くるすぺ

【試乗+採点評価】MINI CLUBMAN COOPER【83点:マイチェンで得た気持ちいい乗り味】

こんにちは、自称試乗マニアのくるすぺです。

今回は、マイナーチェンジを迎え、より洗練された外観を手にしたミニクラブマン クーパー(1.5ガソリンターボ)に試乗させていただきました!

個人的には外観以上に乗り味の変化に驚かされました。

私自身、ミニクーパー(R56)に乗っていたことがあるのですが、本当に楽しい車でした。

この新しいミニクラブマンは、楽しさというところはもちろん保ったまま、どこかしなやかで気持ちいい走りを手にしてきたなと感じています。

これが新しいミニらしさというところなのかもしれません。

この辺り、詳しくレポートしていきます。是非最後までお楽しみくださいませ。

試乗させていただいたのはMINI 金沢
私が大好きな営業さんがいらっしゃいます。MINI愛に溢れた方。
お近くの方であれば営業さんご紹介します!興味あればTwitter等でアクションください。

ちなみに、マイチェン前のクラブマンにも試乗済み。

ミニクラブマン 〜試乗マニアによる試乗インプレッション〜

  1. グレード・価格・スペックなどの基本的な情報について(簡単に)
  2. 静的質感について(簡単に)
  3. 動的質感について(メイン)
  4. 5つのポイントで動的質感の採点評価

こんな流れで話していきます。写真もたくさん紹介しますが、本記事では動的質感をメインに語っていきます。

ミニクラブマンの基本情報を紹介

試乗インプレを語り出す前に、まずはミニクラブマンの基本的な情報について簡単にお伝えしていきます。

本ブログ独自の採点方式を利用したパワートレイン評価(S~Gで評価)もここで紹介します!

グレード展開・価格

  • ONE:330万円
  • BUCKINGHAM:350万円
  • COOPER:391万円
  • COOPER D:411万円
  • COOPER S:432万円
  • COOPER S ALL4:455万円
  • COOPER SD:454万円
  • JCW:568万円

グレード、パワートレインの種類はかなり豊富です。

価格はやはり少し高いな〜という感じもありますが、それでも買いたくなる魅力がある車。

パワートレインは重視せず、コストを抑えたいという方であれば、BUCKINGHAMがかなりオススメ。

ONEベースで色んな快適装備が標準装備されています。COOPERにも標準装備されない機能なんかも装備されたりします。(LEDヘッドライトとか)

スペック ~くるすぺ独自のパワートレイン評価~

基本スペック(COOPER)
サイズ  4,275 x 1,800 x 1,470
重量  1,430kg
エンジン  1.5L直列3気筒ガソリンターボ
ミッション  7DCT
最高出力  136PS/4,500rpm
最大トルク  230Nm/1,480rpm
燃費・燃料  14.7km/L・ハイオク(WLTCモード)
駆動方式  FF/4WD
サス(前)  マクファーソンストラット式
サス(後)  マルチリンク式
パワートレイン別情報
ONE 価格帯
330〜350万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
F+
38.9点
C
62.6点

COOPER

価格帯
391万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
C-
61.7点
B
73.1点
COOPER D 価格帯
411万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
C
65.4点
A+
88.8点
COOPER S 価格帯
432〜455万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
A-
80.2点
A
83.6点
COOPER SD 価格帯
454万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
B+
79.0点
S
93.1点
JCW 価格帯
568万円
独自の採点方式による評価
パワー トルク
S
96.0点
S
94.4点

ONEに搭載の1.5ガソリンターボはパワー不足が著しく出そうな感じしますね。トルクは十分ですが。

それ以外のパワートレインはどれも魅力的。

306PSとなったJCWも是非体験してみたいものです。

ミニクラブマンの静的質感について少し語る

撮影してきた内外装の写真を、一言コメントを添えながらご紹介します。

マイナーチェンジ前のクラブマンの内外装特集も書いてます。こちらも参考頂ければと思います。

エクステリア

グリルのメッキラインが数多くなりました。
ヘッドライトのデイライトはぐるっと一周の円状に。
レトロ感がより出た感じします。
COOPER Sだと全く違った雰囲気が出ます。
横から見ると結構出っ張ってる。
なんか可愛くて愛おしい。
サイドミラー形状もスタイリッシュになってます。
以前は丸!って感じでした。
このレトロなサイドビューが堪りません。
クラブマンでしか出せない味わい。
このホイールはMINI Yoursアイテム。めっちゃいい。
クラブマン専用のシルバールーフ。
もちろんブラック、ホワイトの選択も可能。
ルーフも抑揚がひっそりあってオシャレ。
こんな感じでぐるっと一周光る。
テールライトはユニオンジャック柄に!
ノーマルミニよりかは控えめで、ちょっとしたオシャレ。
ブレーキ踏むとこんな感じ。
そう、ちゃんとテールライト側でブレーキランプが点灯するようになったのです。
Tを横にしたような形で光ります。
こちらはハザードもONでMAX点灯状態。
ウィンカーはテールライト内の下隅に配置されています。

テールライトの点灯の様子は、動画にも収めてます。
下のツイートで動画投稿してます。10秒程度なのでちょろっと見れます。

インテリア

ドアトリムはプラスチック素材多めだけど、
デザイン性が良く、安っぽさは全然無い。
スピーカーがドアトリム上部に配置されるのは嬉しいポイント。
丸いドアハンドルもミニならでは。

オプションでharman/kardon製Hi-Fiスピーカーも設定可能。
12スピーカーです。価格は126,000円。

インテリアに大きな変更はありませんが、
所有欲を掻き立てるインテリア空間です。
ナビはこんな感じで表示できます。
MINI Yoursのレザーシート。
質感はかなり高い。
ヘッドレストはユニオンジャック柄と、
ちょっとしたオシャレも忘れません。
リアドアの開口部は意外と広く、乗り降りも容易。
うちの娘も1人で乗り降りできました。
ホイールベースが長く取れているので、
後席空間はかなり広い。
これなら妻もニンマリしてくれるだろうか。
リアシートのレザー部がドアへりまで来てる!
ここも拘りでしょうか。樹脂部分を見せません。
クラブマン特有の左右開きテールゲート。
リアシート倒さない状態だと、容量は360L程度みたいです。
全長の短さと後席の広さを考えると、妥当なところかなと。

ミニクラブマンの動的質感について熱く語る

素人目線ではありますが、乗ってきて感じたことを、自信を持って!素直に!正直に!お伝えしていきます!

しなやかでマイルドな乗り心地にビックリ!

まず語りたいのが乗り心地の部分。

正直、かなり驚かされました。

なんか、足が非常にしなやかになって、嫌な硬さを一切感じさせない乗り味に変幻してます!

改良前モデルに乗ってみたときは、少し大きな段差を乗り越えるときなんかはガツンとくる感じがありました。

「う~ん、やっぱりミニの足はがっちりしてるな。でもミニはこうでなくちゃ!」ってなことを思ってた記憶があります。

しかしながら改良後のクラブマン君は、華麗な足さばきでマイルドにいなしてくれる。

段差があっても、グニュングニュンと足が動いて、嫌な振動や音をしっかりとシャットアウトしてくれるんですよね。

ビタっと張り付いて路面を這うように走る感覚といい、ただただ気持ちがいい。不快感は全くありません。

試乗車はBRIDGESTONEのトランザ履いてました。
タイヤサイズは225/45/R17。
マイチェン前の試乗車も同じタイヤのはず。
展示車はMINI Yours Styleのホイール。
めちゃくちゃかっこいくて、大きく見えるデザイン。
タイヤサイズは225/40/R18

もちろん、ドイツ車らしい剛性感抜群のボディ剛性は健在。安定感抜群で、ちょっとやそっとじゃビクともしないだろうなという安心感を得られます。

これまで乗ってきたドイツ車と比べると、個人的には過去最高の乗り味と評してもいいかなというくらい。

私は今フランス車に乗っていますが、フランス車好きにもずきゅんと来るような乗り味じゃないかな〜。

これなら後席に座る妻もにっこりすると思う。
ファブリックでもオシャレで質感高いですよね。

この乗り味の変化、ただ私の感じ方が変わっただけじゃないという根拠があるのです!

なんと足回りもしっかり改良してきているとのこと!

ディーラー担当の方からこんな話も伺いました。貴重な情報ありがたいです!

BMWと共通のプラットフォームを採用するようになってから、ミニはミニらしさを出すために電子制御で色々がんばろうとしていた。
けれど、今回のマイチェンのタイミングでは、足回りの作りそのものを改良したり、ホイールアライメントの調整を行うことで、ミニらしさを演出しようとした。

なるほどな~と思いました。(語彙力)

今まで自分が思っていたミニらしさって、本当のミニらしさじゃなかったんかもしれん。

冒頭でも話しましたが、私はBMW2代目ミニ(R56)ユーザーでした。これ以前のミニは体験したことがありません。

可愛い我が子。どこかで元気してるかな。

R56の硬い乗り味も大好きでしたが、新型クラブマンを体験して思ったことは、

しなやかで、ロードインフォが気持ちよくて、地を這うような走りをする

ってのが”新しい”ミニらしさなのかなってこと。

本来のらしさがどうなのかは私は分かりませんが、この「新しいミニらしさ」に、僕はすっかり心を奪われてしまいました。

7DCTのダイレクト感ある加速フィール

もう1つ、動的質感に関する大きな変更ポイントがあります。

それは、ガソリンモデルに7速DCTを採用してきたというところ。(ディーゼルは8AT)

7速DCTは、ノーマルミニの改良時に体験済みですが、この時乗ったのはCOOPER Sということで2Lターボと7DCTとの組み合わせでした。

今回はCOOPERということで、3気筒1.5Lターボと7DCTの組み合わせは初体験。

COOPER Sの7DCTの感覚がすごい良かったので、とてもワクワクしながら乗り込みました。

うん、やはりこの7DCTは最高にいい!ミニにすごい合ってると思う。

シフトフィールが最高に良くて、「スン」と軽やかにシフトアップしていく感じは気持ちよさ抜群で快適。

アナログメーターデザインもミニらしさ溢れます。
右側のガソリンメーターデザインは改良でより見やすくなりました。

アクセルペダルの剛性感もやはりめちゃくちゃ高い。

ペダルをこれくらい踏めばこれくらい加速してくれるだろうというのと実際の加速感が、限りなく一致している感じがあり、人馬一体感がすごいありました。

フロントフェンダーのスリットもいいですね〜。

ブレーキペダルは結構スッと入って、軽く踏んでも初期制動がかなり出る感じかな。

3気筒エンジンのフィーリングもなかなか良くて、刺激的でワクワクするような低いサウンドを奏でてくれます。

3気筒って言われなきゃ分かんないくらいじゃないですかね、いや、分かる人にはすぐ分かってしまうんですが。

COOPERのマフラーは左側一本出し。
COOPER Sになると左右二本出しに。

COOPERでも十分いいことは実感することができたんですが、やっぱりCOOPER Sを体験してしまうと、やや物足りなさを感じてしまうのも事実。

トルク感はこれで十分だと思うんですが、中速域からの伸びがもう一歩欲しいなと。日常使いでは十分すぎるんですけどね。

あと、COOPER Sのあのエンジンサウンドが忘れられません笑 めちゃくちゃ気持ちよかった…

もう一つ欲を言うならパドルシフトも標準装備してくれると嬉しいかな〜という気持ちもあります。

新しくなったシフトノブでガチャガチャするのも楽しいんですけど、やっぱり楽してパドルシフト使いたい時はあるかなと思うんですよね。

娘のだらしない姿が…w
このシフトノブも非常に扱いやすいですし、デザイン性もいいですよね。

でも、マニュアルモードは本当に楽しいです。

マニュアル車を運転しているような感覚すら得られます。適度なシフトショックによって、ダイレクト感溢れる運転を楽しめるのは非常に魅力的。

試乗の際は是非マニュアルモードもお試しいただきたいです。

ちなみに私がR56に乗っていた時は、9割5分くらいマニュアルモードで運転してました笑
ならMT買えよって話なんですけどね。

ミニらしさ溢れるハンドリング

やっぱりミニと言えばクイックで刺激的なハンドリング性能が魅力的。

クラブマンとなって、ホイールベースが長くなっても、面白くて楽しいハンドリング性能は全く損なわれていません。

むしろ、リニアさが増して、さらに気持ち良さが増しているんじゃないか、というくらい。

やや太めで握り心地は抜群。
ずっしり重たいけど、野暮ったい感じは全くない。

ステアリングを切った瞬間に鼻先が動く感覚、今まで色んな車に乗ってきましたが、ここまでダイレクトに味わえる車はなかなかありません。

少ない操舵角でスイスイとワインディングをこなしていく姿が容易に想像できます。マジで欲しくなってきたな。。

もしかしたら、反応が早すぎて怖い、フラつく、なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。

けど、これがミニのアイデンティティ。

乗り味は万人にも受けるようになってますが、このステアリングはやっぱり譲れないところですよね。

ミニはこれでいいのです。

今後も、みんながみんな気に入る車を目指すよりも、ある一定数に響く楽しい乗り味を追求していって欲しいです。

後席エアコンは奥様方に受けるかも?
Type-CのUSBポートも2個配置。

ついでに、視界性能についても少し。

フロントウィンドウ、サイドウィンドウの高さはかなり低く、幅狭い感じなので、開放的な視界を得られる訳ではありませんが、死角はある程度少なく抑えられていると思います。

ウィンドウの上下幅は狭いですが、
下位置が低いので死角は意外と少ない。
ミラー越しの真ん中棒は少し気になる要素になるかも。
デジタルミラー採用されたら嬉しいです。
バックカメラはオプション設定。
COOPERの場合は17万円のPEPPERパッケージを選択すると付いてくる。

ミニクラブマンの動的質感評価まとめ

  • 加速感      … 7.5/10点 B+
  • 乗り心地   … 9.0/10点 S
  • 静粛性      … 7.5/10点 B+
  • 操舵性      … 9.0/10点 S
  • 楽しさ      … 8.5/10点 A+

総合得点:83/100点 A

最後に 〜その他オススメの車を紹介〜

ということで試乗インプレッションはこれにておしまいです!

予想外の乗り味の変化に驚かされましたが、かなり自分好みになっていて嬉しかったです笑

これは買いたくなる。。次の車えらび、本当に難しくなりそうです。(うれしい悲鳴)

クラブマンと同じサイズ感のCセグメントオススメ集なんかも書いてます。

このクラブマンもランクインさせたいところですが、ちょっとジャンルが違う気もするので、また別の特集記事で取り上げてあげようかな〜と考えてます。

最後の最後に、ミニクラブマンに興味があるあなたにオススメしたい車を紹介させていただきます。こちらの試乗記も是非合わせてご覧になってみてください。

プジョー 308

こちらの乗り味もめちゃくちゃ気持ちいい。サイズ感的にはクラブマンとほぼ同じくらいです。

ミニとはまた違った良さがあるハンドリング性能も魅力的。

VW ゴルフ

MINIにはCOOPER Sがありますが、GolfにはGTIがある!(Rというハイパフォーマンスもありますね)

GTIに試乗させていただいてますが、世界のベンチマークというだけあって、バランスもかなり良くて、そして面白い車です。

Golf8が発表されましたが、Golf7もまだまだ戦えます。ディーゼルモデルも新たに発売されましたね~。

その他にも色々な車の試乗レビュー記事を書いています。他の試乗レビュー記事も是非チェックしてくださいね!

車購入で後悔しないために

皆さんは車を買うとき、ディーラーで下取りに出していませんか?
実はその買い方は損している可能性があります。
基本的にディーラーでの下取り額は低めに設定されてます。また、新車の値引きが大きくても、その分下取り額が低く設定されていて、値引き分が相殺されてしまっていた、なんてことも考えられます。
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一括査定への申し込みはもちろん無料です。
現在の愛車の査定をすることが、新車購入への大きな一歩に繋がりますので、是非お試しください!

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