くるすぺ

【試乗+採点評価】マツダ CX-8 25T【83点:5008オーナーから見たCX-8の良さは?】

5008ユーザーが羨むCX-8の良さとは

こんにちは、自称試乗マニアのくるすぺです。

今回は、2018年11月にマイナーチェンジし、2.5Lガソリンターボが追加されたCX-8 25Tに試乗してきました!

本記事では、「動的質感」というところを中心に試乗レポートをお届けします。(特に2.5Lガソリンターボエンジンについて)

CX-8自体は2度目の試乗。新型発売の際に2.2ディーゼルターボモデルに試乗しています。ガチ購入を検討していましたが、結局私はプジョー5008を選びました。

5008買って1年半経ちました。改めてCX-8ならではの良さというところも見えてきましたので、5008との比較も交えながら試乗レポートしていきたいと思います。

注目ポイントは、2.5Lガソリンターボエンジンの実力。魅力的だなーと感じていながらも、今の今まで試乗機会がなく、今回初体験となりました。

 

記事の最後には、以下の5つのポイントでパワプロ風採点評価もさせていただきます。(最高はS、最低はGで評価します。)

採点評価の5つのポイント

  1. 加速感
  2. 乗り心地
  3. 操舵性
  4. 静粛性
  5. 楽しさ

本ブログ独自の採点方式を使用したパワートレイン評価なんかもやりますので、是非最後までお楽しみください!

マツダ CX-8 25T(2018) 試乗レビュー

まずは、試乗させていただいた車を撮影してきた写真と共に紹介させていただきます。

今回は撮影した写真は十数枚と少ないため、内外装編は行いません。今回撮影した写真は全て本記事で紹介しようと思います。

CX-5 25T 試乗車の紹介

試乗車のグレードは25T PROACTIVE(4WD)でした。中間グレードとなりますが、内装の質感は非常に高い!

ボディカラーは「ジェットブラックマイカ」。安定のかっこよさを誇ります。

水平基調のメッキライングリルが高級感を漂わせています。存在感あるフロントフェイスです。

全長は4,900mmとかなり立派なサイズ。

サイドビューのバランスの良さはマツダの中でもトップクラスではないでしょうか。

リアビュー。テールパイプは左右2本出しのスタイルです。

インテリアの質感は中間グレードのPROACTIVEでもかなりのもの。

PROACTIVEに装備されるクロス素材のシート。これもかなり高級感ありますし、座り心地もふかふかしていてゆったりと身を任せられます。

ちなみに試乗車は2列目ウォークスルータイプの6人乗りモデルでした。2列目が3座用意される7人乗り仕様も選べます。

ラゲッジスペースは座面の高さがやや気になるところではありました。ただ床下収納もあるので以外に使いやすいかも。

CX-8の基本情報

「グレード展開と特徴」「先進安全装備」「オリジナルスペック表」について、それぞれ紹介していきます。

事前知識がある、試乗レポートが早く見たいという方は、試乗インプレッション編まで飛ばしてご覧ください。

グレード展開

25Tのグレード展開は以下のようになっています。25Tは4WD仕様しか存在しません。

25Tグレード一覧

  • 25T PROACTIVE:374万円(4WD)
  • 25T L Package:424万円(4WD)

その他パワートレインとしては、以前からある2.2Lディーゼルターボエンジンと、25Tと合わせて追加になった2.5LガソリンNAエンジンが存在します。

価格的には、ディーゼル−20万円といったところ。ディーゼルは税金免除があるので、実質コミコミ価格は同じくらいになります。

センターコンソール周りの質感には嫉妬。

L Packageは今回のマイナーチェンジでシートベンチレーションが付いたり、BOSEサウンドシステムが標準装備化されたりと、さらにプレミアム化された印象です。

ただ、PROACTIVEは2列目ウォークスルータイプの6人乗りタイプが選べる魅力もあります。私が購入検討時はPROACTIVEで考えていました。

主な特徴

走行性能面で注目したいところは、やはり2.5Lガソリンターボエンジンの実力です。

ダウンサイジングターボ化が主流の中、マツダやAudiはエンジン排気量のライトサイジングというところに取り組んでいて、この2.5Lガソリンターボもこのコンセプトで開発されたエンジンです。

ちなみにライトサイジングのライトは”Right”で正しいという意味。正しい排気量にしようということで、結果的にアップサイジングしているのです。

 

また、地味に大きいなと思っているのが、G-ベクタリングコントロールが進化してG-ベクタリングコントロール ”プラス”になったこと。

試乗レポートでも述べますが、この”プラス”の恩恵は思ったよりも大きいように感じます。

参考:G-ベクタリングコントロールについて(マツダ公式HPに飛びます)

先進安全装備について

安全装備はかなり充実しています。5008に対して大きなアドバンテージを持っている部分です。

主要装備に関して、5008と比較してみた結果は以下の通り。5008も早くこのレベルまで達して欲しいです。

先進安全装備 CX-8 5008
自動ブレーキ
ACC ・全車速追従機能付き ・30km/h以上で動作
車線維持 ・車線逸脱防止

・車線中央維持

・車線逸脱防止のみ
ブラインドスポットモニター ○(注意喚起のみ) ○(注意喚起+ステアリングアシスト
パーキングブレーキ ・電子パーキングブレーキ

・オートブレーキホールド

・電子パーキングブレーキのみ
ヘッドライト ・オートハイビーム

・アダプティブヘッドライト

・オートハイビーム

・フォグによるコーナリングランプ

バックカメラ ・PROACTIVE以上で360°カメラ標準装備 ・360°カメラが全車標準装備

くるすぺオリジナルスペック表

いつものくるすぺオリジナルのスペック表は下記の通りです。パワートレインに関しては、本ブログ独自の採点方式を用いて、S〜Gまでのランク付けを行っています。

基本スペック(25T)
サイズ  4,900 x 1,840 x 1,730
重量  1,860kg
エンジン  2.5L直列4気筒直噴ターボ
ミッション  6AT
最高出力  230PS/4,250rpm
最大トルク  420Nm/2,000rpm
燃費・燃料  11.6km/L(WLTCモード)・レギュラー
パワートレイン別情報
2.5

ガソリンターボ

価格帯
374~424万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
B
77.4点
A
87.4点
2.2

ディーゼルターボ

価格帯
369~446万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
C+
67.7点
S-
90.5点
2.5

ガソリンNA

価格帯
289~375万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
B-
71.5点
C
66.8点

私の愛車5008と比べると、全長はかなり長いです。

5008が4,640mmとなっているので、+260mmも長いです。全長が長い分CX-8の方がスタイリッシュなフォルムに仕上げることができていて、3列目の居住空間も広いです。

パワートレイン評価を見比べてみると、やはり25Tのスペックは魅力的。

2.5LガソリンNAもコスパを考えるとかなりいい感じですが、FFモデルしか存在しないというのが残念なポイントです。

CX-8 25T 試乗インプレッション

試乗して素人が感じたことを、感じた通りにレポートしていきます!

余裕を楽しむ上品なエンジン

2.5Lガソリンターボエンジン。この響きだけでジュルリと来てしまう私がいます。

期待度MAXで乗り込んでみたわけですが、これはなかなか魅力的なエンジンに仕上がっていますぞ!

まず発進時加速。全く重たさを感じさせません。ここまで軽快さを感じることができるとは思っていませんでした。

エンジン音の入りも非常に少なく抑えられていて、入ってくる音も心地がいいです。高級感漂うエンジンフィーリングです。

ちょっと強く踏み込むと、「グィーーーン」と伸びやかに加速してくれます。

でもまだまだ伸び代があることを感じさせるフィーリングで、

「ワイ、まだまだ余裕でっせ」

と言っているようでした。この余裕感が堪りません。

ニヤリと微笑んでいるように見えてしまう

また、細かいところですが、ペダルの剛性感がかなり良い感じです。

アクセルペダルの踏み応えがドイツ車のようにしっかりしていて、アクセルワークの細かい調整がしやすいです。

踏み込みに対するレスポンスも申し分ありません。

ここは愛車の5008と比べても優れている部分になるのかなと感じています。

 

ディーゼルエンジンもかなり出来がいいのですが、ガソリンターボはもう一段上の上質感を提供してくれます。

エンジン静粛性、発進時の軽快さ、伸びやかなエンジンフィーリングといったところは、質の高いディーゼルエンジンに対してもアドバンテージを持てていると思います。

燃費性能で言ったらディーゼルにかなりの分がありますが、それが分かっていても私はこの25Tを選んでしまう気がします。

CX-8発売時に25Tが選択できていたとしたら、もしかしたら5008ではなくCX-8を買っていたかもしれません。

それくらい私はこのガソリンターボエンジンに魅力を感じました。

蛇足:北米仕様のハイオク仕様の話

日本で発売されている25Tエンジンはレギュラーガソリン仕様のスペックの記載しかありませんが、北米向けではレギュラー仕様とハイオク仕様で異なるスペックが存在するのです。

トルク性能は変わりませんが、ハイオク仕様の最高出力は253PSと、レギュラー仕様よりも23PSほど高くなっています。

エンジンのハード自体はどちらの仕様でも同じなのですが、ソフトウェアによって燃料に応じたエンジン制御を行うようになっているため、ここまで出力が変わるそうです。

日本仕様ではどうなのか。

残念ながら、ハイオク用のソフトウエア制御は日本仕様車には組み込まれていないようで、たとえハイオクガソリンを給油しても最高出力は上がらないみたいです。

ハイオク入れたら最高出力変わるとかすごいロマンを感じますw この仕様取り入れて欲しかったなー。

参考文献:https://motor-fan.jp/article/10009400

G-ベクタリングコントロール「プラス」の効果

ステアリングですが、結構スローに仕上げられています。店から出るときにかなり大回りになってしまいましたw(MAZDA3でも同じことやらかしてます。学習しろ俺。)

が、このスローさは、ゆったりどっしり走るCX-8の性格に非常にマッチしていると思います。

スローとは言っても、ステアリングの操舵に対して車が曲がる反応が遅いということはありません。操舵角さえ掴めば非常に綺麗に曲がってくれます。

以前乗った時は、少しステアリングの野暮ったさみたいなのを感じる場面もありましたが、今回は全く気になりませんでした。

これ、G-ベクタリングコントロールプラスの効果なのかな。

MAZDA3試乗時にも操舵性に好印象を抱きましたが、MAZDA3にもGVCプラスが採用されています。

MAZDA3も素晴らしい車でした…

「プラス」の効果は想像以上に大きいのかもしれません。

コーナリングの際にリアのロール感はやや感じる場面もありますが、嫌な感覚ではなく気になる程でもありません。

嫌なロール感を出さずにスムーズにコーナリングさせるためにも、スローなステアリングに仕上げているのかなと感じています。

 

一方、私の愛車5008は結構クイックなステアリングになっています。

愛車5008の超小径ステアリング

CX-8と比べると全長はかなり短く、コーナーでの機敏さは意外と高いものを持っているので、このステアリングでも十分応えてくれるんですよね。

CX-8を選ぶか、5008を選ぶか、ここの好みが分かれ目になってくるのかなと個人的には思います。

”良し悪し”ではなく”どっちが好きか”で選んで良いと思います。どっちも良いのでw

乗り心地は一級品

乗り心地、やっぱり凄いですね。不快な要素がまるでないです。

19インチを履いていますが、嫌なゴツゴツ感とか全く感じさせないところは素直に凄いなと思います。(ちなみに5008は18インチ)

タイヤサイズは225/55R19

どんな道を走っていても、一枚薄い空気の層を挟んでそこを転がっているような感覚があります。ロードノイズもかなり抑えられています。

やや上下の揺れを感じる場面はありますが、それでも最低限に抑えられています。

剛性の高さと乗り心地の良さというところがうまいバランスで成り立っているなと感心しました。

サスペンション周りが単純に良いのもあるでしょうが、このサスペンションとCX-8の重たい重量が良い感じにしっくり来ているのかなと、そんな印象を抱いています。

シートの座り心地もGOOD。ペダルレイアウトもいい。

 

5008には5008なりの良さ(ロードインフォメーションがしっかり感じられる、接地感のある走りが楽しめる、など)もありますが、どっちが乗り心地いいかと聞かれたら恐らく大多数がCX-8と答えるんじゃないかと思います。

しっとりしたトゲのない上質な乗り味。やはりCX-8は高級車チックな乗り味です。

番外編:バックカメラについて

バック駐車も試させてもらいました。

今回マイナーチェンジでPROACTIVE以上に360°ビューモニターが標準装備されるようになりました。

愛車の5008にも標準装備されているので、この変更は嬉しいポイントですね。

ただ、私も意外だったのですが5008の方が分かりやすくて見やすいなと感じました。

プジョーの360°ビューモニター、結構良くできてるんですよね。360°映像も自然で直感的に理解できます。

ディスプレイサイズも5008の方が1インチ大きいので見やすいというところもあるのかもしれません。

参考までに両車の360°ビューモニターの画像を貼っておきます。

CX-8 ディスプレイサイズは7インチ

出典:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/safety/i-activsense1/

5008 ディスプレイサイズは8インチ

出典:https://sakai.peugeot-dealer.jp/cgi-bin/WebObjects/114aa44895c.woa/wa/read/pj_15e9e86b23e/

CX-8 25T 走行性能評価まとめ

走行性能評価まとめとして、5つのポイントで採点評価させていただきます。参考程度にお受け取りください。

ランク指標

  • S…とてもイイね
  • A…イイね
  • B…普通(イイね寄り)
  • C…普通(ヨクナイね寄り)
  • D…ヨクナイね
  • E以下…とてもヨクナイね

加速感の評価

重量を感じさせない軽快なフィーリングで伸びやかさも印象的。
トルクも非常に厚く、余裕を持った加速が素晴らしい。
いろんな楽しみ方ができるエンジンに仕上がっている。

乗り心地の評価

やはり乗り心地は素晴らしい。
不快な要素を徹底的に排除して、高級車ライクな乗り心地が楽しめる。
剛性感と乗り心地のバランスが非常に優れている。

操舵性の評価

スローな性格ではあるが、感覚を掴めばかなり扱いやすい操舵性。
G-ベクタリングコントロールプラスになったおかげか、かなり操舵性がよくなったように感じた。
コーナリング性能も問題なし。

静粛性の評価

ロードノイズはかなり抑えられている。嫌なゴツゴツ感も捉えない。
エンジン静粛性も非常に高く、室内はかなり快適。
ディーゼルも静かだが、やはりガソリンが一枚上手。

楽しさの評価

グイグイ曲がって楽しむといった車ではないが、快適な乗り心地、伸びやかでパワフルなエンジンによりストレスフリーの運転を楽しめる。
  • 加速感      … 8.5/10点 A+
  • 乗り心地   … 8.5/10点 A+
  • 静粛性      … 8.5/10点 A+
  • 操舵性      … 8.0/10点 A
  • 楽しさ      … 8.0/10点 A

総合得点:83/100点 A

最後に 〜その他オススメの車も〜

試乗インプレッション編はいかがでしたでしょうか。

2.5Lガソリンターボエンジン、予想以上にハマってしまいました。とても魅力的です。

今後アテンザ改めMAZDA6にも搭載されるらしいですが、アテンザにもよく似合ったエンジンだと思います。(マイナーチェンジ当初から採用を望んでいました。)

今更ですが、マツダのガソリンは初体験でしたw(ディーゼルばっかり乗ってました)SKYACTIVE-Xもかなり期待できそうですね。

 

CX-8に興味があるあなたにオススメしたい車を2台紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。

① プジョー 5008私の愛車です。CX-8とは大分性格が異なる車ですが、運転する楽しさでは負けていません。マイナーチェンジで6AT→8ATとなりました。

 5008が気になるあなたへ! 

② ホンダ CR-Vこちらも3列シート搭載車。ただCX-8や5008と違って3列シート専用車ではありません。全長が短い割には3列目もしっかり居住空間を確保できています。

 

 

最後に筆者がどれくらい買いたいと思わされたか、星評価で表して終わりにしたいと思います。

買いたい度(8 / 10点)
★★★★★★★★☆☆

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

謝辞

P.S. 快く試乗させていただきました北陸マツダ金沢海環店さんに、この場を借りて感謝申し上げます。

ご近所の方でCX-8 25Tに興味を持たれましたら、是非とも海環店へ!

「プジョー5008に乗ってる人のブログ見て来た」と伝えれば、もしかしたらいいことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)

マツダ CX-8 公式HP

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
純粋な新車分だけの値引きをしっかり獲得するためにも、ディーラー以外にも査定に出すことを強くオススメしたいです。
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現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

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