今回は、マイナーチェンジを迎えた新型レガシィB4に試乗させていただきましたので、素人ながらレビューさせていただきます。マイナーチェンジでは外観の変更と安全装備の強化がメインですが、静粛性の強化やエンジン周りの修正により、走行面でも変更が加わっています。
試乗レビューに関しては、勝手ながら下記観点で採点もさせていただこうと思います。
- 外観(いい外観だなと思えるかどうか)
- 内装(品があるか、高級感があるか、かっこいいか、ごちゃごちゃしてないか、など)
- 過ごしやすさ(主に2列目の居住空間と座り心地)
- 静粛性、快適性(エンジン音、ロードノイズ、振動、風切り音など)
- 力強さ(発進時加速、高速運行時の余裕など)
- ハンドリング、コーナリング
- 視界
- 運転の楽しさ(総合して個人的主観で)
また、試乗の風景を動画に収めてきました。記事の最後に試乗動画も載せますので、そちらもよかったら見てください!
[動画あり] スバル 新型レガシィB4[D型]試乗レビュー[素人] 上品でしっとりした乗り味
一言で言うと、
「高級感しっとり」
レガシィB4ですが、グレードは2種類設けられていて、ノーマルグレードと最上級グレードであるLimitedグレードがあります。今回試乗させていただいたのはLimitedグレードのものでした。Limitedグレードでは本革シートと電動シートが付いてきますね。価格はノーマルグレードで302.4万円、Limitedで324.0万円となっています。その他色々装備が充実していながら20万円しか差額がないので、Limitedグレードが断然おすすめですね。
また、アイサイトの進化により、渋滞追従機能付きクルーズコントロールも手に入れています。
エンジンのスペック性能的には変化はありません。スペック採点結果は以下の通りです。
重量 | 1815kg |
---|---|
最高出力 | 175PS/5800rpm |
最大トルク | 24.0kgf・m/4400rpm |
レガシィB4の外観をチェック
マイナーチェンジによる大きな外観の変更はありませんが、フロントフェイス周りは少し違いが出ていますね。マイナーチェンジ前は少し野暮ったい印象がありましたが、新型はスッキリした印象があります。スポーティさと高級感を併せ持ったフロントフェイスになっていますね。抜群にセンスのいい外観とまでは思わないですが、レガシィと言う名前にふさわしい高級感のある外観になっていると思います。
レガシィB4の内装をチェック
今回試乗したLimitedは本革シートが採用されています。レガシィB4には本革が似合いますね。インパネ周りは斬新さはありませんが、黒を基調とした品のある大人の雰囲気を感じさせてくれる内装になっていますね。
2列目の広さもかなり広く確保されていて、2列目の居住性はかなり高いと思います。シートの質感は少し柔らかめの質感になっていて、ゆったりと運転ができる感じです。乗り心地というところに随分こだわっていることがわかります。
レガシィB4の走行静粛性・快適性をチェック
マイナーチェンジで静粛性の強化が行われたようですが、しっかりと行われているなと感じることができました。外の音に対する遮断性は抜群で、他の車のエンジン音や風切り音はかなり遮断できています。エンジン音とロードノイズくらいが入ってきて気になる音の部類になるかと思いますが、どちらもうまく抑制できていると思います。エンジンの回転数が上がった時の音も、2.5Lと排気量が大きい分低くて心地の良い音になっているので、それほど気になりませんでした。
快適性に関しても、かなり高いレベルになっているなと感じました。エンジンフィーリングも悪くなく、乗り味が非常にしっとりしていて突き上げもうまく吸収してくれます。高級感のある乗り味が味わえますね。価格以上の快適性が得られるといっても過言ではないでしょう。
レガシィB4の力強さをチェック
発進時加速は力強さがあるとは言えません。日常で使うレベルでは十分でストレスなく発進できるとは思いますが、ちょっと物足りない感じはあります。ただ、マイナーチェンジでCVT周りにも変更を加えたのが影響しているのか、ちょっと踏んだだけで回転数がレスポンスよく上がって、その分発進加速がスムーズになっている気がします。回転数で稼ぐ感じはちょっと嫌ですが、回転数が上がった際のエンジンフィーリングが悪くはないので、それほど気にならないかなと。エンジン性能はマイナーチェンジ前と全く同じですので、性能を変えずに工夫した結果だと思います。
レガシィは力強さを楽しむというより、優雅な走りを楽しむ車ですね。その辺り勘違いせずに選んでいただきたいです。
レガシィB4のハンドリング・コーナリングをチェック
コーナリングの安定度はさすがです。車体が振られることは全く感じません。AWDのみの設定になっていて、このAWDシステムもコーナーの安定度を高めていると思われます。
ハンドルは少し重めですね。私は一世代前のインプレッサスポーツに乗っていますが、インプレッサと同じくらいのハンドルの重さで他のメーカーと比べると少し重たくて取り扱いづらいです。個人的にはもう少し取り回しやすい軽さが欲しいなと感じてしまいます。軽いと不安に感じる方もいるかと思いますが、個人的にはある程度軽い方がカーブも安心して曲がれると思っていますので、車選びでハンドルの取り回しの良さを結構重視してたりします。
レガシィB4の視界をチェック
視界に関してはかなり工夫が施されているようで、セダンにしては非常に見渡しがよく、車幅の広さを全く感じさせませんでした。今乗っているインプレッサよりも見渡しやすく乗りやすかったなという印象さえあります。
レガシィB4は運転が楽しい車?
レガシィはモデルチェンジを重ねていく中で立ち位置が少し変わってきていますね。今や高級車チックな車となり、スポーティな走りを楽しむといった要素はほとんどなくなってしまっています。少し寂しい気持ちもありますが、その分乗り心地は非常によく、同乗者も気持ちよく乗っていられる車なんじゃないかなと感じました。ゆったりと優雅に運転を楽しみたいという方には非常にオススメできる車となっています。
試乗動画の紹介
まとめ
試乗レビューいかがでしたでしょうか。少しでも参考にしていただければ幸いです。
今後、様々な車の試乗をしていきたいと思っていますので、こういう観点でレビューしてほしいとか、この車に乗ってみてほしいという要望があれば、是非ツイッターやコメントなどで言っていただければと思います。今後ともよろしくお願いします!
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