乗ったら危険、欲しくなってしまうぞ
ということで、2019年3月にフルモデルチェンジした新型プジョー 508 GT BlueHDiに試乗してきましたので、「動的質感」というところを中心に試乗レポートをお届けします。
BlueHDiということで、2Lディーゼル車になります。
実は2度目の試乗です。1回目の試乗は楽しすぎて、ただ楽しんで終わってしまいましたw 今回はちゃんとレポートするために色々感じ取ってメモしてきましたよ!
追記:508SWも体験してきました
注目ポイントは、電子制御アクティブサスペンションを採用してきたこと。足回りに強い拘りを持ち続けたプジョーが満を持して開発してきた電子制御サスペンションが、一体どういった乗り心地を提供してくれるのか、詳しくレポートしていきます!
ちなみに私はプジョー5008ユーザーです。
5008も気になるあなたへ
本記事では、自称「試乗マニア」が、試乗してみて感じたことを詳しくレポートしていきます。
最後には、以下の5つのポイントでパワプロ風採点評価もさせていただきます。(最高はS、最低はGで評価します。)
採点評価の5つのポイント
- 加速感
- 乗り心地
- 操舵性
- 静粛性
- 楽しさ
本ブログ独自の採点方式を使用したパワートレイン評価なんかもやりますので、是非最後までお楽しみください!
プジョー508(2019) GT BlueHDi 試乗レポート編
まずは、試乗させていただいた車を撮影してきた写真と共に紹介させていただきます。
さらに詳しいく内外装をご覧になりたい方は、先行展示会の時に撮影した写真を紹介した記事がありますので、そちらも合わせてご覧ください。
今回の試乗の際にも、数は少ないですが写真を撮影してきています!
508 試乗車の紹介
試乗車のグレードはGT BlueHDiで、2.0Lのディーゼルターボエンジンを積んだ最上級グレードとなります。
508 GT 2回目の試乗してきました。
— くるすぺ@508SW→ZR-V (@grade_car_spec) June 17, 2019
いやーこいつはヤバイ。気持ち良さの塊です。ディーゼル感はうちの5008より薄い。
ガソリンは来週入ってくるらしいけど、7月にSWのガソリンが来るらしいので、それに乗らせてもらおうかなと思ってます。 pic.twitter.com/KneJoQ2z37
ツイートもしましたが、7月にはステーションワゴンの508SWの試乗車も入ってくる模様。そして個人的にこっちの方が合うんじゃないかと密かに思っている1.6Lガソリンターボが入ってくるようです。こちらも試乗次第レポートしていこうと思います。
ボディカラーは「アルティメッド・レッド」。かなり鮮やかな赤色で、塗装料は91,800円です。
個人的オススメは先行展示記事でもお伝えしましたが「セレベス・ブルー」。営業さんに写真見せてもらいましたが、かなりかっこ良かったです。
全高は1420mmとかなり低く抑えられており、かなりスポーティな印象。
クーペスタイルのフォルムもかなりかっこいいですね。
リアもなかなか特徴的。所謂ファストバックスタイルとなっています。
内装はこんな感じで超小径ステアリングが取り入れられてます。5008と比べても質感は向上している気がします。ステアリングヒーター機能はありません。
試乗車は65万円のフルパッケージオプションが付いてましたので、ナッパレザーシートが付いてきます。
オプション付けないとアルカンタラのシートになりますが、私の愛車はその仕様です。個人的にはアルカンタラシートの方が好みでした。(ちょっとレザーが滑る感じがします。)
ちなみにオプション無しでも、シートヒーター、マルチランバーサポート、パワーシートは装備されます。(ナッパレザーになるとメモリー機能も付いてきます。)
後席はこんな感じ。膝前の広さは十分ですが、天井の低さは結構感じます。
170cmの私が座って、頭上のスペースは拳1個分ないくらいでしたので、大きい方が座るには少し厳しいところも出てくるかも。
508の基本情報
「グレード展開と特徴」「先進安全装備」「オリジナルスペック表」について、それぞれ紹介していきます。
事前知識がある、試乗レポートが早く見たいという方は、試乗インプレッション編まで飛ばしてご覧ください。
グレード展開
パワートレイン別のグレード展開は以下のようになっています。
パワートレイン別グレード一覧
1.6Lガソリンターボモデル
- Allure:417万円
- GT Line:459万円
2.0Lディーゼルターボモデル
- GT BlueHDi:492万円
パワートレインは1.6Lガソリンターボか2.0Lディーゼルターボの2択となっています。
今回試乗したのはディーゼルですが、この1.6Lガソリンターボエンジンも非常に気持ちのいいエンジンとなっていまして、どちらもかなり魅力的です。
1.6Lガソリンターボエンジンは最近改良を受けてスペック的にも向上しています。新しい1.6Lガソリンエンジンが搭載された3008には試乗してきましたので、ガソリンエンジンが気になっている方は3008の試乗レポート記事もご覧になってみてください。
改良1.6Lガソリンターボが気になるあなたへ
価格帯を見ると、同クラスのドイツ車なんかと比べると、かなり良心的です。3008や5008と違い、ナビも標準装備されますので、コストパフォーマンスはかなり優れているのではないでしょうか。
後述しますが、先進安全装備もしっかりと充実していますよ。
主な特徴
走行性能面で注目したいポイントは、冒頭でも話しましたが電子制御アクティブサスペンションを採用してきたという点です。
路面をカメラで捉えて、路面状況に応じてショックアブソーバーの減衰力を電子制御するという代物です。ようやくプジョーにも来たかという感じですね。
更には走行モードの切り替えにより、サスペンションの制御の性格も変わるようになっています。もちろんサスペンションだけでなく、ステアリング、シフト制御、アクセルレスポンスといったところも合わせて性格が変わるようなリッチなモード切り替えとなっています。
選べる走行モード
- エコ
- コンフォート
- ノーマル
- スポーツ
あとはGTとGT Lineに標準装備される、FOCALプレミアムHiFiシステムも非常に魅力的です。試乗インプレ編でも少し触れますが、かなりの臨場感を得られる音響システムとなっていました。
フラグシップサルーンらしい、贅沢な装備です。
先進安全装備について
安全装備はなかなかの充実ぶりです。標準装備される安全装備一覧は以下の通りです。
全車標準の先進安全装備
- アクティブセーフティブレーキ(★機能UP!)
- ディスタンスアラート(前走車に近づきすぎると怒る)
- アクティブクルーズコントロール(★渋滞追従機能付きはプジョー初)
- レーンポジショニングアシスト(★車線中央維持はプジョー初)
- レーンキープアシスト(車線逸脱防止)
- エレクトリックパーキングブレーキ(★オートブレーキホールドは無し…)
- アクティブブラインドスポットモニター(★ステアリングアシスト付き)
- ワイドバックアイカメラ(★360°ビジョンカメラはオプションに…)
- フロント&バックソナー
- インテリジェントハイビーム
- コーナリングランプ(コーナー時にフォグランプがコーナー内側を照らす)
- トラフィックサインインフォメーション(標識読み取り)
- ドライバーアテンションアラート(ふらふらしてると注意する)
アクティブセーフティブレーキは、カメラの性能が向上し、自転車の検知や夜間での検知性能が向上しているようです。
そして、待望の渋滞追従機能付きACCと、車線中央維持システムが搭載されました。(遅いよ!w)
このレーンポジショニングアシストなんですが、単なる車線中央維持システムということではなく、機能をONにした時に車線のどちら側に寄っているかを検知し維持するという機能付き。
例えば、車線の左側に寄っている状態でONにした場合は、そのまま左寄りの状態でステアリングアシストをしてくれるということですね。意外と便利かもしれません。
いくつか残念なポイントもあります。
やはりオートブレーキホールドは搭載されませんでした。PSAグループの信念があったりするんでしょうかね。
また、308、3008/5008なんかで標準装備されていた360°ビジョンカメラがオプション扱いに。。5008ではかなり重宝していたので、個人的にはかなり痛いポイントです。
しかも単品で付けることはできず、65万円もするフルパッケージオプションを付けないと付いてこないのです。
フルパッケージオプションの内容は以下の通りです。
フルパッケージオプションの内容
- ナッパレザーシート(運転席メモリー付き)
- ナイトビジョン(プジョー初の注目機能)
- フルパークアシスト(自動駐車)
- 360°ビジョンカメラ(フロントカメラ付き)
- パノラミックサンルーフ
ナイトビジョンというのは、赤外線カメラ映像をメーター部に表示してくれるという画期的な機能です。赤外線カメラ映像を写すだけでなく、人や動物を検知したら赤枠で囲って注意喚起してくれる機能も付いています。標準だったら嬉しかったなぁ。
個人的にはナッパレザーシートよりも、標準装備のアルカンタラシートの方が好きなので、ひっくるめて全部とされてしまうと困ってしまいます。(アルカンタラでもメモリー機能付けれるようにしてほしい…)
ナッパレザーシートとサンルーフで1セット、それ以外でもう1セットくらいにしてくれたら嬉しいなあと思います。
くるすぺオリジナルスペック表
いつものくるすぺオリジナルのスペック表は下記の通りです。パワートレインに関しては、本ブログ独自の採点方式を用いて、S〜Gまでのランク付けを行っています。
基本スペック(GT BlueHDi) | ||
---|---|---|
サイズ | 4,750 x 1,860 x 1,420 | |
重量 | 1,630kg | |
エンジン | 2.0L直列4気筒直噴ターボ | |
ミッション | 8AT | |
最高出力 | 177PS/3,750rpm | |
最大トルク | 400Nm/2,000rpm | |
燃費・燃料 | 16.9km/L(WLTCモード)・軽油 | |
パワートレイン別情報 | ||
2.0
ディーゼル |
価格帯 | |
424~492万円 | ||
独自の採点方式による評価 | ||
パワー | トルク | |
B- 70.1点 |
S- 90.2点 |
|
1.6
ガソリン |
価格帯 | |
417~459万円 | ||
独自の採点方式による評価 | ||
パワー | トルク | |
B 75.5点 |
B 74.4点 |
案外重たいです。SUVの5008とあまり重量が変わりません。(電子制御マルチリンクサスペンションとかで増えてるのかな?)
サイズ感は、個人的にセダンで一番ちょうどいいと思っているサイズ感ですね。4,800mmを切っている点は個人的に嬉しいポイントでもあります。
ホイールベースは2800mm。愛車の5008のホイールベースは2840mmなので、それと比べると少し短くなっています。(全長は5008の方が110mmほど短い)
508 GT BlueHDi 試乗インプレッション
試乗して素人が感じたことを、感じた通りにレポートしていきます!
別途Youtubeに、508と508SW合わせて動的質感について語っている動画もアップしてます。よろしければこちらもどうぞ!
※ブラウザ内で動画再生されない場合は、動画上部のタイトル欄をクリックください。Youtubeアプリで再生ができます。
気持ちがいいロードインフォメーション
今回は平日試乗ということもあり、長い時間(30分くらい)いろんなところを走ってみることができました。
どんな道を走っていても、どんな速度で走っていても、いつも感じたのがロードインフォメーションの気持ち良さでした。
足回りに関しては、やや柔らかめなセッティングかなと。ただ、硬いとか柔らかいとかどうでもよくなります。
だって気持ちいいから。
単純に乗り心地が良いという表現だけではこの車を語れません。路面から入ってくる情報が気持ちいいんです。
接地感の高い乗り味が好きな人には堪らない車に仕上がっているのではないでしょうか。(私がその一人ですw)
段差を乗り越えるとき、荒れた路面を走る時、どんな道路を走っていてもタイヤが路面にビタッと張り付いているような感覚があり、今どんな道を走っているのかという情報を適切に、そして”気持ちよく”伝えてくれます。
私の愛車5008もロードインフォメーションはしっかり捉えてくれる車だと思いますが、余計に不快な情報を作ってしまうこともあります。
例えば段差を乗り越えた時に「トン」という感覚の後、「ボロロン」と震えて少し余韻がある感じ。
この508は、不快な余韻を与える隙を全く見せず、「トン」「ビタっ」「スーツ」と走り抜けてしまいます。
しっかりと入力を伝えることをしていながら、その入力を非常に気持ちいいものにしている、そして車体はしっかりと安定しているのです。
この乗り味は今まで乗ってきた車の中で最高レベルに好きな乗り味かもしれません。
言葉でうまく伝えられないのが悔しいところではありますが、是非試乗して体験いただきたい。そして、”ロードインフォメーション”というところに神経を集中して、乗り味を楽しんでもらいたいです。
プジョーの未来は明るい。
伸びやかなディーゼルエンジン
エンジンはお馴染みの2.0Lディーゼルターボエンジン。BlueHDiです。
8ATと2Lディーゼルの組み合わせは、以前5008のマイナーチェンジの際に一度体験済みです。(私の愛車はマイチェン前の6ATと2Lディーゼルの組み合わせ)
やっぱりこのディーゼルエンジン良いです。そして、5008と比べてもエンジンノイズが低減されていて、心なしか伸びやかさもUPしている感じがしました。
先日乗ったシトロエン C5 エアクロスのディーゼルのノイズ感が予想以上に大きかったので少し心配していましたが、この508に関してはしっかりとノイズ感は抑えられていました。
C5 エアクロスも気になるあなたへ
【試乗+採点評価】C5 エアクロス / Citroen 「真面目な魔法の絨毯」
→ディーゼル音は気になりましたが、こちらの乗り味も絶品です。PSAグループアツい
6AT乗りが8ATに乗って感じることは、滑らかで連続的な加速をしてくれるなというところ。508に非常にマッチした滑らかな加速フィーリングになっているので、8ATは良い方向に転んでいるのではないでしょうか。
発進時からの軽快な加速という点では1.6Lガソリンターボエンジンに分があるとは思いますが、中速域からの伸びやかでパワフルな加速感はこのディーゼルエンジンでしか味わえないです。そこの気持ち良さが508ではより強く感じました。
ノーマルモードでも十分な加速力を見せてくれますが、こいつにはSPORTモードがあります。
SPORTモードのパワフル感は5008同様に素晴らしいですね。ただ、SPORTモード特有の車内に擬似V8エンジンサウンドを鳴らしている感じがかなり薄まった気がします。
「あれ、鳴らなくなったんですか?」と聞いたところ、ちょっとは鳴っているとのことでした。私の耳が悪いだけかもしれませんが、全然擬似エンジン音は感じませんでしたね。
まあ、ディーゼルエンジンのフィーリングも向上していますので、無くても全然気持ちいいのですが。
やっぱり大好き、超小径ステアリング
「最近のプジョーと言えば?」と問われたら、
「あの超小さいステアリング!」
と答える人も少なくはないのではないでしょうか。
3008から今の形式のステアリングが取り入れられ、5008、そして508にも同じステアリングが搭載されました。
このステアリングはモータージャーナリストの間では賛否両論あるようで、個人的には”否”の意見が目立っているような気がします。
「人間工学的にー」とか、「ドライビングポジションがー」とか。
ただ言わせてください。
僕はやっぱりこのステアリングが愛しいんだ!
これに慣れてしまうと、これじゃないと物足りなくなってしまいますw 中毒性がある操舵性です。
取り回し易く、私は長時間乗っていてもドライビングポジションも崩れず、疲れ知らずでスイスイ乗れてしまっています。
もちろん、合う、合わないはあるでしょうが、とにかく一度「こういうのもあるのか」という姿勢で体験してもらいたいですね。
コーナリング性能に関しては、思ったよりもロール感あるなというのは感じました。ただ嫌な感じではないです。
ワインディングなど、コーナーが多いところではSPORTモードで走ればOK!
SPORTではがっしりした足回りに調整してくれて、幾分ロール感も減った感じもしました。乗り味も結構違いがありますね。SPORTだと結構ゴツゴツ拾う感じがします。
ただ、先日試乗したC-Classの方がコーナリング性能の凄みをというところは感じました。
ガソリンモデルとの操舵感の違いは気になるところですね。ガソリンモデル試乗時はそういった点もチェックしていこうと思います。
⇒508SWのガソリンモデルに試乗してきました。やはりガソリンモデルの方が操舵性に優れているように感じます。是非↓の試乗記も合わせてご覧ください。
【試乗+採点評価】新型508SW / プジョー「最高傑作ワゴン」
ちなみにコンフォートとノーマルの乗り味の違いはほとんど感じることができませんでした。。もう少し速度出せる場面だったら感じられるのかもしれません。
前方視界が思った以上にいい
乗ってる途中でふと感じたことですが、視界が意外に開けていて開放的だなというところ。
全高1420mmとかなり低く抑えられている車ということ、そして私が普段背の高いSUVに乗っていること、かなりのギャップがあるはずなのですが、全然違和感がなかったのです。
違和感が無さすぎて、違和感がないことを乗っている途中に気づきましたw
ステアリングが小さく、他の車と比べると位置が下であること、そして、ステアリングの上からメーターを見る姿勢。これらが開放感を生んでいるのかなと個人的には感じています。
おまけ:FOCAL HiFiシステムはやばい
走行性能面の評価ではありませんが、FOCAL HiFiシステムがかなり凄かったので伝えさせてくださいw
試乗終わった後、「FOCALの音響体験してなかった!」ということに気づき、馴染みの営業さんに音聞いてても良いですかと頼んでみました。
「じゃあ俺のUSB刺して一緒に聞こう」
ということで、停止状態ではありますが、営業さんのオススメ音楽を一緒に聞くことに。結果、2人してノリノリになってしまい2,30分は音楽を聴いていたと思いますw
選曲はマイケルジャクソン!
音が流れてきた瞬間、鳥肌が立ってしまいました。(本当に立ってました。)
音が非常に綺麗に流れてくるというのはもちろんのこと、いろんな音が独立していろんなところから出てくる感じ、所謂サラウンド感というものをものすごく感じました。
これがオプションじゃなく標準で付いてくるってかなり凄いことじゃないかな。
終始鳥肌立ちっぱなしでした。皆さんも試乗の際は是非音量を少し上げて体験してみてください。
ちなみに遅報かもしれませんが、508以外のプジョー車に関してもオプション設定でFOCALスピーカーが選べるようになりました。代金は工賃込みで10万円ほどでしょうか。
遅報かもしれませんが508以外のプジョー車にもFOCALスピーカー付けれるようになりました。ボーナス次第では付けてみようかななんて思ってます。
— くるすぺ@508SW→ZR-V (@grade_car_spec) June 17, 2019
508のHiFiほどの凄さは味わえないでしょうけども。
価格などは新横浜ディーラーブログ参照https://t.co/wU5gLojyGa
5008購入時にこのオプションがあったら100%つけてたと思います。
多分、愛車の5008に付けることになると思いますので、その際は前スピーカーとの比較を交えた感想なんかを記事にしてみようかなと思っています。
508 GT BlueHDi 走行性能評価まとめ
走行性能評価まとめとして、5つのポイントで採点評価させていただきます。参考程度にお受け取りください。
ランク指標
- S…とてもイイね
- A…イイね
- B…普通(イイね寄り)
- C…普通(ヨクナイね寄り)
- D…ヨクナイね
- E以下…とてもヨクナイね
加速感の評価
エンジンノイズもかなり抑えられていて、加速フィーリングも気持ちがいい。
出だしがもう少し軽やかだと言うことないが、そこを求めるなら1.6ガソリンをオススメしたい。
乗り心地の評価
路面にビタッと吸い付くような乗り味はなかなかドイツ車では味わえない感覚。
プジョーの真骨頂が垣間見えた車ではないか。
操舵性の評価
ディーゼルエンジンを積んでいるので若干フロントが重たいのかなと感じる場面もあるが、コーナリング性能も概ね良い。
1.6Lガソリンとの感触の違いも確かめておきたいところ。
静粛性の評価
ロードノイズもかなり少ない。
段差を乗り越えるときや荒れた路面を走っていても、ガツンという嫌な感じの音は全くせず、心地よい入力音だけが入ってくる。
楽しさの評価
気持ち良さが楽しさに繋がっている。
そしてSPORTモードはアクセルレスポンスだけでなくステアリング、サスペンションまで性格が変わってくれるので、色んなシーンで運転の楽しみを味わえる。
- 加速感 … 8.0/10点 A
- 乗り心地 … 9.5/10点 S+
- 静粛性 … 8.5/10点 A+
- 操舵性 … 8.0/10点 A
- 楽しさ … 9.0/10点 S
総合得点:86/100点 A+
最後に 〜その他オススメの車も〜
とにかく”気持ちがいい”車でした。ただ走るにしても、曲がるにしても、加速するにしても、音響にしても。
今後のプジョーにはすごく期待してしまいますね。次は2020年秋頃に208がフルモデルチェンジしてきます。こちらもヤバそうな匂いがプンプンしますね!
→208に搭載予定のCMPプラットフォームを採用したDS3クロスバックに試乗してきました。かなりヤバイです。是非ご体験いただきたい。
CMPプラットフォームがすごすぎる!
セダンの特集記事もご用意しております!セダンご検討の方は是非一読ください!
508に興味があるあなたにオススメしたい車を2台紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。
① メルセデス・ベンツ C-Class508と同じクラスに位置すると言ってもいいでしょう。この車のコーナリング性能はピカイチ。エアサスも魅力的です。
C-Classが気になるあなたへ!
→マイルドハイブリッドを搭載したC200へ試乗しています。
② ホンダ インサイト地味かもしれませんが、全体的な走行性能はかなり高いレベルにある車だと思います。i-MMDのなめらかな加速も魅力。
インサイトが気になるあなたへ!
最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。
買いたい度(10 / 10点)
★★★★★★★★★★
その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!
- 謝辞
P.S. 快く試乗させていただきましたプジョー金沢さんに、この場を借りて感謝申し上げます。
ご近所の方で508に興味を持たれましたら、是非ともプジョー金沢へ!
「プジョー5008に乗ってる人のブログ見て来た」と伝えれば、もしかしたらいいことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)