くるすぺ

【試乗+採点評価】ホンダ シビックe:HEV (FL4)【89点:楽しすぎるハイブリッド】

どうも、くるすぺです。

当ブログにおいて最も注目・期待していたシビックe:HEVに試乗させていただきました!
走りの質感は期待以上。素晴らしすぎます。

くるすぺは果たして本当にスポーツe:HEVを購入するのか!?

シビックe:HEV 試乗レポート&採点評価

ボディカラー:プレミアムクリスタルブルー・メタリック
(有料色 60,500円)

素人目線ではありますが、乗ってきて感じたことを、素直に!正直に!お伝えしていきます!

最後に試乗レポートのまとめとして、加速感・乗り心地・静粛性・操舵性・楽しさの5つの観点で採点評価をさせていただいてます。参考程度に受け取っていただければ幸いです。

見た目の差別化は控えめ

内外装に関してガソリンモデルとの違いは大きなものではありませんが、グリル部やピラーガーニッシュがブラック塗装されるようになり、上質感はガソリンモデルよりも上がっています。

e:HEVはグリル部がグロスブラック塗装される
ドアミラーのブラック塗装もe:HEV専用デザイン
B/Cピラーガーニッシュがブラック塗装される
ホイールデザインはガソリンモデルと同じ
リアにはe:HEVのバッジが付く
ブラックエンブレムオプションを付けてもe:HEVバッジはメッキのままなのがもどかしい

分かっている人が見れば違いは明確なのですが、ちょっと違いが分かりづらいですよね。
バンパーデザインなどがe:HEV専用デザインになったりすると、個人的にはより魅力的に感じたかなと思ってます。

また、内装デザイン・カラーがガソリンモデルとほぼ共通なのも少し寂しいところ。
デザインは同等としても、ステッチカラーなどを変えるような試みがあったら面白いかなと感じました。

内装はガソリンEXと同等なものになっている
エアコン吹き出し口を隠したハニカムメッシュデザインは秀逸

新開発スポーツe:HEVの実力

シビックe:HEVに搭載されるパワートレインは、新開発”スポーツ”e:HEV。”スポーツ”って表現がいいよね。以前から記事にしているように、スポーツe:HEVにはめちゃくちゃ期待してました。

実際に乗ってみた感想は、期待以上にものすごくイイ!!

従来の2.0e:HEVと比べると、アクセル踏み込みに対する加速レスポンスがとてつもなく良くなっているように感じます。もちろん、フィットやヴェゼルに搭載される1.5e:HEVともかなりの違いを感じます。

エンジンでは味わえないインパクトのある加速フィールでありつつ、どこかエンジンっぽいフィーリングを持っているんですよね。”エンジンっぽさ”が残っていることがホンダe:HEVの魅力だと個人的には感じてます。

エンジンっぽさと表現しましたが、あくまで加速フィールの話。
エンジン音自体は、唸り感がかなり少なくなっている印象がありました。結構踏み込んでも全然唸る気配ないです。

街中ではほぼEV走行ができるんじゃないかなというレベル。エンジンがかかったとしても気づかないレベルで静粛性が高いです。
そして、エンジン音が澄み渡った綺麗な音なんですよね。エンジン音の質感は、他社のハイブリッドに比べてかなり優れていると感じました。

このエンジン音をさらに楽しむギミックとして、”アクティブサウンドコントロール”というシステムが搭載されています。
走行モードを”SPORT”にすることでアクティブサウンドコントロールが有効になり、実際のエンジン音を増幅してスピーカーから出力をしてくれるようになるのです。

実際にSPORTモードでグッとアクセルを踏み込んでみましたが、確かにしっかりとエンジン音が増幅して室内に気持ちいい音が響き渡るようになりました。めちゃくちゃ魅力的な装備だと思います。

ただ、一般道ではあまりエンジン音を聞くことなく法定速度を超えてしまうのが玉に瑕。ハイブリッドではありますが、ギアを固定してエンジン音を楽しむためにマニュアルモードが欲しくなってしまうほどでした。(減速パドルセレクターは装備される。)

また、ブレーキフィールもかなり素晴らしいです。特に低速での繊細なブレーキコントロールへの追従性が素晴らしく、スムーズに停止まで持っていけます。

今まで体験してきたハイブリッドの中では一番好み。スポーツe:HEV、総じて期待以上の出来栄えでした。

10.2インチデジタルグラフィックメーター
左側のメーターはe:HEV専用のパワーメーター

センスが光る乗り味

乗り心地の良さは、e:HEVの加速フィールの良さ以上に驚かされました。想像を遥かに超えてよかったです笑

シビック ガソリンモデルの乗り心地は、FK7と比べても引き締まった雰囲気が強く、よりスポーティな乗り味になっていました。
シビック e:HEVの乗り心地は、ガソリンモデルの乗り味の方向性と同じところを向いているスポーティさがあるのですが、そこに”しっとり”が加わっているのです。

”硬さ”という面ではガソリン・e:HEVでは大きな差がない印象ですが、湿度感というところでe:HEVの方がかなり潤っている感じがあるのです。(伝わるかな)

ガソリンモデルはカラッとした乾いた爽やかさ、e:HEVはしっとり潤った上品さがある。

サスからの入力音に対する処理も、ガソリンモデルをさらに上回っている印象です。(ガソリンモデルも相当すごかったんですが。)

めちゃくちゃ上質な乗り味なのに、普遍的な車とは違うスポーティな硬さ(しっかり感)が感じられる、という点がシビックe:HEVの最高の褒めポイントじゃないかなと感じてます。

シビックe:HEV用に専用開発されたミシュラン パイロットスポーツ4の粘っこい接地感も大きな魅力の一つ。
私の愛車プジョー508SWにもパイロットスポーツ4が採用されていますが、本当に素晴らしいタイヤです。特に雨天時の安定感が抜群です。

この乗り味、ちょっと他のメーカーの同セグメントでは中々味わうことができないと思います。現時点では群を抜いていると言っても過言ではないのかなと。

センス抜群なシビックe:HEVの乗り味をぜひご体感あれ。

e:HEV専用タイヤ PILOT SPORT 4
タイヤサイズは235/40R18(ガソリンと同じ)
プライススムース×ウルトラスエードのコンビシート
ガソリンEXと同じものが採用される

癖になるハンドリング

個人的に心配していたのがハンドリングという部分。ガソリンモデルに比べて車重が増えた分、シビックのスポーツな部分が削れてしまうのかなという心配がありました。

実際に乗ってみると、車重増による”悪い”影響はほとんど感じませんでした。
むしろ、e:HEVモデルの方が重厚感のあるハンドリングが楽しめる気がします。(少なくとも街乗りにおいては。)

ステアリングの重さ感で言うと、ガソリンモデルよりもずっしりした雰囲気があります。
細かなハンドル操作に対して素早く忠実に車両が反応してくれる繊細さも魅力の1つ。

上質なステアフィールを持つ車が昨今増えてきた印象がありますが、シビックe:HEVには上質さに加え、独特なクセになる重厚感というものが備わっています。
この味付けは非常に素晴らしいです。

コーナリング時のリアの踏ん張り感も素晴らしいですね。やっぱりパイロットスポーツ4最高だぜ。
リアタイヤが上手に仕事をしてくれていて、街乗りであってもポテンシャルの高さを十分に感じ取れるので、乗っていて楽しいし満足度が高いのです。

また、ノーマルモードとスポーツモードでステアリング特性が変わるという点も嬉しいポイント。
個人的にはスポーツモードのステアリング特性の方が好みでした。試乗の際はぜひお試しください。

e:HEVのギアセレクターはスイッチ式
リバースに入れるのが最も慣れが必要だと感じた

スポーツ性と環境性能と快適性の3拍子が揃った

シビックe:HEV以上に、スポーツ性・環境性・快適性の3拍子が揃った車は他に無いんじゃないでしょうか。

3つのうち2つは優れているという車は結構あると思います。でも、この3つが全て素晴らしい車って中々出会えないんですよね。

環境性という点は燃費24.2km/Lという素晴らしい数字を誇っていますし、以下のようなスポーツ性、快適性を持ち合わせているというのがシビックe:HEVの素晴らしい魅力です。

視界性能に関しては、左前の視界性能がかなり素晴らしいです。今まで乗ってきた車の中で、最も左前の下まで見える感が強いなと感じました。
こんなこと言いたくないですが、私の愛車508SWの視界感と比べると雲泥の差です。笑
シビックの後に愛車に乗ると、「ダッシュボード高っ!」って感じてしまいます。

シビックと508のフロントフェイスは似た雰囲気がある

このように2台を並べてみると、シビックのフロントウィンドウの底辺の低さがよく分かります。
それに加えて、Aピラーを立てたデザインにしたことにより、視野角が広がり開放的な視界を手に入れられたんだろうと思います。

シビックe:HEV 動的質感を採点評価

試乗レポートのまとめとして、5つのポイントで採点評価をさせていただきます。参考程度にお受け取りください。価格帯やボディタイプを考慮した採点になっています。

  • 加速感      … 9.0/10点 S
  • 乗り心地   … 9.0/10点 S
  • 静粛性      … 8.5/10点 A+
  • 操舵性      … 9.0/10点 S
  • 楽しさ      … 9.0/10点 S

総合得点:89/100点 A+

総評:
とにかく走りにおいて文句の付け所がない。
スポーツ性・快適性・環境性がこれほど優れた車は他にないかも。
エンジン音を楽しめるハイブリッド、素晴らしい乗り心地、スポーティなハンドリング。
価格がやや高い印象があるかもしれないが、動的質感においてはセグメント内で一歩抜けた存在と感じた。

くるすぺは購入する?

上の記事において、こんなことを書いていました。

私くるすぺですが、ZR-V買います。(多分)「スポーツe:HEVが期待通りのものだった場合」という前提が付きますが。(期待以上すぎてシビック購入する線も十分あり得る。。。w)

https://tmhshiroto.com/zr-v_prerelease_16889/

スポーツe:HEVが期待通りだったか
→期待通りというより、期待以上の出来栄えでした。

よって、ほぼ確実に今年度中にスポーツe:HEV搭載車を購入することになるかなと思います。

シビックかZR-Vかというところですが、家族の意向を重視しZR-Vを選択しようかと考えてます。(とんでもない価格にならなければw)
ZR-Vもシビックベースの車になるので走りも間違いないと思いますが、シビックe:HEVでしか表現できない乗り味も絶対にあります。これはSUVでは絶対出せないなというところが結構感じられたんですよね。

なので、”走る楽しさ”というところだけを考えるとシビックを選びたいところではあります。シビックe:HEV、本当おすすめです。

また、当ブログにて沢山の試乗レポートを書かせていただきましたが、今後は試乗記の投稿頻度はかなり少なくなると思います。理由としては、購入をほぼ決めてしまっているからです。(自身または家族が購入に繋がる可能性が薄い状態では試乗を控えるようにします。)

試乗後、記事にできていない車もいくつかありますので、その車たちの記事は書きたいと思ってます。
また、これまで試乗してきた車たちの採点結果をまとめた記事も作成してみようかなと思っています。

シビックの価格・諸元

グレード展開・価格

  • e:HEV:394万円
  • EX(ガソリン):353万円
  • LX(ガソリン):319万円

スペック ~くるすぺ独自のパワートレイン評価~

サイズ 4,550 x 1,800 x 1,415
重量 1,460kg
パワートレイン ハイブリッド(2.0L直列4気筒ガソリンNA) / CVT
最高出力 エンジン:141PS モーター:184PS
最大トルク エンジン:182Nm モーター:315Nm
燃料・燃費 24.2km/L(WLTC)・レギュラー
駆動方式 FF
サス(前) マクファーソンストラット式
サス(後) マルチリンク式
パワートレイン別情報
e:HEV パワー トルク
A 85.6点 A 87.5点
1.5Lガソリン パワー トルク
A 82.5点 B+ 78.5点

 

「パワートレイン別情報」に記載しているランクは、パワーウェイトレシオ/トルクウェイトレシオを独自の採点方式でランク化したものになっています。

比較試乗したい車は?

価格帯・セグメントが近い車の中からおすすめしたい車をピックアップしています。

スバル レヴォーグ STI Sport

プジョー 308 GT

トヨタ カローラスポーツ

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
純粋な新車分だけの値引きをしっかり獲得するためにも、ディーラー以外にも査定に出すことを強くオススメしたいです。
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一括査定への申し込みはもちろん無料です。
現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

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