くるすぺ

【試乗+採点評価】ジャガー XE ディーゼル【83点:このディーゼルはめちゃくちゃ良い】

自称、試乗マニアのくるすぺです。

今回は2019年にマイナーチェンジを迎えたジャガー新型XEに試乗させていただきました。

試乗させていただいたのはディーゼルエンジン搭載モデルで、一番の安価モデルであるSグレードのもの。

このディーゼルエンジンは驚きの連発でしたねw 是非ご体感いただきたいエンジンです。

自分なりに思うジャガーらしさが存分に出た、オリジナリティ溢れる車に仕上がっていました。

その辺り、存分に語っていきます。ぜひ最後までお楽しみください!

試乗させていただいたディーラーは、ジャガー金沢
今回新しい営業さんにご対応いただいたのですが、全国での優秀セールスマンに選ばれるほどご活躍されている方でした。
お話がほんと上手くて非常に楽しく試乗させていただきました。E-PACEの商談もついしてしまったw
ご興味ある方は紹介しますので、Twitter等でアクションくださいませ。

XEくらいのサイズ感のミドルセダンのおすすめ特集記事なんかも書いてます。こちらもよければ合わせてどうぞ!

ジャガーXE 〜試乗マニアによる試乗インプレッション〜

  1. グレード・価格・スペックなどの基本的な情報について(簡単に)
  2. 静的質感について(簡単に)
  3. 動的質感について(メイン)
  4. 5つのポイントで動的質感の採点評価

こんな流れで話していきます。写真もたくさん紹介しますが、本記事では動的質感をメインに語っていきます。

XEの基本情報を紹介

試乗インプレを語り出す前に、まずはXEの基本的な情報について簡単にお伝えしていきます。

本ブログ独自の採点方式を利用したパワートレイン評価(S~Gで評価)もここで紹介します!

グレード展開・価格

パワートレイン別の価格展開は下記の通り。

  • ディーゼル(180PS):539~628万円
  • ガソリン(250PS):565〜695万円  
  • ガソリン(300PS):671〜736万円

マイナーチェンジによって200PS版のグレードがなくなってしまいましたので、最低価格がグッと引き上げられてしまいました。個人的には200PSは残して欲しかったなーと思うところではあります。

正直200PSでも十分楽しめると思うので。

スペック ~くるすぺ独自のパワートレイン評価~

基本スペック(S ディーゼル)
サイズ  4,690 x 1,850 x 1,415
重量  1,660kg
エンジン  2.0L直列4気筒ディーゼルターボ
ミッション  8AT
最高出力  180PS/4,000rpm
最大トルク  430Nm/1,750rpm
燃費・燃料

 17.1km/L・軽油(JC08モード)

駆動方式  FR / 4WD(ディーゼルのみ)
サス(前)  ウィッシュボーン式
サス(後)  マルチリンク式
パワートレイン別情報
ディーゼル
(180PS)
試乗車
価格帯
539〜628万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
B-
70.1点
S-
91.9点
ガソリン
(250PS)
価格帯
565〜695万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
A
86.8点
A
86.4点
ガソリン
(300PS)
価格帯
671〜736万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
S
94.0点
A+
89.6点

XEの内外装について少し語る

撮影してきた内外装の写真を、一言コメントを添えながらご紹介します。

動画も撮影してきてます。後日YouTubeに動画アップ予定ですので、そちらもお楽しみに!

YouTubeのチャンネル登録は↓からどうぞ!

エクステリア

今回、計3台のXEを見ることができました。まずこちらが展示車のブラック塗装のR-DYNAMICバージョン。
さらに、ブラックパックというエクステリアパッケージを装着していて、グリル周りのラインとかがピアノブラック塗装になってます。かっこいい。。

そしてこちらが試乗させていただいたユーロンホワイトのノーマルタイプのXE。
R-DYNAMICとの違いは、バンパー部分が一番大きいですかね。R-DYNAMICの方がよりシンプルでスポーティな印象です。

そして最後がR-DYNAMICのカルデラレッド。この鮮やかな赤もよく似合います。

サイズ感も抜群にいいですよね。全長は4.7mを切っていてスポーティなスタイリングとなっています。
R-DYNAMICじゃないとサイドスカートが付いてこないですが、これでも十分スポーティ。

こちらはR-DYNAMICなのでサイドスカートあり。

リアデザインもローワイド感をうまく出せていて、文句なしのかっこよさ。
テールパイプはディーゼルの場合は左に二本、ガソリンの場合は左右二本出しスタイルです。

ヘッドライトのポジションランプは非常に印象的。マイチェンでより洗練された印象となりました。
ちなみにウィンカーは流れるタイプですが、設定で流れないようにも出来るらしいです。柔軟性の高さも魅力的ですね。

テールランプのポジションランプは、サーキットの「シケインカーブ」をモチーフにデザインされたものらしいです。めちゃくちゃかっこいい。

インテリア

新型イヴォークでも体験した「Touch Pro Duo」。実用性はともかく、このハイテク感は男心をくすぐるものがあります。

メーターもフルデジタル液晶。表示も色々切り替えることができて遊び心満載です。

試乗車は最安グレードのSになりますが、しっかりレザーシートを装備してくれています。
ヘッドレストのジャガーマークも可愛い。ちなみにこのロゴの正式名称は「リーパー」ですって。
(隠れリーパーがチラホラいました。後々紹介しますw)

後席空間はめちゃくちゃ広いわけではありませんが、足先は前席下にすっぽり収まりますし、結構ゆったり過ごせる空間に仕上がってます。
シートのホールド性もよく、お尻が沈み込むので、安心感がありました。

トランクは高さはないですが奥行きは結構ありました。容量は415L程度らしいです。

XEの動的質感について熱く語る

素人目線ではありますが、乗ってきて感じたことを、自信を持って!素直に!正直に!お伝えしていきます!

これがディーゼル!?音がすごい綺麗だわ

今回試乗させていただいたディーラーには、250PSのガソリンモデルと、180PSのディーゼルモデルの2種類の試乗車が用意されていました。

個人的に購入するならガソリンモデルかな~なんて思っていたわけですが、250PSのガソリンは、以前E-PACEを試乗した際に体験していたので、あえてディーゼルモデルに試乗させていただきました。

テールパイプが左に2本がディーゼルの証。

このディーゼルエンジン、想像以上に面白かったです笑

まず、ディーゼルと言えば気になるのは「音」の部分ですよね。

XEのディーゼルエンジンですが、「本当にこれディーゼルか!?」と思うほど、ディーゼル特有のカラカラ音が全く入ってきません。

今までいろんなディーゼル車に乗ってきましたし、愛車も5008というディーゼル車ですが、ここまできれいな音を奏でるディーゼル車には出会ったことがないです。

室内に入ってくるまでにノイズを遮断している、 というよりも、エンジンが奏でる音自体にノイズ感がない感じ。

もちろんエンジン音自体の静音性は高いんですが、それ以上に、聞こえてくる音の質感がめちゃくちゃいい!というのが最も印象的でした。

回転数をぐっと上げたときには、もちろんエンジンの音がグーンと大きく入ってくるようになりますが、それでもディーゼル感が全くなく、気持ちよくて心地いいのです。

同乗者も、ディーゼルと言われなければ全く分からんのではないでしょうか。

「ねえねえ、これディーゼルなんだぜ」

「え!マジでか!?」

みたいなやり取りが楽しめるかもしれません笑

エンジン音からは想像つかない加速フィール

ここまで音について語ってきましたが、これだけ聞いていると、加速フィーリングもガソリンのように滑らかで伸びやかな感じとお思いではないでしょうか。

いえ、XE君のディーゼルは、いわゆる「ドッカン」タイプです。

ここが、私が面白いなと感じてしまった部分であります笑

音だけ聞いてたら、あーこれは滑らかに加速していくタイプかなと思い、ディーラーを出てすぐ、5008と同じような感じでアクセルペダルを踏んでみたらあらびっくり。

どっかーーーん!!!

と加速していきましたw

隠れリーパーその① 見えるかな?

音はきれいなのに、加速フィールは超絶ドッカン。このギャップにやられました。

個人的に思うジャガーのいいところは、スポーティさと上質感がうまい具合で融合しているところ。

この絶妙なバランスは、ドイツ車でもフランス車でも味わえない、独特でオリジナリティある部分だなと思ってます。

それがこのディーゼルエンジンにもうまく表れてるなと感じました。

ドッカンではありますが、ペダルの剛性感は高く、足での微調整はやり易く仕上げてくれていますので、慣れてしまえばスムーズに加速することも難しくはないです。5分走れば慣れます笑

鱗柄のペダルがとってもオシャレ。かなり気に入りましたw

話は少し逸れますが、XEには走行モードの切り替え機能があって、「ダイナミック」と呼ばれるスポーツモードの他に、「エコ」モードも用意されています。

悔やまれるのが「エコ」モードを試してこなかったこと。多分エコ選べば、ドッカンはかなり薄まるんじゃないかなと思います。

「ダイナミック」モードに入れると、当たり前ですがさらにドッカントルクが出るようになりました笑

走行モードセレクターは運転席側右下に配置

伸びやかで刺激的な250PSガソリンモデルもかなり魅力的ではありますが、このディーゼルも負けず劣らず魅力抜群です。

是非、食わず嫌いせずに試してみてください!

スポーティだけど心地がいい、これがジャガー

続いて乗り心地。ここもジャガーらしさ(私が勝手に思ってるだけ)が溢れます。

扁平タイヤを履いていて、スタイリングもかなりスポーティで、がちがちな足回りを想像される方も多いんじゃないかと思います。

結論から言うと、嫌な硬さは全く感じません。

剛性感も高く、扁平タイヤ履いてるなという感覚もしっかり伝わるんですが、それ以上に足がしなやかで、上質で心地いい乗り味を提供してくれます。

オプションの19インチアルミが装備されてました。
19インチタイヤとの相性はかなり良い気がします。
ちなみにピレリのP ZEROタイヤ履いてました。

個人的にはドイツ車よりもフランス車に近い乗り味かなと感じてます。

スポーティ感と心地よさを、かなり高い次元で両立している乗り味。

一言でいえば「絶品」ですね。

やんちゃなだけじゃない、硬いが正義じゃない。

そういった足回りに対する姿勢がジャガーの最大の魅力なのかもしれません。

プジョーとジャガーの猫科同士の合併、ちょっと期待してたんだけどな笑

この2つがくっついたら、すごい化学反応が起きるんじゃないかなと個人的に思ってます。

やんちゃすぎない気品のあるステアリング

ステアリングはとにかく素直。

適度にクイックではあるんですが、クイックすぎない。

ステアリングも、乗り心地と同様に”やんちゃすぎない”んですよね。

スポーツスポーツしすぎない感じ、なんかジャガーの余裕というか気品みたいなのを感じます。

(私はバリバリクイックなステアリングも大好物なんですけどね)

ステアリングの静的質感も抜群にいい。
R-DYNAMICだとより太くスポーティな雰囲気になる。

低速時はずっしり重たくて、がっちりとステアリングフィールを感じ取れるので、街乗りで左折するだけでも一体感をすごい感じるんですよね。

クイックすぎず、素直なので、ドライバーはかなり自然に操舵することができるんです。

ディーゼルということで、回頭性に関しては少しきになる部分も出てくるかなと思ってましたが、街乗りレベルでは鼻先の嫌な重たさは全く感じませんでした。

FRということもありますが、鼻先が綺麗に、素直に向いてくれる感じは、たまらなく気持ちがいい。

メーカーサイトによると、「車速感応式バリアブルレシオパワーステアリング」を採用しているとのこと。

要は、速度によってステアリングのギア比を変えてくるというやつです。

高速走行は試せてませんが、高速域ではよりクイックなハンドリングを楽しめる感じになるんではなかろうかと思ってます。

また、走行モードでダイナミクスを選択することによって、ステアリングの味付けもスポーティなものに変化します。

普段使いではゆったりとリラックスして運転できるし、バリバリ楽しみたい時にはダイナミクスモードでスポーティなハンドリングを味わえます。

こういう側面があるので、ファミリーカーとしても使いたいし、自分が一人で楽しむのにも使いたいと思っている方には持ってこいの車なんじゃないかなと思ってます。

隠れリーパーその② リアランプに隠れてました。

個人的には、XEのシューティングブレークが出てくれるとかなり激アツなのですが!(XFにはあるけどデカいね!)

ライバルとなってくるであろう、Cクラス、3シリーズ、508と言ったクルマたちは、全てステーションワゴンタイプも持ち合わせてます。

ジャガーならXEサイズのかっちょいいシューティングブレーク作れるはず!是非お願いしたい!

おまけ:視界性能

視界性能も概ね問題無し。
オプションでデジタルインナーミラーも付けれます。
素晴らしい解像度の高さを誇ってます。

XEの動的質感評価まとめ

  • 加速感      … 8.5/10点 A+
  • 乗り心地   … 8.5/10点 A+
  • 静粛性      … 8.5/10点 A+
  • 操舵性      … 8.0/10点 A
  • 楽しさ      … 8.0/10点 A

総合得点:83/100点 A

最後に 〜その他オススメの車を紹介〜

ジャガーってほんといいなと改めて感じました。ディーゼルも思いのほかよくて、やはり食わず嫌いはいかんなと再認識させられましたねw

ミドルセダン特集記事なんかも書いてますが、是非ランクインさせたいクルマになりました。更新した際にはTwitterでお知らせします。

セダンの特集記事もご用意しております!セダンご検討の方は是非一読ください!

最後に、XEに興味があるあなたにオススメしたい車を2台紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。

プジョー 508

この508もXEに負けず劣らず静的質感の高い車です。動的質感ももちろん素晴らしい。
電子制御サスペンションを標準装備した絶品の乗り心地、XEが気に入る方なら508もかなり気にいると思います。

BMW 3シリーズ

新3シリーズはかなりスポーティに振ってきました。XEとはタイプがかなり違いますが、これはこれで面白い。
ディーゼルエンジンの特性も全然違いますが、こちらもかなり刺激的な加速をしてくれます。

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
純粋な新車分だけの値引きをしっかり獲得するためにも、ディーラー以外にも査定に出すことを強くオススメしたいです。
高価査定を狙うにはやっぱり一括査定が最も有効です。
実際に私自身も一括査定を使って、ディーラー査定よりも40万円高い価格で売却することができました。
一括査定は電話が多くかかってきて煩わしいというイメージがあるかもしれませんが安心してください。
カーセンサー.net簡単ネット査定を使うと、メールでの連絡を希望できるのです!

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一括査定への申し込みはもちろん無料です。
現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

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