)
駆動方式  FF・4WD
サス(前)  マクファーソンストラット式
サス(後)  トーションビーム式
パワートレイン別情報
1.0Lガソリン
ターボ
価格帯
170-242万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
C
65.7点
C
67.4点

ロッキーの内外装について少し語る

撮影してきた内外装の写真を、一言コメントを添えながらご紹介します。

また、YouTubeにて撮影してきた動画を公開中です! ロッキー君に自ら語ってもらってます笑

是非、動画も合わせてご覧になってくださいませ!

エクステリア

このフロントフェイス、個人的には結構ツボで可愛さが溢れてる感じがします。
実際見てみた印象としては、これが5ナンバーサイズとは思えないです。
幅が狭くてもワイド感が出るように工夫している感じ、ひしひしと感じます。

そして、ウィンカーにはシーケンシャルタイプ、所謂流れるウィンカーが採用されてます。
投稿した動画の冒頭で紹介してますので、気になる方は動画チェックしてみてください。

シーケンシャルウィンカーはPremium, Gグレードのみで採用。
また、リアは点滅式で豆球となってました。

分かりづらいかもですが、ヘッドライトON状態です。
ヘッドライト上部の眉毛のようなラインはスモールライト連動で、常時光るデイライトと言う訳では無いみたいです。

全長4mを切ってますが、サイドビューも迫力あります。Cピラーとその後ろの小窓が特徴的。
ボディカラーはダイハツ専用の「コンバーノレッド」。兄弟車のライズには設定がない色です。

2トーンはPremium, Gグレードで設定可能。
このコンバーノレッドと、シルバー、ホワイトの3色のみがブラックとの2トーン選択ができます。

こちらは2トーンじゃないんですが、Aピラー部分は1トーンでも無塗装ブラックになるみたいです。

リアビューもなかなか特徴的。
リアランプをブラックラインでつなぎ、ワイド感をしっかり出してます。
タイヤが細いのは気になるかな。。(195mm)

インテリア

インテリアは価格相応のプラスチッキーな印象は否めません。
ただ、デザインや造形はしっかり工夫を凝らしていて、ワクワク感が出せてる感じしました。

インテリア全貌。
センターパネル、ダッシュボード、センターコンソールのバランスがよくて、案外安っぽく見えません。

こちらがフルデジタル液晶メーター。なんと4種類もメーター表示を切り替えることが可能で、遊び心満載です。
どんな感じに表示できるかは、下記ツイートの動画を見てみてください。

シートはかなり出来がいい感じです。走行中も全然ずれなくてしっかりフィットしてました。
これはPremiumという最上級グレードで、ライズにはないグレード設定。
このレザーとのコンビシートも、ロッキー専用の装備となります。

リアシートはフラットな感じでホールド性は乏しいです。

しかしながら、膝前のクリアランスは圧倒的。
全長4mを切っていながら、膝前に拳2個分くらいの余裕ができてます。(C-HRより広いのでは…?)
DNGAプラットフォームの恩恵が大きいようですね。ダイハツの大きな武器となりそうです。

ラゲッジスペースも十分。リアシートを起こした状態で369Lの容量で、さらに床下収納まであります。

FFならもう少し深いスペースになるようです。

ロッキーの動的質感について熱く語る

素人目線ではありますが、乗ってきて感じたことを、自信を持って!素直に!正直に!お伝えしていきます!

素晴らしい剛性のある走り

まず、ロッキーの動的質感を語る上で書いておきたいのが、剛性感、安定感という部分。

ロッキーには、ダイハツが新たに開発したDNGAプラットフォームが採用されていますが、このプラットフォームが色々な場面においていい効果を生んでいます。

その一つがボディ剛性の部分。

思いの外がっちりした走りをしてくれて、コーナーでのふらつき感もなく、ビシッと路面を捉えてるよという情報をドライバーにしっかり伝えてきてくれるので、乗っていて安心感があります。

足回りもかなりうまいこと仕上げてきたなという印象ですね。

リアのサスペンションもしっかり作り込まれたということらしいですが、安定感がありつつ、非常にしなやかで、リアのばたつきは全く感じません。

Bセグメントサイズのコンパクトカーに乗っている感覚ではないですね、これはドライバーよりも、後席に乗っている人が一番感じるポイントじゃないでしょうか。(足元も広いし)

RAV4では気になった、路面のざらつきを捉えすぎる感じも全くないですし、快適で安心感ある乗り味がしっかりと出せていると思います。

このホールド性高いシートも安心感を生んでます。

強いて言えば、大きな段差を乗り越えた時の、横向きの揺れが大きく収束にやや時間がかかるなというところくらい。

ただ、段差に対する処理はマイルドで棘がありませんし、SUVらしい大らかな乗り味と思ってもらえれば、強くきになる部分でもないとは思ってます。

ダイハツさんには、SUVじゃない普通のBセグコンパクトカーも作っていただきたいなと、この乗り味を体験して強く思うようになりました!

力強く滑らかな加速フィール

パワートレインは、1Lのガソリンターボエンジンに、新開発のCVTという組み合わせ。

1Lのターボエンジンに関しては、トールなどに採用しているエンジンを改良したもの、ということで少し不安というかあまり期待はしていなかったのですが、新開発のD-CVTがかなりいい働きをしてくれてる感じがします。

ちなみにD-CVTはダイハツ内製で、CVTベルトにギアを組み合わせた、今までにないトランスミッションです。
トヨタのDirect-Shift-CVTもギアを組み合わせたものになりますが、構造的には全然違うもので、こちらはアイシンAWと共同開発されて作られたものとなってます。

まず、一番に感じてもらえるであろうポイントが、アクセルペダルの踏み込みに対するレスポンスの高さ。

レスポンスが早くて加速も力強いので、街乗りレベルであれば不足感を感じる場面はまずないでしょう。

また、D-CVTがうまいこと働いてくれているのか、ターボエンジンでありながら滑らかでスムーズに加速してくれる感じがあります。

力強いんだけど、ドッカンと点で加速する感じではなく、グイーーンとリニアに滑らかに、そして、力強く加速してくれます。

ペダルの剛性感はアクセル、ブレーキ共にあまり高い感じはありませんでしたが、加速のコントロールは楽にできますし、心配していたブレーキの効きも全然問題ないですね。

加速フィールは申し分ないのですが、気になるのがエンジンの「音」の部分。

続けて語っていきます。

気になるエンジン音の大きさと質感

正直、室内に入ってくるエンジン音はかなり大きいです。

エンジン音に対する遮音性はかなり甘い感じがします。

それでいて、3気筒エンジンのざらついたノイズ感ある音なので、大きいし気持ち良くもないので、不快感が大きいんですよね。

加速フィールに関しては、力強く滑らかで全く文句なしだったので、この音の部分は非常に勿体無いなと感じてしまいます。

エンジン音に対する遮音性は車によって結構違いがある部分。
是非比較して体感しておいてもらいたい部分です。

同列で比べるべき存在ではないかもしれませんが、1.5LのNAエンジンを搭載するMAZDA2、この子のエンジンフィールは絶品です。

音へのこだわりが非常に強く、唸っても気持ちいいので、ガンガン回して走りたくなってしまいます。

音の気持ちよさ、回して走りたくなる感じは、このロッキーからは感じられない部分でありました。

しかしながら、速度が乗って回転数が落ち着いてしまえば、室内は結構静かです。

エンジンに対する遮音性はイマイチでしたが、ロードノイズはしっかりと抑えられている印象です。

乗り心地の良さや剛性の高さと相まって、高速域でのクルージングは、ドライバーも同乗者もかなり快適に過ごせるんじゃないかなと思います。

ステアリングは概ねいいが…

最後はハンドリングの部分を少し語ろうかと思います。

ステアリングは、結構軽いです。

軽いんですが、ハンドルを切った後の反応速度は悪くないんですよね。

ギア比的な部分では少しスローなタイプのステアリングではありますが、切ってからの反応はよく、スムーズに違和感なく曲がれる感覚はありました。

個人的に残念だなと思う部分は、テレスコ機能がないこと。

上下の調整ができるチルト機能は付いてますが、前後を調整するテレスコが付いていないんですよね〜。

私は、ステアリングの前後位置は結構気にするタイプでして、試乗の際はポジションがうまく合わない感じがもどかしかったです。(足元距離の優先順位を下げ、シート位置をうまく調整してやる必要がありますね。)

もう一点、気になるポイントは、ステアインフォが少し乏しいかなというところ。

ハンドルが軽い、という部分はそこまでネガティブに捉えていないのですが、中立付近ではもう少しどっしり構えていてほしい感じがあります。

まっすぐ走ってても、荒れた路面に入っていくと、ステアリングが細かく震えて動く感じがあります。

そして、その微振動が、今タイヤがどういう状態になっているかというところを全く伝えてこない震え方なんです。(伝わらんかもしれませんねw)

端的に言えば、中立付近でのステアリングの遊びが大きく取られている感じなんだと思います。

大きく曲がる場面では、スムーズで気持ちよく曲がれるのですが、細かい動きには少し弱い感じかなと感じてます。

ここはBセグメントらしい、キビキビとしたハンドリング性能を与えてあげても良かったんじゃないかなーと感じてしまう部分ですねー。

SUVらしさよりも、Bセグらしさをもっと出して欲しかった。

まあ、ここは個人的な好みが大きいところだと思いますので、しっかりと試乗して感じ取ってきてもらいたい部分です。

そして、数値的なところでは、17インチタイヤを履いていながらも、最小回転半径を5mに抑えられているという素晴らしい小回り性能を手に入れてます。(16インチタイヤなら4.9m)

ここは魅力的に感じる方、多いんじゃないでしょうか。

日本の道路事情、小回り性能は結構重要になってくるポイントです。

ロッキーの動的質感評価まとめ

フェンダー処理もセクシーです。
  • 加速感      … 7.5/10点 B+
  • 乗り心地   … 8.0/10点 A
  • 静粛性      … 7.0/10点 B
  • 操舵性      … 7.0/10点 B
  • 楽しさ      … 7.5/10点 B+

総合得点:74/100点 B

最後に 〜その他オススメの車を紹介〜

ということで、ロッキーの試乗レポートは以上となります!

細かいところ、いろいろ書いては来ましたが、総じて想像していたよりも動的質感に優れた車であるなと思います。

それでいてこのスタイリングと使い勝手の良さがありますので、間違いなく売れる車になるでしょう。パッケージング力は素晴らしいです。

SUV特集記事もご用意しております!SUVご検討の方は是非一読ください!

最後の最後に、ロッキーに興味があるあなたにオススメしたい車を2台紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。

三菱 RVR

価格:214〜255万円

価格はあまりこれ以上上げられないけど、もう少し大きくて動的質感の高いSUVということでお探しなら、RVRはかなりオススメです。
マイナーチェンジで顔がかっこよくなった、という部分ももちろん魅力的ですが、マルチリンクサスを搭載した、アウトランダー譲りの乗り味は絶品。
エンジンフィールも素晴らしいです。

スズキ エスクード

価格:270万円

少し価格は上がりますが、楽しくて刺激的なBセグサイズのSUVをお探しであれば、エスクードもオススメしたいです。
あまり街中でも走っていませんし、人と被りたくないという方にも持ってこい。
ロッキーとエスクード、同じ日に比較して乗ってもらうと面白いかもしれないですね。

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
純粋な新車分だけの値引きをしっかり獲得するためにも、ディーラー以外にも査定に出すことを強くオススメしたいです。
高価査定を狙うにはやっぱり一括査定が最も有効です。
実際に私自身も一括査定を使って、ディーラー査定よりも40万円高い価格で売却することができました。
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現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

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