仏車大好き人間くるすぺです。
2022年のGWに、本ブログではお馴染みWONDERFULCAR LIFE管理人のUUさんとプチオフ会をしてきました。UUさんは3008 GT Line BlueHDiに乗られていて、私は508SW GT Lineに乗ってます。
「金曜一人だからどっか遠く行こうかなー」という構ってちゃんツイートに反応してくれて「オフ会しましょうか!」と誘ってくれる神UU兄様。
UUさんはオフ会の次の日に爆速で記事を上げてくださってますので、是非こちらも楽しんでください!
というわけで、どんな風に記事を書こうかなと悩んだのですが、
久しぶりに3008に乗り、508SWと並べて写真を撮ったりして改めて感じた”フランス車の魅力”というものを、自分なりにまとめてみました。(フランス車と言ってもやっぱりプジョー中心になっちゃうのですが。)
「これは違うだろー!」「これもあるだろー!」というご意見あれば是非コメントいただければと思います!
中々かっこよく美しく3008&508SWを撮れたかな?とも思っているので、是非写真も楽しんでいただけると嬉しいです。
フランス車の魅力 7選
1. 抜群のデザインセンス
やはりなんと言ってもデザインがすごい。
美しいだけでは終わらない深みのあるデザイン。1台1台に込められたデザイナーの思いをひしひしと感じ、眺めるだけで頬が緩んでくるのです。こんな幸せな時間を良き価格で提供してくれることが最も分かりやすい魅力ではないでしょうか。
ある車の登場により、プジョーのデザインの勢いはグッと増したように感じます。
そう、Peugeot 3008でございます。
世界的にSUVブームが起こっている中、どこの誰とも似つかないSUVが生み出されました。
発売から5年ほどの時間が経っていますが、全く色褪せることがありません。最もデザインセンスが光るSUVの1台ではないかと私は感じています。
いつ見ても目を奪われてしまう車です。写真に収めるのが楽しくてしょうがない。笑
マイナーチェンジにより大きく顔が変わりましたが、全体のフォルム、リアビューとのバランスを考えたときに、マイナーチェンジ前の3008のデザインが最も完成されたデザインだなと個人的には感じます。
機械なんだけれども、どこか動物的で温かみのある雰囲気があり、生き物であるかのような躍動感がある。私はそう感じてます。
そして、3008/5008の後に登場したのが508/508SWとなります。これがまた凄いデザインを纏ってきたのです。
3008のデザインコンセプトを踏襲した上で、とんでもないアクセントを発明してきました。
牙デイライトです。
一眼でプジョーだと分かるアイデンティティ。この牙によってグッとフロントフェイスが引き締まり、より美しくかっこよく、逞しく見せてくれるのです。
そして、3008、508SW共にリアビューが素晴らしく良いのです。
3008はコンパクトSUVらしい撫でたくなるような可愛いお尻、508SWはスタイリッシュワゴンらしい妖艶なお尻。プジョーの車はどの車もまずお尻から眺めてほしいと思うほどに、リアビューデザインが天才的なのです。
どのお尻も個性があってそれぞれがいい。そしてボディカラーも魅力的な色ばかりで困ってしまいます。
2. 心地良いだけじゃ表せない乗り味
フランス車というと乗り心地の良い車というイメージがあるように思いますが、個人的には乗り心地が”面白い”という表現がしっくり来てます。
単に穏やかで揺れが少ないというだけでなく、路面の状況をしっかり伝えてきてくれる濃い乗り味なのです。
路面状況や天候によって大きく乗り味が変わってきます。まるで生き物かのように変わる乗り味、それが面白いのです。
3008には2年振りに試乗させていただきましたが、納車直後よりもかなり脚がまろやかになっていると確信しました。この足捌きはマジで絶品です。距離は私の508SWと同じ20000kmを超えたくらいでした。
長く乗って変化していく乗り味を感じるのも楽しいでしょうし、いい距離走っている中古車を買っていいところどりするのもめちゃくちゃアリだと思います。
そうそう、トーションビームという名前だけで毛嫌いする方が一定数いるように感じますが、プジョーの車は508/508SWを除き他は全てトーションビームを採用しています。
もちろん電子制御ダンパー+マルチリンクサスを採用する508/508SWの乗り味も絶品ではありますが、走り方や走る場面によってはトーションビームを採用する3008の方が気持ちいい乗り味だと感じるところも多々あります。
トーション=ダメという考えはとりあえず捨てて、フランス車に乗ってみましょう。
3. シートが良すぎる
次の車にフランス車以外を選ぼうと考えたときに、一番気がかりなのがシートの出来栄えです。
シートデザインの美しさもそうですが、シート形状の良さなのか何なのか分かりませんが、とにかく長距離を運転しててもどこもかしこも痛くならないのです。
惜しいところはシートベンチレーションを搭載する車が無いことでしょうか。(2022年発売となったDS4はオプションで選択が可能みたいですね。)
ただ、マッサージ機能が付いている車種も多く存在し、508、3008にも搭載されています。私自身はあまり使わないですが、助手席に座る妻は常にマッサージを使っていてご満悦のようです。
運転時の腰、肩の痛みに悩んでいる方は、ぜひ一度フランス車に試乗してみてください。世界が変わるかもしれません。
4. i-Cockpitが楽すぎる
プジョー限定になってしまいますが、i-Cockpitは画期的な発明です。超小径ハンドルを採用し、メーター類を小径ハンドルの上から覗くというスタイルで運転するという新しい価値観を生み出しました。
このi-Cockpit、慣れると運転がものすごく楽になります。
おすすめのステアリングポジションは、目一杯下に下げた位置にすること。これでi-Cockpitの真価を味わえます。
腕の位置が下がることで、長時間同じ姿勢で運転していても疲れにくいですし、タイトなコーナーでもクイクイっと曲がってくれて独特な気持ちよさを味わうこともできます。個人的には女性が運転する際にもオススメしたい。
508SWにこの小径ステアリングがベストマッチとまでは言えないかなという気持ちもありますが、3008と小径ステアリングの組み合わせは抜群に良い。トーションビームリアサスペンションとの相性が良いのかもしれません。
そして、メーターはステアリングの上から覗く形になるので、視線移動がかなり少なく済むのも地味に疲れづらさに効いてきます。
さらに、ちょっとでもだらけた姿勢になるとメーターがステアリングに被って見えなくなってしまうので、自然と良い姿勢を保って運転を続けられる効果もあるんじゃないかなと思ってたりします。姿勢を崩さなくてもどこも痛くならないシートの出来の良さがあってのことかもしれませんが。
5. SUVでも楽しめないと許さない
3008と小径ステアリングの組み合わせは抜群に良いと先ほど述べましたが、このクラス、この価格帯において3008以上に運転を楽しめるSUVって他にないんじゃないか?とすら思うほど、操るのが楽しい車です。
「SUVだからゆったり走れればいいよ」なんて考えは一切持っていないのでしょう。
「SUVだろうがMPVだろうが、楽しくなくちゃ車じゃねえ!!」とは言い過ぎかもしれませんが、そんな精神すら感じます。
3008の素晴らしいところは、重たいディーゼルエンジンを積んでいても曲がるのが楽しく仕上がっていること。どんな魔法を使っているのか分かりませんが、クイクイ頭が入っていくんです。
ホイールベース、サスペンション、前後重量バランスといった諸々が奇跡的な配分なのかもしれません笑 重たさをうまく活かしているみたいな感じ? 直進安定性もめちゃくちゃに高いんですよねえ。
乗れば乗るほど不思議な車。
楽しいSUVをお探しであれば、まずはフランス車乗ってみましょ!
6. どのエンジンを選んでもハズレ無し
PSAグループのエンジンは大きく分類して4種類のエンジンが用意されています。
- 1.6 PureTech (180PS, 250Nm)
- 2.0 BlueHDi (177PS, 400Nm)
- 1.2 PureTech (130PS, 230Nm or 100PS, 205Nm)
- 1.5 BlueHDi (130PS, 300Nm)
PureTechはガソリンターボエンジン、BlueHDiはディーゼルターボエンジンとなっていて、本当に甲乙つけ難い厳選されたエンジンラインナップとなっています。なので、パワートレインをどれにするかをめちゃくちゃ悩みます。そこだけが難点。
私が乗っている508SWに搭載されるエンジンは1.6 PureTech。澄み渡るエンジンサウンド、吹け上がり感に惚れ込みこのエンジンを選びましたがめちゃくちゃ満足度が高いです。普段乗りでも非常に扱いやすいですし、ワインディングなどではマニュアルモードで低いギアを選択して高回転域まで回してあげると、美しく勇ましい音色を奏でてくれ高揚感を得ることができます。
そしてUUさんの3008に搭載されるエンジンは2.0 BlueHDi。これもまたインパクト大な加速フィールの持ち主であり大好きなパワートレインの1つです。(508SWの前に購入した5008は、2.0 BlueHDiを搭載していました。)
低速域の軽快感は薄いものの、中間加速時のトルクの太さにはいつ乗ってもすげえなあーと感嘆してしまいます。回転数は全然上がっていかないのに、坂道をグングン加速していっちゃうフィーリングは快感以外の何者でもありません。
7. 大は小を兼ねない
ラインナップどれを選んでも間違いない車ばかりなんです、全部楽しい。
大きすぎる車を作らないところも個人的にはいいなと思っている部分。人間が使いやすい車、操って楽しい車だけをしっかり作ってくれている感じがします。
そして、「大は小を兼ねる」という言葉は仏車にはまったく当てはまりません。
それは各々の個性がしっかりと出ているから。
プジョーだけでなくシトロエン・DSも然り、ルノーだってそう。各々個性がしっかりあってそれぞれの楽しさ・良さがあるのです。
開発陣のプライドみたいなものも感じます。売れることも大事だけど、作り手が妥協しないで自信を持って送り出すことに重きを置いてくれているような、なんとなくですがそんな思いを感じるのです。
これまで試乗してきた仏車の試乗レポートリンクを貼っておきますので、興味が沸いたら是非読んでみてください!
最後に
家族で糸魚川に来たら是非「いっさく」へ!(詳しくはUUさん記事参照w)
いっさくではUUさんと色々なお話をしましたが、本当にいい人だなと改めて感じます。自分にとっては仏です。
ブログを通じてできた縁を大切にするためにも、本ブログ「くるすぺ」を自信を持って良いブログだ!と自分が思えるように頑張っていきたいと思います。
ちなみにWONDERFUL CAR LIFEは、4月の月間PVが20万を超えました!これ本当すごいです、ブログ仲間として誇らしい。
今後ともWONDERFUL CAR LIFEのご愛読をよろしくお願いいたします!!