どうも、くるすぺです。
先日私の愛車508SW GT Lineのエクステリアレビューをお届けしましたが、今回は納車後レビュー第2段といたしまして、内装レビュー編をお届けします!
エクステリア同様に、美しくかっこいいインテリア空間に仕上がっていますが、細かな不満も多数!? 合計20個の不満点も合わせて紹介していきます。
150枚近くの写真、文字数は2万を超えるというかなりボリュームがある記事になってますが、その分濃いレビューに仕上がっていると思います!楽しんでいただければ幸いです。
記事のラストで、合計20の不満点をまとめて紹介もさせていただきますので、是非最後までお楽しみください〜。
508SWの運転席・助手席をチェック!
プジョーがi-Cockpitと呼ぶ唯一無二のドライバールーム。
歪な超小径ステアリングと、ステアリングの上から覗く12.3インチフルデジタル液晶メーターとのコンビネーションはインパクト特大であります。
見た目がかっこいいってのもありますが、やっぱり運転のしやすさが大のお気に入りポイント。508SWという全長が長い車ではありますが、Cセグメントハッチバックを運転しているかのような軽快さ、取り回しやすさがi-Cockpitによってもたらされています。
i-Cockpit
運転席の正面図に、線を引いてみました。
一見、右端エアコンと中央エアコンは独立した配置に見えますが、実はドライバーを中心に左右対称になるように計算し尽くされたデザインとなっているのです。このさり気なさにキュンと来ませんか?
エアコン下のメッキ加飾も左右対称になるように分断されています。
左右対称だと何がいいの??と言われるとあれですが、適切なドライビングポジョションを取りやすくなる気がします。そして運転席の特別感がすごく出る。
つっても、ペダル達は左側に結構寄ってるんですけどね〜〜〜。PSAあるあるです。
5008同様に、ペダルの剛性感もやや低いなという感じ。私はすっかり慣れたので、大きな不満はありません。
しかし、しかしですよ、不満なところは他にあるのです。
フットレスト狭くないですか!? ていうか、プレートすら無いではないか!
5008には一応フットレストプレートみたいなのもあって、幅や長さには不満なかったんですが、508SWにはプレートも無く、狭い。うん、絶対に狭い。多分。
なんか後付けしようかな。。。
【不満(中)】フットレストプレートが無く、狭い
超絶かっこいいi-Cockpitですが、実は不満があるのです。
それはセンターディスプレイと液晶メーターの高低差と奥行きの差。
先ほど左右対称の話をしました。それを実現するにはディスプレイをここに持ってくるしかないことはわかっているのですが、センターディスプレイが液晶メーターよりも低く、手前に存在するので、ナビをチラッと確認するような場面での視線移動がやや大きく発生してしまいます。
5008はほぼ同じ高さに配置されていたんですよね〜。なので、視線移動はかなり少なく済んでました。
【不満(小)】センターディスプレイと液晶メーターの高低差が大きい
しかし、デザイン的な観点で見ると、かなりイカした配置です。ダッシュボード周りに立体感が生まれて、よりCockpit感が演出されているんじゃないかなと思ってます。
そして、ステアリング位置に近い高さで手前にあるので、タッチ操作はかなりしやすくなりました。(ディスプレイがドライバー側に傾いているのもポイントです。)
視認性の部分では「んー」と思うことがありますが、操作性が良くカッチョ良くなったので良し!あとはディスプレイがワイドだったら…(後でまた語りますw)
ステアリング
i-Cockpitの肝となる超小径ステアリングにスポットを当てていきます。(夜のステアリングめちゃくちゃかっこいくないですか?)
ステアリングはもちろん本革巻き。イボイボが付いているので滑りづらいのも良い点。
そして、GT/GT Lineにはカッパーアクセントが用いられ、ステアリングにもコッパー色のステッチが装飾されています。これが地味に大好き。
パドルシフトはステアリングから生えてないのです。ステアリングを回しても、パドルシフトは位置固定ということ。
5008も同じで、最初は空振りすることも多々あったんですが、固定に慣れると逆に位置を見失いづらいことに気付きます。
ということで、パドル固定に関しては、私は良い点として捉えてます。
また、内装レビューという観点から少し逸れますが、「D」レンジに入っているときに、2回素早くパドルシフトをクリックしても、1回のクリックしか受け付けられずに1段しかシフトチェンジしないという問題が改善されていません。(6ATの5008にも同様の問題がありました。)
マニュアルモードにしてしまえばこの問題は解消されますが、やや鬱陶しい部分。是非とも改善してほしいポイントです。
左上の人間様が喋ってるようなボタンを押すと、iPhoneを繋いでいればSiriが起動します。
その右側のくるくるするやつは、液晶メーターの表示タイプを変更するもの。(本記事後半で紹介します。)
下側の+ーボタンは音楽の音量変更ボタンです。
受話器ボタン押せば、電話かかってきたときにハンズフリーで電話に出ることができます。
こっちのくるくるするやつは選曲機能を持ってます。下方向に回せば次の曲へ、上方向に回せば前の曲にという感じ。
LISTはプレイリスト表示機能ですが使ったことない。SRCは、ラジオ、Bluetooth、CarPlayといった、どの音声を流すかのソースを選択するためのボタンです。
ライト設定にはOFFがありません。最小でもスモール。この状態だと牙ライトだけが光ります。
そして、付け根の方をくるっと回すとフォグライトが点灯状態になります。(フォグライトはバックフォグのみ)
上下に倒すことでウィンカー作動。ちょっとだけ倒すと3回点滅のやつです。車線変更等では多用します。
ワイパーは下に倒すとAUTO作動。ただ位置は0の位置に戻ってきてしまい、エンジンを切ったらAUTO設定は記憶されません。
手前に倒すとフロントウィンドウのウォッシャー。
先っぽを回すとリアワイパーが作動。
先端のボタンを押すと、液晶メーター右側にトリップメーターが表示されます。(数秒間)
ステアリング奥に見えるレバーはクルーズコントロールを作動させるもの。かなり昔からこのレバー方式を採用しているようですが、ブラインド操作もやりやすいですし、ステアリングスイッチもごちゃごちゃしないので、個人的にはベストな配置。
後ろから見るとこんな感じで生えてます。全然邪魔にならないし、視界にすら入ってきませんw
液晶メーター
メーターデザインは文句なしでかっこいいっす。5008とデザインは共通なので、私にとっては少し新鮮味は足りないところではありますが。
次期208に採用される3D i-Cockpitが508にも搭載されていたらな〜なんて思うこともしばしば。(実際に目にしたことはなんですけどね。)
液晶メーターに表示する内容やデザインを変更することも可能です。この辺りは、ディスプレイ設定と合わせて記事の終盤で一気に紹介します。(不満も結構ありますw)
この助手席側から見る立体的な感じも良いんだよなあ。液晶部は結構奥に入り込んでます。
レザーのダッシュボードがきれいな曲線を描いて包み込んでる感じも堪らんのです。
ドアを開けたときにはライオンさんがお出迎えしてくれます。可愛いっしょ。
ダッシュボード
508SWの内装大好きポイントの第1位がダッシュボードです。このレザーの質感が堪らなくいい。ゴテゴテしてない、さらっと高級感。
2段の層になっていて、下側はカーボン調のデザインとピアノブラックでスポーティな印象を引き出してます。この立体感が素晴らしい。
ダッシュボードの形状も良くてですね〜、ディスプレイがドライバー側に向くようにクイっと曲がっていくところにセクシーさを感じます笑
さりげないコッパーステッチも主張しすぎず良いアクセントになってます。(コッパーステッチはGT/GT Line専用)
このデザインセンスには脱帽。一生見飽きないだろうなと思うくらい。
エアコンデザインもすごい好きだし、ピアノブラックの入れ方も憎い。デザイナーさん凄すぎるわ。
高級感が押し付けがましくないというかなんというか。デザインセンスで魅せる感じが私にはドンピシャなのです。
ベタ褒めしてますが、実はダッシュボード周りにも不満が、、
ダッシュボードの2段構えになっているところの間にメッキ加飾がされているのが分かると思いますが、海外仕様だとここにアンビエンスライトが装着されているのです。しかし、日本仕様はなんか変な謎規制に引っ掛かったのか付いてこない!!!
→追記:読者様からコメントをいただきまして、イギリス仕様車もダッシュボードのアンビエンスライトは無いみたいです。要するに右ハンドル仕様車だけアンビエンスライトが無いというこ。単なるコストカットのようですね。。
夜に撮影した全体像がこちら。
左側にチラッとブルーのアンビエンスライトが見えますが、これはドアトリムのアンビエンスライト。
これが、ダッシュボードに一直線入ったらめっちゃかっこいいのになあと思いませんかね?
なんか自作でやれんかなとか考え中。。w
【不満(大)】ダッシュボードのアンビエンスライトが右ハンドル車は省かれている
ダッシュボードは上部、下部共にソフト素材で覆われてます。下部のカーボン調の部分は、一見堅い素材でできているかと思うデザインなんですが、実はプニプニで柔らかいのです。
FOCALセンタースピーカーの存在感も抜群!目に見えるところのスピーカーデザインは非常に質感高く仕上がっています。
反面、ガラスへの映り込みがちょっと気になることも。
ドアトリム側にはアルミ調のツイーターが装着されています。触るとひんやりしています。
音の良さもそうですが、見た目の良さというところでも非常に満足度の高い装備です。
ドアトリム
ドアは前後ともにサッシュレス。これだけで毎日の乗り降りのテンション爆上げです。
ドアトリム全貌はこんな感じ。デザイン、質感ともに文句なし。
また、ドア1枚つき、ツイーター(上側にあるアルミ調のもの)1つと、スピーカー(下側にあるもの)1つが装着されます。(前後左右合わせて4ツイーター、4スピーカー。それにセンタースピーカーとラゲッジにあるサブウーファーが組み合わさります。)
このFOCAL Hi-Fiサウンドシステムは非常に満足度が高いです。納車直後はそんな大したことないか?とか思ってましたが、慣らし終わったのかすごい良いハーモニーを奏でてくれるようになりました。GT Lineを選んで一番良かったと思ってる部分だったりします。
上から、「ダッシュボードと同じレザー素材」→「メッキ加飾とアンビエンスライト」→「カーボン調のパネル(ここはハード素材)」→「ソフトレザー素材」といったサンドイッチになってます。プラ感は一切無し。
夜になると一直線に綺麗にアンビエンスライトが灯ります。(ここのアンビエンスライトはGT/GT Line専用)
鮮やかなブルーで色の変更は不可。
これがダッシュボードにも付いてたらなあ。。。
ドアハンドル部分もしっかりソフトパッドで覆われています。ここにもコッパーステッチを採用しています。
スイッチ類もメッキ加飾がされていてGOOD。
ドアポケットは、600mlペットボトルが立てて入るくらいのスペースがあります。
サイドシルにはPEUGEOTロゴ入りのアルミ調スカッフプレートが装備。(GT/GT LIne専用)
サイドシルの幅が結構広いので、背の低い女性は降りるときにちょっと苦労するかも。
センターコンソール
センターコンソールの美しさも508SWのインテリアの魅力の1つ。
洗練されたスマートなシフトノブに、ピアノブラックパネル。そして、サイド面にはコッパーステッチ付きソフトパッドを採用し、非常に上質な雰囲気に仕上がっています。
デザイン、質感には何の文句もありませんが、使い勝手の部分ではいくつか不満が。
電子パーキングブレーキは搭載されていますが、オートブレーキホールド機能は付いていません。PSAの車には未だかつてオートブレーキホールドが付いたことがないのです笑
私自身、オートブレーキホールド有りの車を所有したことがないので、別に無くても全然苦ではないのですが、どんなに楽になるのかなと体験したかったなという気持ちはあるので、小さな不満点として挙げておきます。
【不満(小)】オートブレーキホールド機能がない
センターコンソール奥側にはエンジンスタートとドライブモード切り替えスイッチが配置されます。
ドライブモードは「ノーマル」「コンフォート」「スポーツ」「エコ」の4種類から選択でき、アクティブサスペンションの電子制御ダンパーの性格がモードによって切り替わる、というところが素晴らしいポイント。
何万キロ走っても飽きる気がしません。
夜にはこんな風に光ってくれます。
シフトノブは、3008から採用されたPSAお馴染みのデザイン。かなり扱いやすいです。
8速ATを搭載していますが、「M」ボタンを押すことでマニュアルモードでの運転を楽しむことも可能。しかし、シフトノブによるマニュアルシフト操作はできず、パドルシフトでしか変速できません。
正直、楽なのはパドルでの変速なんですが、シフトノブをガチャガチャして変速する楽しさには全く敵いません。(個人の感想です。)
スタイリッシュな変わったシフトノブが増えてきていますが、MINIやBMWのようにデザインがシャレ乙になったとしても、ガチャガチャはできるようにしておいてほしいなと思う今日この頃でございます。
【不満(小)】シフトノブでガチャガチャ変速できない
シフトノブの文字もこんな感じに光ってくれて綺麗でございます。
シフトノブ横には蓋付きのポケットがあります。ピアノブラックで質感は高いですが、触る機会が多いので指紋でベタベタになります。あと、細かい傷も目立ちやすい。
ポケットの広さはこんなもん。スマホ入れに推奨されていますすが、深さと長さが物足りません。
私のiPhoneXRを入れてみるとこんな感じ。Lightningケーブル接続部が、シガーソケット部に干渉してしまい、結構工夫しないと蓋を閉めることができません。というか、ここにシガーソケット要らんぜ。。
というか、元々カバーを付けていたんですが、カバー有りだとどう頑張っても閉まりません。(このために外しました。。)
【不満(小)】ちょいデカいスマホを入れると蓋を閉めるのに苦労する
→次に紹介するL字コネクタケーブルにより解消!!
L字型のコネクタ買えばうまく収まるかなとか思ってたりします。(↓のケーブル注文してみました。また結果は報告します笑)
頑張って閉めれば閉まるので大きな不満とはなっていないんですが、さらに大きな不満が潜んでます。
この蓋は、Pushして開ける方式になりますが、Lightningケーブルがポケットの縁に乗っかっちゃってる状態で蓋を閉めてしまうと、ケーブルが邪魔でPushができなくなり、蓋が開かなくなりますwww
こうなると、無理やり引いてこじ開けて、細い棒か何かでケーブルをどかしてあげないといけなくなります。(既に5回くらいハマっていて、いつか壊すんじゃないかと冷や冷やしています。)
【不満(大)】ケーブルが干渉して、蓋が開かなくなることがある
→こちらも、上記30cmのL字コネクタケーブルを使用することで解消されました!
まだ、不満があります笑
それはポケットの中の素材。中身はプラスチックでございます。プラスチックだから質感が低い!という話をしたい訳ではもちろんありません。
プラスチックであることで起きる問題は「音」の部分。ハード素材なので、スマホがポケットの中でガチャガチャ動いて、そこの干渉音が微妙に気になる存在になってしまうのです。
ここも不織布とか貼れば改善できそうかなと思ってますので、購入して付けてみた際にはまた紹介します。(↓のやつを注文してみました。)
【不満(中)】ポケットの中がハードプラなので、スマホを入れるとガチャガチャ煩い
→上記テープを購入し付けてみましたが、もう少しクッション性の高い物じゃないと効果無さそうです。もう少し探します!
そうそう、先ほどの写真ではポケットの奥側からケーブルが伸びていましたが、ポケット奥に穴が存在し、このように穴を通して配線を隠してあげることができるのです。
5008のときは配線が見えるのがちょっとした不満でしたので、これは大変気に入ってます。
後、センターコンソールには空洞下には非接触充電機能が備わっています。
めちゃくちゃ置きづらい位置にありますし、私はCarPlay有線接続しかしないのでここにはスマホ置いてません。
ちなみに一日試乗時に、ここにスマホ置いてワインディング走ったら、横Gによりスマホが落ちましたw
ドリンクホルダーは横に2つおける感じで使い勝手は案外良いです。
シフトノブでマニュアル操作ができてたら、ここの配置はかなり邪魔だったでしょうね。
ホルダー内には爪が存在し、ホールド性も良く、運転中にガタガタ動くこともありません。600mlペットボトルもしっかり収まりました。
ドリンクホルダーにもアンビエンスライトが付いてます。(こちらはAllureでも光る様子)綺麗です。
ドリンクホルダーのすぐ後ろには、観音開きのコンソールボックスがあります。肘掛けの位置としても個人的には問題無し。
前愛車5008には、コンソールボックス内に小物を入れる小スペースが用意されていたのですが、508SWでは廃止された模様。ごちゃっと詰め込んでます。
機能面では不満はありますが、この美しさを見せられちゃうと全部許してしまいます笑
センターディスプレイ
はい、問題のセンターディスプレイです。
本国では10インチワイドタイプのディスプレイが選択可能であるのですが、日本仕様はご覧の通り左右の黒縁が大きい8インチタイプのみが導入されています。恐らく、本国ナビありきの10インチということなのでしょう。
こちらがイギリス仕様の10インチワイドセンターディスプレイ。あーかっこいいなあ。8インチと10インチではかなり印象変わります。
使い勝手の部分ではそんなに大差ないんでしょうが、見た目が違いすぎる。
日本仕様が8インチであることが、最後まで購入の足かせになってました。なんか悔しいもん!プンスカ!
【不満(大)】センターディスプレイが日本仕様は8インチのみ
しかし、この鍵盤スイッチは美しい。このスイッチを押すと、センターディスプレイの表示内容が切り替わる感じです。(記事終盤で一気に紹介します。)
3008や5008でも採用されていた鍵盤スイッチですが、さらに洗練されたデザインに進化してくれたなと、個人的には大満足の部分。
そしてこの鍵盤、夜になるとアイコンが光ってくれるのですよ。素晴らしい。
鍵盤スイッチの下には、タッチ式のボタンが備わってます。(主にエアコン操作系)
カチカチと押す感じでは無く、タッチだけでON/OFFが切り替わる感じ。タッチしたときの効果音も気持ちよくて好きだったりします。
5008ではセンターディスプレイからしかアイドリングストップをOFFに出来ませんでしたが、508では左から二番目のボタンでいつでもON/OFF切り替え可能。地味に嬉しい。
そして、運転席・助手席にはシートヒーター機能が備わっていて、左右端のボタンで暖かさを3段階で調整可能です。
欲を言えばシートベンチレーションあったらな〜なんて思います。
運転席・助手席シート
ということで、続いては運転席・助手席のシートを紹介していきます。
GT Line専用のファブリックとレザーのコンビシートですが、カジュアルフォーマルな雰囲気があってデザインはかなり好みです。以前乗っていた5008GTのアルカンタラシートも素晴らしかったですが、508SW GT Lineのファブリックシートの質感も素晴らしい。
そして、このシートなんですが、実はランボルギーニのウルスと同じシートを利用しているみたいなんですよ!(WONDERFUL CAR LIFEのUUさんから教えてもらいました。)
これはもうランボルギーニに乗っていると言っても過言ではないな。(過言である)
サイドサポートの張り出しはしっかりありますが、それほどタイトではありません。ゆったり包み込んでくれる居心地がいいシートです。(自分の体格的には308GT Lineのシートの方がジャストフィットでした。)
ヘッドレストもレザーとファブリックのコンビ。(GTの場合はヘッドレストはフルレザー)
ヘッドレストの高さ調整は、ヘッドレスト横にあるボタンを押して行います。(最初存在に気づいてなく苦戦してましたw)
シートは8wayパワーシートを採用。パワーシート初体験だったりしますが、良いっすねパワーシート。
丸いボタンはマルチランバーサポートを調整するやつです。
そして、手前にあるスイッチはマッサージ機能ON/OFFボタン!これが運転席にも助手席にも付いて来るというのがありがたい限り。妻が大喜びしております。
でもねでもね、何故かメモリー機能がGT Lineには付いてこないのですよ。GTにはついてるのに。
まあ、私しか運転しないのでメモリー機能の有無はそこまで重要な訳ではないのですが、パワーシートにしてくれるんだったらGTと同じようにメモリーも付けて欲しかったよ。この差別化は謎すぎるよ。
【不満(小)】GT Lineには運転席メモリー機能が付いてこない
マッサージ機能は気持ちよくて妻も喜んでいるので満足しているんですが、細かい不満があります。
マッサージ機能をONにした状態でエンジンを切ると、次の日にエンジン再始動した時にもそのON状態が引き継がれたままになっていることがあるのです。(100%ではない気がする。)
別に記憶されてもいいだろと思われるかもしれませんが、助手席側がONになっているときが厄介。
助手席側のマッサージ設定画面を呼び出すためには、助手席側に配置されているマッサージボタンを押すしか手段が提供されていないのです。
なので、助手席に誰も座っていない場合、私が助手席の端っこまでグイーッと腕を伸ばしてボタンを押して止める必要があるのです。(マッサージ動いてると、ウィンウィン若干うるさいです。)
【不満(小)】助手席側マッサージ設定を、ドライバー側からも簡単に変更できるようにしてほしい
追記:読者様からコメントいただきまして、センターディスプレイのi-Cockpit Amplify設定画面からプロファイルのリセットを実行することでマッサージ機能をOFFにできるということを教えていただきました。これもやや面倒臭い作業にはなりますが、グイーッと手を伸ばさなくても消すことができるみたいです。
左が一番後ろ、右が一番手前にシートを出した状態。
左が0、右が100だとすると、身長170cmの私は75くらいの位置に合わせてます。
シートのお尻の位置を変えずに、座面の角度を変えることも可能。
左が最も水平に近い状態、右が一番角度がついた状態です。
左が0、右が100だとすると、私は80くらいの位置に合わせてます。角度がついてた方がどっしり安定する感じがします。
左が一番低い状態、右が一番高い状態です。
私は最も低い状態で運転してます。身長が高い訳ではないのですが、ダッシュボード位置もあまり高くなく、姿勢良く運転すればボンネットも認識することができる感じです。
やっぱりこの着座位置の低さが魅力的。
シートの座面の長さを調整することも出来ます。(ここは手動で動かします)
左が完全に格納された状態、右が最も長くしている状態です。
左が0、右が100とすると、大体半分の50くらい座面長くして座ってます。
腰の位置あたりの空気を膨張させるマルチランバーサポートの機能も付いてます。(膨らむ高さ位置も細かく変更可能)
左が完全にしぼんでいる状態、右がMAXに膨張している状態です。
私は今のところ完全にしぼんでいる状態で使ってます。なんか空気でパンパンになるせいか、クッション性が薄くなって逆に居心地悪くなっちゃってます。
実はマルチランバーサポート無しのAllureのシートの方が居心地良かったりするのかも。。
【不満(小)】ランバーサポートのエアーに、やや違和感を覚える
まあでも、時々マッサージ機能は使わせてもらっていて気持ちがいいので、総合的にはこのシートに満足しています。なんせランボルギーニだもの(違う)。
助手席・グローブボックス
助手席側の足元空間は広く申し分ないかなと思います。足も預けやすい感じ。
発煙筒側にあるレバーでボンネットが開きます。エクステリアレビューで紹介しましたが、ボンネットダンパーが装備されているのは地味に嬉しかった。
相変わらずのグローブボックスの収納力の無さ。右ハンドルフランス車の宿命でございます。
何か物を入れるとしたら、右側の30%幅のところにしか入りません。車検証なんか絶対入りません。
ただ、起毛仕上げになっていて、無駄に質感が高い笑
ETCはグローブボックス右側の天井にくっついてます。
508SWはETC2.0が標準装備!
「カードの有効期限は〜です。」とか喋らないのは2.0になったからなのかな?
この劇狭いグローブボックスを有効活用するにはマスクを入れるしかないなと、フラとこさんのツイートを見て私も真似しだしましたw 完全にジャストフィットです。
これは素晴らしいアイデア!早速真似してみます🤣
— くるすぺ@車好きのブロガー (@grade_car_spec) May 18, 2020
ほんとにマスクくらいしか置けるものない…笑 https://t.co/ISUnfuTacz
外出するにも、まだまだマスクは手放せない状況。車に乗ってから「あ、忘れた!」とならないように、車にマスクを沢山積んでおきましょう。グローブボックスも幸せそうです。
運転席・助手席周りのその他装備
運転席・助手席共に、サンバイザーにはLEDライト付きのバニティミラーが装着されています。某一生声変わり中の方も喜んでました。笑
ルームライトはもちろんLED。白色系のライトで、3つのライトはそれぞれ独立してON/OFFも可能。
あれ、スイッチがないぞ!
そうなのです、こちらタッチセンサー式になっていますので、ライトの部分を指で触ってあげればON/OFF切り替えることができるようになってます。最初は使いづらいかもな〜とか思ってましたが、慣れると案外使いやすいですよ。
フロントガラス上部にはETC2.0の装置が付いてました。田舎なんで2.0の恩恵は全然得られないんですけどね〜。
508SWの後席をチェック!
ここまでお付き合いありがとうございます笑 前席だけで相当なボリュームになってしまいましたが、後席やラゲッジルームも紹介していきますよ!
小さなお子さんがいる方であれば、下記記事も是非ご参考にしてください。
ドアトリム
後席ドアトリムの質感も、運転席側のドアトリムと同等の質感の高さを誇っているのが嬉しいです。
素材やデザインは共通のもので、FOCALのアルミ調のツイーターまでも後席ドアに装備されていて、文句なしの質感の高さです。
このFOCALスピーカーが好きすぎるんだよなあ。
ドアトリム上部も、前席同様にレザーが用いられています。
後席ドアポケットにはペットボトルが入るようなスペースはありませんでした。
5008に乗っていた時は、ここにボックスのティッシュを入れてたりしたんですが、このスペースでは全然入りません。。(前席ドアにも入りませんでした。)
ティッシュを置くならセンターコンソールボックス一択ですね。
【不満(小)】前席も後席もドアポケットにボックスティッシュが入らない
後席居住性
私の508SWは、後席はジュニアシートとチャイルドシートで埋まってしまってますが、何もつけていない時の空間はこんな感じ。4790mmという全長の割にはそれほど広くないなと感じる方も多いかもしれません。
また、全高1420mmというかなりの低さであるものの、頭上空間は案外ゆとりがあって、圧迫感を感じるレベルでは全くありません。5008から乗り換えても、ここの窮屈感は全然感じることはありませんでした。
ジュニアシートに座っている娘。頭上空間に結構ゆとりがあることが分かっていただけるかなと思います。
また、足元空間は4歳児が足を伸ばして届いてしまうくらい。
ちなみに、このタブレットホルダーはAmazonで購入した社外品です。
このタブレットホルダーは、タブレットを掴むところをワンタッチで外すことができます。
タブレット使わない時は、掴むところを外してあげれば、見た目もすっきりですし、変なカチャカチャ音も鳴らないので結構いい買い物できたなと思ってます。
こんな感じで、掴むところを外しておくことができます。見た目もそんなに気にならないです。
というか、このシートの背面デザインがすごいカッコいいんですよね〜〜。UUさんが利用されているフォルクスワーゲン純正のキックガードを買おうと思っているのですが、背面がカッコ良くてもう少し見ていたいなという気持ちが強く、まだ購入に至っていない現状です笑
おはようございます😄
— UU (@WCLBlogAuthor) April 26, 2020
新潟は曇りです☁️
3008にチャイルドシート(非ISOFIXタイプ)とキックガードを取り付けしました。
キックガードはフォルクスワーゲンのものを、もう7年位使ってます。
耐久性抜群で、蹴られまくっても穴一つ空いてません。
1つ4,000円弱と少し高めですが、費用対効果高し。 pic.twitter.com/Y9VF3N3cYU
後席センターにはドリンクホルダー付きのアームレストが付いてます。600mlペットボトルもなんとか入りました。
よく、娘と息子と遠くのコンビニに行って、ジュース買って帰るみたいなドライブを楽しむんですが、子供たちもうまくドリンクホルダーを活用してくれてます。(以前は飲み終わった紙パックは床にぽい〜されてましたが、ちゃんとここに置いてくれるようになりました笑)
また、アームレストを倒すと、ラゲッジルームに簡単に手を伸ばせるような穴も用意されてます。(もちろん閉じておくこともできます。)
ちなみに後席シートにはリクライニング機能は付いていません。私の場合はジュニアシートとチャイルドシートで埋まるので必要性が全くありませんが、付いてて欲しかったな〜と思う方もいらっしゃるかなと思います。
後席用のエアコンと充電用のUSB電源2口も用意されています。ただし、風量設定などは出来ず。5008では風量設定ができていたので少し残念なポイントです。
あと、デザインもちょっと素朴すぎるかなw プラスチック素材になってしまっていますし、もう少しイカした雰囲気が欲しかったな〜ってのは正直なところです。
【不満(小)】後席用エアコンデザインが質素でやや安っぽい
あとはセンタートンネルの盛り上がりが鬱陶しいです。いつも後席に寝かせる形で傘を置いていたんですが、こんな感じで浮いてしまいます。
FFなんだけどなあ。それだけフロア全体が低く仕上がっているってことかもしれません。
【不満(中)】後席センタートンネルの盛り上がり
USBポートのところにはLEDランプが設定されています。
後席上部中央にはルームランプがありませんが、ウィンドウ上部に小さなランプが配置されています。(こちらもタッチでON/OFF切り替え)
小さなランプではありますが、しっかり足元まで照らしてくれますのでご安心を。天井周りがすっきりするのも良いです。
508SWのラゲッジルームをチェック!
続いてはラゲッジルームの紹介です。容量的には530Lとワゴンにしてはやや控えめな数字かもしれませんが、十分広いです。後席を畳んであげれば1780Lの容量が確保できます。
ラゲッジフックレールやステンレスシルプロテクターが標準装備されていて、使い勝手の面でも抜かりありません。
GT/GT Lineにはハンズフリー電動テールゲートが搭載されています。下記記事でも語ってますが、ハンズフリーの誤検知がかなり少なくなっているので、十分実用的に使えます。
チャイルドシートを立てて積んでみました。チャイルドシート4台くらい入りそうです。
移動可能なフックは、左右のレールに2個ずつ付いています。取り外すことも可能です。
ラゲッジルーム側面上部には、後席シートを遠隔で畳むことができるレバーが装着されています。
左右の側面にはLEDライトとゴムバンドが配置されています。車検証はここに挟んであげるのがベストかなと思ってます。
また、左側面のみにシガーソケットも配置されます。シガーソケットに刺さっているのはBluetooth対応のFMトランスミッターでございます。
このトランスミッターは、先ほど紹介した子供にタブレットを見せるときの音声再生用です。iPadから流れる音声を、Bluetoothでトランスミッターに送り、このトランスミッターからFMに飛ばし、ラジオで508SWのスピーカーから音を流すといった感じです。
508SW自体にもBluetoothは備わっていますが、CarPlay接続と同時接続ができないこと、そして、音声遅れが結構あるので、こういう形を取ってます。音質もそこまで悪くないです。
右側面には、サブウーファーが設置されています。ただ、運転席から遠いせいか、サブウーファー設定を最大にしても、そんなに低音が響く感じにはならないです。308のDENONスピーカーの方が低音は凄いと思う。
トノカバーもう装備されていて、2パターンの設置ができます。上の写真は収納されている状態ですね。
また、GT/GT Line専用装備として、セパレーションネットも付いています。こちらはトノカバーを外さないと利用することができません。
→追記:読者様から、リアシートを一度畳めばトノカバー付けたままでもセパレーションネットを出せるということを教えていただきました。
床下にはスペアタイヤと工具が収納されています。
508SWの液晶周りを詳細チェック!
さて、ラストは液晶周りの表示パターンを一挙に紹介していきます!
液晶メーター4パターン
液晶メーターは、「ダイヤル」「ドライブ」「パーソナル」「最小」の4パターンの表示形式から選ぶことができます。
こちらが「ダイヤル」表示。
液晶メーターではありながら、コッパー色のメタリック感をうまく演出できていて、お気に入りのデザインです。
反時計回りのタコメーターにはすっかり慣れました。左右対称感がさらに強調されて美しいです。
こちらが「ドライブ」表示。
ACCの作動状況や、レーンキープ、レーンポジショニングアシストの作動状況をリアルタイムに見ることができる表示モードです。
右側の空きスペースが勿体ないなと思ってしまうのは私だけでしょうかw ここに音楽情報とか、トリップメーター固定で表示できるとか選べたら良いのにな〜といつも思います。
【不満(小)】ドライブ表示のメーターの右側の空きスペースが勿体ない
こちらはレーンポジショニングアシストが作動している状態のときのメーターです。
デジタル表記の速度の下には、ACCで設定している最高速度が緑字で表示されます。その右側には速度標識も。
100km/hの横にあるステアリングマークが緑色に光っている状態が、レーンポジショニングアシストが作動している証拠です。
508SWのレーンポジショニングアシストの実力は相当のモノ。非常に滑らかにトレースしてくれます。
ちなみにレーンポジショニングアシストのON/OFFは、ステアリング横の物理スイッチで切り替えられます。(一番左の緑色に光っているボタン。緑色に点灯していればON)
ただ、ここのスイッチをONにしていても、ACCを作動させなければレーンポジショニングアシストが作動することはありません。
一番右側の赤く光っているボタンは、レーンキープアシスト(車線逸脱防止)のON/OFFボタンです。こちらは赤く点灯していればOFF。5008にはなかったので、簡単にOFFができるようになってありがたいです。
ちなみに真ん中のボタンを2回押すと、ラゲッジが開いたり閉じたりします。
パーソナルは左右に好きな情報を表示することができるモードです。
上の写真では、音楽とトリップメーターを表示するようにしています。
メーター上に音楽再生情報を表示するには、このパーソナルを使うしかないんですよね〜。センターディスプレイの位置がやや低いので、どの表示形式でも音楽情報くらいは表示して欲しいところ。
いや、そんな高望みはしないでおきます。写真左側に「iPod」と表示されていますが、CarPlayで音楽再生していると、ここの表示が常に「iPod」になってしまうのです。これはバグでしょう。。
5008でも同じ問題があり3年経っても改善されていないという悲しみ。是非ともソフトバージョンアップで対応して欲しいものです。
【不満(大)】CarPlay接続時、メーター上に曲名情報が表示できない
最小モードは左右に何も表示しないというかなりシンプルな表示。私は使ったことありません笑
また、66万円ほどするフルパッケージオプションを付けた場合は、「ナイトビジョン」という赤外線カメラによる前方映像を表示することが可能になります。さらに赤外線カメラで人や動物を検知すると警告表示までしてくれ、夜間のドライブを更に安全にしてくれる優れものです。
508SWのグレード解説の中でも言及しましたが、こんな機能は他メーカーにも中々無い機能だと思いますので、これは標準装備にして多くの人に体験していただきフィードバックもらったり、評判を上げてもらうのがよかったんじゃないかなーと思ってしまいます。
【不満(中)】新機能ナイトビジョンが66万円ほどするフルパケオプションを選ばないと使えない
また、本国仕様のものは、液晶メーター内にナビ画面を表示することもできるのです。
国内仕様では、本国ナビが設定されないために、液晶メーターにナビも表示できないし、センターディスプレイも8インチになってしまっています。
本国のナビが日本の地図にも対応してくれれば、この辺りが一気に解消するので、是非ともPSAジャパンさんには頑張って欲しいなと思うところでございます笑
【不満(中)】日本国内仕様車は、液晶メーター内にナビを表示できない
センターディスプレイ設定
続いては、センターディスプレイに表示できる画面を紹介してまいります。上の写真で見えているピアノ鍵盤スイッチの左から順番に紹介していきます。
音楽再生画面
音楽再生画面はこんな感じ。サムネイルが小さいです。
ただ、私はCarPlayのAmazon Music画面を表示するようにしているので、このUIはほとんど見る機会がありません。
右下のオプションを押すことで、音響の設定画面を表示できます。
「トーン」では、「低音」「中音」「高音」のイコライザ設定ができます。だいぶざっくりですね笑
私の508SWでは、写真のように低音と高音をちょい上げしてます。お好みでどうぞ。
「バランス」では、サラウンド感やセンタースピーカーとサブウーファーの強さを設定できます。
正直、サラウンドとサブウーファーの設定を変えても、違いをあまり実感できません。。特にサラウンド。この部分は今後、録音してみたりしっかり検証していきたいと思います。
あ、そうそう。なんか同じ508でも、サラウンドとか設定できない個体があるみたいです。。この辺りはしっかりして欲しいなあ。
どこに音を集めるかという設定もできます。私は基本全座席にしてサラウンド感を楽しんでます。
ドライバーにすると、音がくっきりして、小音量でもボーカル音がかなり聞き取りやすくなります。
エアコン設定画面
続いてエアコン設定画面。はい、センターディスプレイ上でしか温度設定は変えることができません。
しかし、AUTOが案外優秀なので、21.5くらいに設定しておけば、夏も冬もある程度快適に過ごせます。ちなみに、この21.5の単位は℃ではなく、プジョー独自の単位のものです。
オプション設定では、AUTOモード時の風量の強さを3段階で設定できたり、左右独立した温度設定にするかどうかを選べます。
また、納車後初めて知ったんですが、室内を新鮮な空気で満たしてくれるエアクオリティシステムというのが搭載されていました。効果がどれくらいあるかは定かではないですが、嬉しい装備です。5008に付いてませんでした。
ただ、5008についていたパフュームディフューザーと呼ばれる3種の香りを出してくれる機能は無くなってしまいました。
ナビ画面
えー、なんと、プジョー508SWには”あの”パイオニア製ナビが標準装備されてしまいます笑
このナビ、使い勝手がいまいちであることはまだ許せますが、音楽やラジオを聴いているときにナビ案内が流れると、音楽やラジオ音声が完全にシャットアウトされてしまうという問題が潜んでます。これは早くなんとかしてくれい。
このナビ、5008とかでディーラーオプションで付けると工賃込みで25万くらいします。正直なところ、ナビ無しで25万安で売って欲しかったです。
ナビは、目的地を設定していなくても、「この先、右折専用レーンがあります。」なんていきなり喋り出します。そしたら音楽はブツ切りに。。。
鬱陶しいので、このナビの音量は0にしてやりました。(上の設定画面参照)
ちなみに、CarPlayのGoogle Mapなどを使えば、音楽がブツ切りになることはありません。
【不満(中)】要らないナビが標準装備されてくる
車両設定画面
車両設定画面は、大きく「ドライビング機能」と「車両設定」の2つで構成されます。
ドライビング機能タブでは、インテリジェントハイビームやパーキングセンサーのON/OFFを切り替えることができます。
車両設定タブは、4つの中項目に分かれています。
UI的な話になりますが、別にここタブで分ける必要なくて、この画面に「ドライビング」のボタン用意してあげればよかったんじゃないかとも思いますw
こちらが「パーキング」の設定項目。電格ミラーがOFFになっていますが、この設定だけ「電動格納ミラーを無効にしますか?」という設定になっているので、OFFにすると電動格納ミラーが機能するというややこしい設定ですw
こちらが「ライト」の設定項目。
フォロミーホームライトとウェルカムライトはON/OFFだけでなく、歯車マークからライトが光る時間を設定することが可能です。
続いて「コンフォート」の設定画面。
アンビエンスライトは、照度を7段階で設定可能です。
先ほど、日本国内仕様はダッシュボードのアンビエンスライトは光らないと不満を挙げましたが、設定画面は海外仕様のものw あ〜こんな感じに光ってくれたら最高だなあ。(センターコンソールのQi充電のところも青く光るのか!?)
「セーフティー」では先進安全装備系のON/OFF設定ができます。
アクティブセーフティブレーキ(衝突軽減ブレーキ機能)に関しては、作動タイミングを3段階で設定可能。基本全部ONで良いでしょう。
電話画面
iPhoneをケーブルで繋いでる状態なら、「電話」アイコンの鍵盤スイッチを押すことでCarPlay画面を表示できます。
ほぼほぼこの画面を表示してドライブしてます。
とても要らない画面
i-Cockpit Amplifyは、一番右端の鍵盤スイッチで直接呼び出せるので、実質ここの画面は「写真」のためだけにある画面です。
写真機能は、USBメディアにある写真を画面上に表示できるという誰得機能。(iPhoneの中の写真は認識されません、あくまでUSBメモリに入っている写真のみ。)
背景とかに設定できるならまだしも、写真をこのディスプレイで見たいとは思わないです。もちろん動画は流せません。。。w
i-Cockpit Amplify画面
えー、画面上部の日本語訳がなんか微妙ですが、i-Cockpit Amplifyという機能では、「Boost」モードと「Relax」モードというものを選べます。
こんな感じで、音響設定、マッサージ機能、走行モードといった設定を自由にカスタマイズして、ボタン1つで呼び出して適用することができるという機能です。(あんまり使いません。w)
初期設定では、マッサージ機能がONになっているので、Amplify設定をBoostにした途端にマッサージが動き出してビビりました。
また、メーターデザインは「Boost」と「Relax」それぞれ専用のデザインが用意されています。
Boostは赤くスポーティな印象のメーターデザインに。
Relaxは、針が当たるところだけ明かりが灯るという演出で、落ち着いたリラックスできる雰囲気のメーターデザインになります。Relaxのメーターデザインは面白くて結構好き。
共通設定画面
共通設定画面は、各画面の右上に表示されている歯車アイコンをタップすることで遷移できます。Wifiとありますが、これは日本では使えない機能です。
基本的に、「明るさ」と「システム設定」を変更するための画面と思っていただければOKです。
「明るさ」では、センターディスプレイや液晶メーターのバックライトの”夜間時の”照度を変更できます。(日中の明るい時間帯では常に照度MAXの状態になります。)
個人的には少し暗めがオススメです。
「システム設定」の中には6項目の設定が用意されています。
またシステム設定がありますが、このボタンは設定の初期化ボタンです。(誤訳かな。)
スクリーン設定は、先ほど紹介したバックライトの照度設定画面を呼び出します。
「アンビエンス」では、液晶メーターやセンターディスプレイのアクセントカラーを変更できます。(Allureの場合はBLUE一択のはず。)
BLUEにするとこんな感じのメーターになります。これもこれでカッコイイ。けどやっぱりCOPPERが好きだな。
「パーソナリゼーション」では、液晶メーターの表示モードを「パーソナル」にしたときに表示する内容を変更できます。メディアがCarPlay接続時にもちゃんと表示されればなあ。。。
言語を変更することも可能です。実は今、私の508SWは英語に設定してあげてます。理由はカッコイイ感じになるからっていうだけですw
日本語では「スポーツ」「コンフォート」とカタカナ表記でしたが、ここは英語の方がカッコいいよう。
最後に〜不満点のまとめ〜
とてもとても長い記事、ここまで見てくださりありがとうございます!
色々不満点もあげていきましたが、インテリアのデザイン性というところでは一級品だと思ってます。このデザインを見れば不満もどこかに吹き飛んでしまいます()。
買う前から分かっていた不満も多くありましたが、買ってから分かった不満もやっぱり見つかってくるものですね〜。こういうところも可愛がって愛してあげたいと思います笑 完璧すぎる車よりも、ちょっと欠点がある車の方が可愛く感じるものです。改めてフラットに見つめ直してあげることで、より508SWに愛着が湧いてきました笑
では最後に、不満点を大中小別にまとめて記載しておきます。参考になれば幸いです〜。
その他508SWのオーナーズレビュー記事は下記ボタンからどうぞ!
すごい取材量ですね!「あー、あるある!」と思いながら拝読しました。
個人的にワーストスリーは、「要らないナビ」「途切れる音楽」「iPhone xの置き場所」ですね。
それとドライバーズシートのポジションメモリーに関しては昔からプジョーは謎で腹立つところです(苦笑)。我が家では家内も運転するので必須なのです。。20年近く前に買った406ブレークグリフではドアミラーまで連動するポジションメモリーだったのに、先代508SWではグリフ、アリュール共にパワーシートなのにポジションメモリー設定は無し。フラッグシップなのに?と思ったら1年後に1stアニバーサリーモデルにだけ設定とか..意味わからん!それだけ移設も出来ないし。
今回の508もGTのみ。せめてオプション設定、大したコストでもないのだから全車標準にすれば良いのに。。
読んで頂きありがとうございます!!ワースト3はとても共感できますw
メモリー機能の謎差別化は昔からそうだったんですね…
個人的に、パワーシートメモリー無し版とメモリー有り版で分けて作る方がコストかかるんじゃないかとか思ってしまいますw ここは本当変な差別化ですよねぇ。。
ディーラーのセールスも我々以上に困ってますよね、顧客に説明のしようがないし(苦笑)
もう一点地味?なところではフロントのシートベルトアンカーのハイトアジャスターが新508では廃止された事。つまらんコストカットですね。。
確かな営業さんは苦しいですよね…
先代はシートベルト高さ調整もできたんですか!付けておいてくれればいいのにと思ってしまいますね…笑
夜中に目が覚め、一気読みしました。
音楽が途切れるのは本当に萎えます。15年前の日本のナビがこれでした。ナビは前車VWに比べると使いやすいのですが、音楽は途切れなかったし、センターディスプレイに地図表示されます。
後はフットレストプレートなしは不満ですね。一瞬付け忘れられたのかと思いました。いいのあったら紹介してください。
読んで頂きありがとうございます!
15年前と変わらないというのは何とも残念ですね…泣
ナビの使い勝手自体は特段悪い訳ではないですが、音声が途切れるのは最悪なので音量0に踏み切ってます笑
フットレスト、ほんとつけ忘れかと思いますよねw またご報告します!
くるすぺさん初めまして!
この記事含め、508swの記事を見まくって、私も508SW GT LINEのオーナーになってしまいました!
もう、他の記事にも書かれている通り、気持ち良すぎで一気に距離が伸びてしまっています。
この記事を見て色々インテリア情報も仕入れました。
ちなみに、私の車は、音響設定が少なく、高音・低音、バランスだけで、サラウンドやウーファー設定はありませんでした。笑
事前に記事を読んでいたので、どっちかなーと思っていたのでそこまで落ち込まずにすみました。笑
デザインと乗り味で全てを許せてしまう、不思議な車ですね!
みやっちさん
ご連絡ありがとうございます!508SW GT LINEオーナー仲間になれて嬉しい限りです!
音響設定はほぼ変わらないので特に気にされなくて大丈夫だと思います笑
私は納車から2年経ちましたが、このデザインはいつ見ても飽きないし、いつ見てもかっこいいなあと眺めてしまいます。なので次の愛車選びが辛いです。笑
乗るごとにまた乗り味もよくなっていくと思いますので、じっくり堪能していってください!