くるすぺ

【プジョー5008 GT】オーナーズレビュー最終章 4万キロ走って感じたマルとバツ

どうも、くるすぺです。

先日報告しましたが、508SWを契約し、明日(4/4)に納車が決まりました。

508SWの納車は本当に楽しみで仕方ないのですが、一方で5008とお別れすると思うと寂しさが込み上げてきて複雑な気持ちになっている今日この頃でございます。

ということで、今回は愛車5008 GT BlueHDi(6AT)の最終オーナーズレビューを書いてみます。

2年4ヶ月という日々を過ごし、走行距離は43,800kmほどまで伸びました。とにかく走るのが楽しかったし、故障らしい故障も全くありませんでした。5008はいい子なんです!笑

以前、1万キロ走った際にもオーナーズレビューを書きましたが、そこで書いた感想は概ね今も変わってません。

5008ってなんかいいなと興味を持ってくれる人が少しでも増えて欲しいという気持ちで一杯です。本当に大好きなんだ、この車。

ただ、もちろんいいところばっかりではありません。細かいところが多くなりますが、不満だったところもしっかりと共有しておこうと思います。

走りに特化した部分でのレビューはYouTubeにも投稿してます!是非合わせてご覧くださいませ。

5008のちょっと不満だったところ

細かいところが多いですが、13個の不満点を挙げてみます。でも、不満と言いつつこういうところが好きだったりするところもあったり笑

色んな意味で本当に面白い車でした。

BAD1. 2段シフトダウンが素早くできない

パドルシフトのクリック感は好きだよ

CX-8と5008の比較記事でも言及してましたが、パドルシフトにおけるシフトダウンは不満あり。

街乗りで使うレベルのパドル操作、ちょっとエンブレかけたいなというときに1段落とすのであれば、反応も早くスッとシフトダウンしてくれるんですが、ワインディングでの走行シーンでは気になってくる部分です。

下り坂での大きなカーブの場面、4速から2速に素早く落としたくて「カチカチッ」ってダブルクリックしても、1クリック分しか作動してくれない場面が多いんですよね。。ちゃんと検証した感じでは、マニュアルモードに入れている場合は問題なく2段シフトダウンしました。Dレンジに入っている場合は、ダブルクリックは検知されず、1段シフトダウンに留まってしまう様子です。

クリックが受け付けられたかどうかが直感的に分かればまだ良いですが、それも分からない。

メガーヌなんかは、長押しで多段シフトダウンができるみたいですが、欲を言えばこの機能が欲しいw

まあ、裏を返せば、これだけマニュアルシフトを駆使したくなるほど、ワインディングでの走りも楽しめるということです。ワインディングでの身のこなしは、3列SUVの中でNo.1と勝手に思っておくことにしました!w

BAD2. リアの入力音はやっぱり気になる

どこから眺めても大好きでした

5008の乗り心地、ちょっと硬めですが、ロードインフォは心地良くて基本気持ちいいんです。43000km走ってきましたが、なんかより一層良くなってきた感じします。(50000kmからが本領発揮なんじゃないか説もあるかもしれないw)

18インチのオールシーズンタイヤを履いていて、ロードノイズは大きいんですがなんか嫌な感じしないのが不思議なところ。癖になる感じなんですよね〜、これがプジョーの凄みだと思う。

ただ、ただですよ。少し大きな継ぎ目、段差を乗り越えるときにリアがガツーンと来る感じは、街乗りだと結構感じる場面もあります。

後ろに乗ってみても、意外とショックは少ないんですが、「ガツン」と言う音、これが気持ち良くないんだよなあ。

5008はトーションビームを採用している訳なんですが、これがDS7クロスバックのようにマルチリンク+電子制御サスだったらよかったかと言われると、私はトーションで良かったなと思ってたりします。背の高さを考えると、ワインディングでの素晴らしい身のこなしや、高速での抜群の直進安定性は、このトーションだから為せる技だったのかなとも感じてます。

ただ、背の低い508SW(次期愛車だよ〜〜!)と、この電子制御サスの相性は凄まじい。

話逸れましたが、気持ちいい乗り味とコーナーでのパフォーマンスのバランスは非常に良く取れていると思うんですが、ガツンという音だけはもう少し抑えて欲しいなと思うところです。308ではあまり感じない部分なので、余計に気になるのです。

BAD3. 急発進に弱い

少し寂しそうな5008さん

これは、ときどき感じる部分ですが、停止状態で、いざ!というときにグッとアクセルを踏み込んでしまうと、トルクが出過ぎるのかホイールスピンを起こして、全然思ったように前に進んでくれない、という場面も。

基本はこんな運転しないのですが、例えば右車線走ってて、手前の車が右折をしようとしてストップしてしまったとき。

左車線に車がいなくなり、少し後ろにいるけど今グイーンと出てしまえば迷惑かけずに左側に出れる!というときに、思った以上に前に進んでくれなくて焦る、というケースが何度かあったかなーと。

これは私の5008が6ATモデルであるということも1つ要因かもしれません。8ATになって、発進加速も非常に滑らかでスムーズに発進できるようになっていた気がします。

もし、8ATの2Lディーゼルにお乗りの方が見てましたら、この辺りの率直な感想も聞かせてもらえると嬉しいです〜。

BAD4. 坂道で下がる

コ、コツをつかめば下がらないもん!

納車直後はこれに結構悩まされてましたw ただ、コツを掴めば下がってくることはなくなるのでご安心を。

どういう場面で下がってくるかというと、登り坂で停止したとき。特に緩い坂で起こりやすいです。

このときにアイドリングストップがかかっていることが下がってくる要因になってきます。エンジンが始動していれば、ヒルスタートアシスト機能もあるので、まず下がってくることはありません。

エンジンが停止している状態で、ゆっくりブレーキを緩めていってもエンジンが再始動しないことがあるんですよね。エンジン停止状態でブレーキ力が緩まってしまい、緩やかに下がっていってしまう現象が発生するのです。

なので、コツとしては、ブレーキは思いっ切り離す!ただそれだけw

あとは、アイドリングストップを使わないという手もありますが、一度エンジンを切ってしまうと、再度エンジンをかけ直したときにはアイドリングストップはONになってしまっているので、これを毎回OFFにするのは面倒です。

一番安心なのは、坂道では電動パーキングブレーキをONにしておくことですかね〜。こうしておけば、気兼ねなくブレーキを思いっ切り離すこともできます!

納車直後は注意して欲しいポイントですが、すぐ慣れますのでそこまで気にしなくても大丈夫!なはず!

BAD5. ペダルがペラい

43800キロ踏んできたペダル 何の故障も無くありがとう

色々なメーカーの車を試乗してきて思いましたが、プジョーのペダルの剛性感は低い!w

アクセルもそうですが、ブレーキペダルの踏み応えみたいなところは弱い感じがします。なので、もしかしたらブレーキ操作が難しいなと感じる人も多いのかもしれません。

ブレーキに関しては、結構手前の方で結構な制動力が働きますので、チョイ踏みを意識してブレーキ操作をするのがひとまずのコツです。

私は納車当初からそんなに違和感なく操作できましたが、マツダからプジョーに来ると相当苦労するだろうなという感じがありますw マツダのブレーキは奥側でコントロールするような感じ、手前をちょっとだけ押しただけでは制動かかりません。

なので、マツダと同じ感覚で踏んでしまうと、すごいカックンブレーキになってしまうと思います。本来あるべき姿は、マツダの方が正しいのかなーと思ってたりしますが、手前でのコントロール、慣れたら力も入らないし操作量も少しで済むので、楽なんですよね。

良い悪いの判断は難しいところで、好みにもよるかもしれませんが、個人的にはもう少し剛性感のあるペダルになってると、より楽しい走りができるんじゃないかな〜と感じてます。あと、ペダルレイアウトはめっちゃ左に寄ってますw

BAD6. ブレーキ鳴きが気になる時もあった

スカッフプレートもだいぶ汚れちゃったね

ブレーキ鳴きが気になるようになったのは、2万キロ超えたあたりだったかな〜と記憶しています。

多分、後ろのタイヤ側で鳴ってる感じでした。「キキキキ〜」と嫌な音がする感じです。

一度ディーラーに持っていって、どうなんですかね?って話もしましたが、ここは受け入れてもらわないといけないところかなーというお話でした。

最近は少し鳴る機会が減ってきた気もします。ブレーキ鳴きは気長に付き合っていきましょう、これはプジョー特有って訳でもないのかなと思ってます。

BAD7. 低速域でのステアインフォの乏しさ

お前さんのハンドルが一番だ!

3008から採用された今の超小径ステアリング。これが大好きでハマってしまったことが5008の購入に大きく繋がっていった訳で、今でも大好きなステアリングです。

曲がるのが本当に楽しいし、操舵量も少なくて済むから楽だし、そんなにシビアな感じでもないから気を遣わないし、かなりバランス取れたステアリングだと思ってます。

ただ、長いこと乗り続けてきて、他の車をいろいろ乗ってきて感じたことは、低速域でのステアリングインフォが乏しいんじゃないかなということ。ただ、これは私自身はあまり不満には思っていなくて、もしかしたら不満に感じる人もいるんじゃないかなーってことで書いてみました。

徐行レベルで走っていると、ステアリングは非常に軽く、反力感をほとんど感じることができません。曲がってるよ感が薄いんですよね。

ただ、この制御により、駐車場内とかでの取り回しは非常に楽なんです。よっこいしょっとステアリングを力一杯回す必要性も全くありませんし、慣れてしまえばかなり直感的に楽に動かすことができるので、敢えてこういう制御にしてるのかなーなんて思うこともあります。

高速域に入れば、ステアリングはずっしり重みも出てきて、しっかりとステアリングインフォメーションを感じることもできますのでご安心を。高速での直進安定性はとにかくずば抜けてます。

BAD8. ときどきノッキングを起こすw

と、ときどきだもん!

これは本当に「ときどき」の話です笑

ごく稀〜に、MT車で回転数をうまく合わせずにクラッチ繋げてしまったときのようなノッキング(前後に車が揺さぶられるような感じ)が発生します笑

これが毎日のように起こると流石に鬱陶しいですが、たまに起こるこれはなんか可愛く思えてきちゃったりします。

そう、別に不満に思ってないんですよねw でも気に入ってるところに入れるのもおかしいので、不満ポイントの1つにしました。

ノッキングが起こるパターンは、低速域で3速に入ったときに起こってる気がします。なので、20〜30km/h付近での話で、それ以上の速度域ではノッキングみたいな現象は一度も確認できていません。

低速で3速入って、回転数が低すぎてこういう現象が起こってしまっているのかなーなんて推測もしてます。

是非、こういうところも可愛がってあげてください笑

BAD9. メーターに欲しい情報が一度に表示できない

メーターデザインは最高にかっこいいと思ってる

5008には標準でフルデジタル液晶メーターが採用されてます。このデザインは超好き。GTのコッパー(銅色)アクセントを用いたメーターデザインなんて、こりゃデジタルメーターでしか表せないカッコ良さがありますよ。

かっこいいんですが、実用的な部分はもう少し改良の余地があるかなと。

表示内容は色々切り替えられたりするんですが、一度に欲しい情報を表示するというのが弱いところかなと感じてます。

デザイン的に一番かっこいいアナログメーター表示でいつも運転してますが、この状態だとレーンキープ作動状況は全く確認できないんですよね、、 レーンキープのステアリングアシストが作動したときには、オレンジ色の警告灯が光るんですが、今の時点で車線を認識してレーンキープの準備がOKになったかどうかというところは、「ドライブ」モードに切り替える以外、知る術がないのです。

こちらがドライブモードの画面

本当に簡易的な表示でもいいので、そういう重要な表示については常に表示ができるようになっていると嬉しいなと。

あと、曲名表示も常に出してくれてもいいのになと思います。「ユーザー設定モード」で表示することはできますが、こうするとかっこいいコッパーの液晶メーターは見えなくなってしまいますので。。

ユーザーモード
選曲情報とトリップ情報を表示するようにしてます

ナビ表示もできないのが悲しいところ。本国仕様ではできるんですけどね。この辺りが日本仕様でも充実してくると、もっと日本国内でのシェアも増えてくるんじゃないかなと思ったりします。

BAD10. CarPlayだとメーターの曲名が「iPod」になる

iPodじゃないよ!!!!

またメーターの話になりますが、CarPlayでの接続時の話になります。

CarPlayは、5008が出た当初はまだ対応してくれてなかったのですが(本国仕様はもちろん既にあった)、今では標準で最初から装備されるようになってきてます。私の6ATの5008も、後付けでCarPlayつけてもらえました(1万円くらいでやってもらえます。)

CarPlay付ける前は、Bluetooth接続で音楽を聴いていましたが、CarPlay対応後は有線接続してCarPlayで音楽を聴くのがほとんどになりました。

Amazon Music使ってるのですが、Bluetooth接続だと、iPhone側でAmazon Musicアプリを操作してあげる必要がある時もあり、地味に鬱陶しかったです。CarPlayだと、車のディスプレイ上でAmazon Musicアプリが操作できるようになるので、スマホのロック解除して色々する必要がないというのが大きいですね。

ということで、CarPlayは非常に気に入っているのですが、残念なのがメーター上の曲名表示が「iPod」になってしまうということ笑

センターディスプレイ上は、5008標準の音楽再生画面でもちゃんと曲名表示されますし、他の画面の右上にもちゃんと曲名は表示してくれているのです。

標準の音楽再生画面でも大丈夫だし、
エアコン画面にしても「HERO」ってちゃんと出る。

なのに、メーター側の表示だけ「iPod」。これは酷い。笑

508SWでは直ってるかなーと少し期待してたのですが、1日試乗したときに試したら全く同じ現象で笑えませんでした。

ソフトウェアアップデートを求む!!!

BAD11. iPhone繋ぐとコード丸出しで嫌

無線CarPlay使えたら最高なのに

CarPlay繋がりでもう一つ。

今までBluetooth接続を使ってて、非接触充電機構がついていて充電にも困らないので、スマホをポンと置いておくだけで済み、運転席周りはすごいすっきりしていたんですが、CarPlayを使うにはコードで有線接続してあげる必要があるのです。

そうなったとき、このコードが剥き出しになってしまう。そして、スマホをどこに置くか悩む笑

短いコードとか、なんか巻き取りができるコードとか買おうかなと思ってたこともありますが、結局買わずに終わってしまいました。3008、5008ユーザーの方で、こういう風に工夫してるよというのがもしありましたら、コメントやTwitterで教えていただけると嬉しいです!

ちなみに、次期愛車の508SWは、スマホ置き場が下側に隠れているので、コードも綺麗に隠すことができるのです。これは地味に嬉しい笑

BAD12. レーンキープ、アイドリングストップOFFの物理スイッチがない

3つも余ってるんなら付けてくれ!w

この5008、物理スイッチが本当に少ないのです。

よく言われるところとしては、エアコン操作がセンターディスプレイの液晶でしか操作できないというところです。

ただ、内気循環やフロント/バックウィンドウのヒータースイッチは物理で用意されてます。

私は、基本エアコンはAUTOにしておいて、夏でも冬でもだいたい設定は21〜21.5にしておくので、ほとんど触る場面がなく、液晶の中だけでも案外困る場面は少なかったです。(この数字の単位は℃を意味しているわけではないのでお気をつけを笑)

エアコンスイッチがないのは個人的には許容できるんですが、レーンキープとアイドリングストップのON/OFFスイッチがないのはやっぱり嫌でした笑

これも、センターディスプレイの車両設定画面に行って、タッチパネル上での操作でしかON/OFFの切り替えができないのです。

しかも、アイドリングストップ設定はエンジンを切ったらまたONに戻ります。。(レーンキープはOFF保持してくれるっぽいですが、基本ONにしておきたいから逆に不便)

ちなみに508SWでは、どちらも物理ボタンが用意されているみたいでした。色々意見があったのかなと想像してます。

BAD13. テーブルにドリンクホルダーがない

大きさはコンビニのパスタがギリギリ収まるくらい

5008には2列目用にテーブルが用意されてます。これは地味に便利で、時々ですが昼休みに会社から抜け出してコンビニで弁当買って、このテーブルで食べるなんてこともありました笑 無くても全然良いけど、あると意外と便利なやつです。

ただ、このテーブルにはドリンクホルダーというものはありません!! 3座独立シートなので、2列目のアームレストも存在せず、普通そこにあるドリンクホルダーの存在もありません。なので、テーブルにはドリンクホルダーつけて欲しかったな〜というのが正直なところ。

子供2人乗せてドライブ行って、コンビニ行ってジュースを買って車で飲む、なんて場面が結構あったんですが、置くところがないのでぽいっとされてしまうのですw

兄弟車のC4グランドスペースツアラーには確かドリンクホルダーが付いていたはず。ただ、こちらも丸い穴が空いているだけだったような…笑

運転席側には、適度な大きさのドリンクホルダーが横並びで2つ用意されていますので、ここはご安心を。爪みたいなのが付いてるので、ホールド性も高かったりします。

夜もかっこよく光るんだ〜

気に入ってたところ

特に気に入ってるポイント9個を厳選してみました。

GOOD1. 左折途中からのトルクフルな加速フィール

ディーゼルって楽しい

私にとって5008 GT BlueHDiは初ディーゼル車でしたが、やっぱりトルクフルな加速フィールが気持ちよくてディーゼルを選んだわけであります。

不満なところで、発進時にややもたつきがあるというところは書きましたが、それ以外は本当最高です、この2Lディーゼルエンジン。

特に惚れ惚れしちゃうのが、左折時に、曲がり切ったとき、もしくはその直前くらいからのグォォォォンという加速フィール、これが2年4ヶ月経った今でも変わらず新鮮で、頬が緩んでしまいます。これは8ATだと感動が少し薄れてしまうんじゃないかなという思いもあったり。6ATならではの引っ張り感も気持ち良かったりします。(ほとんどの場面では8ATが優秀だと思いますがw)

シートが背中に張り付くような感覚というんでしょうか。これは400Nmのトルクがあるディーゼルでしかなかなか味わえない感覚です。

プジョーの1.5Lディーゼルのような気持ちの良い吹け上がり感はありませんが、2000〜3000回転付近での強烈なトルク感は、この2Lディーゼルでしかなし得ない技。次はガソリンエンジンになりますが、このトルク感とさらばと思うと、少し、いやかなり寂しい気持ちもあります笑

ディーゼル特有のエンジン音は、40000キロ走ってきたので流石に大きくなってきたような気もしますが、それでもディーゼル特有の不快感は少ないタイプのエンジンだと思います。

GOOD2. 高速での抜群の直進安定性

直進安定性は本当に褒め称えたい

この車、一番何を褒め称えたいですか?と聞かれたら、やっぱり直進安定性と答えるかな〜。

小径ステアリングということで、真っ直ぐ走るのにはどうなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全く問題ありません、ビシッと真っ直ぐ走ってくれます。

CX-8に1日試乗させてもらったり、ボルボV60に高速試乗させてもらったりすることもありましたが、個人的にはこれらよりも優れた直進安定性を持っているんじゃないかと確信してます。

とにかく気を遣わないでも真っ直ぐ走る。ステアリングがビシッと中立で維持してくれる感じ。

そして、高速域でのステアリングインフォが非常によろしいのです。低速域ではちょっと、、という話もしましたが、高速域ではしっかりと情報を手に、身体に伝えてきてくれます。

ちょっとステアリングが右に向いたときに、タイヤが少し右に向いているなという感覚が、タイヤを目にしなくてもしっかりと想像ができる感じ。ステアリングインフォ、ロードインフォといったところのこだわりぶりは、やはりプジョーすごいなと思わせられる部分です。

なので、高速での移動は全く疲れません。欲を言えば車線中央維持があればより楽に移動できると思いますが、それが無くてもこの直進安定性があれば全く問題ないと言えるレベルで素晴らしいのです。

GOOD3. ワインディングでの身のこなし

君はもはやSUVではない!笑

ビシッと真っ直ぐ走れる車はよく曲がれる証拠です。こんなでかい図体をしてますが、ワインディングでの身のこなしは本当にすごい。

小径ステアリングを採用しているので、ウネウネした道でも操舵量少なく楽に運転できるというのが、まず大きなポイント。そして、ステアリングも適度にクイックで、切り始めてからすぐに車が曲がり出す感覚も非常に気持ちいいものがあります。

そして、街乗りレベルでは少し硬い感じもあった足回りですが、これがワインディングでの身のこなしに生きてきます。SUVにしてはロールをかなりうまく抑えられていて、車が外に流れていってしまうような感覚にはまず陥りません。回頭性も7人乗りSUVとは思えない物を持っていると思ってます。

あとは、SPORTモードの存在も大きい。SPORTモードに入れると、アクセルレスポンスがかなり過敏になり、V8擬似エンジン音がスピーカーから流れてくるようになり、ステアリングもグッと重たくなります。

SPORTボタンは1秒長押し

ステアリングインフォ的なところは、どちらでも大差ないのでアレですが、V8擬似エンジン音は遊び心満載でとても楽しい気分に陥ることができますw パワー感、トルク感も1.5倍くらいになってんじゃないの?と思ってしまうくらい、パワフルで元気になるんですよね〜。

高速での長距離運転が得意なのはもちろんのこと、ワインディングでも結構楽しめる。この2つのバランスが素晴らしい1台だと思ってます!

GOOD4. 着座位置が低い

CX-8に1日試乗して改めて思ったことですが、5008の着座位置はSUVらしさを全く感じさせない低さがあります笑

ここは、好みが大きく分かれるところかなと思っています。着座位置が高くて視点が高ければ、見晴らしもよく、それはそれで気持ちいいと思います。

ただ、個人的にはこの着座位置の低さが大のお気に入りポイントなのです。

私がこの5008を購入したときに求めていたポイントは、SUVであることでは無く、7人乗れることでした。SUVが欲しいと思って買ったわけではありません。(SUVも好きなんですが)

区分的には7人乗りSUVというジャンルに入るのだと思いますが、私はこの5008をSUVだと思わないことにしました笑 ちょっと背の高い、7人乗れるワゴンだと思って乗ってますw

こう思えるのは、着座位置が一般的なSUVよりもかなり低くできているからだと思ってます。目線が適度に低いので、乗っていて安心感があるというか、ビタっと路面に接地している感じを味わえるんですよね。だからワインディングも楽しく感じる。

ボンネットの両端が見えるくらいまででシートの高さを合わせ、ステアリングはテレスコで一番手前に出して、チルトで出来るだけ下側に配置する、こんな感じのセッティングで楽しんでました。

位置はこんな感じにしてる

こうすると、より一層ワインディングが楽しくなります。皆さんも是非いろいろ試してみてくださいませ!

GOOD5. シートが想像以上に良い、腰が痛くならない

アルカンタラの触り心地も大好きだったよ

シートは見た目的にはあんまりフカフカしてなくて、堅そうで疲れそうなイメージを持っている方もいるのかなと思いますが、これが全然疲れが来ないんです。

シート形状が私の体型にバッチリフィットしてくれているのもありそうですが、いい姿勢で常に運転できる感じがあります。

これまで乗ってきた車では、1、2時間ぶっ通しで乗ってたら腰やら痛くなってしまっていた私ですが、3、4時間ぶっ通しで運転してても腰が痛くならないんですよね。これは本当に嬉しかった!

私の腰が良くなったからかなと思って、N-BOXで富山まで高速で運転してみたんですが、30分くらいでおしりと腰が痛くなってきてしまって、やっぱり5008のシートってすごいなと感じました。

ステアリングの位置が低いからか腕や肩の疲れも少ないように感じます。

4万キロ乗ってきたわけですが、シートの経年劣化も少ないのも嬉しいところ。

しっかり張りを維持してくれてます

サイドサポートのレザーの部分も全然ヨレヨレになったりしてません。私の癖で右側に座っちゃうことが多いので、右側が少しヨレてますが、その他の部分は納車時とほとんど変わらないと思います。

肘掛けは肘置き過ぎてちょっとヨレちゃった

GOOD6. 高速でのエンジン回転数が1400くらい

燃費は年間通して14〜15くらいでした

高速での直進安定性も素晴らしいですが、エンジン音が非常に小さく抑えられていて快適性が高いというのもポイント高いところです。

100km/hで大体1400〜1500回転くらいで巡航できます。私のは6ATモデルですが、8ATだと100km/hで8速は入ってくれるのかな?

CX-8は、大体2000回転くらいでキープされてました。2000まで回るとやっぱりエンジン音は気になってきます。

回転数少なく巡航できるおかげか、高速での燃費はすこぶるいいです。20km/L超えることは珍しくありませんし、最高で28km/Lを出したこともありました笑(この時はかなり意識して運転しましたが)

エンジン音も小さいですが、横から入ってくる音も結構抑えられている印象。高速乗ってて、この車うるさいなと思ったことは一度もありませんし、妻にも言われたことありません。

GOOD7. 3座独立シートで、妻と小さい子供2人が2列目に全員座れる

この風景ももう見れなくなると思うと寂しさが込み上げる

買う時はそんなに意識していなかったポイントですが、2列目に3人がしっかり座れるっていうのが想像以上にありがたかったです。

私の家は、小さい子供が2人いるのでチャイルドシートとジュニアシートを1つずつ付けなくちゃいけないんですが、2つ付けていても大人がしっかり座れるスペースを確保してくれる、これが素晴らしい。

子供2人の横に妻が座れるので、子供がぐずっても難なく対処できるので、私はしっかりと運転に集中することができました。

この3座独立シートは、小さいお子さんが2人、もしくは3人いるご家庭には強く強くおすすめしたいです。

3人だったとしても、2列目にチャイルドシート3つ並べることもできますし!

次の車は3座独立ではなくなり、妻が助手席に座ることになりますが、どうなるか少し不安でも楽しみでもあります笑

GOOD8. 左ミラーに付いてるサイドカメラを表示できる

車幅感覚が不安な人にも安心!

ルームミラー上に左側面の映像を映し出せる機能が付いてますが、これは全部の車につけて欲しいなと思うくらい気に入ってます笑

車幅感覚は案外つかみやすいので、カメラが無くても左側があとどれくらい行けるかは感覚的に分かりやすいんですが、それでもやっぱりカメラでちゃんと目視できるというのは大きい。

細い道でのすれ違いではかなり重宝します。左に寄せて駐車するときにも使えますね〜。

SUVで車高が高くなり、死角が大きくなってしまっている部分を、こういうカメラでしっかり補足してくれてるんです。車高の低い508にはこの機能は付いてません。(本音としては付けておいて欲しいけどw)

ただ、この映像を表示状態にするONスイッチはあるんですが、OFFスイッチがないのです。

一度ONにしてしまうと、ミラー上にずっとカメラの映像が映し出されるので、ちょっと鬱陶しいと感じる場面もあります。OFFにするには、エンジンを切るか、一度リバースに入れてもう一度ドライブに入れるかしかないはず。

ちなみにリバースに入れた際には、自動で左側の映像がミラー上に映し出されます。

GOOD9. 雨の日と家族を乗せたときの乗り味が最高

暗がりでの5008は最高に美しかった

最後の最後は、乗り味で締めます。

この5008、何故か雨の日になると乗り心地が格段と良くなります。不満なところにリアがガツンと音を立てることをあげてましたが、それが一切なくなってしまう。不思議ですよね。

私も最初の方は勘違いかなと思ってましたが、2年4ヶ月乗ってきてほぼ確信に変わりました。雨の日は毎回乗り心地がいいのです。

雨の日の乗り味は、もうとろけてしまいそうになる程に絶品。硬めなんだけどしなやかさがある脚と、少し大きいんだけど心地いい走行音が絶妙にマッチしてくるんです。

これが毎日だったらいいのにと思うこともありますが、5008のおかげで雨の日が少し楽しみにもなりました。北陸は雨ばっかり降るので、5008にとっては最適な空間だったのかもしれませんw

夜も乗り味良くなる気がする

また、後ろの席に人を乗せたり、重たい荷物をラゲッジに置いていると、これまた格段に乗り心地が良くなります。ガツンと跳ねる感覚がかなり薄れるんですよね。

1人で乗るよりも家族みんなで乗るのが気持ちいい車でした。だから、この車で家族でどこか遠くに行くのが、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。

プジョーがどこまで考えて設計しているのかは計り知れないですが、ファミリー層向けである5008に敢えてこういうセッティングにしているのかもしれない、と思ってしまうほどプジョーに惚れ込んでしまいました。

最後に

走る楽しみを教えてくれた5008。

くるすぺの存在価値を生み出してくれた5008。

車好き仲間、プジョー仲間、ブログ仲間を繋いでくれた5008。

くるすぺ家みんなの最高の友だった5008。

何度も言いますが、2年で4万キロも走ってしまったのはこの車が初めて。2年目からかなりセーブしたので、セーブしてなければ5万キロは行っちゃってたでしょう笑

車って走るだけでこんなに楽しいんだって改めて思い返させてくれた、私にとって大事な大事な存在です。

特にチャイルドシートが要る小さいお子さんがお二人以上いるご家庭には、強く強くおすすめしたい車です。ファミリカーでも走りは思いっきり楽しめるから。

大好きな5008とも、あと2日でお別れになります。

家族全員で感謝の気持ちを込めて送ってあげたいと思います。

明日は508SWが家にやってきます。1日だけだけど、仲良くしてくれよな!

ありがとう、5008。

バイバイ、またね。

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