くるすぺ

【試乗インプレ】スバル シフォン【N-BOXオーナーが感じた走りの違い】

どうも、自称試乗マニアのくるすぺです。

今回は2019年7月にフルモデルチェンジを迎えた新型シフォン(NAエンジンモデル)に試乗してきました。

ご存知の方がほとんどだと思いますが、シフォンはダイハツタントのOEM車となっていて、外観や中身に関してはタントと全く同じです。

何故タントではなくシフォンに乗ってきたのか。

それは、スバル車に乗ってたこともあり馴染みの営業さんのいるところでぶっちゃけながら試乗したかったからです。笑

あとは妻がスバルのエンブレムが好きみたいなので、買い換えるとしたらシフォンがいいかな〜と何となく思ってます。

 

そうそう、大事なことを先に言っておくと、私の妻の愛車はホンダの新型N-BOXです。2017年にフルモデルチェンジを迎えた際、試乗もせずに予約購入しました。

これが大当たりすぎて不満が全然ないのですが、リセールもいいので、もし他にいい感じの車があれば買い替えも検討してみようかなと考えています。

前日にはスバルの試乗コースをN-BOXで3周ほどしてきてしっかり予習済み!

 

ということで、この記事では「動的質感」という部分に関して、愛車のN-BOXと比較しながら試乗インプレを語っていこうと思います。

以前試乗した新型スペーシアが散々だったので、正直あまり期待はしていませんでしたが、走りの面では相当出来の良い車に仕上がっているなと感じました。果たして買い替えはあるのか!?

【試乗インプレ】スバル 新型シフォン「私のN-BOXと比べてみると?」

まずは、一眼レフで撮影してきた試乗車の紹介です。この章以外のところでも写真は散りばめていきます。

グレード別の装備差、オプション内容についてより詳しく知りたい方は以下記事も合わせてどうぞ!

新型シフォンのグレード・オプション丸わかりガイド! 私ならアレを付ける!【内外装動画もあるよ】

撮影してきた写真を用いながら、できる限り分かりやすくグレード間の差について解説しています。私ならこうやって買うという情報も記載していますので、参考にしてみてください。

内外装の動画もこちらから参照できます。

シフォン 試乗車の紹介

試乗車のグレードは「G スマートアシスト」と呼ばれる、NAエンジンを積んだ標準的なグレードです。

ボディカラーは「マスタードイエロー」。Gグレードになるとグリル部分がブラック塗装になるのがいい感じですね。

ベースグレードのLグレードでは、ブラックグリルは採用されず、ボディカラー同色のグリルが採用されます。

Lグレードはこんな感じ。だいぶ印象変わると思います。

ヘッドライトはフルLEDヘッドライトが採用されてます。デイライト付きというのも素晴らしいですね。ここはN-BOXに対して優位性を持ってるところ。

ただし、アダプティブヘッドライトに関しては、カスタムモデルのみに採用されています。

テールランプもLED!最近の軽自動車はすごいですね。

サイドビューはこんな感じ。N-BOXと比べると全高が35mmほど低いので、全体的なバランスとしてはこちらの方が優れいている印象はありました。

そして、タントならではといえば、このミラクルオープンドア。

助手席側はピラーレス構造となっていて、このように両ドアを開けるとかなり開放的。乗り降りも非常にしやすかったです。

ドア内にピラー的な構造を埋め込んでいるということで、車体の頑丈さとか剛性には影響がないように作られているという話でした。試乗した感じでは、確かに剛性の低さは全く感じませんでしたね。

内装の全体はこんな感じ。全体的にプラスチッキーな印象は否めません。

ミント色的な差し色は、ちょっと安っぽさを演出してしまってるかなと感じました。ボディカラー連動とかだったら面白かったかもしれません。

後席はN-BOX同等の広さを確保。こんな広いスペースいるか?とも思ってしまうくらい十分なスペースがあります。

あと、シートがかなり分厚いですよね。シートのクッション性とか座り心地に関しても、結構こだわりを持って作られたみたいです。

シフォンの基本情報

グレード展開

グレード一覧は下記の通り。

グレード一覧

  • L:131万円(FF)/143万円(4WD)
  • G:150万円(FF)/162万円(4WD)
  • GS:165万円(FF)
  • CUSTOM R:171万円(FF)/183万円(4WD)
  • CUSTOM RS:179万円(FF)/191万円(4WD)

グレードに”S”が付いてるのがターボモデルです。謎なのはGSだけ4WDが選べないこと笑 ダイハツでタントを選んでもらえれば、ノーマルの外観でターボの4WDも選ぶことができるので、激しく謎です。

特にメーカーにこだわりが無ければ、選択肢が多いダイハツでタントを購入した方がいいのかなと思います。価格もタントの方が4万円ほど安いんですよね。

カスタムはこんな感じです。

私が購入したN-BOXは、中間グレードでNAモデルの「G・L」で150万円ほどでしたので、今回試乗したシフォンのGグレードと同じような価格です。

ただ、N-BOXは全車標準でHonda SENSINGが装備され、車線中央維持システムやACC(30km/h以上限定ですが)が標準装備されますが、シフォンの場合は「スマートクルーズパック」というメーカーオプションを設定しないとこれらが装備されません。(ACCは全車速追従になる)

しかも、スマートクルーズパックはターボモデルにしか付けることができません。高速道路頻繁に使うならターボ選んでねということかもしれませんが、ここは少し残念ですね。

スペック

基本スペック(G スマートアシスト)
サイズ 3,395 x 1,475 x 1,755
重量  900kg
エンジン 660cc 直列3気筒NA
ミッション  CVT
最高出力  52PS/6,900rpm
最大トルク  60Nm/3,600rpm
燃費・燃料  21.2km/L・レギュラー(WLTCモード)
駆動方式  FF/4WD
サス(前)  マクファーソンストラット式
サス(後)  トーションビーム式

N-BOXと少し比較をしてみましょうか。

サイズ的にはN-BOXの方が全高が高く、N-BOXの全高は1790mmとなっています。

重量はほぼ変わらずですが、N-BOXのNAエンジンの最高出力は58PSと、ターボモデルにかなり近い数値まで出ています。

最大トルクもN-BOXは65Nmとなっているので、スペック的にはN-BOXに軍配が上がります。

燃費性能に関しては、N-BOXがWLTCモードでの燃費を公表していないのが残念なポイントですが、NAエンジンのFFモデルのJC08モードで比較すると、シフォンが27.2km/Lで、N-BOXが27.0km/Lとほとんど変わりません。

シフォン 試乗インプレッション

試乗して素人が感じたことを、感じた通りにレポートしていきます!

気になる加速感は?

エンジンはボタンプッシュ式でかかります。ここはN-BOXと同じ。

エンジンがかかってもかなり静かですね。エンジン音の大きさ自体に関しては、N-BOXより小さく収められているかもしれません。

そして、足踏み式のパーキングブレーキもN-BOXと同じ。ここに電子パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能が採用されたらかなり訴求力が上がったと思います。

足踏み式のパーキングブレーキ

新型N-WGNにはこの辺りが装備されてきますので、N-BOXのマイナーチェンジでも装備される可能性高いですよね。(来年あたり来そうな気がします。)そうなってくると、またN-BOXに一歩リードされてしまう感が否めないかなと。

 

前置きが長くなりましたが、本題の加速感について話していきますね。

ギアをドライブに入れ、アクセルをスッと踏み込んでいくと、思った以上にスムーズに軽快に走り出してくれました。この辺りはN-BOX相当レベルにはあるかと思います。スペーシアのNAよりはずいぶん印象が良かったです。

一般道に入り、グッとアクセルを踏み込むと、やはりNAということでグーンと5000回転くらいまで上がってしまいます。

でも、エンジン音が割と静かに抑えられているので、頑張っている感は小さく、思ってたより嫌な印象はなかったです。

個人的にはN-BOXのi-VTECエンジンの方が、エンジンフィーリングは好みではありますが、シフォンも悪くないですよ。

後、N-BOXには無いところでいうと、POWERモードというものが設けられています。

ステアリングの右下にPOWERスイッチが設けられてます

POWERモードに入れることで、微量ではありますがアクセルレスポンスも高くなります。坂道の走行なんかでは重宝するかもしれませんが、普段使いではPOWERモード使わなくても十分快適です。

乗り心地、剛性感はとてもいい

剛性感という面に関しては、ダイハツの新たなグローバルプラットフォーム「DNGA」が採用されているということで、少し期待を持って乗り込みました。

ここはね、期待通りいい感じですね。N-BOXの剛性の高さにも驚きましたが、シフォンはさらに上回ってきているかも?と思わせるほどの出来でした。

荒れた路面を走っていても、車がガタガタ揺れたり音を立てる感じが全然無いんですよね。背の高い車ではありますが、走行安定性は非常に優れているなと。

CHIFFONって名前もなんか好き

路面のざらつき感もほとんど感じさせず、突き上げに対してもある程度はマイルドにいなせています。

もちろんコーナーでの安定性も素晴らしいです。N-BOXよりやや全高が低いというところも良いですね。

この辺りは打倒N-BOXというところをかなり意識して開発を進められたのではないかなと思います。

ハンドリングはシフォンの方が好みかも

ステアリングですが、N-BOXと比べると少し重ためでしっかりしているなぁという印象でした。個人的にはシフォンの方が感触はよかったです。

少し重たさがあって反力があったほうが運転しやすいと個人的には思っています。ここは是非乗り比べてみてどっちが自分に合ってそうか確認してみてください。

この内装にスバルのエンブレムは違和感が少しあるw

N-BOX、シフォン、どちらにも言えることですが、ステアリングを切った瞬間に車がスッと曲がってくれる感覚は素晴らしいですね。剛性の高さを随所で感じさせてくれます。

ステアリングから伝わってくる嫌な振動もありませんし、切ったら切った分だけうまく曲がってくれます。

スペーシアはこういう基本的なところで不満を感じる場面が多くありました。反応が遅く、ステアリング操作に対する車の動きが自然じゃないんですよね。

曲がるのが気持ちいい車に乗っていると、やっぱり運転自体が楽しくなるものです。

クルマ選びの際は、デザインとか機能面だけを見るのではなく、こういった基本的な性能のところを意識して比べてみて、自分に合った車を見つけていただきたいなと思います。

視界や運転のしやすさは?

運転時の視界に関しては、もうどこのやつ選んでも同じように開けていていい感じだと思います。N-BOXと比べても大きな差は感じません。

視点も高くて、車幅感覚は誰でもつかめる感じ。

視界の開け具合も問題なし

シートポジションは、シフォンの方がしっくり来た感じがありました。ただ、ステアリングはN-BOXと同じようにチルト機構のみ(上下に調整できるが、奥行きは調整できない)です。

軽自動車でテレスコ機構が付いてるなんて、今時点ではほとんど無い訳ではありますが、新型N-WGNはここも付けてきます。

個人的には、N-BOXにテレスコは欲しいなと感じてました。パパ達がこういう車を運転するとなったとき、結構シートを後ろに持っていくので、ステアリングが少し遠く感じることがあると思うんですよね。

うーん、テレスコと電子パーキングブレーキ(+オートブレーキホールド)付いてたら、買い替え可能性はかなり高かったかも。360°カメラや自動駐車機能もすごいなとは思いますが、こういうのが必要なのはある程度大きい車だと思うんですよね。

テレスコや電子パーキングブレーキに関しては、どんな大きさの車であっても欲しいと思うもの。地味なところではありますが、これらの装備がある方が私にとっては嬉しかったです。

静粛性はN-BOXにやや軍配が上がるか

先ほどエンジン音の大きさに関してはシフォンの方が上手かもという話をしましたが、全体静粛性に関してはN-BOXにやや軍配が上がるかなと思います。

というのも、N-BOXはロードノイズに対する静音性が素晴らしくてですね、やっぱりそれと比べちゃうとシフォンの方のロードノイズは少し気になりました。

ただ、ざらつき感とかはほとんど感じることなく、以前乗ったスペーシアに比べたら格段にこちらの方が快適です。

風切り音や外の音に対するシャットアウト感はなかなかのものだなと。しっかりと密閉感を感じることができることができました。

シフォン 走行性能評価まとめ

N-BOXとスペーシアと比較してどんなもんだったかなあというのをまとめてみました。参考程度にお受け取りください。

加速感

N-BOX > シフォン >>> スペーシア

剛性感・乗り心地

シフォン >= N-BOX >>> スペーシア

操舵性

シフォン >= N-BOX >>> スペーシア

静粛性

N-BOX > シフォン > スペーシア

最後に 〜シフォンに乗り換えはあるのか!?〜

シフォンに乗り換えるのかどうかというところですが、現状はSTAYということで。

基本的な走行性能も高いので、今からN-BOXかタントどちらを選ぼうかと思っている方であれば、タントやシフォンの選択も大いにありだと思います。

ただ、もう既に新型N-BOXに乗ってしまっている立場からすると、こいつから乗り換えたいと思うほどの大きな優位性は感じなかったというのが正直なところです。

STAYとしたもう一つの要素としては、もうすぐ三菱のekスペースもフルモデルチェンジを迎えるというところもあります。ekクロスもかなり評判良さそうでしたので、ekスペースも結構期待できるんじゃないでしょうかね。

あとは新型N-WGNの装備が魅力的すぎるというところ。

ステアリングのテレスコ機能、電子パーキングブレーキとオートブレーキホールド、さらには渋滞追従付きACCが全車標準装備という普通車顔負けが装備されてくるのですが、これらがN-BOXのマイチェンで入ってくるのでは?と期待してしまいますよね。

となると、N-BOXのマイナーチェンジまで待ちたいと思ってしまうのです。このタイミングのN-WGN投入は、そういったことも考えてのことですかね。だとしたらとても策士です。笑

 

ただ、何度も言っているように、走行性能の高さは素晴らしかったです。買って後悔はしない車でしょう。

スーパーハイトワゴン界は、しばらくN-BOXとタントの2強体制になりそうです。

 

シフォンについて、グレード別の装備差、オプション内容についてより詳しく知りたい方は以下記事も合わせてどうぞ!

買うとしたらどんな構成で買うかなんかも考えてみました。是非参考にしてみてください。

新型シフォンのグレード・オプション丸わかりガイド! 私ならアレを付ける!【内外装動画もあるよ】

 

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

 スペーシアの試乗レビューも合わせてどうぞ! 

謝辞

P.S. 快く試乗させていただきましたスバル金沢本店さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

今回も楽しく試乗させていただきました。スバルに戻りたいなという気にさせてくれる魅力的な営業さんがいます。

ご近所の方でシフォンに興味を持たれましたら、是非とも立ち寄ってみてください!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
純粋な新車分だけの値引きをしっかり獲得するためにも、ディーラー以外にも査定に出すことを強くオススメしたいです。
高価査定を狙うにはやっぱり一括査定が最も有効です。
実際に私自身も一括査定を使って、ディーラー査定よりも40万円高い価格で売却することができました。
一括査定は電話が多くかかってきて煩わしいというイメージがあるかもしれませんが安心してください。
カーセンサー.net簡単ネット査定を使うと、メールでの連絡を希望できるのです!

メール連絡が希望できる一括査定

一括査定への申し込みはもちろん無料です。
現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

Comments & Trackbacks

  • Comments ( 3 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. いつも楽しく拝見しております!
    個人的に今ある車で装備的にもN-BOXと張り合えるのeKクロススペースぐらいかなと思ってます‼ただ動的質感についてはわかり兼ねる為、是非ともくるすぺさんに比較して頂きたいたいです!

  2. いつも楽しく拝見しております!
    個人的には装備的にもデザイン的にも本当の意味でN-BOXと肩を並べられるのはeKクロススペースだと思っております!
    ただ動的質感については分かりかねるため、是非ともくるすぺさんに比較して頂きたいです‼

    • コメント見逃してました!ありがとうございます!
      私的にもekスペースが最大のライバルになるかなと思ってて、次の購入候補でもあるので近いうちに乗らせていただきたいと思ってます!

Leave A Reply

*


上の計算式の答えを入力してください

*
* (公開されません)

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE