2020年11月追記:
本記事で紹介する2.5LガソリンNAモデルは廃止となり、待望の1.8Lガソリンターボモデルが新設されました。
是非、最新モデルの試乗レポートをご覧ください。
【試乗+採点評価】スバル フォレスター SPORT「新開発1.8Lターボ以上に魅力的な脚の良さ」
【試乗+採点評価】スバル フォレスター Advance e-BOXER「THE・神SUV」
スバルのフォレスターがいよいよフルモデルチェンジを迎えました。
元々かなり評価の高い車ではあったのですが、フルモデルチェンジによってとてつもなくすごい車になってしまいました。
詳しくレポートしていきます!
本記事では、自称「試乗マニア」がレビューをさせていただきます。また、以下要素に関して勝手ながら採点評価をさせていただきます。
- エクステリア
- インテリア
- 走行性能
採点評価は、パワプロ風にS〜Gでランク付けを行います!
最後にまとめとして、私が感じたGood PointとBad Pointを紹介します。また、撮影してきた動画をYoutubeにアップしましたのでそちらの動画もご紹介します。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
【マニア試乗記】スバル 新型フォレスター(2018) X-BREAKを採点評価! すごいSUVが出てしまった
まずは、価格やスペックなどの基本情報を紹介します。
新型フォレスターの基本情報の紹介
今回試乗させていただいたのは、2.5L直噴エンジンを搭載したX-BREAKというグレードになります。
2.5Lの他には、Advanceというグレードで2.0Lマイルドハイブリッドモデルも用意されています。
こちらもどんなものか気になる所ですね。
では、オリジナルスペック表をご覧ください。
基本スペック(X-BREAK) | ||
---|---|---|
サイズ | 4,625 x 1,815 x 1,730 | |
重量 | 1,530kg | |
エンジン | 2.5L水平対向4気筒 NA(直噴) | |
ミッション | CVT(リニアトロニック) | |
最高出力 | 184PS/5,800rpm | |
最大トルク | 24.4kgm/4,400rpm | |
燃費・燃料 | 13.2km/l(WLTCモード)・レギュラー | |
駆動方式 | AWD(常時前輪駆動) | |
パワートレイン別情報 | ||
2.5Lガソリン | 価格帯 | |
280,8〜302.4万円 | ||
独自の採点方式による評価 | ||
パワー | トルク | |
B
76.3点 |
C+
68.4点 |
|
2.0L
ハイブリッド |
価格帯 | |
309.9万円 | ||
独自の採点方式による評価 | ||
パワー | トルク | |
D+
58.9点 |
C
64.5点 |
SUVとして、このサイズ感はちょうど良い大きさではないでしょうか。
居住空間、ラゲッジスペースも広大に確保されていながら取り回しもしやすい、一番バランスが取れたサイズかなと思います。
また、パワートレイン評価はなかなか高い点数が出ています。
この点数は、国産SUVの中でもTOP10に入っているので、スペック的には十分楽しめそうです。
逆にハイブリッドモデルは点数的にはちょっと控えめ。
実際の走りがどんなものなのか気になる所です。機会があればハイブリッドモデルにも試乗したいと思っています。
また、“フォレスターの注目ポイント”は以下のようなところではないでしょうか。
- スバルグローバルプラットフォームによる、高い操舵性と安定性
- アイサイトツーリングアシスト標準装備
- シンメトリカルAWDと新たに2モード用意されたX-MODEによる抜群の悪路走破性
- 新たに採用された2.5L直噴NAエンジンの実力
新型フォレスターのエクステリア評価
エクステリアに関しては、予想を裏切り、先代から大きな変更は加わりませんでした。
キープコンセプトの色合いが濃く、これを残念がっている声も多く聞こえてきたかと思います。
私も発表された際には少し残念だなーとも思っていましたが、実物を見てみるとかなりカッコいい!
実車を見比べて見ると、新旧で結構違いがはっきりしていて、すぐに新型だとわかりました。
X-BREAK特有のオレンジアクセントも非常に印象的です。
特にこのヘッドライトの形状は、最近のスバルのデザインコンセプトとなっている、「コの字」型のデイライトがデザインされています。
このヘッドライトがやっぱり特徴的ですね。だいぶ印象が変わります。
先代と比べて、全幅が25mmほど広がり、ワイド感が増したエクステリアになっています。
正面から見た図は結構迫力がありますね。ローワイド感が増した感じがします。
X-BREAKのブラックなメッシュグリルはスポーティな感じでかっこいいですね。
ちなみにTouringグレードも展示してあったので、こちらも写真撮ってきました。
こっちはこっちでかっこいいですよね。落ち着いた雰囲気が出ています。
ちょっと下から見上げた感じがすごくかっこいいなと思いました。
SUVらしさが存分に出ているGOODデザインだと思います!
サイドビューはこんな感じ。
オレンジアクセントが結構目立ちます。
メッキパーツは全然使われていないので、スポーティで力強い印象が強いですね。
リアビューはこんな感じ。
リアスポイラー部分がブラック塗装になっているのもX-BREAKの特徴的な所です。
ところどころにブラックが取り入れられていることによって、引き締まった印象を与えています。
ブラックルーフが選択できても面白かったのでは?とも個人的には思いました。
X-BREAKのロゴが、ポップでいい味出してます。
ホイールは17インチ
X-BREAKグレードでは、17インチのガンメタリック塗装のアルミホイールが装備されます。
この試乗車には、オレンジアクセントのホイールデカールが装着されていました。
デザインもフォレスターらしくて、とても似合っていると思います。
カラーラインナップは9種類
9種類のボディカラーが選択可能です。
この中だと、やっぱりホワイトが一番似合っているかなーと感じましたが、展示されていたホライゾンブルー・パールも綺麗な色でなかなかよかったです。
X-BREAK以外のグレードを選ぶなら、この色も結構オススメですね。
エクステリア採点
フロントフェイス
B
フォルム
B+
リア
B
カラーラインナップ
C+
エクステリア総合評価
B
新型フォレスターのインテリア評価
まずは運転席に乗り込んで行きましょう。
ドアトリムもX-BREAKらしさ満載です。
綺麗にラインが取られたオレンジ色のステッチと、網目状の撥水ファブリック素材がいい感じにマッチしています。
乗り込む前からワクワクさせてくれます。
運転席を覗き込んで見るとこんな感じ。
オレンジアクセントがふんだんに使われていて、車内がとても明るく見えますね。
黒を基調としたTouringやPremiumも落ち着いた雰囲気でいいなと思いますし、X-BREAKのアクティブな感じもとてもいいと思います。
シフトノブ周りのオレンジデザインが特に印象的です。
電子パーキングとオートブレーキホールドはもちろん標準装備。
そして真ん中にあるのがX-MODEスイッチですね。
今回、フォレスターにはX-MODEに新たに2種類のモードが用意されています。
滑りやすい道を走行するには「SNOW・DIRTモード」、深雪やぬかるみでタイヤが埋まってしまうようなところでは「DEEP SNOW・MUD」モードと、路面状況によって使い分けることで、様々な悪路を突破できます。
ナビ、グローブボックス周りはなかなかおしゃれにまとまっているのではないでしょうか。
シートは、X-BREAKでは撥水ファブリックシートとなっています。
このシート、結構座り心地もよくて、デザインもなかなかいいです。
それでいて撥水という機能性の高さも兼ね備えていて、素晴らしいシートですね。
アクティブに出かける人だけじゃなくて、小さいお子さんがいるご家庭なんかでも、この撥水シートは嬉しいポイントになると思います。(ジュースとかこぼしますからね。。)
アップにして撮ってみました。質感なかなかいいです。
続いて後席をのぞいてみましょう。
想像していたよりもかなり広大な居住空間が取られていますね。
シートの厚みもしっかりしていて、これは後席に座る人は快適でしょう。
後席にも送風口が用意されているのも地味に嬉しいポイントです。
また、USBソケットが2つも用意されています。
最後にラゲッジスペースを見てみましょう。
さすがフォレスター、めちゃくちゃ広大なラゲッジスペースになっています。
フルモデルチェンジでさらに使い勝手がよくなった感じがしますね。
X-BREAKだと撥水加工されているのも嬉しいポイントです。
また、カーゴフックやリヤゲートフック、さらには電源ソケットも用意されていて、アウトドアで大活躍しそうです。
インテリア採点
おしゃれさ
C+
高級感
C+
利便性
S
シート
B+
インテリア総合評価
B+
新型フォレスターの走行性能評価
抜群のアクセルレスポンスの高さ
乗り出して最初に驚いたのが、アクセルレスポンスの高さです。
アクセルペダルをちょっと踏んだだけで、かなり力強く発進してくれます。
2.0Lターボモデルがなくなって少し残念だなあと思っていましたが、この2.5L直噴エンジンの加速力も相当なものですね。
大抵の人はこの加速力に満足できると思います。スペック以上の加速性能を感じました。
加速感がすごい分、回転数がグーンと上がる感じはあって、発進時なんかはすぐに3000回転以上になる感じでした。
その分エンジン音もやや入ってくるなという印象はありますが、エンジンフィーリングもなかなか気持ちよくて、不快な印象は全くありません。
2.5Lエンジンを積んでいるレガシィB4にも試乗してますが、加速フィーリングはかなり違いを感じました。
新型フォレスターの方が圧倒的に力強さというものを感じます。
最高クラスのステアリング操舵性
スバルグローバルプラットフォームが採用される前のスバル車は、個人的にステアリングが野暮ったい感じがあって、重々しくちょっと苦手でした。
個人的に、スバルグローバルプラットフォームの一番の恩恵は、抜群のステアリング操舵性を手に入れたことだと思っています。
新型XVに乗った時にも、軽やかなステアリング操舵性には感動しましたが、新型フォレスターはさらに取り回し易く気持ちいいステアリングになっている気がしました。
嫌な重たさ、野暮ったい感じというのが全くなく、自分が思った通りにハンドリングできて、それに対して車がしっかりと曲がってくれます。
基本的なところではありますが、ここまでしっかりしている車はなかなか巡り合えないんですよね。
コーナリングでの安定性の高さも相まって、曲がるのが楽しい車に違いないと思います。
引き締まった揺れの少ない乗り心地の良さ
スバルグローバルプラットフォームの恩恵として、もう一つが剛性感の向上が挙げられるかなと思っています。
少し前のスバル車は、フワフワとした感じで乗り心地が穏やかな印象がありましたが、このフォレスターは足回りがかなり引き締まっていて、フラットでしっかりとした乗り心地を提供してくれます。
段差を乗り越える時なんかは、縦揺れなんかは背の低い車と比べるとやや大きいかなという印象もありましたが、横揺れは全くなく、抜群の安定性の高さというものをヒシヒシと感じました。
この辺りはかなりレベルアップしている部分だと思います。
高い視点で見晴らしは抜群
XVと大きく違いを感じたのは視界の高さですね。
本格派SUVということもあって、かなり視点は高く取られていて、非常に見晴らしがいいです。
SUVに乗っているなという感覚を強く感じることができますし、見晴らしがよく運転がかなりしやすい印象でした。
全幅1815mmですが、でかくて運転しづらいなという印象は全くありませんでしたよ。
静粛性もかなり高い
静粛性も高いレベルにあると思います。
先に述べたように、発進時なんかは回転数がグッと上がってエンジン音が車内に結構入ってくる印象がありましたが、巡航時のエンジンノイズはかなり小さく抑えられていると思います。
X-BREAKになると、オールシーズンタイヤを履いているのでロードノイズもどうかなと思いましたが、全く気になりませんでした。
走行性能採点
- 加速感 … 8.0/10点 A
- 乗り心地 … 8.0/10点 A
- 静粛性 … 7.5/10点 B+
- 操舵性 … 9.0/10点 S
- 楽しさ … 8.5/10点 A+
総合得点:82/100点 A
新型フォレスター試乗レビューまとめ
色々書いてきましたが、最後に特に感じたGood PointとBad Pointを1点ずつ紹介したいと思います。
Good Point
ステアリング操舵性の高さに惚れてしまいましたね。
加速性能も高く、安定性もかなり高いので、ワインディングでもかなり楽しく走れる車になっているのではないでしょうか。
このステアリングはほんと素晴らしいです。
Bad Point
走行性能は総じて高いレベルにあって、個人的には文句のつけようがないなと思います。
強いていうなら燃費の悪さでしょうかね。
そういう意味でもハイブリッドモデルもかなり気になるところです。
最後に
正直、かなり惚れてしまいました。めっちゃ欲しいです新型フォレスター。
是非一度試乗していただきたい車ですね。
2020年2月追記:
B型になったe-BOXERモデルにも試乗してきました!こちらも合わせてどうぞ!
【試乗+採点評価】スバル フォレスター Advance e-BOXER「THE・神SUV」
最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。
買いたい度(10 / 10点)
★★★★★★★★★★
その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!
こちらの記事も合わせてチェック!
P.S. 快く試乗させていただきました北陸スバル金沢本店さんにこの場を借りて感謝申し上げます。
担当いただいたMさんにはいつもお世話になっています。今回も楽しく運転させていただき本当にありがとうございました!
ご近所の方でフォレスターに興味を持たれましたら、是非とも北陸スバル金沢本店へ!
「プジョー5008に乗ってる人のブログ見て来た」と伝えれば、もしかしたらいいことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)