くるすぺ

【試乗+採点評価】ホンダ シビック EX(FL1)【83点:爽やか軽やか乗り味】

どうも、くるすぺです。

ホンダ新型シビックに試乗してきましたよ〜!想像以上に個性的で面白い車に仕上がってました!

私自身、新型シビックを次期愛車候補の筆頭としていましたが、果たしてその期待を超える仕上がりであったのかどうか!? 「走り」の部分を中心にじっくりレポートしていきます。

試乗車のグレードは上級グレードであるEXのCVTモデルです。
ベースグレードであるLXの写真もたくさん撮影済みですので、EXとLXとの違いという部分もしっかり紹介していきますよ。

撮影/試乗ご協力:Honda Cars 石川 淺野本町店
当日に試乗予約ということで慌ただしくさせてしまったと思いますが、担当いただいた営業さんが非常に物腰柔らかく気さくな方で楽しく試乗させていただくことができました。
Honda Cars 石川系列の営業さんは非常に接しやすい印象があります。
石川にお住みの方は是非お近くのHonda Cars 石川へ!営業さんもご紹介できますので、お気軽にお問い合わせください。

シビック(FL1)の基本情報を紹介

ホンダ シビック(FL1型) EX プラチナホワイト・パールのエクステリア(フロントビュー)

試乗インプレを語り出す前に、まずは新型シビックの基本的な情報について簡単にお伝えしていきます。

本ブログ独自の採点方式を利用したパワートレイン評価(S~Gで評価)もここで紹介します!

グレード展開・価格

  • EX:353.9万円
  • LX:319.0万円

今回試乗させていただいたのは上級グレードのEX。
価格差は大きいですが、アダプティブドライビングビームや10.2インチフルデジタル液晶メーターなど魅力的な装備が揃っていているので、個人的にはEX推しであります。

価格が高いよという意見もちらほら見受けられましたが、他と比べると妥当な価格設定かなと感じてます。

例えば、ゴルフ8ですが車両本体価格は上級グレードのR-Lineで375万円ですが、
新型シビックEXでは標準装備となっているナビ、ADAS系、プレミアムサウンドシステムに関しては全てオプション扱いとなってます。
ゴルフ8にオプションを全部付けると約60万円高ということで435万円くらいまで引き上がりますので、シビックのコストパフォーマンスは中々高いものと思います。

スペック ~くるすぺ独自のパワートレイン評価~

「パワートレイン別情報」に記載しているランクは、パワーウェイトレシオ/トルクウェイトレシオを独自の採点方式でランク化したものになっています。

サイズ 4,550 x 1,800 x 1,415
重量 1,370kg
パワートレイン 1.5L直列4気筒ガソリンターボ / CVT
最高出力 182PS/6,000rpm
最大トルク 240Nm/1,700rpm
燃料・燃費 16.3km/L(WLTC)・ハイオク
駆動方式 FF
サス(前) マクファーソンストラット式
サス(後) マルチリンク式
パワートレイン別情報
1.5ターボ パワー トルク
A- 81.1点 B 77.1点

シビック(FL1)の内外装について少し語る

撮影してきた内外装の写真を、一言コメントを添えながらご紹介します。

エクステリア

ホンダ シビック(FL1型) EX プラチナホワイト・パールのエクステリア(フロントビュー真正面)

新型シビックの、柔らかくもスポーティな雰囲気がとてもタイプです。ゴテゴテ感が全くないのがいいですよね。
真正面から眺めてみると、ヘッドライト、グリル、バンパーのサイズのバランス感の良さがよく伝わります。
そして、ヘッドライトのデイライト形状がかなり効いている感じもします。ローワイド感をより強調するようなデザインです。

ホンダ シビック(FL1型) EX プラチナホワイト・パールのヘッドライトとフォグライト点灯状態

アダプティブドライビングビーム、フォグライト、LEDアクティブコーナリングライトはEX専用装備。

ホンダ シビック(FL1型) LX ソニックグレー・パールのヘッドライト点灯状態

こちらはLXグレードになりますがフォグライト部はダミーとなっていて光りません。(ディーラーオプション設定は有り)
ヘッドライトの中央部のデザインが全く異なることが分かると思います。EXは目玉感が強いですね。

ホンダ シビック(FL1型) EXのアダプティブドライビングビーム+アクティブコーナリングライト搭載ヘッドライト

こちらがEXのアダプティブドライビングビームが採用されたヘッドライト。中央部のシルバー加飾の質感も高く、見た目においても満足度が高い仕上がりです。
また、サイド部に配置されるのがLEDアクティブコーナリングライト。低速域でウィンカーやステアリング操作をしている方向を照らしてくれる機能です。

ホンダ シビック(FL1型) LXのLEDヘッドライト

こちらがLXのヘッドライトですが、アクティブコーナリングライトが付いていた部分は埋められていることが分かると思います。

ホンダ シビック(FL1型) EX プラチナホワイト・パールのエクステリア(斜めアングル)
ホンダ シビック(FL1型) EX プラチナホワイト・パールのエクステリア(サイドビュー)

新型シビックは斜めアングルが最高ですね。全高1415mmという低さと伸びやかなプロポーションが強調されるアングルです。
というか、白シビックが思いの外かっこいいな!!キャラクターラインがしっかり出るのがいいのかも!

また、EXグレードの場合はウィンドウモールがブラックになり、ホイールの色がダーク切削クリアとなることで、引き締まったスポーティな雰囲気をまとっています。

ホンダ シビック(FL1型) LX ソニックグレー・パールのエクステリア(サイドビュー)

こちらはLXグレードのサイドビュー。ウィンドウモールはシルバーで、ホイールの色もEXに比べると明るい切削クリアとなっていて、結構印象変わります。

ホンダ シビック(FL1型) EX プラチナホワイト・パールのエクステリア(リアビュー)

流線的なルーフラインが特徴的なリアビュー。新型シビックに関してはディーラーオプションの羽根を付けてあげた方が全体のバランスが整うような気もします。(ディーラーオプションのテールゲートスポイラーは44,000円)

インテリア

ホンダ シビック(FL1型) EXの内装(運転席からの眺め)
ホンダ シビック(FL1型) EXの内装(運転席助手席全貌)

インテリア空間は非常に居心地の良いスッキリとしたデザインでまとめられています。視界感も良く、運転していてストレスが無い空間だなというのは強く感じました。

また、EXグレードには全体的にレッドステッチが使われています。
新型シビックのイメージにレッドステッチはあまり合わないのでは?と思っていた自分も居ましたが、乗ってみると「なるほど、これはレッドステッチにしたいな」と思わせられる乗り味でした。

ホンダ シビック(FL1型) LXの内装(運転席助手席全貌)

こちらがLX(MT)のインテリア空間。上品で落ち着いた雰囲気が好きな方にはLXの方が良いかなと思います。
EXとLXの細かな違いに関しては、動的質感レポートの合間に写真を並べて違いを紹介していきますので、そちらにもご注目ください。

ホンダ シビック(FL1型) EXの内装(後席空間)

ホイールベースが35mm延長したことにより、後席の膝前空間はさらに広くなっています。
後席の快適性という部分もシビックの大きな武器です。Cセグハッチじゃちょっと狭いかなと思っている方にはドンピシャのサイズじゃないでしょうか。

ホンダ シビック(FL1型) EXのラゲッジスペース
ホンダ シビック(FL1型) LXのラゲッジスペース(床下収納部分)

ラゲッジ容量は床下収納も含めて452Lとなっています。
※EXの場合はサブウーファーが搭載される分、多少容量が小さくなっているかもしれません。

見た目ヨシ、走りヨシ、後席空間ヨシ、荷室容量ヨシの新型シビックは、現代のスーパーオールラウンダーと言っても良いのではないでしょうか。多くの方のニーズを満たす車になっていることは間違いなし、是非皆さん購入候補の1つとして取り入れてみましょう。

シビック(FL1)の動的質感について熱く語る

素人目線ではありますが、乗ってきて感じたことを、自信を持って!素直に!正直に!お伝えしていきます!

【乗り心地】しっかり感強めだけど心地良い

乗り心地の第一印象は「硬い」。

正直この硬さは想像していなかったので、「うお!?」と変な声が出てしまいそうでした。

先代シビックに試乗したのはもう3年以上前のことなので記憶が飛びかかってますが、先代と比べてもしっかりガッチリとした足回りになっていることは間違いないと思います。

この硬さは自分が期待していたものと違っていたのですが、しばらく乗っていると「あれ、この乗り味すごいんじゃね?」と思い始めます。

硬さは確かに感じるんだけど、そこに不快感が無いのです。

ショックを分散させマイルドにしようと思うと、車体が左右上下に動く量がどうしても多くなると思うのですが、新型シビックはこの無駄な動きがかなり削ぎ落とされている感じがします。

バタついているように見えて実はバタついていない。
車の動きに着目して乗ってみると、めちゃくちゃ華麗に収束していることがすぐに分かると思います。跳ねるような感覚では無いのです。

ホンダ シビック(FL1型) EXのプライススムース×ウルトラスエードシート
EX専用のウルトラスエードシート
クッション性も高くしっかりと衝撃を吸収してくれる
ホンダ シビック(FL1型) LXのプライススムース×ファブリックシート
LX専用ファブリックシート
シート形状はEXと異なりなだらかな雰囲気
合皮が使用される面積もEXより少なくなっている

正直、”2021年現在においては”万人受けする乗り味ではないとは感じるのですが、実はこれ、超合理的な乗り味なんじゃないかなと思ってたりします。先を行ってる感じと言うんでしょうかw

一言で言えばスポーティな乗り味。だけどそれで終わらせたくない気持ちよさがある。

この気持ちよさの部分は、「音」の部分への拘りも大きな効果を生んでいると思います。

というのも、凸凹路面などで鋭い入力が入るような場面でも、リヤサスペンションから「ガツン」「ガシャン」と言った不快な音が入ってこないのです。
正確には、リヤサスからの衝撃・音が運転席周りまで伝搬してこないという表現が正しいかも。

そう、ゴツゴツ感が無いんですよね。このしっかりした足回りでゴツゴツ感が全然無いっていうところが、新型シビックの凄まじいところじゃないかなと思うんです。

新型シビックのコンセプトは「爽快」。
いや〜、まさに爽快という言葉がビタッと当てはまる乗り味です、スッキリ系ですね。

この爽快な乗り味は奥が深そうだ。色んな道で味わってみたい。

ホンダ シビック(FL1型) EXの18インチアルミホイール&タイヤ(235/40R18 GOODYEAR EAGLE F1)
タイヤサイズはグレード間で共通の235/40R18
GOODYEAR EAGLE F1が装着される

【静粛性】スポーティさに上質さをプラス

新型シビックは静粛性向上のための取り組みをガッツリやってます。

最も気に入っている部分が乗り心地のところでも語った、鋭い入力が入ってくる場面での音の処理の良さ。これが全体的な動的質感を一気に高めてくれます。

ただ、ロードノイズの音の大きさはめちゃくちゃ小さいという感じではないと思います。アコードのような静粛性を期待してしまうとちょっとアレ?ってなってしまうかも。
シビックとアコードの世界観は、想像以上に違うベクトルを向いていて、両車非常に個性がよく出ていると感じました。

ロードノイズに関しては、音の押さえ方よりも細かな振動の抑え方がとても良いと思います。
ざらついた路面に入った際も内装全体で共鳴してビビりが起きる気配も全くありませんし、ステアリングに嫌なブルブル感も伝わってきません。

ホンダ シビック(FL1型) EXのリアベンチレーション
EXにはリアベンチレーション(後席用エアコン)が装備される
ただしUSBポートの用意は無し
ホンダ シビック(FL1型) LXにはリアベンチレーションは搭載されない
LXの場合はつるんと何もない状態となっている

エンジン音に関しても、うまくノイズ感や振動感を抑えられている印象です。
プジョー508の1.6PureTechエンジンに比べると、低回転域ではややノイジーに感じてしまいますが、高回転まで回した時のエンジンフィールは独特な気持ちよさを感じられると思います。

また、横から入ってくる音に対する遮音は素晴らしいと思います。隣を走る車の走行音など、全く気になりません。

停車してアイドリングストップがかかったときの「シーン」という静けさ、これはこのクラスでは中々感じれないレベルじゃないかなと思いました。

何より、ドアを閉めた時の「ボスっ」という音がいいんですよ。

密閉感抜群の室内空間で、EXグレードの場合は12スピーカーのBOSEサウンドシステムも堪能できます。

ホンダ シビック(FL1型) EXのBOSEプレミアムサウンドシステムのピラー内蔵ツィーター
EX専用のBOSEプレミアムサウンドシステム
ホンダ シビック(FL1型) EXのBOSEプレミアムサウンドシステムのサブウーファー
EXのラゲッジルームにはサブウーファーが配置される
ホンダ シビック(FL1型) EXの自動防眩ルームミラー
自動防眩ルームミラーもEX専用装備の1つ
ホンダ シビック(FL1型) LXの自動防眩機能無しルームミラー
LXのルームミラーには自動防眩の機能は付いていない
ミラー形状も異なることが分かる

【ハンドリング】スッキリ爽快、気持ちいい!

ステアリングの特性ですが、個人的には非常に良くなったなと感じてます。

先代と比べると、どっしり感は少し薄れた感じでスッキリとしたステアリング特性になっているかなと思います。ステアフィールは、私の愛車プジョー508SWに似たところがある気がします。

個人的な意見ですが、ただ単に重いだけのステアリングは好きではありません。
重たいのが嫌なのではなく、人工的な重たさを演じられるのが嫌だなという感じですね。

新型シビックのステアリングは、低速域でも高速域でも非常にスッキリしているのが印象的かなと感じます。特に低速域のステアフィールが素晴らしいと感じました。

ステアリングを切り始めてからの挙動が非常にスムーズで、反応も非常に早い。これだけダイレクトに車が反応してくれると無条件で運転が楽しくなります笑

乗り味も爽快でしたが、ハンドリングにおいても爽快という言葉がピッタリです。

コンセプトがしっかりしてる車はやっぱり魅力的で面白いなあ。

ホンダ シビック(FL1型) EXのレッドステッチ付き本革巻ステアリング
EX専用レッドステッチ付き本革巻ステアリング
また、メーターバイザーを縁取るシルバー加飾もEX専用装備となっている

また、街乗り試乗ではありますが、コーナリング性能の高さも少し垣間見ることができました。

今回、試乗コースの中に急カーブで旋回を行う必要がある場面があったのですが、その場面における姿勢制御が素晴らしかった!

新型シビックは、先代と比べてホイールベースを35mm延長し、リアトレッドを12mm拡大しています。

ホンダ シビック(FL1型) EXのサイドビュー

プラシーボ効果かもしれませんが、旋回したときのリヤタイヤの踏ん張り感をめちゃくちゃ感じたんですよね。四輪全てを上手に使ったコーナリングは、アドレナリンが出まくります!!
こりゃ絶対ワインディング楽しい。こんなもん、実際にワインディング行かなくても楽しいの分かるよ笑

ハンドリングにおいて気になる点は全くありませんでしたが、強いて言っておくとすると「Cセグメントハッチバックと比較するのはあまり得策ではないかも」ということです。

ホイールベースが延長されてコーナリングでの安定感というところは確実に増していると思いますが、「機敏さ」という点においては、先日試乗させていただいたゴルフ8に軍配が上がるかなという印象でした。

シビックがもっさりしているという訳では全くないのですが、短いホイールベースならではの取り回しやすさは確実にあると思います。

ホイールベースについて
新型シビックの2725mmで、新型ゴルフは2620mmと、100mm以上も違う。
そして、シビックは先代比+35mmなのに対し、ゴルフは先代比-20mmと短くなっている。
先代同士の比較であればその差は50mmだったが、新型同士の比較では100mm以上まで広がっているのだ。

なので、新型シビックに関してはCセグメントハッチバックだと思って乗るのではなく、上質スポーティなミドルセダンと思って乗るのが良いと思います。
試乗される際は、この意識を持って乗ってもらえると、よりシビックの魅力を感じ取れるのではないかなと思います。

ホンダ シビック(FL1型) EXの助手席ドアトリム(アンビエンスライト搭載)
EXにはフロントドアに赤色のLEDアンビエントライトが搭載される
ホンダ シビック(FL1型) EXの運転席ドアトリム(ヘリンボーン柄パネルとプライススムースセンターパッド)
EXのスイッチ周りはヘリンボーン柄の光沢感ある素材が使用される
また、スイッチ上部に配置されるパッドはプライススムースとなる
ホンダ シビック(FL1型) LXの運転席ドアトリム
こちらがLXのフロントドアトリム
アンビエンスライトが無いこと、スイッチ周りの加飾が無いこと、ステッチがシルバーであること、中央部のパッド部分はファブリック素材となっていることがEXと異なる部分
ホンダ シビック(FL1型) EXの後席ドアトリム
EXの後席ドアトリム
ドアハンドル横のピアノブラック、スイッチ周りのヘリンボーン柄は、LXでは無塗装となっている部分
ホンダ シビック(FL1型) LXの後席ドアトリム
LXの後席ドアトリム
EXと比べると質感は少し落ちてしまう

【加速フィール】良く出来たCVT

搭載されるパワートレインは先代からのキャリーオーバーで1.5Lガソリンターボエンジンです。

先代の場合、MTモデルに比べてCVTモデルの最大トルクが20Nm低かったのですが、改良の結果MT同等の240Nmを発揮できるようになりました。

そのトルクの差を感じるには至らなかったのですが、出足の良さはかなり向上しているように感じます。
先代で感じた出足のもっさり感みたいなものは、綺麗に取っ払ってくれている感じがありました。

正直なところ、CVTというのが個人的にはネックで買うならe:HEVかなという風に考えてたのですが、いやこのCVTは中々感心されられますぞ。

ホンダ シビック(FL1型) EX(CVT)のシフトノブ周り
EXグレードの場合はワイヤレス充電置き場が用意される
ホンダ シビック(FL1型) LX(MT)のシフトノブ周り

街乗りレベルであれば、言わなかったらCVTだと気付かない人も多いんじゃないか、とすら思うレベルで回転数の制御が非常に上手です。擬似的な多段シフトが完全にうまくハマってる感じですね。

思いっ切り踏み込んだ際にどうなるかは分かりませんが、街乗りであればかなり優秀なパワートレインだと思います。というのも、ATに比べて低速域での速度コントロールが非常に”楽”なんですよね。
この”楽さ”を良いと感じる方もいれば、つまらないと感じる方もいるでしょうが、事実としてATよりもコントロールはしやすいと思います。それでいて、フィーリングはATにかなり近しくできている。

アクセルを踏み込んでいくときだけではなく、ブレーキングの際にも回転数制御のうまさを感じる場面がありました。
ブレーキを踏んで速度が落ちていく中で、シフトダウンしたかのように回転数が高まってくれる制御が入っている気がします。
この回転数制御もあり、ブレーキから足を離してすぐにアクセルを踏んだ際のレスポンスも素早く滑らかでストレスフリーでした。

また、ブレーキもコントロール性の高いものに仕上がっていると思います。
踏み込み力に比例して制動力が高まっていく奥側でコントロールできるタイプで、カックンブレーキにはなりづらいタイプだと思います。

欲を言えば、もう少しペダルからの反力感(リアクション)が欲しいなと感じましたが、それを踏まえてもよく出来ているブレーキだと思います。

1.5Lガソリンターボモデルの完成度の高さには驚かされました。e:HEVが出るまでSTAY派でしたが、これなら「欲しい時が買い時」というフレーズを使っちゃっていいと思います。

ホンダ シビック(FL1型) EXの10.2インチフルデジタル液晶メーター(2眼表示)
EX専用10.2インチフルデジタル液晶メーター
表示は見やすく同時に表示できる情報も十分そうだが、デザイン性にやや不満が残る
ホンダ シビック(FL1型) EXの10.2インチフルデジタル液晶メーター(2眼表示・表示方式切り替え画面)
アナログメーター表示をしながらその中央部に付加情報を表示できるのは嬉しい
アナログ2眼タイプの他、バータイプの表示も可能
ホンダ シビック(FL1型) EXの10.2インチフルデジタル液晶メーター(バー表示・表示方式切り替え画面)
こちらがバータイプの表示となり、左右端っこにアナログメーターが配置される
また、中央部に表示されるシビックは演出が細かくライト表示状態もしっかり再現される
ホンダ シビック(FL1型) EXの9インチセンターディスプレイ(ナビ画面表示)
9インチナビ&ETC2.0は全車標準装備
バックカメラはアラウンドビュー表示には対応していない

シビック(FL1)の動的質感評価まとめ

ホンダ シビック(FL1型) EXのエクステリア(フロントビュー)
ホンダ シビック(FL1型) EXのセンターコンソール(ワイヤレス充電機能付き)

試乗レポートのまとめとして、5つのポイントで採点評価をさせていただきます。参考程度にお受け取りください。価格帯やボディタイプを考慮した採点になっています。

  • 加速感      …    7.5/10点 (B+)
  • 乗り心地   …    8.5/10点 (A+)
  • 静粛性      …    8.0/10点 (A)
  • 操舵性      …    8.5/10点 (A+)
  • 楽しさ      …    9.0/10点 (S)

総合得点:A (83/100点)

追記:e:HEVはさらにヤバい出来栄えでした。

最後に 〜その他オススメの車を紹介〜

最後に、シビックに興味があるあなたにオススメしたい車を2台紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。

また、Cセグメントハッチバックおすすめ集という記事も書いていて、ここにシビックもランクインさせる予定です。(ジャンル的に適切かどうか怪しいところはありますがご了承ください笑)

VW ゴルフ ヴァリアント

ステーションワゴンタイプとなるゴルフヴァリアントはシビックのボディサイズに非常に近いサイズとなっています。
残念ながらヴァリアントには試乗できていませんが、ゴルフ R-Lineの完成度の高さは素晴らしいものがありました。
価格は少し上がってしまいますが、是非比較しておきたい車の1つです。

ルノー メガーヌ スポーツツアラー

「楽しい走り」と「後席快適性」を両立したいと思った時に、メガーヌのステーションワゴンタイプであるスポーツツアラーは素晴らしい候補になると思います。
価格面においてもシビックと大きく変わりませんが、ADAS系が弱いのが玉に瑕。

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
純粋な新車分だけの値引きをしっかり獲得するためにも、ディーラー以外にも査定に出すことを強くオススメしたいです。
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実際に私自身も一括査定を使って、ディーラー査定よりも40万円高い価格で売却することができました。
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現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

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